JPH065165U - 回路基板用コネクタ - Google Patents

回路基板用コネクタ

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JPH065165U
JPH065165U JP2177292U JP2177292U JPH065165U JP H065165 U JPH065165 U JP H065165U JP 2177292 U JP2177292 U JP 2177292U JP 2177292 U JP2177292 U JP 2177292U JP H065165 U JPH065165 U JP H065165U
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sleeve
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conductive
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鋼 中島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面実装用スプリング式コネクタの薄型化を
達成し、間隔の狭い回路基板間の電気的接続に適用可能
とした。 【構成】 絶縁材よりなるホルダー基体1に、所要の配
列に沿って穿設された貫通孔5を介して各孔内に導通ス
リーブ21を挿入保持している。この各導通スリーブ2
1には、その内部に収容されたコイルばね6により弾性
変位可能に付勢されてスリーブ内より上方へ抜け出ない
ように突出された導通接触子7と、導通スリーブ21の
底部からホルダー基体1に開通した端子溝8を通して水
平に延びる端子9とを有している。上記の端子9を、導
通スリーブ21を成型するスリーブ構成材の一部を水平
に屈曲してスリーブの高さ範囲内に一体的に成形してな
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電子機器の回路基板間あるいは回路基板と部品端子との間に差し込 まれることにより一時に複数の回路を電気的接続するのに使用される回路基板用 の表面実装コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のコネクタは、最近の電子機器の小形化、高密度化のニーズに対応して 超小形化の傾向にあり、回路基板間の積層ピッチを短縮化した薄形の低背コネク タが望まれている。
【0003】 上述の薄形の表面実装用コネクタとして、従来、図7に示すように絶縁材より なるホルダー基体30に対し、これに配列保持されるコンタクト部材としての接 触端子が板バネ31により構成されているものが知られている。 この板バネ式のコネクタは、ホルダー基体30に所定の配列で挿通保持された 各板バネ31の接触端子31aが、第1の回路基板32の回路ターミナルに弾性 的に圧接することで電気的に導通し、また他方の導通端子31bが、第2の回路 基板33の回路ターミナルに対し例えばリフロー半田付けにより接続処理がなさ れて、上述の第1の回路基板32と第2の回路基板33との間の電気的な接続が 行われるものである。 しかして各板バネ31の接触端子31aは、その先端接触部がhの高さで弾性 変位し、この弾性により所定の接触力が得られるものであるが、板バネ12の先 端接触部における弾性変位の高さh(押し込み高さ)は、その高さが低いことよ り回路基板32,33間の間隔精度が要求され、その精度面より接触不安定を招 き易い。また上述の押し込み高さhを大きくすると、回路基板32,34間の積 層ピッチHが大型化する上に、板バネ31の弾性変位量も大きくなってその弾性 疲労によるヘタリを招くことより接触不安定となる問題も派生する。
【0004】 上述の問題を解決するコネクタとして、本出願人は先に、図8に示されるよう な表面実装用のスプリング式コネクタを提案した。 この先に提案したスプリング式コネクタを、図8により説明すると、絶縁材よ りなる細長いホルダー基体40には、所要の千鳥状配列に沿って穿設された複数 の貫通孔41を有していて、各孔にコンタクト部材となる導通スリーブ42が挿 入保持されてあり、この各導通スリーブ42には、その内部に収容されたコイル バネ43により上方へ弾性付勢された導通接触子44が、スリーブ42内より上 方へ抜け出ないように突出されていて、この導通接触子44が、第1の回路基板 45の回路ターミナルに弾性圧接することで電気的に導通し、また導通スリーブ 42の底部には、その底面より直角に折曲げられたピン状の導通端子47が水平 に突出されていて、この端子47が、第2の回路基板46の回路ターミナルに対 し例えばリフロー半田付け処理がなされて、第1の回路基板45と第2の回路基 板46との間の電気的な接続が行われている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述の先に提案した図8に示す表面実装用スプリング式コネクタに おいては、導通接触子44が、回路基板45,46に対し直角方向に作用するコ イルバネ43により弾性変位するので、前述の図7に示す板バネ式のものに比し て弾性変位の高さh′(押し込み高さ)を大きくでき、接触不安定を招く問題を 解消できる利点を有する。 しかし、導通スリーブ42の底部に、その底面より突出して直角に折曲げられ た下部の導通端子47を形成するため、その端子47の曲げ部が介在することよ り構造上、積層ピッチH′が、前述の図7に示す板バネ式の積層ピッチHに比し て大きくなり、電子機器の小形化、高密度化の要求が進む中でコネクタが大型化 するという問題点があった。
【0006】 本考案は、上述の事情に鑑み提案されたもので、前記図8に示す表面実装用の スプリング式コネクタにおいて、そのコネクタを薄形化でき、電子機器の小型化 高密度化のニーズに対応できるコネクタを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案によるコネクタは、絶縁材よりなるホル ダー基体に、所要の配列に沿って挿入保持された導通スリーブを有し、この各導 通スリーブの上部内に、スリーブ内に収容されたコイルばねにより弾性変位可能 に付勢されてスリーブ内より上方へ抜け出ないよう先端頂部が外部へ突出された 導通接触子と、導通スリーブの底部からホルダー基体に開通した端子溝を通して 水平に延びる導通端子とを有し、上記導通端子を、スリーブ構成材の一部を水平 に屈曲してスリーブの高さ範囲内において一体的に成形してなることを特徴とす る。
【0008】
【作用】
上記の構成によると、導通スリーブに支持された導通接触子が、これと対向す る回路基板に対して直角方向に作用するコイルバネにより付勢されて弾性変位す るので先に提案した表面実装用スプリング式コネクタと同様に、導通接触子の弾 性変位高さ(押し込み高さ)を大きくできるという利点が得られる上に、また導 通スリーブの底部に形成される端子が、スリーブ構成材の一部を水平に屈曲して スリーブの高さ範囲内において一体的に成形されていることで、先に提案された ものに比して積層ピッチHを短縮化でき、コネクタの一層の薄型化を可能にして 間隔の狭い回路基板間等の電気的接続に対応できる構造のコネクタが得られる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を、図面を参照して説明する。 図1ないし図3において、符号1は、絶縁材よりなる細長形状のホルダー基体 であり、このホルダー基体1には、所定の配列に沿ってコンタクト部材となる複 数のコネクタピン2が保持されている。また上述のホルダー基体1は、従来より 公知のようにその両端部に設けた取付け孔1aにノックピン、スプリングピン等 の取付け部材を介して第1の回路基板3に取付けられているものである。
【0010】 上記コネクタピン2は、ホルダー基体1に穿設された貫通孔5を介して各孔に 挿入保持された導通スリーブ21を有している。この導通スリーブ21の内部に は、コイルばね6が収容され、このコイルばね6により、スリーブ21の上部に 抜け止めして収容された導通接触子7が、その先端頂部を上方へ突出するように 弾性付勢されていて、この導通接触子7の先端頂部が、これに対向する第1の回 路基板3の回路ターミナルに対し直角方向より所定の接触圧で圧接することによ り電気的接続が図られる構成にしている。
【0011】 また上記導通スリーブ21を挿入保持したホルダー基体1の下部には、各導通 スリーブ21の底部に対応して水平方向に開通する端子溝8が設けてあり、この 各端子溝8を通して導通スリーブ21の底部から横方向に延びる導通端子9が水 平に導出され、各導通端子9は、これが第2の回路基板4の回路ターミナルに対 しリフローはんだ付け処理により接続されて、各端子9と第2回路基板4の回路 ターミナルとが電気的に接続される構成としている。
【0012】 本考案においては、上記導通スリーブ21の底部に設けられる端子9が、図3 に示されているように各導通スリーブ21の高さDの範囲においてその底面より 下方に突出しないよう一体的に形成されていることを特徴としている。
【0013】 この導通スリーブ21と端子9を一体的に成形する具体例を、図4ないし図6 によって説明する。 図4は、第1の成形例を示すもので、その(A)は断面図、(B)は平面図で ある。この例では、薄板を、プレス加工により深絞り成型することによって導通 スリーブの円筒部21aを形成する。この円筒部21aには導通スリーブ21の 底壁を形成する舌片部分21bと、端子9を形成する舌片部分21cとが一体に 形成されてあり、その一方の舌片部分2bを、矢印のように内側に曲げ加工する ことにより導通スリーブ21の底壁が形成される。 上述の導通スリーブの円筒部21a及び舌片部分21b,21cはパイプ材を 用いて一体的に成形してもよい。 このような成形加工による場合は、導通スリーブの円筒部21aの内径精度を 高く製作できる。
【0014】 図5及び図6は、第2及び第3の成形例を示すもので、薄板を、図5及び図6 の各(A)に示すように、形成する導通スリーブに対応して所要の展開形状に板 取りし、この板取りした板材には、導通スリーブ21の底壁となる舌片部分21 bと、端子9となる舌片部分21cとが形成されている。図7に示す例の場合は 端子9となる舌片部分21cが、スリーブの底面となる舌片部分21bに形成さ れている。 この板取りした板材を、図5及び図6の各(B)に示すように、曲げ加工する ことによって導通スリーブの円筒部21aが成形され、その曲げ加工後に、各舌 片部分21b,21cを矢印のように折り曲げることによりスリーブの底面及び 端子9が一体的に成形される。 このような成形加工による場合は、単一の板材を曲げ加工するだけでもって導 通スリーブ21が形成されるので、部品数を少なくできる。
【0015】
【考案の効果】
以上に説明した本考案によると、導通スリーブ21に支持された導通接触子7 が、対向する回路基板3に対して、その直角方向に作用するコイルバネ6により 付勢されて弾性変位するので先に提案した表面実装用スプリング式コネクタと同 様に、導通接触子7の弾性変位高さh′(押し込み高さ)を大きくできる利点が 得られる上に、さらに本考案では、導通スリーブ21の底部に形成される端子9 が、スリーブ構成材の一部を水平に屈曲してスリーブの高さ範囲内において一体 的に成形していることで、先の提案したものに比して積層ピッチH′がより一段 と短縮化されてコネクタの薄型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す表面実装用スプリング式
コネクタの断面図。
【図2】図1に示すコネクタの斜視図。
【図3】図1に示すコネクタピンの側面図。
【図4】コネクタピンを構成する導通スリーブと端子と
を一体成形する第1の成型例を説明する断面図(A)及
び平面図(B)。
【図5】同じくコネクタピンを構成する導通スリーブと
端子とを一体成形する第2の成型例を説明する板取り展
開図(A)、斜視図(B)。
【図6】同じくコネクタピンを構成する導通スリーブと
端子とを一体成形する第3の成型例を説明する板取り展
開図(A)、斜視図(B)。
【図7】従来例として知られている板バネ式表面実装用
コネクタの説明図。
【図8】既に提案されている表面実装用スプリング式コ
ネクタの断面図。
【符号の説明】
1 ホルダー基体 2 コネクタピン 21 導通スリーブ 3 第1の回路基板 4 第2の回路基板 5 貫通孔 6 コイルばね 7 導通接触子 8 端子溝 9 導通端子

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁材よりなるホルダー基体に、所要の
    配列に沿って挿入保持された導通スリーブを有し、各導
    通スリーブの上部内に、スリーブ内に収容されたコイル
    ばねにより弾性変位可能に付勢されてスリーブ内より上
    方へ抜け出ないように突出された導通接触子と、導通ス
    リーブの底部からホルダー基体に開通した端子溝を通し
    て水平に延びる導通端子とを有しており、 上記導通スリーブの底部に設ける導通端子を、スリーブ
    構成材の一部を水平に屈曲してスリーブの高さ範囲内に
    一体的に成形してなることを特徴とする回路基板用コネ
    クタ。
JP2177292U 1992-03-11 1992-03-11 回路基板用コネクタ Expired - Lifetime JP2557419Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61177524U (ja) * 1985-04-26 1986-11-06
JP2005283450A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Nagano Keiki Co Ltd 圧力センサおよびその製造方法

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JPS61177524U (ja) * 1985-04-26 1986-11-06
JP2005283450A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Nagano Keiki Co Ltd 圧力センサおよびその製造方法

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