JP2557419Y2 - 回路基板用コネクタ - Google Patents

回路基板用コネクタ

Info

Publication number
JP2557419Y2
JP2557419Y2 JP2177292U JP2177292U JP2557419Y2 JP 2557419 Y2 JP2557419 Y2 JP 2557419Y2 JP 2177292 U JP2177292 U JP 2177292U JP 2177292 U JP2177292 U JP 2177292U JP 2557419 Y2 JP2557419 Y2 JP 2557419Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductive
sleeve
terminal
connector
circuit board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2177292U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH065165U (ja
Inventor
鋼 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokowo Co Ltd
Original Assignee
Yokowo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokowo Co Ltd filed Critical Yokowo Co Ltd
Priority to JP2177292U priority Critical patent/JP2557419Y2/ja
Publication of JPH065165U publication Critical patent/JPH065165U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2557419Y2 publication Critical patent/JP2557419Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電子機器の回路基板間
あるいは回路基板と部品端子との間に差し込まれること
により一時に複数の回路を電気的接続するのに使用され
る回路基板用の表面実装コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のコネクタは、最近の電子機器の
小形化、高密度化のニーズに対応して超小形化の傾向に
あり、回路基板間の積層ピッチを短縮化した薄形の低背
コネクタが望まれている。
【0003】上述の薄形の表面実装用コネクタとして、
従来、図7に示すように絶縁材よりなるホルダー基体3
0に対し、これに配列保持されるコンタクト部材として
の接触端子が板バネ31により構成されているものが知
られている。この板バネ式のコネクタは、ホルダー基体
30に所定の配列で挿通保持された各板バネ31の接触
端子31aが、第1の回路基板32の回路ターミナルに
弾性的に圧接することで電気的に導通し、また他方の導
通端子31bが、第2の回路基板33の回路ターミナル
に対し例えばリフロー半田付けにより接続処理がなされ
て、上述の第1の回路基板32と第2の回路基板33と
の間の電気的な接続が行われるものである。しかして各
板バネ31の接触端子31aは、その先端接触部がhの
高さで弾性変位し、この弾性により所定の接触力が得ら
れるものであるが、板バネ12の先端接触部における弾
性変位の高さh(押し込み高さ)は、その高さが低いこ
とより回路基板32,33間の間隔精度が要求され、そ
の精度面より接触不安定を招き易い。また上述の押し込
み高さhを大きくすると、回路基板32,34間の積層
ピッチHが大型化する上に、板バネ31の弾性変位量も
大きくなってその弾性疲労によるヘタリを招くことより
接触不安定となる問題も派生する。
【0004】上述の問題を解決するコネクタとして、本
出願人は先に、図8に示されるような表面実装用のスプ
リング式コネクタを提案した。この先に提案したスプリ
ング式コネクタを、図8により説明すると、絶縁材より
なる細長いホルダー基体40には、所要の千鳥状配列に
沿って穿設された複数の貫通孔41を有していて、各孔
にコンタクト部材となる導通スリーブ42が挿入保持さ
れてあり、この各導通スリーブ42には、その内部に収
容されたコイルバネ43により上方へ弾性付勢された導
通接触子44が、スリーブ42内より上方へ抜け出ない
ように突出されていて、この導通接触子44が、第1の
回路基板45の回路ターミナルに弾性圧接することで電
気的に導通し、また導通スリーブ42の底部には、その
底面より直角に折曲げられたピン状の導通端子47が水
平に突出されていて、この端子47が、第2の回路基板
46の回路ターミナルに対し例えばリフロー半田付け処
理がなされて、第1の回路基板45と第2の回路基板4
6との間の電気的な接続が行われている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述の先に
提案した図8に示す表面実装用スプリング式コネクタに
おいては、導通接触子44が、回路基板45,46に対
し直角方向に作用するコイルバネ43により弾性変位す
るので、前述の図7に示す板バネ式のものに比して弾性
変位の高さh′(押し込み高さ)を大きくでき、接触不
安定を招く問題を解消できる利点を有する。しかし、導
通スリーブ42の底部に、その底面より突出して直角に
折曲げられた下部の導通端子47を形成するため、その
端子47の曲げ部が介在することより構造上、積層ピッ
チH′が、前述の図7に示す板バネ式の積層ピッチHに
比して大きくなり、電子機器の小形化、高密度化の要求
が進む中でコネクタが大型化するという問題点があっ
た。
【0006】本考案は、上述の事情に鑑み提案されたも
ので、前記図8に示す表面実装用のスプリング式コネク
タにおいて、そのコネクタを薄形化でき、電子機器の小
型化高密度化のニーズに対応できるコネクタを提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案によるコネクタは、絶縁材よりなるホルダ
ー基体に、所要の配列に沿って挿入保持された導通スリ
ーブを有し、この各導通スリーブの上部内に、スリーブ
内に収容されたコイルばねにより弾性変位可能に付勢さ
れてスリーブ内より上方へ抜け出ないよう先端頂部が外
部へ突出された導通接触子と、導通スリーブの底部から
ホルダー基体に開通した端子溝を通して水平に延びる導
通端子とを有し、上記導通端子を、スリーブ構成材の一
部を水平に屈曲してスリーブの高さ範囲内において一体
的に成形してなることを特徴とする。
【0008】
【作用】上記の構成によると、導通スリーブに支持され
た導通接触子が、これと対向する回路基板に対して直角
方向に作用するコイルバネにより付勢されて弾性変位す
るので先に提案した表面実装用スプリング式コネクタと
同様に、導通接触子の弾性変位高さ(押し込み高さ)を
大きくできるという利点が得られる上に、また導通スリ
ーブの底部に形成される端子が、スリーブ構成材の一部
を水平に屈曲してスリーブの高さ範囲内において一体的
に成形されていることで、先に提案されたものに比して
積層ピッチHを短縮化でき、コネクタの一層の薄型化を
可能にして間隔の狭い回路基板間等の電気的接続に対応
できる構造のコネクタが得られる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を、図面を参照して説
明する。図1ないし図3において、符号1は、絶縁材よ
りなる細長形状のホルダー基体であり、このホルダー基
体1には、所定の配列に沿ってコンタクト部材となる複
数のコネクタピン2が保持されている。また上述のホル
ダー基体1は、従来より公知のようにその両端部に設け
た取付け孔1aにノックピン、スプリングピン等の取付
け部材を介して第1の回路基板3に取付けられているも
のである。
【0010】上記コネクタピン2は、ホルダー基体1に
穿設された貫通孔5を介して各孔に挿入保持された導通
スリーブ21を有している。この導通スリーブ21の内
部には、コイルばね6が収容され、このコイルばね6に
より、スリーブ21の上部に抜け止めして収容された導
通接触子7が、その先端頂部を上方へ突出するように弾
性付勢されていて、この導通接触子7の先端頂部が、こ
れに対向する第1の回路基板3の回路ターミナルに対し
直角方向より所定の接触圧で圧接することにより電気的
接続が図られる構成にしている。
【0011】また上記導通スリーブ21を挿入保持した
ホルダー基体1の下部には、各導通スリーブ21の底部
に対応して水平方向に開通する端子溝8が設けてあり、
この各端子溝8を通して導通スリーブ21の底部から横
方向に延びる導通端子9が水平に導出され、各導通端子
9は、これが第2の回路基板4の回路ターミナルに対し
リフローはんだ付け処理により接続されて、各端子9と
第2回路基板4の回路ターミナルとが電気的に接続され
る構成としている。
【0012】本考案においては、上記導通スリーブ21
の底部に設けられる端子9が、図3に示されているよう
に各導通スリーブ21の高さDの範囲においてその底面
より下方に突出しないよう一体的に形成されていること
を特徴としている。
【0013】この導通スリーブ21と端子9を一体的に
成形する具体例を、図4ないし図6によって説明する。
図4は、第1の成形例を示すもので、その(A)は断面
図、(B)は平面図である。この例では、薄板を、プレ
ス加工により深絞り成型することによって導通スリーブ
の円筒部21aを形成する。この円筒部21aには導通
スリーブ21の底壁を形成する舌片部分21bと、端子
9を形成する舌片部分21cとが一体に形成されてあ
り、その一方の舌片部分2bを、矢印のように内側に曲
げ加工することにより導通スリーブ21の底壁が形成さ
れる。上述の導通スリーブの円筒部21a及び舌片部分
21b,21cはパイプ材を用いて一体的に成形しても
よい。このような成形加工による場合は、導通スリーブ
の円筒部21aの内径精度を高く製作できる。
【0014】図5及び図6は、第2及び第3の成形例を
示すもので、薄板を、図5及び図6の各(A)に示すよ
うに、形成する導通スリーブに対応して所要の展開形状
に板取りし、この板取りした板材には、導通スリーブ2
1の底壁となる舌片部分21bと、端子9となる舌片部
分21cとが形成されている。図7に示す例の場合は端
子9となる舌片部分21cが、スリーブの底面となる舌
片部分21bに形成されている。この板取りした板材
を、図5及び図6の各(B)に示すように、曲げ加工す
ることによって導通スリーブの円筒部21aが成形さ
れ、その曲げ加工後に、各舌片部分21b,21cを矢
印のように折り曲げることによりスリーブの底面及び端
子9が一体的に成形される。このような成形加工による
場合は、単一の板材を曲げ加工するだけでもって導通ス
リーブ21が形成されるので、部品数を少なくできる。
【0015】
【考案の効果】以上に説明した本考案によると、導通ス
リーブ21に支持された導通接触子7が、対向する回路
基板3に対して、その直角方向に作用するコイルバネ6
により付勢されて弾性変位するので先に提案した表面実
装用スプリング式コネクタと同様に、導通接触子7の弾
性変位高さh′(押し込み高さ)を大きくできる利点が
得られる上に、さらに本考案では、導通スリーブ21の
底部に形成される端子9が、スリーブ構成材の一部を水
平に屈曲してスリーブの高さ範囲内において一体的に成
形していることで、先の提案したものに比して積層ピッ
チH′がより一段と短縮化されてコネクタの薄型化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す表面実装用スプリング式
コネクタの断面図。
【図2】図1に示すコネクタの斜視図。
【図3】図1に示すコネクタピンの側面図。
【図4】コネクタピンを構成する導通スリーブと端子と
を一体成形する第1の成型例を説明する断面図(A)及
び平面図(B)。
【図5】同じくコネクタピンを構成する導通スリーブと
端子とを一体成形する第2の成型例を説明する板取り展
開図(A)、斜視図(B)。
【図6】同じくコネクタピンを構成する導通スリーブと
端子とを一体成形する第3の成型例を説明する板取り展
開図(A)、斜視図(B)。
【図7】従来例として知られている板バネ式表面実装用
コネクタの説明図。
【図8】既に提案されている表面実装用スプリング式コ
ネクタの断面図。
【符号の説明】
1 ホルダー基体 2 コネクタピン 21 導通スリーブ 3 第1の回路基板 4 第2の回路基板 5 貫通孔 6 コイルばね 7 導通接触子 8 端子溝 9 導通端子

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁材よりなるホルダー基体に、所要の
    配列に沿って挿入保持された導通スリーブを有し、各導
    通スリーブの上部内に、スリーブ内に収容されたコイル
    ばねにより弾性変位可能に付勢されてスリーブ内より上
    方へ抜け出ないように突出された導通接触子と、導通ス
    リーブの底部からホルダー基体に開通した端子溝を通し
    て水平に延びる導通端子とを有しており、 上記導通スリーブの底部に設ける導通端子を、スリーブ
    構成材の一部を水平に屈曲してスリーブの高さ範囲内に
    一体的に成形してなることを特徴とする回路基板用コネ
    クタ。
JP2177292U 1992-03-11 1992-03-11 回路基板用コネクタ Expired - Lifetime JP2557419Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2177292U JP2557419Y2 (ja) 1992-03-11 1992-03-11 回路基板用コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2177292U JP2557419Y2 (ja) 1992-03-11 1992-03-11 回路基板用コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH065165U JPH065165U (ja) 1994-01-21
JP2557419Y2 true JP2557419Y2 (ja) 1997-12-10

Family

ID=12064368

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2177292U Expired - Lifetime JP2557419Y2 (ja) 1992-03-11 1992-03-11 回路基板用コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2557419Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61177524U (ja) * 1985-04-26 1986-11-06
JP4608228B2 (ja) * 2004-03-30 2011-01-12 長野計器株式会社 圧力センサおよびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH065165U (ja) 1994-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7008266B2 (en) Mini DIN connector having a reduced height above a printed circuit board
JP3477640B2 (ja) コネクタ
US6155848A (en) Auxiliary device for ZIF electrical connector
US6964573B2 (en) Electronic part-mounting socket
US6561819B1 (en) Terminals of socket connector
JP3216050B2 (ja) 低背型表面取付電気コネクタ
US20060234557A1 (en) Electrical connector with retaining shell
KR0122783Y1 (ko) 인쇄 회로 기판용 연부 접속기
US11196207B2 (en) Card edge connector with protective cover
US6623281B2 (en) Mounting electronic components on circuit boards
JP3044377U (ja) プリント回路基板取付型電気コネクタ
JPH07153533A (ja) カードエッジコネクタ
US6716060B2 (en) Electrical connector with solder plate and pegs for PC board mounting
JP2557419Y2 (ja) 回路基板用コネクタ
JP2004527069A (ja) 小型基板対基板コネクタ
JPH07245147A (ja) モジュラージャック
US5104325A (en) Low profile electrical connector for printed circuit board
US4171856A (en) Substrate recessed receptacle
JPH1012342A (ja) コンタクト及びこのコンタクトを備えたicソケット
JP2557420Y2 (ja) 回路基板用コネクタ
JP3401449B2 (ja) プリント配線基板用コネクタ
JP2560143Y2 (ja) Fpc接続用コネクタ
JP2000058166A (ja) コネクタ及びその製造方法
JPH0222937Y2 (ja)
JP2556559Y2 (ja) 回路基板用コネクター