JP2556559Y2 - 回路基板用コネクター - Google Patents
回路基板用コネクターInfo
- Publication number
- JP2556559Y2 JP2556559Y2 JP1991001185U JP118591U JP2556559Y2 JP 2556559 Y2 JP2556559 Y2 JP 2556559Y2 JP 1991001185 U JP1991001185 U JP 1991001185U JP 118591 U JP118591 U JP 118591U JP 2556559 Y2 JP2556559 Y2 JP 2556559Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connector
- circuit board
- conductive
- terminal
- conductive sleeve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、テレビ、オー
ディオ、ＶＴＲ、ＯＡ機器等の回路基板と他の回路基板
との間の電気的な接続に使用される積層用の回路基板用
コネクターに関する。
ディオ、ＶＴＲ、ＯＡ機器等の回路基板と他の回路基板
との間の電気的な接続に使用される積層用の回路基板用
コネクターに関する。
【０００２】
【従来の技術】ホルダー本体に複数の貫通孔が形成さ
れ、各貫通孔内にはコネクターピンが装着され、コネク
ターピンは、導通スリーブと、この導通スリーブの一端
に抜け出ないように挿入されてホルダー本体の一方の面
から突出する導通接触子と、導通スリーブ内にあって導
通接触子を外方へ押し出す弾力を与えるばねと、導通ス
リーブの他端から一体的に突設された棒状の導通端子と
を有する積層回路基板用コネクターが知られている。こ
の種のコネクターの導通接触子は第１の回路基板の回路
に接触させられ、また棒状の導通端子は第２の回路基板
の孔を貫通させて、半田付けにより第２の回路基板の回
路に導通させられる。
れ、各貫通孔内にはコネクターピンが装着され、コネク
ターピンは、導通スリーブと、この導通スリーブの一端
に抜け出ないように挿入されてホルダー本体の一方の面
から突出する導通接触子と、導通スリーブ内にあって導
通接触子を外方へ押し出す弾力を与えるばねと、導通ス
リーブの他端から一体的に突設された棒状の導通端子と
を有する積層回路基板用コネクターが知られている。こ
の種のコネクターの導通接触子は第１の回路基板の回路
に接触させられ、また棒状の導通端子は第２の回路基板
の孔を貫通させて、半田付けにより第２の回路基板の回
路に導通させられる。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た積層回路基板用コネクターは、コネクターピンの導通
スリーブ内に導通接触子を外方へ突出して抜出ないよう
にしてばねで付勢して挿着している関係上、コネクター
ピンの導通スリーブを短縮して導通接触子の摺動範囲を
少なくすると、導通接触子と第１回路基板との接触調整
の許容範囲がなくなり、導通接触子と第１回路基板との
間に接触不良を起すおそれがあり、導通スリーブとそれ
を保持するホルダー本体の高さを妄りに短縮化すること
は困難である。
た積層回路基板用コネクターは、コネクターピンの導通
スリーブ内に導通接触子を外方へ突出して抜出ないよう
にしてばねで付勢して挿着している関係上、コネクター
ピンの導通スリーブを短縮して導通接触子の摺動範囲を
少なくすると、導通接触子と第１回路基板との接触調整
の許容範囲がなくなり、導通接触子と第１回路基板との
間に接触不良を起すおそれがあり、導通スリーブとそれ
を保持するホルダー本体の高さを妄りに短縮化すること
は困難である。
【０００４】他方、従来の技術では、第２回路基板の各
回路にコネクターピンの導通端子を垂直に貫通して設
け、第２回路基板の回路ターミナルに導通端子を半田で
接続しているため、第２回路基板の下位に他の回路基板
を他の回路基板用コネクターを介して接続するとき、導
通端子の端部や半田が邪魔になり、各回路基板の間の間
隙を小さくして積層用回路基板用コネクターとして薄型
化することが困難である。
回路にコネクターピンの導通端子を垂直に貫通して設
け、第２回路基板の回路ターミナルに導通端子を半田で
接続しているため、第２回路基板の下位に他の回路基板
を他の回路基板用コネクターを介して接続するとき、導
通端子の端部や半田が邪魔になり、各回路基板の間の間
隙を小さくして積層用回路基板用コネクターとして薄型
化することが困難である。
【０００５】本考案は、上述した事情に鑑みてなされた
ものであって、各回路基板の間の間隙（積層ピッチ）を
短縮化することにより、薄型化した積層の各回路基板を
構成できるようにし、組立て調整を簡素化して量産によ
る省力化を図ると共に、各コネクターピンのピッチ間隔
を密にしてコネクターとしての機能の向上を図ることを
可能にする、面実装型による基板間薄型化の接続用コネ
クターを提供することを目的とする。
ものであって、各回路基板の間の間隙（積層ピッチ）を
短縮化することにより、薄型化した積層の各回路基板を
構成できるようにし、組立て調整を簡素化して量産によ
る省力化を図ると共に、各コネクターピンのピッチ間隔
を密にしてコネクターとしての機能の向上を図ることを
可能にする、面実装型による基板間薄型化の接続用コネ
クターを提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本考案の回路基板用コネ
クターは、絶縁性ホルダー本体に複数の貫通孔が形成さ
れ、各貫通孔内にはコネクターピンが装着され、コネク
ターピンは、導通スリーブと、この導通スリーブの一端
に抜け出ないように挿入されてホルダー本体の一方の面
から突出する導通接触子と、導通スリーブ内にあって導
通接触子を外方へ押し出す弾力を与えるばねと、導通ス
リーブの他端から一体的に突設された短軸とからなり、
ホルダー本体の他方の面には前記各短軸を収容する端子
溝が形成され、短軸には板状端子の基部がはめられて電
気的に接続され、板状端子は端子溝内でコネクターピン
の軸線方向に直交する方向に延びてホルダー本体から突
出していることを特徴とする。
クターは、絶縁性ホルダー本体に複数の貫通孔が形成さ
れ、各貫通孔内にはコネクターピンが装着され、コネク
ターピンは、導通スリーブと、この導通スリーブの一端
に抜け出ないように挿入されてホルダー本体の一方の面
から突出する導通接触子と、導通スリーブ内にあって導
通接触子を外方へ押し出す弾力を与えるばねと、導通ス
リーブの他端から一体的に突設された短軸とからなり、
ホルダー本体の他方の面には前記各短軸を収容する端子
溝が形成され、短軸には板状端子の基部がはめられて電
気的に接続され、板状端子は端子溝内でコネクターピン
の軸線方向に直交する方向に延びてホルダー本体から突
出していることを特徴とする。
【０００７】
【実施例】以下、本考案を図示の実施例について説明す
る。
る。
【０００８】図１および図２において、符号２０は、絶
縁材からなる細長い四角柱状ホルダー本体を示し、この
ホルダー本体２０には、千鳥状配置の複数の貫通孔２１
（図３）が穿設されており、各貫通孔２１には、図３に
示すように、コネクターピン２２が圧入により抜け出な
いように図において上方へ突出して挿入されている。ホ
ルダー本体２０の図における下面には、各コネクターピ
ン２２ごとに端子溝２６が形成されている。端子溝２６
は、コネクターピン２２の長手方向に直交する方向にホ
ルダー本体２０の長い方の側壁２０ａ（図１）に開放さ
れるように形成されている。
縁材からなる細長い四角柱状ホルダー本体を示し、この
ホルダー本体２０には、千鳥状配置の複数の貫通孔２１
（図３）が穿設されており、各貫通孔２１には、図３に
示すように、コネクターピン２２が圧入により抜け出な
いように図において上方へ突出して挿入されている。ホ
ルダー本体２０の図における下面には、各コネクターピ
ン２２ごとに端子溝２６が形成されている。端子溝２６
は、コネクターピン２２の長手方向に直交する方向にホ
ルダー本体２０の長い方の側壁２０ａ（図１）に開放さ
れるように形成されている。
【０００９】各コネクターピン２２は導通スリーブ２３
を有し、その内部に導通接触子２４を外方へ突出して抜
出ないようにしてコイルばね２５で付勢して挿着し、導
通スリーブ２３の図における下部に短軸２３ｄを設け、
弾力を有する板状の端子２３ａを端子溝２６へ係合する
ように図において水平に位置させ、かつ端子２３ａの基
部を短軸２３ｄにはめて半田２９で固定している。端子
２３ａは途中部分が段状に形成されている。また、各端
子２３ａはホルダー本体２０よりはみ出るように延びて
いる。
を有し、その内部に導通接触子２４を外方へ突出して抜
出ないようにしてコイルばね２５で付勢して挿着し、導
通スリーブ２３の図における下部に短軸２３ｄを設け、
弾力を有する板状の端子２３ａを端子溝２６へ係合する
ように図において水平に位置させ、かつ端子２３ａの基
部を短軸２３ｄにはめて半田２９で固定している。端子
２３ａは途中部分が段状に形成されている。また、各端
子２３ａはホルダー本体２０よりはみ出るように延びて
いる。
【００１０】図４に示す本考案の他の実施例では、絶縁
材からなる細長いホルダー本体２０にコネクターピン２
２を千鳥状等の配置で挿着し、各コネクターピン２２の
導通スリーブ２３内に導通接触子２４を図における上方
へ突出して抜出ないようにしてコイルばね２５で付勢し
て挿着し、導通スリーブ２３の図における下部に短軸２
３ｅを設け、この短軸２３ｅの外周に弾力を有する板状
の端子２３ｂの基部の短筒部２３ｆを圧入状にはめて図
において水平に固定し、かつ端子２３ｂを端子溝２６へ
係合させ、これによって各回路基板の積層ピッチを小さ
くし、薄型化している。この実施例では、短筒部２３ｆ
の内端部分から板状端子２３ｂを一体的に横方向に突設
し、それをさらにＬ字状に屈曲して形成されている。
材からなる細長いホルダー本体２０にコネクターピン２
２を千鳥状等の配置で挿着し、各コネクターピン２２の
導通スリーブ２３内に導通接触子２４を図における上方
へ突出して抜出ないようにしてコイルばね２５で付勢し
て挿着し、導通スリーブ２３の図における下部に短軸２
３ｅを設け、この短軸２３ｅの外周に弾力を有する板状
の端子２３ｂの基部の短筒部２３ｆを圧入状にはめて図
において水平に固定し、かつ端子２３ｂを端子溝２６へ
係合させ、これによって各回路基板の積層ピッチを小さ
くし、薄型化している。この実施例では、短筒部２３ｆ
の内端部分から板状端子２３ｂを一体的に横方向に突設
し、それをさらにＬ字状に屈曲して形成されている。
【００１１】以上のように構成された２つの実施例の回
路基板用コネクターは、その導通接触子２４が図示しな
い第１回路基板の回路ターミナルに接触導通させられ、
またその端子２３ａ，２３ｂの面が図示しない第２回路
基板の回路ターミナルに接触させられて半田により固定
され、導通させられる。端子２３ａ，２３ｂが段状また
はＬ字状に屈曲していることによって、これら端子の面
を第２回路基板のターミナルに面接触させることができ
る。
路基板用コネクターは、その導通接触子２４が図示しな
い第１回路基板の回路ターミナルに接触導通させられ、
またその端子２３ａ，２３ｂの面が図示しない第２回路
基板の回路ターミナルに接触させられて半田により固定
され、導通させられる。端子２３ａ，２３ｂが段状また
はＬ字状に屈曲していることによって、これら端子の面
を第２回路基板のターミナルに面接触させることができ
る。
【００１２】
【考案の効果】以上述べたように、本考案によれば、ホ
ルダー本体に貫通孔を形成し、この貫通孔にコネクター
ピンをその導通接触子が外方へ突出するように挿入し、
このコネクターピンの導通接触子の位置する側と反対の
上記ホルダー本体の側の面に端子溝を形成し、各端子溝
内でコネクターピンの端子をコネクターピン軸線方向に
直角方向に設けてあるので、回路基板の積層ピッチを短
縮化することができるばかりでなく、薄型に積層した回
路基板を構成できる。また特に端子を板状にし、コネク
ターピン端部の短軸にはめ、かつ端子溝内に係合させて
取り付けるようにしたので、端子自体を曲げ作業により
回路ターミナルに接続するものに比し、端子が破損され
にくく、またコネクタピンの短軸への端子の取りつけが
容易である。そして、板状の端子は回路基板の回路ター
ミナルになじみ易く、半田付け等により確実な導通状態
をつくり易い効果がある。
ルダー本体に貫通孔を形成し、この貫通孔にコネクター
ピンをその導通接触子が外方へ突出するように挿入し、
このコネクターピンの導通接触子の位置する側と反対の
上記ホルダー本体の側の面に端子溝を形成し、各端子溝
内でコネクターピンの端子をコネクターピン軸線方向に
直角方向に設けてあるので、回路基板の積層ピッチを短
縮化することができるばかりでなく、薄型に積層した回
路基板を構成できる。また特に端子を板状にし、コネク
ターピン端部の短軸にはめ、かつ端子溝内に係合させて
取り付けるようにしたので、端子自体を曲げ作業により
回路ターミナルに接続するものに比し、端子が破損され
にくく、またコネクタピンの短軸への端子の取りつけが
容易である。そして、板状の端子は回路基板の回路ター
ミナルになじみ易く、半田付け等により確実な導通状態
をつくり易い効果がある。
【図１】本考案の回路基板用コネクターの一実施例の側
面図。
面図。
【図２】図１の回路基板用コネクターの平面図。
【図３】本考案の回路用コネクターの一実施例を示す断
面部分図。
面部分図。
【図４】本考案の他の実施例を示す断面部分図。
２０ ホルダー本体 ２１ 貫通孔 ２２ コネクターピン ２３ 導通スリーブ ２３ａ，２３ｂ 端子 ２３ｄ，２３ｅ 短軸 ２４ 導通接触子 ２６ 端子溝
Claims (1)
- 【請求項１】絶縁性ホルダー本体に複数の貫通孔が形成
され、各貫通孔内にはコネクターピンが装着され、コネ
クターピンは、導通スリーブと、この導通スリーブの一
端に抜け出ないように挿入されてホルダー本体の一方の
面から突出する導通接触子と、導通スリーブ内にあって
導通接触子を外方へ押し出す弾力を与えるばねと、導通
スリーブの他端から一体的に突設された短軸とからな
り、ホルダー本体の他方の面には前記各短軸を収容する
端子溝が形成され、短軸には板状端子の基部がはめられ
て電気的に接続され、板状端子は端子溝内でコネクター
ピンの軸線方向に直交する方向に延びてホルダー本体か
ら突出していることを特徴とする回路基板用コネクタ
ー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991001185U JP2556559Y2 (ja) | 1991-01-18 | 1991-01-18 | 回路基板用コネクター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991001185U JP2556559Y2 (ja) | 1991-01-18 | 1991-01-18 | 回路基板用コネクター |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04131883U JPH04131883U (ja) | 1992-12-04 |
| JP2556559Y2 true JP2556559Y2 (ja) | 1997-12-03 |
Family
ID=31898548
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991001185U Expired - Lifetime JP2556559Y2 (ja) | 1991-01-18 | 1991-01-18 | 回路基板用コネクター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2556559Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56158505A (en) * | 1980-05-10 | 1981-12-07 | Oki Electric Ind Co Ltd | Antenna device |
| JPS62202478A (ja) * | 1985-11-01 | 1987-09-07 | 株式会社 エムジ− | プラグ |
-
1991
- 1991-01-18 JP JP1991001185U patent/JP2556559Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04131883U (ja) | 1992-12-04 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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| EXPY | Cancellation because of completion of term |