JPH0466300B2 - - Google Patents

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JPH0466300B2
JPH0466300B2 JP2627586A JP2627586A JPH0466300B2 JP H0466300 B2 JPH0466300 B2 JP H0466300B2 JP 2627586 A JP2627586 A JP 2627586A JP 2627586 A JP2627586 A JP 2627586A JP H0466300 B2 JPH0466300 B2 JP H0466300B2
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area
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outputs
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Shingo Hayakawa
Shuichi Kyohara
Masaaki Ishikawa
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Canon Inc
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Publication date
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Priority to US07/009,995 priority patent/US4786935A/en
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Publication of JPH0466300B2 publication Critical patent/JPH0466300B2/ja
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  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は被写界を複数の領域に分割し、それら
複数の領域毎の輝度情報を求めて、各種の演算に
より測光値を求める方式の測光装置に関する。
(従来技術) 従来より、被写界を複数の領域に分割し、それ
ぞれの領域毎に測光し、これら複数の測光値を用
いて撮影画面に適正露出を与えるようにした測光
装置が種々提案されている。
例えば実公昭51−9271号では、複数の光電素子
からの出力のうち最大値と最小値との相加平均値
を用いて適正測光値とした測光装置を提案してい
る。しかしながら、この測光装置では、背景が特
に明るい場合や、逆に特に暗い場合等では対象と
する被写体が露出アンダー、若しくは露出オーバ
ーになつてしまう問題があつた。
又、特開昭55−114918号では、被写界を中央の
領域と、その中央領域を4分割してかこむ複数の
外側領域に分割して測光し、この複数の測光値の
平均値出力で該複数の測光値を規格化し、この規
格化出力に基づいて被写界を類別し、その類別出
力により適正測光出力を演算する測光装置を提案
している。しかしながら、この測光装置では主被
写体の大きさが判別できない為、誤つた測光値を
求めてしまうことがあつた。
(発明の目的) 本発明は被写界の中央部に主被写体があること
を想定した好適な測光装置であり、特に主被写体
の大きさの大小を判別することにより適切な測光
値演算を可能とした測光装置を提供することを目
的とする。
本発明は上記目的を達成するために、被写界を
中央部の中央領域と、該中央領域より外側の第1
外側領域と、該第1の外側領域より外側の第2外
側領域の少なくとも3領域に分割し、前記複数の
領域の輝度情報を求める測光手段と、 前記測光手段より得られた複数の輝度情報か
ら、少なくとも2つの相隣接する両領域の輝度差
情報を求める輝度差検出手段と、 前記輝度差検出手段にて求めた少なくとも2つ
の輝度差情報と、前記測光手段にて求めた輝度情
報とに基づいて、特定の演算方式を選択して露出
情報を演算により求める露出情報演算手段と、 を備えた測光装置を特徴とする。
(実施例) 第1図は本発明を1眼レフカメラに適用したと
きの光学系の概略図である。同図に於いて、1は
撮影レンズ、2はクイツクリターンミラー、3は
焦点板、4はペンタプリズム、5は結像レンズ、
6は受光部、7は像面である。本実施例では撮影
レンズ1により焦点板3上に結像した被写体像を
結像レンズ5により受光部6上に導光及び結像さ
せて測光している。
第2図は第1図に示した受光部6の受光面の説
明図である。第2図に於いて、2Aは被写界の略
中央部の領域、2Bは領域2Aの周囲を取り囲む
形状の中間部の領域、2Cは領域2Bの周囲を取
り囲む形状の画面周辺部の領域である。本実施例
では第2図に示す様に各領域に相当する位置の被
写界領域の光を受光できる受光素子を複数配置
し、被写界を3個の領域2A,2B,2Cに分割
して、各領域毎に被写界輝度の測光を行なつてい
る。
第3図、第4図は本実施例の回路構成を説明す
るための回路図である。
第3図に於いて、8,9,10は各々第2図の
3個の領域2A,2B,2Cに対応するシリコン
フオトダイオード(SPD)であり、それぞれの
領域の輝度に応じた光電流iA,iB,iCを発生させ
る。11,12,13はこれら光電流を対数圧縮
してVA,VB,VCなる電圧値を出力する対数圧縮
回路である。電圧VA,VB,VCは、定数a1,a2
a3(0),b(>0)及び光電流iA,iB,iCを用い
て次の様に表わせる。
VA=a1+b・lniA VB=a2+b・lniB VC=a3+b・lniC ただし、a1,a2,a3は、各領域の輝度が等しいと
きには、VA=VB=VCとなる様に、対数圧縮回路
11,12,13内の予め設定されているものと
する。14は対数圧縮回路11,12,13の出
力電圧VA,VB,VCを各々入力端I1,I2,I3に入力
して、後述する複数個の演算式相当の回路のうち
どの演算式を選択するかを決定する選択回路であ
る。15,16,17は同一の抵抗値を持つ抵抗
であり、18は、アナログスイツチである。抵抗
15,16,17及びアナログスイツチ18によ
り平均値回路が構成されており、選択回路14の
A/出力端からHレベルの電圧が出力されアナ
ログスイツチ18のコントロール端子に入力され
ると、アナログスイツチ18が導通状態になり、
平均値回路の出力電圧V1は(VA+VB+VC)/3
になる。一方、選択回路14のA/出力端から
Lレベルの電圧が出力され、アナログスイツチ1
8のコントロール端子に入力されると、アナログ
スイツチ18が開放状態になり、平均値回路の出
力電圧V1は(VA+VB)/2になる。19はオペ
アンプであり、その出力端と逆相入力端を接続し
て、ボルテージフオロアとして用いており、正相
入力端には平均値回路の出力電圧V1が入力され
ている。オペアンプ19の出力端電圧は、その出
力端以降の回路状態によらず、電圧V1である。
20,21,22,23は同一の抵抗値を持つ抵
抗であり、24はオペアンプでる。抵抗20,2
1,22,23及びオペアンプ24により引算回
路を構成している。選択回路14のO出力端から
出力される電圧をV2とすると、この引算回路の
出力電圧はV1−V2である。この電圧V1−V2が、
本実施例に於いて、後に述べる複数の演算式によ
り決定される測光値を表わしている。
第4図は第3図に於ける選択回路14の回路図
である。第4図aにおいて、25,26,27,
28は同一の抵抗値を持つ抵抗、29はオペアン
プであり、第一の引算回路を構成している。同様
に、30,31,32,33は同一の抵抗値を持
つ抵抗、34はオペアンプであり、第二の引算回
路を構成している。第一の引算回路には電圧VA
及び電圧VBが入力され、その出力電圧はVB−VA
である。第二の引算回路には電圧VB及び電圧VC
が入力され、その出力電圧はVC−VBである。3
5は基準電圧発生回路で、基準電圧Vr1を発生し
ている。36はコンパレータであり、正相入力端
には電圧VCが入力され、逆相入力端には基準電
圧Vr1は入力され、VCVr1のときには、Hレベ
ル電圧を出力し、VC<Vr1のときにはLレベル電
圧を出力する。なお、基準電圧Vr1は実施例にお
いては、被写界が室外か室内かを判別できるレベ
ルに設定されているものである。37は基準電圧
発生回路で基準電圧VPa,VPb,VQa,VQbを発生
する。基準電圧発生回路37にはコントロール端
子B/があり、コンパレータ36の出力電圧が
コントロール電圧として入力されている。コント
ロール端子B/にHレベルのコントロール電圧
が入力されたときの基準電圧をVPa=VP1,VPb
VP2,VQa=VQ1,VQb=VQ2、一方、端子B/に
Lレベルのコントロール電圧が入力されたときの
基準電圧をVPa=VP3,VPb=VP4,VQa=VQ3
VQb=VQ4とおく。基準電圧VP1〜VP4,VQ1〜VQ4
の符号は、VP1,VP3,VQ1,VQ3が正、VP2,vP4
VQ2,VQ4が負である。なお、この基準電圧の関
係はVP2<0<VP1,VQ2<0<VQ1,vP4<0<
VP3、VQ4<0<VQ3である。38,39はコンパ
レータ、40,41はインバータである。コンパ
レータ38,39の正相入力端には、第一の引算
回路のオペアンプ29の出力電圧VB−VAが入力
される。コンパレータ38の逆相入力端には、基
準電圧発生回路37のコントロール端子B/に
入力されるコントロール電圧のHレベル、Lレベ
ルにより基準電圧VP1或いはVP3が入力される。
コンパレータ39の逆相入力端には、同様に基準
電圧VP2或いはVP4が入力される。42,43は
コンパレータ、44,45はインバータである。
コンパレータ42,43の正相入力端には、第二
の引算回路のオペアンプ34の出力電圧VC−VB
が入力される。コンパレータ43の逆相入力端に
は、基準電圧発生回路37のコントロール端子
B/に入力されるコントロール電圧のHレベ
ル、Lレベルにより、基準電圧VQ1あるいはVQ3
が入力される。コンパレータ42の逆相入力端に
は、同様に基準電圧VQ2あるいはVQ4が入力され
る。コンパレータ38,39,42,43の出力
端には、正相入力端電圧V+と逆相入力端電圧V
−の大小によりV+V−のときにHレベル電
圧、V+<V−のときにLレベル電圧が出力され
る。46〜54はアンドゲートであり、コンパレ
ータ38,39,42,43の出力端のHレベ
ル、Lレベルの組み合わせ方によつて少なくとも
1つのアンドゲートがHレベル電圧を出力し、そ
の他のアンドゲートはLレベルの電圧を出力す
る。
60はゲート回路であり、アンドゲート、オア
ゲート等の組合せによつて構成されている。この
ゲート回路60には、上述のコンパレータ36の
出力及びアンドゲート46〜54の出力が供給さ
れ、後述の制御の為の出力信号60a〜60jを
出力する。73は基準電圧発生回路であり、基準
電圧Vr2〜Vr9を発生する。なお、この基準電圧
はVr2,Vr3,Vr4,Vr5>0、そしてVr6,Vr7
Vr8,Vr9<0であり、更には、Vr2<Vr3,Vr4
>Vr5,|Vr6|<|Vr7|,|Vr8|>|Vr9|に
設定されている。74〜82はアナログスイツチ
であり、アナログスイツチ74の入力端には基準
電圧Vr2が、以下、75の入力端にはVr3が、7
6の入力端にはVr4が、77の入力端にはVr5が、
79の入力端にはVr6が、80の入力端にはVr7
が、81の入力端にはVr8が、そして82の入力
端にはVr9が加えられている。一方、アナログス
イツチ78の入力端Oである。このアナログス
イツチ74〜82の出力端は相互に接続され、0
出力端、すなわちV2電圧を出力する。又、アナ
ログスイツチ74のコントロール端子には上述の
ゲート回路60の出力信号60bが供給され、こ
の出力信号60bがHレベルの際に該アナログス
イツチ74を導通させて基準電圧Vr2を出力端に
出力するように構成されており、以下同様に、7
5のコントロール端子には60cが、76のコン
トロール端子には60dが、77のコントロール
端子には60eが、78のコントロール端子には
60fが、79のコントロール端子には60g
が、80のコントロール端子には60hが、81
のコントロール端子には60iが、そして、82
のコントロール端子には60jが供給されてい
る。一方、上述のゲート回路60の出力信号60
aは出力端A/より、第3図に示すアナログス
イツチ18のコントロール端子に供給され、この
出力信号60aがHレベルの際に、このアナログ
スイツチ18を導通させて、出力電圧V1を(VA
+VB+VC)/3とし、一方、Lレベルの際には
非導通として、出力電圧V1を(VA+VB)/2と
する。
なお、第4図bに上述のゲート回路60に構成
されるアンドゲート、オアゲート等の組合せの一
例を示す。この第4図bにおいて、OR1〜OR
5はオアゲート、AND1〜AND12はアンドゲ
ート、IN1〜IN5はインバータ、そしてNOR1
はノアゲートである。上述の第4図aでのゲート
回路60は、アンドゲート46〜54の出力信号
及びコンパレータ36の出力信号に応じて、以後
の動作説明のごとく出力信号60a〜60jを制
御すればよいので、各ゲートの組方は種々の構成
が考えられるが、第4図bはその構成の一例を示
すものである。
次に、第5図〜第7図を参図しながら、第3図
及び第4図の回路動作を説明する。
(1) 第2図に示す受光部6の一番外側の領域2c
から得られる輝度信号VCが基準電圧Vr1より大
きい場合、すなわち、VC>Vr1として被写界が
室外であると判断されたとき(背景に空等の明
るい被写体が入り画面周辺部が明るいと判断さ
れた場合)、このときは更に輝度信号差VB−VA
(以下△BAと略す)及び輝度信号差VC−VB(以
下△CBと略す)の値によつて、定数としての基
準電圧VP1,VP2,VQ1,VQ2(基準電圧の関係
は、VP2<0<VP1,VQ2<0<VQ1)を用いて、
次の動作により測光値V1−V2を求める。
(1‐1) VP2<△BA<VP1 VQ1<△CB のとき、具体的には第6図aに示すように被写界
領域の中央部領域2Aと第1の外側領域2Bの輝
度信号差△BAは小さくなり、一方、第1の外側領
域と一番外側の領域2Cの輝度信号差△CBは+側
の所定値VQ1より大きくなり、このときは主要被
写体が領域2A及び領域2Bの双方に存在する場
合が多いと判断できる。従つて、測光値V1−V2
は主要被写体に適度な露出を与える為に、領域2
Aと領域2Bの輝度信号VA,VBを対象とし、補
正係数は0として、次の演算式より求める。
V1−V2=(VA+VB)/2 … そして、第3図及び第4図の回路動作につい
て、まず第4図の選択回路14を説明すると、一
番外側の領域2Cの測光信号(電圧)VCが基準
電圧Vr1より大きいので、コンパレータ36はH
レベルを出力し、よつて基準電圧発生回路37の
コントロール端子B/にHレベルの信号が供給
され、該回路37の基準電圧はVPa=VP1,VPb
VP2,VQa=VQ1,VQb=VQ2となる。一方、オペア
ンプ29の出力信号(電圧)VB−VAは、VP2
BA<VP1の条件になるので、コンパレータ38
の出力はLレベル、コンパレータ39の出力はH
レベルとなり、又、オペアンプ34の出力信号
(電圧)VC−VBは、VQ1<△CBの条件になるので、
コンパレータ42の出力はHレベル、コンパレー
タ43の出力はHレベルとなる。よつて、アンド
ゲート49のみがHの出力となり、このアンドゲ
ート49のHレベル出力、アンドゲート46〜4
8,50〜54のLレベル出力及びコンパレータ
36のHレベル出力により、ゲート回路60は出
力信号60aをLレベルとして出力端A/をL
レベルとすと共に、出力信号60fのみをHレベ
ルとし、他の出力信号60b〜60e,60g〜
60jをLレベルとし、0出力端の電圧をOVと
する。従つて、第3図でのオペアンプ19からは
電圧(VA+VB)/2が出力され、オペアンプ2
4では逆相入力端にはOVが供給されるので、該
オペアンプ24の出力V1−V2は、電圧(VA
VB)/2となる。
(1‐2) VP1<△BA VQ1<△CB の時、具体的には第6図bに示す様に領域2Aと
領域2Bとの輝度信号差△BAは+側の所定値VP1
より大きく、更に領域2Bと領域2Cの輝度信号
差△CBも+側の所定値VQ1より大きいので、この
ときは主要被写体が領域2Aの全部と領域2Bの
一部に存在する場合が多いと判断できる。この場
合には領域2Aの輝度信号VAのみを対象として
測光値V1−V2を求めても良いのだが、背景の輝
度信号をある程度考慮した方が経験的に良い露出
値が得られる事になる。従つて、測光値V1−V2
は主要被写体VA,VBを対象とし、補正係数Vr2
を用いて、次の演算式より求める。
V1−V2=(VA+VB)/2−Vr2 … そして、回路動作は、コンパレータ36,3
8,39,42及び43が全てHレベルを出力
し、アンドゲート46のみがHレベルを出力し、
その他のアンドゲート47〜54がLレベルを出
力する。よつて、ゲート回路60はコンパレータ
36及びアンドゲート46〜54の出力を受け
て、出力信号60aをLレベルとし、出力信号6
0bをHレベル、更には出力信号60c〜60j
をLレベルとしてオペアンプ19の出力は電圧
(VA+VB)/2となり、オペアンプ24の出力
V1−V2は(VA+VB)/2−Vr2となる。
(1‐3) VP1<△BA VQ2<△CB<VQ1 のとき、具体的には、第6図cに示すように、領
域2Aと領域2Bとの輝度信号差△BAは+側の所
定値VP1より大きくなり、一方、領域2Bと領域
2Cとの輝度信号差△CBは小さいので、このとき
は主要被写体が領域2Aの全部に存在し、又は特
に主要被写体が小さい場合が多いと判断できる。
この場合には領域2A内の主要被写体を対象とし
て測光値V1−V2を求めて良いのだが、背景に相
当する領域2Bの輝度信号VBを考慮して、主要
被写体部分に適度な露出を与える為に、測光値
V1−V2は領域2A,2Bを対象とし、補正係数
Vr3(Vr3>Vr2)を用いて、次の演算式より求
める。
V1−V2=(VA+VB)/2−Vr3 … そして、回路動作は、コンパレータ36,3
8,39及び42が全てHレベルを出力し、一
方、コンパレータ43はLレベルを出力し、アン
ドゲート46及び48がHレベルを出力し、その
他のアンドゲート47,49〜54がLレベルを
出力する。よつて、ゲート回路60はコンパレー
タ36及びアンドゲート46〜54の出力を受け
て、出力信号60aをLレベルとし、出力信号6
0cをHレベル、更には出力信号60b,60d
〜60jをLレベルとして、オペアンプ19の出
力は電圧(VA+VB)/2となり、オペアンプ2
4の出力V1−V2は(VA+VB)/2−Vr3となる。
(1‐4) VP1<△BACB<VQ2 のとき、具体的には、第6図dに示すように、領
域2Aと領域2Bとの輝度信号差△BAは+側の所
定値VP1より大きくなり、一方、領域2Bと領域
2Cとの輝度信号差△CBは一側の所定値VQ2より
小さいので、このときは主被写体が上述の(1−
3)で説明した場合と同程度の大きさで且つ領域
2Bに相当する高輝度の被写体(例えば太陽、海
面反射等)のある場合や、風景写真等で領域2B
に相当に高輝度の被写体がある場合と判断でき
る。この場合には、データ的に領域2A,2B及
び2Cの全ての輝度を対象とし、補正係数を0と
して測光値V1−V2を求める[V1−V2=(VA+VA
+VC)/3]ことも良好な結果を得る方法とし
て発明者は認識したが、本実施例ではもう一つの
良好な結果が得られる方法、すなわち、上述の
(1−3)の場合と同様に、領域2Aと領域2B
の輝度を対象とし、+側の補正係数Vr3を用いて、
次の演算式より求める。
V1−V2=(VA+VB)/2−Vr3 … そして、回路動作は、コンパレータ36,38
及び39がHレベルを出力し、一方、コンパレー
タ42,43はLレベルを出力し、アンドゲート
48がHレベルを出力し、その他のアンドゲート
46,47,49〜54がLレベルを出力する。
よつて、ゲート回路60はコンパレータ36及び
アンドゲート46〜54の出力を受けて、出力信
号60aをLレベルとし、出力信号60cをHレ
ベル、更には出力信号60b,60d〜60jを
Lレベルとして、オペアンプ19の出力は電圧
(VA+VB)/2となり、オペアンプ24の出力
V1−V2は(VA+VB)/2−Vr3となる。
(1‐5) VP2<△BA<VP1CB<VQ2 のとき、具体的には、第6図eに示すように、領
域2Aと領域2Bとの輝度信号差△BAは小さく、
領域2Bと領域2Cの輝度信号差△CBは負の値で
VQ2より絶対値が大きいので、このときは主被写
体が領域2Aと2Bの双方に存在する大きい場合
で、しかし白つぽいことが判断できる。この場合
には、領域2Aと領域2Bの輝度を対象として測
光値を求めても良いが、画面周辺部が中央部より
低輝度の場合には、画面周辺部の領域2Cの輝度
をある程度考慮して、測光値を求めた方が、白つ
ぽい主被写体を確実に白く写す(ハイライトコン
トロール)ことができ、これはデータ的に良い露
出値が得られることがわかつている。従つて、こ
のときは主被写体部分がハイライト描写されるよ
うな露出を与える為に輝度信号VA,VB,VCの全
てを対象とし、測光値V1−V2は+側の補正係数
Vr4を用いて、次の演算式より求める。
V1−V2=(VA+VB+VC)/3−Vr4 … そして、回路動作は、コンパレータ36,39が
Hレベルを出力し、一方、コンパレータ38,4
2及び43はLレベルを出力し、アンドゲート5
1がHレベルを出力し、その他のアンドゲート4
6〜50,52〜54がLレベルを出力する。よ
つて、ゲート回路60は、コンパレータ36及び
アンドゲート46〜54の出力を受けて、出力信
号60aをHレベルとし、出力信号60dをHレ
ベル、更には出力信号60b,60c,60e〜
60jをLレベルとして、オペアンプ19の出力
は電圧(VA+VB+VC)/3となり、オペアンプ
24の出力V1−V2は(VA+VB+VC)/3−Vr4
となる。
(1‐6) △BA<VP2CB<VQ2 のとき、具体的には第6図fに示すように、領域
2Aと領域2Bとの輝度信号差△BAは負の値で所
定値VP2より絶対値が大きく、領域2Bと領域2
Cとの輝度信号差△CBも負の値で所定値VQ2より
絶対値が大きいので、このときは主被写体が領域
2Aの全部と領域2Bの一部に存在する中くらい
の場合で且つ白つぽい被写体の場合であることが
判断できる。この場合には、上述の(1−5)の
場合と同様に主被写体がハイライト描写されるよ
うな露出を与える為に、領域2A,2B及び2C
の輝度が対象とし、測光値V1−V2は+側の補正
係数Vr5(Vr5<Vr4)を用いて、次の演算式よ
り求める。
V1−V2=(VA+VB+VC)/3 −Vr5 … そして、回路動作は、コンパレータ36がHレ
ベルを出力し、一方、コンパレータ38〜43は
Lレベルを出力し、アンドゲート54がHレベル
を出力し、その他のアンドゲート46〜53がL
レベルを出力する。よつてゲート回路60はコン
パレータ36及びアンドゲート46〜54の出力
を受けて、出力信号60aをHレベルとし、出力
信号60eをHレベル、更には出力信号60b〜
60d,60f〜60jをLレベルとして、オペ
アンプ19の出力は電圧(VA+VB+VC)/3と
なり、オペアンプ24の出力V1−V2は(VA+VB
+VC)/3−Vr5となる。
(1‐7) △BA<VP2 VQ2<△CB<VQ1 のとき、具体的には第6図gに示すように、領域
2Aと領域2Bとの輝度信号差△BAは負の値で所
定値VP2より絶対値が大きく、領域2Bと領域2
Cとの輝度信号差△CBは小さいので、このときは
主被写体は領域2Aの全部に存在するか、もしく
は特に主被写体が小さいときであり、しかも主被
写体が白つぽい被写体であることが判断できる。
この場合にも上述と同じく主被写体部分がハイラ
イト描写されているような露出を得る為に、領域
2A,2B及び2Cを対象とし、補正係数を0と
して、次の演算式より求める。
V1−V2=(VA+VB+VC)/3 … そして、回路動作は、コンパレータ36,42
がHレベルを出力し、一方、コンパレータ38,
39及び42はLレベルを出力し、アンドゲート
52,54がHレベルを出力し、その他のアンド
ゲート46〜51,53がLレベルを出力する。
よつてゲート回路60はコンパレータ36及びア
ンドゲート46〜54の出力を受けて、出力信号
60aをHレベルとし、出力信号60fをHレベ
ル、更には出力信号60b〜60e,60g〜6
0jをLレベルとして、オペアンプ19の出力は
電圧(VA+VB+VC)/3となり、オペアンプ2
4の出力V1−V2は(VA+VB+VC)/3となる。
(1‐8) △BA<VP2 VQ1<△CB のとき、具体的には第6図hに示すように、領域
2Aと領域2Bとの輝度信号差△BAは負の値で所
定値VP2より絶対値が大きく、領域2Bと領域2
Cとの輝度信号差△CBは所定値VQ1より大きいの
で、このときは、主被写体が上述の(1−1)が
述べた場合と同程度の大きさで且つ主被写体部分
に明暗差があつて、領域2Aがやや高輝度になつ
ている場合や、風景写真等で領域2Bに相当な低
輝度な被写体が占めている場合であることが判断
できる。この場合にはデータ的に領域2A,2B
及び2Cの全ての輝度を対象とし、補正係数を0
として測光値V1−V2を求める[V1−V2=(VA
VB+VC)/3]ことも、良好な結果を得る方法
として発明者は認識したが、本実施例ではもの一
つの良好な結果が得られる方法、すなわち上述の
(1−1)の場合と同様に、領域2Aと領域2B
の輝度を対象とし、補正係数は0として、次の演
算式より求める。
V1−V2=(VA+VB)/2 … そして、回路動作はコンパレータ36,42及び
43がHレベルを出力し、一方コンパレータ3
8,39はLレベルを出力し、アンドゲート52
がHレベルを出力し、その他のアンドゲート46
〜51,53,54、がLレベルを出力する、よ
つて、ゲート回路60はコンパレータ36及びア
ンドゲート46〜54の出力を受けて、出力信号
60aをLレベルとし、出力信号60fをHレベ
ル、更には出力信号60b〜60e,60g〜6
0jをLレベルとして、オペアンプ19の出力は
電圧(VA+VB)/2となり、オペアンプ24の
出力V1−V2は(VA+VB)/2となる。
(1‐9) VP2<△BA<VP1 VQ2<△CB<VQ1 のとき、具体的には第6図iに示すように、領域
2Aと領域2Bとの輝度信号差△BAが小さく、ま
た領域2Bと領域2Cとの輝度信号差△CBも小さ
いので、このときは主被写体が被写界全体を占め
ている場合、あるいは風景等のように主被写体の
設定意図がない場合であると判断できる。この場
合には、領域2A,2B及び2Cの輝度を対象と
し、補正係数を0として、次の演算式より求め
る。
V1−V2=(VA+VB+VC)/3 … そして、回路動作は、コンパレータ36,39及
び42がHレベルを出力し、一方、コンパレータ
38,43はLレベルを出力し、アンドゲート4
9,51及び52がHレベルを出力し、その他の
アンドゲート46〜48,50,53,54がL
レベルを出力する。よつて、ゲート回路60はコ
ンパレータ36及びアンドゲート46〜54の出
力を受けて、出力信号60aをHレベル、出力信
号60fをHレベル、更には出力信号60b〜6
0e,60g〜60jをLレベルとして、オペア
ンプ19の出力は電圧(VA+VB+VC)/3とな
り、オペアンプ24の出力V1−V2は(VA+VB
VC)/3となる。
(2) 第2図に示す受光部6の一番外側の領域2C
から得られる輝度信号VCが基準電圧Vr1より小
さい場合、すなわちVC<Vr1として背景に室内
の壁等が位置するような室内であると判断され
たとき、このときも上述の(1)と同様に輝度信号
差△BA及び輝度信号差△CBの値によつて定数
VP3,VP4,VQ3,VQ4(VP4<0<VP3,VQ4<0
<VQ3)を用いて、次の動作により測光値V1
V2を求める。
(2‐1) VP4<△BA<VP3 VQ<△CB のとき、具体的には第7図aに示す様に領域2A
と領域2Bの輝度信号差△BAは小さくなり、領域
2Bと領域2Cの輝度信号差△BAが所定値VQ3
り大きいので、このときは主被写体が領域2Aと
2Bの双方に存在する大きい場合で、しかも黒つ
ぽい被写体の場合であると判断できる。
この場合には、単に領域2Aと2Bの輝度を対
象として、補正係数を0として測光値を求めても
良いが、黒つぽい主被写体を確実に黒く写す(シ
ヤドーコントロール)ようにすることがより望ま
しく、本実施例では、主被写体部分がシヤドー描
写されるような露出を与える為に、領域2A,2
Bの輝度を対象とし、測光値V1−V2は一側の補
正係数−Vr7を用いて、次の演算式より求め
る。
V1−V2=(VA+VB)/2+Vr7 … そして、回路動作は、一番外側の領域2Cの測
光信号(電圧)VCが基準電圧Vr1より小さいの
で、コンパレータ36はLレベルを出力し、よつ
て基準電圧発生回路37のコントロール端子B/
DにLレベルの信号が供給され、該回路37の基
準電圧はVPa=VP3,VPb=vP4,VQa=VQ3,VQb
VQ4となる。一方、コンパレータ36,39はL
レベルを出力し、一方、コンパレータ38,42
及び43がHレベルに出力し、アンドゲート49
がHレベルを出力し、その他のアンドゲート46
〜48,50〜54がLレベルを出力する。よつ
て、ゲート回路60はコンパレータ36及びアン
ドゲート46〜54の出力を受けて、出力信号6
0aをLレベル、出力信号60hをHレベル、更
には出力信号60b〜60g,60i,60jを
Lレベルとして、オペアンプ19の出力は電圧
(VA+VB)/2となり、オペアンプ24の出力
V1−V2は(VA+VB)/2+Vr7となる。
(2‐2) VP3<△BA VQ3<△CB の時、具体的には第7図aに示す様に領域2Aと
領域2Bの輝度信号差△BAが所定値VP3より大き
く、領域2Bと領域2Cの輝度信号差△CBが所定
値VQ3より大きいので、この時は主被写体が領域
2Aの全部と領域2Bの一部に存在する場合で、
しかも黒つぽい被写体であると判断できる。その
場合には、主被写体部分に上述の(2−1)と同
じ様にシヤドー描写されるような露出を与えるた
めに、領域2Aと2Bの輝度を対象とし、測光値
V1−V2は一側の補正係数−Vr6を(|Vr6|<|
Vr7|)を用いて、次の演算式より求める。
V1−V2=(VA+VB)/2+Vr6 … そして、回路動作は、コンパレータ36はLレ
ベルを出力し、一方、コンパレータ38〜43は
全てHレベルを出力し、アンドゲート46はHレ
ベルを出力し、その他のアンドゲート47〜54
はLレベルを出力する。よつて、ゲート回路60
はコンパレータ36及びアンドゲート46〜54
の出力を受けて、出力信号60aをLレベル、出
力信号60gをHレベル、更には出力信号60b
〜60f,60h〜60jをLレベルとして、オ
ペアンプ19の出力は電圧(VA+VB)/2とな
り、オペアンプ24の出力V1−V2は(VA
VB)/2+Vr6となる。
(2‐3) VP3<△BA VQ4<△CB<VQ3 のとき、具体的には第7図cに示すように領域2
Aと領域2Bの輝度信号差△BAが所定値VP3より
大きく、一方、領域2Bと領域2Cの輝度信号差
CBは小さいので、このときは主被写体が領域2
Aの全部に存在するか、または主被写体が小さい
場合であり、しかも黒つぽい被写体の場合である
と判断できる。この場合には、主被写体部分がシ
ヤドー描写されるような露出を与える為に、領域
2A,2B及び2Cの輝度を対象とし、測光値
V1−V2は補正係数を0として、次の演算式よ
り求める。
V1−V2=(VA+VB+VC)/3 … そして、回路動作は、コンパレータ36,43
はLレベルを出力し、一方、コンパレータ38〜
42はHレベルを出力し、その他のアンドゲート
46,48はHレベルを出力し、その他のアンド
ゲート47,49〜54はLレベルを出力する。
よつて、ゲート回路60はコンパレータ36及び
アンドゲート46〜54の出力を受けて、出力信
号60aをLレベル、出力信号60fをHレベ
ル、更には出力信号60b〜60e,60g〜6
0jをLレベルとして、オペアンプ19の出力は
電圧(VA+VB+VC)/3となり、オペアンプ2
4の出力V1−V2も(VA+VB+VC)/3となる。
(2‐4) VP3<△BACB<VQ4 の時、具体的には、第7図dに示す様に、領域2
Aと領域2Bの輝度信号差△BAが所定値VP3より
大きく、領域2Bと領域2Cの輝度信号差△CB
負の値で所定値VQ4より絶対値が大きいので、主
被写体は上述(2−3)の場合と同程度の大きさ
の通常の被写体であり、且つ領域2Bに高輝度の
被写体(例えば電灯)のある場合である事が判断
できる。この場合の様に室内で領域2Bに高輝度
の被写体がある際では、室外の太陽等が領域2B
に位置している場合に比べて、この高輝度の影響
は少ないことがデータ的に言える為、測光値V1
−V2は領域2A,2B及び2Cの輝度を対象と
し、補正係数を0として、次の演算式より求め
る。
V1−V2=(VA+VB+VC)/3 … そして、回路動作は、コンパレータ36,42及
び43はLレベルを出力し、一方、コンパレータ
38,39はHレベルを出力し、アンドゲート4
8はHレベルを出力し、その他のアンドゲート4
6,47,49〜54はLレベルを出力する。よ
つて、ゲート回路60はコンパレータ36及びア
ンドゲート46〜54の出力を受けて、出力信号
60aをHレベル、出力信号60fをHレベル、
更には出力信号60b〜60e,60g〜60j
をLレベルとして、オペアンプ19の出力は電圧
(VA+VB+VC)/3となり、オペアンプ24の
出力V1−V2も(VA+VB+VC)/3となる。
(2‐5) VP4<△BA<VP3CB<VQ4 のとき、具体的には、第7図eに示すように、領
域2Aと領域2Bの輝度信号差△BAは小さく、領
域2Bと領域2Cとの輝度信号差△CBは負の値で
所定値VQ4より絶対値が大きいので、主被写体が
領域2Aと2Bの双方に存在する場合であり且
つ、領域2A,2Bのみがライトにより照明され
ている場合であると判断できる。その場合には、
領域2A及び2Bのみの輝度を対象として測光値
を求める考え方もあるが、本実施例では被写界の
暗い周辺領域、すなわち領域2Cもある程度は考
慮し、測光値V1−V2は領域2A,2B及び2C
の輝度を対象とし、補正係数を0として、次の演
算式より求める。
V1−V2=(VA+VB+VC)/3 … そして、回路動作はコンパレータ36,38,4
2及び43がLレベルを出力し、一方、コンパレ
ータ39がHレベルを出力し、アンドゲート51
はHレベルを出力し、その他のアンドゲート46
〜50,52〜54はLレベルを出力する。よつ
て、ゲート回路60はコンパレータ36及びアン
ドゲート46〜54の出力を受けて出力信号60
aをHレベル、出力信号60fをHレベル、更に
は出力信号60b〜60e,60g〜60jをL
レベルとして、オペアンプ19の出力は電圧
(VA+VB+VC)/3となり、オペアンプ24の
出力V1−V2も(VA+VB+BC)/3となる。
(2‐6) △BA<VP4CB<VQ4 のとき、具体的には第7図fに示す様に、領域2
Aと領域2Bとの輝度信号差△BAは負の値で所定
値VP4より絶対値が大きく、領域2Bと領域2C
との輝度信号差△CBも負の値で所定値VQ4より絶
対値が大きいので、主被写体は領域2Aの全部と
領域2Bの一部に存在する場合であつて、且つ領
域2Aの全ての領域2Bの一部がライトにより照
明されている場合であると判断できる。この場合
には上述の(2−5)の場合よりも補正係数にて
補正することが主被写体部分に適度な露出を与え
る為に必要となり、領域2A,2B及び2Cの輝
度を対象とし、測光値V1−V2は一側の補正係数
−Vr9を用いて次の演算式にて求める。
V1−V2=(VA+VB+VC)/ 3+Vr9 … そして、回路動作はコンパレータ36〜45は
全てLレベルを出力し、アンドゲート54はHレ
ベルを出力し、その他のアンドゲート46〜53
はLレベルを出力する。よつて、ゲート回路60
はコンパレータ36及びアンドゲート46〜54
の出力を受けて出力信号60aをHレベル、出力
信号60jをHレベル、更には出力信号60b〜
60iをLレベルとして、オペアンプ19の出力
は電圧(VA+VB+VC)/3となり、オペアンプ
24の出力V1−V2は(VA+VB−VC)/3+Vr9
となる。
(2‐7) △BA<VP4 VQ4<△CB<VQ3 のとき、具体的には第7図gに示すように、領域
2Aと領域2Bとの輝度信号差△BAは負の値で所
定値VP4より絶対値が大きく、領域2Bと領域2
Cとの輝度信号差△CBは小さいので、このときは
主被写体が領域2Aの全部に存在し、又は主被写
体が小さく領域2Aの一部に存在する場合である
と判断できる。この場合には主被写体部分に適度
な露出を与える為に、領域2A,2B及び2Cの
輝度を対象とし、測光値V1−V2は一側の補正係
数−Vr8(|Vr8|>|Vr9|)を用いて次の演算
式にて求める。
V1−V2=(VA+VB+VC)/ 3+Vr8 … そして、回路動作は、コンパレータ36,38,
39及び43がLレベルを出力し、一方、コンパ
レータ42がHレベルを出力し、アンドゲート5
2,54はHレベルを出力し、その他のアンドゲ
ート46〜51,53はLレベルを出力する。よ
つて、ゲート回路60はコンパレータ36及びア
ンドゲート46〜54の出力を受けて、出力信号
60aをHレベル、出力信号60iをHレベル、
更には出力信号60b〜60h,60jをLレベ
ルとして、オペアンプ19の出力は電圧(VA
VB+VC)/3となり、オペアンプ24の出力V1
−V2は(VA+VB+VC)/3+Vr8となる。
(2‐8) △BA<VP4 VQ3<△CB のとき、具体的には第7図hに示すように、領域
2Aと領域2Bとの輝度信号差△BAは負の値で所
定値VP4より絶対値が大きく、領域2Bと領域2
Cとの輝度信号差△CBは所定値VQ3より大きいの
で、このときは主被写体が上述(2−1)の場合
と同程度の大きさで且つ主被写体部分に明暗差が
あつて領域2Aがやや高輝度になつているが全体
としては黒つぽい被写体である場合や、風景写真
等で領域2Bを相当に低輝度の被写体が占めてい
る場合であると判断できる。この場合には、デー
タ的に領域2A,2B及び2Cの全ての輝度を対
象とし、補正係数を0として測光値V1−V2を求
める[V1−V2=(VA+VB+VC)/3]ことを被
写界の条件によつては良好な結果が得られること
も解つているが、実施例では総合的に良い結果が
得られた方法、すなわち、領域2A,2B及び2
Cの全ての輝度を対象とし、測光値V1−V2は一
側の補正係数−Vr8を用いて、次の演算式にて
求める。
V1−V2=(VA+VB+VC)/ 3+Vr8 … そして、回路動作は、コンパレータ36〜39は
Lレベルを出力し、一方、コンパレータ42,4
3はHレベルを出力し、アンドゲート52はHレ
ベルを出力し、その他のアンドゲート46〜5
1,53,54はLレベルを出力する。よつて、
ゲート回路60はコンパレータ36及びアンドゲ
ート46〜54の出力を受けて出力信号60aを
Hレベル、出力信号60iをHレベル、更には出
力信号60b〜60h,60jをLレベルとし
て、オペアンプ19の出力は電圧(VA+VB
VC)/3となり、オペアンプ24の出力V1−V2
は(VA+VB+VC)/3+Vr8となる。
(2‐9) VP4<△BA<VP3 VQ4<△CB<VQ3 のとき、具体的には第7図iに示すように、領域
2Aと領域2Bとの輝度信号差△BAは小さく、
又、領域2Bと領域2Cとの輝度信号差△CBも小
さいので、このときは主被写体が被写界全体を占
めている場合であることが判断できる。この場合
には、領域2A,2B及び2Cの全体に適度な露
出を与えるために、領域2A〜2Cの全部の輝度
を対象とし、測光値V1−V2は補正係数を0とし
て次の演算式にて求める。
V1−V2=(VA+VB+VC)/3 … そして、回路動作は、コンパレータ36,38及
び43はLレベルを出力し、一方コンパレータ3
9,42はHレベルを出力し、アンドゲート4
9,51はHレベルを出力し、その他のアンドゲ
ート46〜48,50,52〜54はLレベルを
出力する。よつて、ゲート回路60はコンパレー
タ36及びアンドゲート46〜54の出力を受け
て出力信号60aをHレベル、出力信号60fを
Hレベル、更には出力信号60b〜60e,60
g〜60jをLレベルとして、オペアンプ19の
出力は電圧(VA+VB+VC)/3となり、オペア
ンプ24の出力V1−V2も(VA+VB+VC)/3
となる。
以上、説明した実施例の測光装置にて特徴的な
ことは、主被写体が被写界領域の中央部(領域2
A)にあることを前提とすると、主被写体の大き
さが判断でき、その主被写体の大きさに応じた補
正が行なえる。
又、本実施例の測光装置では、被写体が白つぽ
いかもしくは黒つぽいことを検知した際には、意
識的に白つぽい被写体は白く、黒つぽい被写体は
黒く写るようにハイライト描写(ハイライトコン
トロール)もしくは、シヤドー描写(シヤドーコ
ントロール)を補正して行なわせており、又、こ
の補正は主被写体の大きさの判別により補正量を
変えているので、極めて効果的な測光値のコント
ロールを可能としている。
なお、上述の実施例の説明にて用いた第6図及
び第7図の説明図にて、各領域2A〜2Cの輝度
レベルの値は、隣合う領域の輝度差が小さいとき
には、同じレベルにて示したが、これは無論、実
際の測光の場合は多少の差が出るものであり(比
較した所定値、例えばVP1よりは輝度差が小さい
意味)、あくまで第6図及び第7図は本発明の理
解を容易にするための説明図の役目しか果たさな
いものである。
尚、上記実施例において、測光値V1−V2の演
算方式には、画面周辺部の輝度が大きい場合と小
さい場合の2通りの場合に分けたが、画面周辺部
の輝度が中くらいの場合も加えて3通りの場合に
ついて、より詳細な場合分けを上述と同様に行つ
て、測光値を得るようにしても良い。又、被写界
を輪帯状の3個以上の領域に分割して互いに隣接
する領域との輝度信号差を用いるようにしても良
い。
なお、本発明は一眼レフカメラに限らずレンズ
シヤツターカメラ等にも良好に適用することがで
きる。なお、本実施例は選択回路をロジツク回路
にて構成したが、マイクロコンピユータを用いて
ソフト的に処理することも、当然本発明の実施と
なることは無論である。
(発明の効果) 以上、説明した様に本発明は、被写界の中央部
に主被写体がある事を想定した好適な測光装置で
あり、特に主被写体の大きさの大小を判別を可能
とし、更には複数設定された測光値演算方式の内
から主被写体の大きさに応じて適する演算方式を
選択する事により、適切な測光値演算を可能とし
た測光装置を提供する事ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を一眼レフカメラに適用したと
きでの実施例としての光学系の概略図。第2図は
第1図の受光手段の受光面での複数の測光領域を
示す説明図。第3図は測光装置の回路図。第4図
aは第3図の選択回路の詳細な回路図であり、第
4図bは第4図aでのゲート回路の一例を示す回
路図。第5図は第3図にて選択された測光値演算
式を説明する説明図。第6図及び第7図は第3図
にて選択された測光値演算式にて求められた測光
値のレベルを示す説明図。 2A,2B,2C…受光する各領域、6…受光
部、14…選択回路、19,24…オペアンプ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 被写界を中央部の中央領域と、該中央領域よ
    り外側の第1外側領域と、該第1外側領域より外
    側の第2外側領域の少なくとも3領域に分割し、
    前記複数の領域の輝度情報を求める測光手段と、 前記測光手段より得られた複数の輝度情報か
    ら、少なくとも2つの相隣接する両領域の輝度差
    情報を求める輝度差検出手段と、 前記輝度差検出手段にて求めた少なくとも2つ
    の輝度差情報と、前記測光手段にて求めた輝度情
    報とに基づいて、特定の演算方式を選択して露出
    情報を演算により求める露出情報演算手段と、 を備えたことを特徴とする測光装置。
JP2627586A 1986-02-08 1986-02-08 測光装置 Granted JPS62184319A (ja)

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