JP2556530Y2 - 建物のドア開口用枠体 - Google Patents

建物のドア開口用枠体

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JP2556530Y2
JP2556530Y2 JP1992015191U JP1519192U JP2556530Y2 JP 2556530 Y2 JP2556530 Y2 JP 2556530Y2 JP 1992015191 U JP1992015191 U JP 1992015191U JP 1519192 U JP1519192 U JP 1519192U JP 2556530 Y2 JP2556530 Y2 JP 2556530Y2
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frame
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door
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健二 平尾
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、建物のドア開口部に
取り付けられる枠体に関する。
【0002】
【従来の技術】建物の利用者は、建物内部や外部に設け
られた収納場所に、不要な物や使用しない物を収納する
ことが多い。この収納場所としては、建物外部に設けら
れた物置や、建物内部に設けられた棚などがある。
【0003】棚は、一般に、不要な物や使用しない物が
増えるに従って増設される。このとき、棚が建物の部屋
などの空いた所に取り付けられ、例えば図10(a)に
示すように、ドア101のドア枠102が用いられて、
図10(b)に示すように、棚板103が取り付けられ
ることもある。棚板が取り付けられるドア枠の一例が、
実開昭47ー20043号公報に開示されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、棚の棚板を
例えば、図10(b)に示すように、ドア枠102とは
別体の棚板103を、ドア枠102の上縁部に釘等で取
り付けると、ドア枠102と棚板103とは別材料であ
ることから、外観が損なわれることがある。特に、最近
のドア枠102は、表面が加飾仕上げになっているの
で、棚板103とのデザインのバランスが悪くなる。
【0005】また、棚板103に重い物を載せると、ド
ア枠102との取付部位(釘打部位)に大きなモーメン
トが作用し、棚板103がたわみ、ドア枠102から外
れ易くなる。この結果、ドア101の開閉時などの振動
で、棚板103が外れて、ドア101を利用する人に、
棚板103や、棚板103に載せた物が落下し、大変危
険である。
【0006】この考案の目的は、このような欠点を除
き、外観を損なうことがなく、重い物に対して十分な強
度を持つ棚を備える建物のドア開口用枠体を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案は、その目的を
達成するため、建物のドア開口部に取り付けられる枠本
がドア枠上部とドア枠柱部とを備え、前記枠本体のド
ア枠上部の縁部に、突出するように一体化して棚体とし
て用いられる長板部分が設けられ、前記長板部分の前部
及び後部に折曲げ部分が設けられ、前記長板部分の両端
には切欠部分が設けられていることを特徴とするもので
ある。
【0008】
【作用】このような構成により、建物のドア開口部に取
り付けられる枠本体がドア枠上部とドア枠柱部とを備
え、前記枠本体のドア枠上部の縁部に、突出するように
一体化して棚体として用いられる長板部分が設けられ
いるので、棚体に重い物が載せられても、棚体の湾曲や
落下を防止できる。
【0009】また、枠本体と棚体とは同一の材質で作ら
れているので、外観がよくできる。また、棚体として用
いられる長板部分の前部及び後部に折曲げ部分が設けら
れ、前記長板部分の両端には切欠部分が設けられている
ので、本考案のドア開口用枠体をドア開口部に取り付け
られたときは、前部の折曲げ部分が長板部分に載せられ
た物の落下防止の役目を果たし、後部の折曲げ部分がド
ア開口部の上方壁に係止されて長板部分が前方に外れる
のを防止できる。 また、長板部分の両端には切欠部分が
設けられているので、切欠部分にドア開口部の側方壁が
嵌合され、ドア枠柱部が長板部分の両端部下方に設けら
れることにより、釘等を使用しなくてもドア開口用枠体
をドア開口部に取り付けることができる。
【0010】
【実施例】次に、この考案の実施例を、図面を用いて説
明する。
【0011】図1は、この考案の一実施例を示す斜視図
である。この建物の開口用枠体は、図2に示すように、
開口部41が設けられている壁40の取付部42に取り
付けられるものであって、ドア枠上部10と、ドア枠柱
部20,30とを備えている。
【0012】ドア枠上部10は、厚さがAの長方形の形
状である長板部分11を有し、この長板部分11の長手
方向の両側に沿って、覆部としての折曲げ部分12と、
折曲げ部分13が設けられている。さらに、長板部分1
1の両端には、コ字状の切欠部分14,15が折曲げ部
分13側に設けられている。切欠部分14,15の幅B
は、壁40の厚さFとほぼ同じであり、壁40の側部取
付部分43,44が切欠部分14,15に挿入可能にな
っている。さらに、切欠部分14から切欠部分15まで
の距離Cは、開口部41の幅Gとほぼ同じになってい
る。このドア枠上部10は、射出成形などにより作られ
る。
【0013】ドア枠柱部20,30は、断面がコ字状の
溝21,31を持つ柱である。溝21,31の幅Dは、
図2の壁40の厚さFとほぼ同じになっており、壁40
の側部取付部分43,44が溝21,31にそれぞれ挿
入可能になっている。ドア枠柱部20,30の長さE
は、開口部41の高さHからドア枠上部10の厚さAを
引いた長さにほぼ等しくなっている。これらの枠柱部2
0,30は、射出成形などにより作られる。
【0014】これらのドア枠上部10とドア枠柱部2
0,30とは、次のようにして、作業者により、図2の
壁40の開口部41に取り付けられる。
【0015】まず、作業者は、壁40の側部取付部分4
3,44にドア枠上部10の切欠部分14,15を挿入
する。これにより、ドア枠上部10は、図3に示すよう
に、壁40を挟んだ状態になる。作業者は、この状態か
ら、ドア枠上部10を上方向100に移動して、壁40
の上部取付面45に固定する。
【0016】この結果、ドア枠上部10が図4の状態に
なり、折曲げ部分12から壁40の間の長板部分11が
棚として利用可能な部分、すなわち棚体になる。この棚
の部分は、長板部分11と一体的であるので、重い物が
載せられても、釘打部分のみで力を負担するものではな
いので変形しない。
【0017】次に、作業者は、図4の状態になった壁4
0に、ドア枠柱部20,30を取り付ける。すなわち、
作業者は、ドア枠柱部20,30の溝21,31に、壁
40の側部取付部分43,44を挿入して、ドア枠柱部
20,30を壁40にそれぞれ固定する。ドア枠柱部2
0,30の長さが、開口部41の高さHからドア枠上部
10の厚さAを引いた長さにほぼ等しいので、ドア枠柱
部20,30がドア枠柱部20,30に対して、図5に
示すように取り付けられる。これにより、ドア枠柱部2
0,30は、ドア枠上部10を保持して、ドア枠上部1
0の落下を防止すると共に、側部取付部分43,44を
覆い、装飾性を向上させる。
【0018】このように、ドア枠上部10の一部に棚体
が突出して形成されるため、従来のように、別に棚板を
取り付けるものと比較すると、違和感がなく、外観品質
が良い。
【0019】また、図6に示すように、ドア枠上部10
の両側にキャップ50,50を取り付けて、装飾性の向
上を図ると共に、ドア枠上部10の棚の部分を強化する
ことが可能である。
【0020】また、この実施例では、ドア枠上部10と
ドア枠柱部20,30とに一体型のものを用いたが、例
えば図7に示すように、2分割型のドア枠上部60とド
ア枠柱部70とを用いることが可能である。この場合、
ドア枠上部60とドア枠柱部70とがそれぞれ2つに分
割できるので、壁の開口部に対して、ドア枠上部60と
ドア枠柱部70との取り付けが容易になる。なお、図7
(a)が建物の開口用枠体の斜視図であり、図7(b)
が上面図である。
【0021】さらに、この実施例で用いたドア枠上部1
0の代わりに、図8,9に示すドア枠上部を用いること
が可能である。
【0022】図8のドア枠上部は、図1の折曲げ部分1
2の代わりに、前面が凹凸により装飾されると共に、中
央が低くなるように湾曲した折曲げ部分81を用いてい
る。そして、この折曲げ部分81の両側に直角に、すな
わち長板部分11の両側には、折曲げ部分81と一体的
に設けられた立上げ部分82が設けられている。このよ
うなドア枠上部は、装飾性を向上させ、ドア周辺を高級
化させる。
【0023】図9のドア枠上部は、図1の折曲げ部分1
2の代わりに、前面にプリントなどにより柄91が印刷
されると共に、中央が高くなるように湾曲した折曲げ部
分92を用いている。そして、この折曲げ部分92の両
側に直角に、かつ折曲げ部分92と一体的に設けられた
立上げ部分93が設けられている。この立上げ部分93
は、図6のキャップ50と同じ作用をするものである。
このようなドア枠上部は、ドア枠上部の装飾性を向上さ
せ、ドア周辺を高級化させると共に、ドア枠上部の棚の
部分を強化する。
【0024】
【0025】
【考案の効果】以上説明したように、この考案は、建物
の開口部に取り付けられる枠本体に、棚体を一体化して
設けているので、枠に棚を別に取り付ける構造に比べ、
棚体の強度が向上できる。
【0026】また、あらかじめ枠本体と棚体とが一体化
されているので、棚の取り付けが不要になり、施工工数
が削減できる。
【0027】さらに、枠本体と棚体とが一体化されてい
るので、施工後のデザインが統一され、装飾性が向上で
きる。また、棚体として用いられる長板部分の前部及び
後部に折曲げ部分が設けられ、前記長板部分の両端には
切欠部分が設けられているので、本考案のドア開口用枠
体をドア開口部に取り付けられたときは、前部の折曲げ
部分が長板部分に載せられた物の落下防止の役目を果た
し、後部の折曲げ部分がドア開口部の上方壁に係止され
て長板部分が前方に外れるのを防止できる。 また、長板
部分の両端には切欠部分が設けられているので、切欠部
分にドア開口部の側方壁が嵌合され、ドア枠柱部が長板
部分の両端部下方に設けられることにより、釘等を使用
しなくてもドア開口用枠体をドア開口部に取り付けるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の実施例が取り付けられる開口部の図であ
る。
【図3】図1のドア枠上部を開口部に挿入した図であ
る。
【図4】図1のドア枠上部を開口部に固定した図であ
る。である。
【図5】図3にドア枠柱部を取り付けた図である。
【図6】ドア枠上部用のキャップの一例を示す図であ
る。
【図7】2分割型のドア枠上部とドア枠柱部との図であ
る。
【図8】ドア枠上部の他の例を示す図である。
【図9】ドア枠上部の他の例を示す図である。
【図10】窓枠に取り付けられた従来の棚の斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 ドア枠上部 11 長板部分 20 ドア枠柱部 30 ドア枠柱部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物のドア開口部に取り付けられる枠本
    がドア枠上部とドア枠柱部とを備え、前記枠本体のド
    ア枠上部の縁部に、突出するように一体化して棚体とし
    て用いられる長板部分が設けられ、前記長板部分の前部
    及び後部に折曲げ部分が設けられ、前記長板部分の両端
    には切欠部分が設けられていることを特徴とする建物の
    ドア開口用枠体。
JP1992015191U 1992-03-23 1992-03-23 建物のドア開口用枠体 Expired - Fee Related JP2556530Y2 (ja)

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