JP2556512B2 - 測光装置 - Google Patents

測光装置

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JP2556512B2
JP2556512B2 JP62115253A JP11525387A JP2556512B2 JP 2556512 B2 JP2556512 B2 JP 2556512B2 JP 62115253 A JP62115253 A JP 62115253A JP 11525387 A JP11525387 A JP 11525387A JP 2556512 B2 JP2556512 B2 JP 2556512B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は被写界を複数の領域に分割し、それら複数の
領域毎の輝度情報を求めて、各種の演算により測光値を
求める方式の測光装置に関する。
〔従来技術〕
従来より、被写界を複数の領域に分割し、それぞれの
領域毎に測光し、これら複数の測光値を用いて撮影画面
に適正露出を与えるようにした測光装置が種々提案され
ている。
例えば実公昭51−9271号では、複数の光電素子からの
出力のうち最大値と最小値との相加平均値を用いて適正
測光値とした測光装置を提案している。しかしながら、
この測光装置では、背景が特に明るい場合や、逆に特に
暗い場合等では対象とする被写体が露出アンダー、若し
くは露出オーバーになってしまう問題があった。
又、特開昭55−114918号では、被写界を中央の領域
と、その中央領域を4分割してかこむ複数の外側領域に
分割して測光し、この複数の測光値の平均値出力で該複
数の測光値を規格化し、この規格化出力に基づいて被写
界を類別し、その類別出力により適正測光出力を演算す
る測光装置を提案している。しかしながら、この測光装
置では、主被写体が黒っぽいものの場合や、白っぽいも
のの場合に露出オーバー、若しくは噴出アンダーになっ
てしまう問題があった。
〔発明の目的〕
本発明は、被写界の中央部に主被写体があることを想
定した好適な測光装置であり、特に高輝度の被写体は高
輝度の被写体らしく、低輝度の被写体は低輝度の被写体
らしく描写し、また黒っぽい被写体は黒っぽい被写体ら
しく、白っぽい被写体は白っぽい被写体らしく描写する
とともに、通常の被写体に対しても適正露出を与えるこ
とのできる測光値演算を可能とした測光装置の提供を目
的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、被写界を中央
領域と該中央領域より外側の周辺領域の2領域に大別し
て分割し、前記中央領域及び前記周辺領域をさらに複数
個の小領域に分割して、前記複数個の小領域毎の輝度情
報を求める複数の受光部より成る受光手段と、 前記中央領域を構成する1個又は複数個の小領域毎の
輝度情報を関数として含む演算により、第1の輝度情報
を得る第1の演算手段と、 前記周辺領域を構成する1個又は複数個の小領域毎の
輝度情報を関数として含む演算により、第2の輝度情報
を得る第2の演算手段と、 前記第1の輝度情報のみを含む演算式相当の第1の測
光値演算又は少なくとも前記第2の輝度情報を含む演算
式相当の第2の測光値演算の中から1つの演算を選択し
て実行するものであって、前記第2の輝度情報が高輝度
側の第1の所定値より高輝度の場合もしくは低輝度側の
第2の所定値より低輝度の場合には前記第1の測光値演
算を選択して実行し、前記第1の所定値と前記第2の所
定値の間の場合には前記第2の測光値演算を選択して実
行する測光値演算手段と、 を備えた測光装置を特徴とする。
〔実施例〕
第1図は、本発明を一眼レフカメラに適用したとき
の、光学系の該略図である。同図において、1は撮影レ
ンズ、2はクイツクリターンミラー、3は焦点板、4は
ペンタプリズム、5は結像レンズ、6は受光部、7は像
面である。
本実施例では、撮影レンズ1により焦点板3上に結像
した被写体像を結像レンズ5により受光部6上に導光及
び結像させて測光している。第2図は第1図に示した受
光部6の受光面の説明図である。第2図において、2A
は、被写界の略中央部の領域、2Bは、領域2Aの外側の周
辺部の領域であり、領域2Bは、さらに4つの小領域2B1,
2B2,2B3,2B4に分割されている。本実施例では第2図に
示すように、各領域に相当する位置の被写界領域の光を
受光できる受光素子を複数配置し、被写界を5個の領域
2A,2B1,2B2,2B3,2B4,に分割して、各領域毎に被写界輝
度の測光を行っている。
第3図〜第5図は、本実施例の回路構成を説明するた
めの回路図である。
第3図において、8,9,10,11,12,は上記5個の領域2A,
2B1,2B2,2B3,2B4に対応するシリコンフォトダイオード
(SPD)であり、それぞれの領域の輝度に応じた光電流i
A,iB1,iB2,iB3,iB4を発生させる。13,14,15,16,17はこ
れら光源流を対数圧縮して、VA,VB1,VB2,VB3,VB4なる電
圧値を出力する対数圧縮回路である。VA,VB1,VB2,VB3,V
B4は定数a1,a2,a3,a4,a5(0),b(>0)及び光源流
iA,iB1,iB2,iB3,iB4を用いて次のように表わせる。
VA =a1 + blniA VB1=a2 + blniB1 VB2=a3 + blniB2 VB3=a4 + blniB3 VB4=a5 + blniB4 ただし、a1,a2,a3,a4,a5は各領域の輝度が等しいとき
にはVA=VB1=VB2=VB3=VB4となるように、対数圧縮回
路13〜17内で予め設定されているものとする。18は、対
数圧縮回路14〜17の出力電圧VB1,VB2,VB3,VB4を各々入
力端I11,I12,I13,I14に入力して、被写界の周辺部2Bの
輝度値を演算し、O1出力端から電圧VBを出力する周辺輝
度値演算回路である。この周辺輝度値演算回路18の構成
を第4図に示す。
第4図において、20,21,22,23は同一の抵抗値を持つ
抵抗であり、VB1,VB2,VB3,VB4を平均するためのもので
ある。24はオペアンプであり、出力端と逆相入力端が接
続され、ボルテージフオロアとして用いられている。オ
ペアンプ24の出力端電圧は、その出力端以降の回路状態
によらず正相入力端電圧に等しい電圧が出力される。オ
ペアンプ24の出力VBはVB=(VB1+VB2+VB3+VB4)/4で
あり、これをO1出力端から出力する。以上述べたよう
に、周辺輝度演算回路18は被写界の周辺部の輝度の平均
値をVBとしてO1出力端から出力する。
また、本実施例では、被写界の中央部の領域は1つの
領域2Aのみで構成されているため、中央輝度値演算回路
は省略してあるが、、第3図の対数圧縮回路13の出力電
圧VAが、この中央輝度値演算回路の出力電圧に対応して
いる。19は、図示しない中央輝度値演算回路の出力電圧
VAと、周辺輝度値演算回路18の出力電圧VBを各々入力端
I21,I22に入力して、測光値を演算し、O2出力端から電
圧V0を出力する測光値演算回路である。この測光値演算
回路19の構成を第5図に示す。
第5図において、25は基準電圧発生回路であり、基準
電圧Vr1,Vr2,Vr3,Vr4を発生している。基準電圧Vr1,
Vr2,Vr3,Vr4の大小関係はVr1>Vr2>Vr3>Vr4である。2
6,27,28,29はコンパレータであり、正相入力端には、I
22入力端からの入力電圧VBが入力され、逆相入力端に
は、それぞれ基準電圧発生回路25から出力される基準電
圧Vr1,Vr2,Vr3,Vr4が入力されており、電圧VBと基準電
圧Vr1,Vr2,Vr3,Vr4の大小比較を行っている。コンパレ
ータ26は、VBVr1のときHレベル電圧を出力し、VB<V
r1のときにはLレベル電圧を出力する。以下同様に、コ
ンパレータ27は、VBVr2のときHレベル、VB<Vr2のと
きLレベルを出力し、コンパレータ28はVBVr3のとき
Hレベル、VB<Vr3のときLレベルを出力し、コンパレ
ータ29はVBVr4のときHレベル、VB<Vr4のときLレベ
ルを出力する。30,31,32,33はインバータ、34,35,36は
アンドゲートである。インバータ30の入力はコンパレー
タ26の出力に、インバータ31の入力はコンパレータ27の
出力に、インバータ32の入力はコンパレータ28の出力
に、インバータ33の入力はコンパレータ29の出力に接続
されている。アンドゲート34の一方の入力は、インバー
タ30の出力に、もう一方は、コンパレータ27の出力に、
アンドゲート35の一方の入力はインバータ31の出力に、
もう一方はコンパレータ28の出力に、アンドゲート36の
一方の入力はインバータ32の出力に、もう一方は、コン
パレータ29の出力に接続されている。コンパレータ26〜
29、インバータ30〜33、及びアンドゲート34〜36によっ
て、I22入力端からの入力電圧VBと、基準電圧発生回路2
5から出力される4つの基準電圧Vr1,Vr2,Vr3,Vr4との比
較を行ない、入力電圧VBのレベルを検知し、Vr1VB
場合、Vr2VB<Vr1の場合、Vr3VB<Vr2の場合、Vr4
VB<Vr3の場合、VB<Vr4の場合の5通りに分類してい
る。37,38はコンパレータであり、正相入力端にはI21
力端からの入力電圧VAが入力され、逆相入力端には、そ
れぞれ、基準電圧発生回路25から出力される基準電圧V
r1,Vr4が入力されており、電圧VAと基準電圧Vr1,Vr4
大小比較を行なっている。コンパレータ37はVAVr1
ときHレベル電圧を出力し、VA<Vr1のときLレベル電
圧を出力する。コンパレータ38はVAVr4のときHレベ
ル電圧を出力し、VA<Vr4のときLレベル電圧を出力す
る。39,40はインバータであり、インバータ39の入力は
コンパレータ37の出力に、インバータ40の入力はコンパ
レータ38の出力に接続されている。41,42及び43,44はア
ンドゲートである。アンドゲート41の一方の入力はコン
パレータ26の出力に、もう一方はコンパレータ37の出力
に、アンドゲート42の一方の入力はコンパレータ26の出
力に、もう一方はインバータ39の出力に、アンドゲート
43の一方の入力はインバータ33の出力に、もう一方はコ
ンパレータ38の出力に、アンドゲート44の一方の入力は
インバータ33の出力に、もう一方はインバータ40の出力
に接続されている。コンパレータ37,38インバータ39,40
は、アンドゲート41〜44によって、入力電圧VBのレベル
がVr1VB及びVB<Vr4と判断されたとき、さらに入力電
圧VAのレベルを検知し、それぞれ、Vr1<VAの場合とVA
<Vr1の場合の2通りの場合、及びVr4VAの場合とVA
Vr4の場合の2通りの場合に分類している。以上説明し
たようにコンパレータ26〜29,37,38、インバータ30〜3
3,39,40、アンドゲート34〜36,41〜44はI21,I22入力端
からの入力電圧VA,VBを基準電圧発生回路25から出力さ
れる基準電圧Vr1,Vr2,Vr3,Vr4と比較して次の7通りの
場合に分類し、アンドゲート34〜36,41〜44のうちのど
れか1つをHレベルとし、他をすべてLレベルとして出
力している。
(1)Vr1VB,Vr1VA(アンドゲート41のみHレベ
ル) (2)Vr1VB,VA<Vr1(アンドゲート42のみHレベ
ル) (3)Vr2VB<Vr1(アンドゲート34のみHレベル) (4)Vr3VB<Vr2(アンドゲート35のみHレベル) (5)Vr4VB<Vr2(アンドゲート36のみHレベル) (6)VB<Vr4,Vr4VA(アンドゲート43のみHレベ
ル) (7)VB<Vr4,VA<Vr4(アンドゲート44のみHレベ
ル) 45,46はそれぞれ6つの入力及び3つの入力を持つオ
アゲートである。オアゲート45の6つの入力はそれぞ
れ、アンドゲート41の出力、アンドゲート42の出力、ア
ンドゲート34の出力、アンドゲート36の出力、アンドゲ
ート43の出力、アンドゲート44の出力に接続され、オア
ゲート46の3つの入力はそれぞれ、アンドゲート34の出
力、アンドゲート35の出力、アンドゲート36の出力に接
続されている。47,48,49,50はアナログスイッチであ
り、コントロール端子に印加される電圧がHレベルのと
き導通状態になり、Lレベルのとき開放状態になる。ア
ナログスイッチ47のコントロール端子はアンドゲート41
の出力に、アナログスイツチ48のコントロール端子は9
のコントロール端子はオアゲート46の出力に、アナログ
スイツチ50のコントロール端子はアンドゲート44の出力
に接続されている。オアゲート45,46とアナログスイツ
チ47〜50によって、I21入力端からの入力電圧VAとI22
力端からの入力電圧VBのレベルに応じて、基準電圧発生
回路25から出力される基準電圧Vr1,Vr4と、I21入力端及
びI22入力端からの入力電圧VA,VBとが導通又は非導通と
なるようにコントロールしている。51,52,53,54は同一
の抵抗値を持つ抵抗であり、基準電圧発生回路25から出
力される基準電圧Vr1,Vr4と、I21入力端、及びI22入力
端からの入力電圧VA,VBとのうち導通となった電圧の平
均値を求める平均値回路を構成している。55はオペアン
プであり、出力端と逆相入力端が接続されボルテージフ
オロアとして用いており、正相入力端には、抵抗51〜54
で構成される平均値回路の出力電圧V0が入力されてい
る。オペアンプ55の出力端電圧はその出力端以降の回路
状態によらずV0であり、これをO2出力端から出力してい
る。
第3図の測光値演算回路19は以上示したようにして、
図示しない中央輝度値演算回路の出力電圧VAと、周辺輝
度値演算回路18の出力電圧VBを夫々I21,I22入力端に入
力してO2出力電圧V0を出力している。この出力電圧V
0が、本実施例において、被写界の中央領域の輝度情報
のみを含む演算式、被写界の周辺領域の輝度情報のみを
含む演算式、或いは、被写界の中央領域の輝度情報と周
辺領域の輝度情報の双方を含む演算式の少なくとも3つ
の演算式の中から1つの演算式を選択し、選択された演
算式に基づいて、演算により決定される測光値を表わし
ている。
次に、第6図を参照しながら、第5図の回路動作を説
明する。
(1)Vr1VB,Vr1VAのとき このときは2B領域にも2A領域にも相当に高輝度の被写
体のある場合で、晴天時の空や海を背景にして、白っぽ
い被写体や光っている被写体を主被写体として中央に配
置した場合である。このような場合には、主被写体の輝
度レベルに応じて、主被写体を適度にハイライト描写す
るような露出を与えることが必要である。従って、測光
値V0は第6図(a)に示すように中央領域2Aの輝度情報
VAを対象とし、輝度情報VAのレベルに応じて適度にハイ
ライト描写するための定数Vr1を用いて、次の演算式
より求める。
V0=(VA+Vr1)/2 …… そして、第5図の回路動作について、まず周辺領域2B
の輝度情報VBが基準電圧Vr1より大きいので、コンパレ
ータ26〜29がすべてHレベルを出力し、また中央領域2A
の輝度情報VAが基準電圧Vr1より大きいので、コンパレ
ータ37がHレベルを出力する。よってアンドゲート34−
36、41〜44のうち、アンドゲート41のみがHレベルを出
力し、その他のアンドゲート34〜36,42〜44はすべてL
レベルを出力する。従ってアナログスイツチ47〜50のう
ち、アナログスイツチ47,48が導通状態となり、他のア
ナログスイツチ49,50は開放状態となって測光値演算回
路の出力電圧V0は(VA+Vr1)/2となる。
(2)Vr1VB,VA<Vr1のとき このときは2B領域には相当に高輝度の被写体があり、
2A領域にはあまり高輝度でない被写体がある場合で、晴
天時の空や海を背景にして、人物等の主被写体を中央に
配置した場合や、いわゆる逆光シーンの場合である。こ
のような場合には、背景の輝度情報を無視して主被写体
に適正な露出を与える必要がある。従って、測光値V0
第6図(b)に示すように中央領域2Aの輝度情報VAを対
象とし、次の演算式より求める。
V0=VA …… そして回路動作は、コンパレータ26〜29がすべてHレ
ベルを出力し、また、コンパレータ37がLレベルを出力
する。よって、アンドゲート42のみがHレベルを出力
し、その他のアンドゲート34〜36,41,43,44はすべてL
レベルを出力する。従ってアナログスイツチ47〜50のう
ち、アナログスイツチ48が導通状態となり、他のアナロ
グスイツチ47,49,50は開放状態となって測光値演算回路
の出力電圧V0はVAとなる。
(3)Vr2VB<Vr1のとき、 このときは、2B領域に、やや高輝度の被写体がある場
合で、晴天時の明るい屋外のシーンがこれに相当する。
このような場合には(1)や(2)の場合と違って2B領
域も重要な撮影対象となっていることが多いため、中央
領域ばかりでなく、周辺領域も適度に摘写する必要があ
る。従って、測光値V0は第6図(C)に示すように中央
領域2Aの輝度情報VAと周辺領域2Bの輝度情報VBの双方を
対象とし、次の演算式より求める。
V0=(VA+VB)/2 …… そして回路動作は、コンパレータ26がLレベル,コン
パレータ27〜29がHレベルを出力する。よってアンドゲ
ート34のみがHレベルを出力し、その他のアンドゲート
35,36,41〜44はすべてLレベルを出力する。従ってアナ
ログスイツチ47〜50のうち、アナログスイツチ48,49が
導通状態となり、他のアナログスイツチ47,50は開放状
態となって、測光値演算回路の出力電圧V0は(VA+VB
/2となる。
(4)Vr3VB<Vr2のとき このときは2B領域に中輝度の被写体がある場合で、一
般的な屋外や明るい室内のシーンがこれに相当する。こ
のような場合には、中央の主被写体の輝度情報は主被写
体に当たる光より、主被写体の反射率、即ち白っぽい被
写体であるか黒っぽい被写体であるかに大きく依存す
る。よって、白っぽい被写体を白っぽく、黒っぽい被写
体を黒っぽく描写するためには、むしろ周辺部の輝度情
報によって露出を決定するのが良い。従って、測光値V0
は第6図(d)に示すように周辺領域2Bの輝度情報VB
対象とし、次の演算式より求める。
V0=VB …… そして、回路動作はコンパレータ26,27がLレベル,
コンパレータ28,29がHレベルを出力する。よってアン
ドゲート35のみがHレベルを出力し、その他のアンドゲ
ート34,36,41〜44はすべてLレベルを出力する。従って
アナログスイツチ47〜50のうち、アナログスイツチ49が
導通状態となり他のアナログスイツチ47,48,50は開放状
態となって測光値演算回路の出力電圧V0はVBとなる。
(5)Vr4VB<Vr3のとき このときは2B領域にやや低輝度の被写体がある場合
で、暗い屋外や、室内の一般的なシーンがこれに相当す
る。このような場合には、主被写体と比較して背景がや
や暗い、いわゆる黒バツクシーンである場合や、主被写
体部分のみに光が当たっている場合等も想定されるた
め、中央領域にも周辺領域にも適度な露出を与えること
が必要である。従って側光値V0は第6図(e)に示すよ
うに中央領域2Aの輝度情報VAと周辺領域の輝度情報VB
双方を対象とし、次の演算式より求める。
V0=(VA+VB)/2 …… そして回路動作は、コンパレータ26〜28がLレベル、
コンパレータ29がHレベルを出力する。よってアンドゲ
ート36のみがHレベルを出力し、その他のアンドゲート
34,35,41〜44はすべてLレベルを出力する。従ってアナ
ログスイツチ47〜50のうち、アナログスイツチ48,49が
導通状態となり、アナログスイツチ47,50が開放状態と
なって測光値演算回路の出力電圧V0は(VA+VB)/2とな
る。
(6)VB<Vr4,Vr4VAのとき このときは、2B領域に相当に低輝度の被写体があり、
2A領域には、あまり低輝度でない被写体がある場合で例
えば舞台等のように、暗い背景で中央に配置された人物
等に光が当たっている場合、即ちいわゆる黒バツクシー
ンがこれに相当する。このような場合には、背景の輝度
情報を無視して、主被写体に適正な露出を与える必要が
ある。従って、測光値V0は第6図(f)に示すように中
央領域2Aの輝度情報VAを対象とし、次の演算式より求
める。
V0=VA …… そして回路動作はコンパレータ26〜29がすべてLレベ
ルを出力し、またコンパレータ38がHレベルを出力す
る。よってアンドゲート43のみがHレベルを出力し、そ
の他のアンドゲート34〜36,41,42,44はすべてLレベル
を出力する。従って、アナログスイツチ47〜50のうち、
アナログスイツチ48が導通状態となり、他のアナログス
イツチ47,49,50は開放状態となって、測光値演算回路の
出力電圧V0はVAとなる。
(7)VB<Vr4,VA<Vr4のとき このときは2B領域にも2A領域にも相当に低輝度の被写
体のある場合で、夜景等がこれに相当する。通常、この
ような場合には、主被写体は2A領域又は2B領域のシヤド
ウ部であるため、輝度レベルに応じて適度にシヤドウ描
写するような露出を与えるのが良い。またこのような場
合には、周辺領域には強い光源がある場合や、極端な暗
闇部分のある場合が多いと考えられるため、中央領域の
輝度情報を基準とする方が適正な露出を得やすくなる。
従って、測光値V0は第6図(g)に示すように中央領域
2Aの輝度情報VAを対象とし、輝度情報VAのレベルに応じ
て、適度にシヤドウ描写するための定数Vr4を用いて、
次の演算式より求める。
V0=(VA+Vr4)/2 …… そして回路動作は、コンパレータ26〜29がすべてLレ
ベルを出力し、またコンパレータ38がLレベルを出力す
る。よってアンドゲート44のみがHレベルを出力し、そ
の他のアンドゲート34〜36,41−43はすべてLレベルを
出力する。従って、アナログスイツチ47〜50のうち、ア
ナログスイツチ48,50が導通状態となり、他のアナログ
スイツチ47,49は開放状態となって測光値演算回路の出
力電圧V0は(VA+Vr4)/2となる。
以上説明した実施例の測光装置にて特徴的なことは、
主被写体が被写界領域の中央部(領域2A)にあることを
前提とすると、逆光シーンや黒バツクシーンでも適正な
露出が得られるばかりでなく、白っぽい被写体は白っぽ
い被写体らしく、黒っぽい被写体は黒っぽい被写体らし
く描写する露出の得られる測光値演算が行えることであ
る。
前記実施例において、画面中央部の領域2Aは分割しな
かったが、勿論第7図に示すように複数の領域2A1,2A2
に分割してもよい。そして、この場合には第8図に示す
ようにSPD8−1,8−2を対数圧縮回路13−1,13−2で対
数圧縮し、第4図の場合と同様に両者の平均値出力VA
測光値演算回路19へ出力すればよい。また、周辺部の領
域2Bは4つの領域に分割したが、もっと多くの領域に分
割しても良いし、分割を減らしても良い。また、前記実
施例では中央輝度値演算回路及び周辺輝度値演算回路は
単に各領域からの輝度情報の平均値を求める回路とした
が、位置に応じた重み付けや、輝度レベルに応じた重み
付け等を施した加重平均値を求める回路としても良い。
また、測光値演算回路も、中央部の輝度情報と周辺部の
輝度情報に適宜重み付けを施して加算する加重平均値回
路としても良い。
なお、本発明は一眼レフカメラに限らずレンズシヤツ
ターカメラ等にも良好に適用することができる。なお、
本実施例は選択回路をロジツク回路にて構成したが、マ
イクロコンピユータを用いてソフト知的に処理すること
も、当然本発明の実施となることは無論である。
〔発明の効果〕
以上、説明したように本発明は、被写界の中央領域に
主被写体があることを想定した好適な測光装置であり、
特に、高輝度の被写体は高輝度の被写体らしく、低輝度
の被写体は低輝度の被写体らしく、また白っぽい被写体
は白っぽい被写体らしく、黒っぽい被写体は黒っぽい被
写体らしく描写し、さらに逆光シーンや黒バツクシーン
では主被写体を適正露出にする測光値演算を可能とした
測光装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明を一眼レフカメラに適用したときの実施
例としての光学系の概略図。 第2図は第1図の受光手段の受光面での複数の受光領域
を示す説明図。 第3図は測光装置の回路図。 第4図は第3図の周辺輝度値演算回路の詳細な回路図。 第5図は、第3図の測光値演算回路の詳細な回路図。 第6図は第5図にて選択された測光値演算式を説明する
説明図。 第7図は他の実施例としての受光領域を示す説明図。 第8図は他の実施例としての中央輝度値演算回路の回路
図。 2A,2B1,2B2,2B3,2B4……受光する各領域 6……受光部 19……測光値演算回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写界を中央領域と該中央領域より外側の
    周辺領域の2領域に大別して分割し、前記中央領域及び
    前記周辺領域をさらに複数個の小領域に分割して、前記
    複数個の小領域毎の輝度情報を求める複数の受光部より
    成る受光手段と、 前記中央領域を構成する1個又は複数個の小領域毎の輝
    度情報を関数として含む演算により、第1の輝度情報を
    得る第1の演算手段と、 前記周辺領域を構成する1個又は複数個の小領域毎の輝
    度情報を関数として含む演算により、第2の輝度情報を
    得る第2の演算手段と、 前記第1の輝度情報のみを含む演算式相当の第1の測光
    値演算又は少なくとも前記第2の輝度情報を含む演算式
    相当の第2の測光値演算の中から1つの演算を選択して
    実行するものであって、前記第2の輝度情報が高輝度側
    の第1の所定値より高輝度の場合もしくは低輝度側の第
    2の所定値より低輝度の場合には前記第1の測光値演算
    を選択して実行し、前記第1の所定値と前記第2の所定
    値の間の場合には前記第2の測光値演算を選択して実行
    する測光値演算手段と、 を備えたことを特徴とする測光装置。
  2. 【請求項2】前記測光値演算手段は前記第2の輝度情報
    をVBとすると、高輝度側に設定された所定値Vr1、やや
    高輝度側に設定された所定値Vr2、やや低輝度側に設定
    された所定値Vr3、低輝度側に設定された所定値Vr4(Vr
    4<Vr3<Vr2<Vr1)を用いて、 Vr1VBのときには、前記第1の輝度情報のみを含む演
    算式相当の測光値演算を選択して実行し、 Vr2VB<Vr1のときには、前記第1の輝度情報と前記第
    2の輝度情報の両方を含む演算式相当の測光値演算を選
    択して実行し、 Vr3VB<Vr2のときには、前記第2の輝度情報のみを含
    む演算式相当の測光値演算を選択して実行し、 Vr4VB<Vr3のときには、前記第1の輝度情報と前記第
    2の輝度情報の両方を含む演算式相当の測光値演算を選
    択して実行し、 VB<Vr4のときには、前記第1の輝度情報のみを含む演
    算式相当の測光値演算を選択して実行することを特徴と
    する特許請求の範囲第1項に記載の測光装置。
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