JP2556702Y2 - シートバックのロック装置 - Google Patents

シートバックのロック装置

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JP2556702Y2
JP2556702Y2 JP1992024790U JP2479092U JP2556702Y2 JP 2556702 Y2 JP2556702 Y2 JP 2556702Y2 JP 1992024790 U JP1992024790 U JP 1992024790U JP 2479092 U JP2479092 U JP 2479092U JP 2556702 Y2 JP2556702 Y2 JP 2556702Y2
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JP
Japan
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seat back
striker
inner panel
wheel house
mounting member
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義文 田岡
正雄 千村
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、リヤシートのシートバ
ックを前倒姿勢に回動可能に構成し、このシートバック
にて車室内とトランクルームを仕切ってある自動車にお
いて、シートバックを起立姿勢でロックするためのシー
トバックのロック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のリヤシートのシートバックを起
立姿勢と前倒姿勢との間で回動可能に構成し、このシー
トバックにて車室とトランクルームを仕切ることによ
り、車室からトランクルームにわたる長尺の荷物を積載
することが可能である。このような自動車においては、
通常使用時にシートバックを起立姿勢に固定するための
ロック装置が必要である。そのロック装置としては、実
開昭62−103745号公報、実開昭63−7304
7号公報や実開昭63−75437号公報等に開示され
ているように種々の構成のものが知られている。
【0003】上記ロック装置においては通常、図3に示
すように、車体20側にストライカ22を取付け、シー
トバック21側にストライカ22に係脱可能なフック機
構23を配置した構成とされている。そのストライカ2
2は、図4に示すように、略U字状に曲げ成形したワイ
ヤ24の両端部を取付板25の両側部に溶接にて固着す
るとともに、取付板25の端縁部でワイヤ24直角に折
り曲げて構成されており、その取付板25をリインホー
スメント27を裏面に配置したホイールハウスインナパ
ネル27にボルト・ナット28にて締結して取付けてい
る。なお、ホイールハウスインナパネル26との接合面
となる取付板25の中央部がホイールハウスインナパネ
ル26から浮き上がらないように、取付板25の両側部
のワイヤ24の固着部を上方に湾曲させている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記のような
ロック装置の構造では、ストライカ22をホイールハウ
スインナパネル26にリインホースメント27を裏打ち
して取付けているので、シートバック21に作用する負
荷やシートバック21を起立状態に復帰させる際の衝撃
力がホイールハウスインナパネル26に伝達され、この
ホイールハウスインナパネル26における板厚の厚いス
プリングサポートブラケット29との境界部に応力が集
中し、この部分に亀裂が発生する恐れがあるという問題
があった。
【0005】この問題に対して、リインホースメント2
7をスプリングサポートブラケット29に重ね合わせて
スポット溶接したり、一体化させることも考えられる
が、実際には作業性や組立工程面で実施困難である。さ
らに、図2に仮想線で示すように、ストライカ22の取
付板25に延長部25aを設け、取付時に延長部25a
でスプリングサポートブラケット29に橋渡しする方法
も考えられるが、延長部25aが変形して補強効果が失
われる恐れがある。
【0006】本考案は、このような従来の問題点に鑑
み、ストライカに作用する力を円滑に厚肉のスプリング
サポートブラケットに伝達できてホイールハウスインナ
パネルに亀裂を発生する恐れのないシートバックのロッ
ク装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、前倒姿勢と起
立姿勢をとることができるように前後回動可能なシート
バックを起立姿勢でロックするため、車体のホイールハ
ウスインナパネルにストライカを取付け、シートバック
にストライカに係脱可能なフック機構を配置したシート
バックのロック装置において、断面形状がコ字状でかつ
ホイールハウスインナパネルからその上部に配設されて
いるスプリングサポートブラケットまで延びる長さを有
する取付部材と略倒立U字状のワイヤにてストライカを
構成し、ワイヤの両端を取付部材の対向側板に固着した
ことを特徴とする。
【0008】
【作用】本考案によれば、ストライカが断面形状コ字状
の取付部材と略倒立U字状のワイヤから成り、断面係数
の大きな断面形状コ字状の取付部材がスプリングサポー
トブラケットまで延びているので、ストライカに作用す
る力が円滑に板厚さの厚いスプリングサポートブラケッ
トに伝達され、ホイールハウスインナパネルとスプリン
グサポートブラケットの境界部に応力が集中して亀裂を
発生する恐れはない。また、略倒立U字状のワイヤの両
端部を取付部材の対向側板に固着して曲げ加工していな
いので曲げ加工費が少なくて済むとともにワイヤのロッ
ク位置精度も出し易い。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1、図2を参照
して説明する。
【0010】図1において、1は前倒姿勢と起立姿勢を
とることができるように前後回動可能なシートバックで
ある。2は車体側の内装パネル、3はホイールハウスイ
ンナパネルであり、その上部は板厚の厚いスプリングサ
ポートブラケット4に接合されている。5はシートバッ
ク1を起立姿勢でロックするためのロック装置であり、
シートバック1に配設されたフック機構6と、車体側の
ホイールハウスインナパネル3に取付けられたストライ
カ7にて構成されている。
【0011】フック機構6はストライカ7に対する係合
位置と係合解除位置との間で回動可能なフック8と、フ
ック8の係合解除位置への回動を阻止又は許容する状態
に切り替えるロック解除機構9とを備えている。
【0012】ストライカ7は、図2に示すように、断面
形状がコ字状でかつホイールハウスインナパネル3から
その上部に配設されているスプリングサポートブラケッ
ト4まで延びる長さを有する取付部材11と略倒立U字
状のワイヤ12にて構成されている。取付部材11の一
対の対向側板13の所定位置には、取付部材11の取付
面に対して垂直方向の円弧溝14がプレス成形され、こ
の円弧溝14にワイヤ12の両端部を嵌合させて溶接に
て固着されている。また、取付部材11の取付面には一
対の取付用のボルト穴15が形成され、その一方は長穴
に形成されている。そして、このストライカ7は図1に
示すように、ホイールハウスインナパネル3上に配置さ
れ、その裏面にリインホールスメント10を配置して取
付用ボルト16とナット17にて取付けられている。
【0013】以上の構成のロック装置5によると、スト
ライカ7が断面形状コ字状の取付部材11と略倒立U字
状のワイヤ12から成り、かつ断面係数の大きな断面形
状コ字状の取付部材11がスプリングサポートブラケッ
ト4まで延びているので、ストライカ7に作用する力が
板厚が厚く強度の大きいスプリングサポートブラケット
4に円滑に伝達される。従って、ホイールハウスインナ
パネル3とスプリングサポートブラケット4の境界部に
応力が集中してホイールハウスインナパネル3に亀裂を
発生する恐れはない。
【0014】また、略倒立U字状のワイヤ12の両端部
を取付部材11の対向側板13に固着して曲げ加工して
いないので曲げ加工費が少なくて済み、更にワイヤ12
の両端部を対向側板13に形成した円弧溝14に嵌合さ
せて溶接し、位置精度の悪い曲げ加工を行わないのでワ
イヤ12のロック位置精度も出し易く、かつ溶接作業も
容易である。
【0015】
【考案の効果】本考案のシートバックのロック装置によ
れば、ストライカが断面形状コ字状の取付部材と略倒立
U字状のワイヤから成り、断面係数の大きな断面形状コ
字状の取付部材がスプリングサポートブラケットまで延
びているので、ストライカに作用する力が板厚の厚いス
プリングサポートブラケットに円滑に伝達され、ホイー
ルハウスインナパネルとスプリングサポートブラケット
の境界部に応力が集中して亀裂を発生する恐れを無くす
ことができ、また略倒立U字状のワイヤの両端部を取付
部材の対向側板に固着して曲げ加工していないので曲げ
加工費が少なくて済むとともにワイヤのロック位置精度
も出し易い等の効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のシートバックのロック装置における一
実施例の縦断面図である。
【図2】同実施例におけるストライカの斜視図である。
【図3】従来例のシートバックのロック装置の縦断面図
である。
【図4】同従来例のストライカの斜視図である。
【符号の説明】
1 シートバック 3 ホイールハウスインナパネル 4 スプリングサポートブラケット 5 ロック装置 6 フック機構 7 ストライカ 11 取付部材 12 ワイヤ 13 対向側板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前倒姿勢と起立姿勢をとることができる
    ように前後回動可能なシートバックを起立姿勢でロック
    するため、車体のホイールハウスインナパネルにストラ
    イカを取付け、シートバックにストライカに係脱可能な
    フック機構を配置したシートバックのロック装置におい
    て、断面形状がコ字状でかつホイールハウスインナパネ
    ルからその上部に配設されているスプリングサポートブ
    ラケットまで延びる長さを有する取付部材と略倒立U字
    状のワイヤにてストライカを構成し、ワイヤの両端を取
    付部材の対向側板に固着したことを特徴とするシートバ
    ックのロック装置。
JP1992024790U 1992-04-17 1992-04-17 シートバックのロック装置 Expired - Fee Related JP2556702Y2 (ja)

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JPH0582649U JPH0582649U (ja) 1993-11-09
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