JP2556396Y2 - 電気温風機 - Google Patents

電気温風機

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JP2556396Y2
JP2556396Y2 JP1991049708U JP4970891U JP2556396Y2 JP 2556396 Y2 JP2556396 Y2 JP 2556396Y2 JP 1991049708 U JP1991049708 U JP 1991049708U JP 4970891 U JP4970891 U JP 4970891U JP 2556396 Y2 JP2556396 Y2 JP 2556396Y2
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heater
air
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blower
temperature
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JP1991049708U
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Inventor
篤 村岡
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株式会社トヨトミ
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  • Control Of Resistance Heating (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は送風機と正特性サーミ
スタなどの発熱体をヒータとして用いる安全性の高い電
気温風機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】送風機を構成するスクロールの吹出口に
電気ヒータを内装したヒータ枠体を取付けた奥行きのあ
る電気温風機に代って、電気温風機の枠体を縦形にした
ものが好まれている。この縦形の電気温風機は平板状の
送風機ベースに送風ファンを取付け、送風ファンの外側
にファンスクロールの働きをするファンカバーを取付
け、送風ファンで送られる空気をベースに設けた送風出
口から吹出す構成としており、この送風出口に電気ヒー
タを内装したヒータ枠体を取付けている。
【0003】一方、この種の電気温風機は送風ファンが
ロックした時や、電気温風機が作動中に温風吹出口を布
団やタオルなどで塞いだ時に加熱事故を起こす場合があ
り、この為の安全対策が必要である。従来の一般的な安
全装置の具体例として、ヒータ枠体に温度センサーを取
付け、このような異常時にヒータで加熱された空気が温
度センサーに流れ、温度センサーがこの温度上昇を検出
してヒータへの通電を停止する安全装置が知られてい
る。(実開昭53−144256、実開昭60−756
0参照)
【0004】また、最近の電気温風機のヒータの構造と
して、ニクロム線ヒータに代ってセラミックを素材とす
る正特性サーミスタで発熱体を構成し、正特性サーミス
タの両側を導電体の放熱板で挟着し、該放熱板に電極を
取付けて放熱体と一体のヒータを構成したものが用いら
れている。そして、このヒータは正特性サーミスタの特
性から過熱時は高抵抗になって通電量が減少する安全性
が高いものとなっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】電気温風機の温風吹出
口を布団・タオル等で塞いだり、温風吹出口を下にして
転倒したり、送風ファンがロックするトラブルが発生す
ると、電気温風機の枠体内の温度が上がり火災等の危険
がある。この為、従来ではヒータで加熱した温風が異常
時に温度センサーに流れる構造を用いているが、この構
造では、送風ファンがロックした時のように完全に空気
流が止まる時には非常に安全性が高いものである。しか
し、このように温風が温度センサーに流れる異常検出構
造は、布団やタオルが温風吹出口を少し覆うだけでヒー
タを通過する空気流があると、この時は温風が温度セン
サーに流れないから異常を検出できず、ヒータは発熱を
続けるので異常状態まで進行して必ずしも信頼性の高い
ものではなかった。
【0006】また、正特性サーミスタを使うヒータで
も、空気流があれば発熱を続けるから、特定の条件では
安全性が高いとはいえず、安全性を確保する為には温度
センサーなどによって異常温度を検出してヒータへの通
電を止める装置が必要になっている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、送風ファン1
を囲繞し、風路Aを形成するファンカバー2をベース3
に取付け、該ベース3に設けた送風出口4にヒータ5を
取付けた電気温風機において、ヒータ5とヒータ5に近
接して設ける温度過昇防止装置6とをヒータホルダ7・
7aで挟着し、ベース3の送風出口4はヒータホルダ7
・7aによって封鎖すると共に、該ヒータホルダ7・7
aのヒータ5に向かう流路よりもベース3の送風出口4
を大きくすると共に、大きくした送風出口4はヒータ5
に向かう流路と温度過昇防止装置6の取付部とに対面
し、風路Aを流れる空気流は露出した温度過昇防止装置
6の取付部を空冷しながらヒータ5に向かうことによっ
て、温度過昇防止装置を低温度に維持している。
【0008】また、送風出口4を介して風路Aと対面す
るヒータホルダ7・7aの温度過昇防止装置6の取付部
には通風開口8を設け、風路Aを流れる空気の一部が通
風間口8から温度過昇防止装置6に向かって吹付けて、
温度過昇防止装置6が直接空冷されるようにしたもので
ある。
【0009】
【作用】本考案にかかる電気温風機は送風ファン1を回
転してヒータ5に通電すると、送風ファン1はファンカ
バー2とベース3とで構成した風路Aにて空気流を作り
出し、一方、ヒータ5はヒータホルダ7・7aに挟着し
て固定され、ヒータホルダ7・7aがベース3の送風出
口4に取付けられているから、風路Aの空気流は送風出
口4を経て通電したヒータ5を通過し、ヒータ5の熱を
奪って温風になって枠体外へ吹し、ヒータホルダ7・7
aへの伝熱を少なくしている。
【0010】ヒータ5異常高温度を速やかに検出する為
の温度過昇防止装置6は、ヒータ5と近接してヒータホ
ルダ7・7aに挟着して固定されており、隣接するヒー
タ5の熱を受けて通常時でも雰囲気温度が高くなる。
【0011】この考案におけるヒータホルダ7・7aの
温度過昇防止装置6の取付部は、ベース3の送風出口4
に露出した位置にあり、送風ファン1によって強制的に
ヒータ5へ向かう空気によって、温度過昇防止装置6の
取付部のヒータホルダ7・7aを冷却する構成としたか
ら、温度過昇防止装置6の取付部は放熱によって低温度
に保持でき、ヒータ5からの伝熱と温度過昇防止装置6
の取付部からの放熱とがバランスして安定しており、温
度過昇防止装置6の設定温度が低くできたものである。
【0012】そして、もし電気温風機の温風吹出口が塞
がれると、ヒータ5を通過する空気量が少なくなってヒ
ータ5の放熱が悪くなり、ヒータホルダ7・7aはヒー
タ5からの伝熱で高温になる。一方、空冷された温度過
昇防止装置6の取付部の放熱はこの伝熱に追付かず、バ
ランスを崩して温度過昇防止装置6の雰囲気温度が上昇
する。そして、温度過昇防止装置6が所定の温度を感知
すると、ヒータ5の通電を止める安全動作をするもので
ある。
【0013】
【実施例】以下実施例を示す図により構成を説明する。
図1は本考案品の全体構成を示す断面図であり、図2は
組立て部品要部の背面図で、夫々共通する部品は同一の
符号で説明する。
【0014】1は送風ファン、3は縦長の電気温風機の
枠体10の縦方向に設けたベース、1aはベース3に取
付けたモータであり、該送風ファン1はモータ1aの回
転軸に取付けられ、モータ1aに通電すると送風ファン
1が回動する。2は送風ファン1の外方を囲繞してファ
ンスクロールを構成するファンカバーであり、該ファン
カバー2の外周縁はモータ1aを取付けたベース3と一
体に取付けてあり、ファンカバー2内で風路Aを形成す
る。
【0015】4はベース3の適所に設けて風路Aと連絡
する送風出口であり、ファンカバー2の形状は送風ファ
ン1で作られた空気流が送付出口4から効率よく吹出す
ようなファンスクロールとなるように形成している。5
は正特性サーミスタで形成したヒータ、7・7aは二枚
の対称となる形状で内部にヒータ5を挟着するヒータホ
ルダであり、該ヒータホルダ7・7aはヒータ枠体を形
成し、送風出口4を封鎖するようにベース3に取付けら
れている。
【0016】6は異常温度検出時にヒータ5への通電を
止める温度過昇防止装置であり、温度過昇防止装置6の
温度センサーはヒータ5に近接した位置で二枚のヒータ
ホルダ7・7aに挟着して取付けてあり、普通は異常温
度を感知した時にヒータ5への通電を停止し、正常温度
に低下すれば再びヒータ5へ通電する自動復帰形が好ま
れる。そして、ヒータ5と温度過昇防止装置6とを挟着
保持するヒータホルダ7・7aは温度過昇防止装置6の
取付部とヒータ5に向かう流路とが送風出口4と一致す
るようにベース3に取付けられている。
【0017】8は温度過昇防止装置6の取付部のヒータ
ホルダ7・7aにあけた通風開口であり、該通風開口8
は温度過昇防止装置6の取付部が送風出口4と一致して
いるので風路Aに向けて開口しており、送風ファン1で
送られた空気は直接通風開口8から温度過昇防止装置6
に吹付けている。この為、風路Aの空気がヒータホルダ
7・7aの温度過昇防止装置6の取付部を冷却すると共
に、通風開口8から温度過昇防止装置6へ直接送風して
冷却しており、温度過昇防止装置6の雰囲気温度を低温
度に維持している。
【0018】この為、温度過昇防止装置6の検出温度は
非常に低温度に設定することができ、この実施例では温
度過昇防止装置6の雰囲気温度が100℃前後を感知し
た時に電気温風機の運転を停止させている。従って、電
気温風機の枠体10は異常時でも100度以上に上昇で
きなくなり、内装部品や枠体10は耐熱温度が低いもの
が使用可能となった。
【0019】9は電気温風機の枠体10の前面に設けた
温風吹出口であり、ヒータ5を通過した高温となった空
気が電気温風機の枠体10の前方へ吹出している。11
・11aはヒータ5を挟着しながらヒータホルダ7・7
aをベース3に一体に固着するネジ、12は電気温風機
の操作スイッチである。
【0020】
【考案の効果】以上の構成・作用よりなる本考案は、ベ
ース3の送風出口4を大きくしてヒータホルダ7・7a
の温度過昇防止装置6の取付部とヒータ5へ向かう流路
とを対面させたので、正常運転中は送風ファン1より送
られる空気で、ヒータホルダ7・7aの温度過昇防止装
置6の取付部が常に冷やされており、一方、ヒータホル
ダ7・7aに取付けたヒータ5は通過する空気に放熱し
てヒータホルダ7・7aの温度を低く抑えており、温度
過昇防止装置6の取付部の雰囲気温度が低くなって設定
温度を低くしても誤作動する恐れはなくなった。
【0021】万一温風吹出口が塞がれて空気の流れが悪
くなると、ヒータ5は通過する空気へ放熱が悪くなり、
ヒータ5の熱はヒータホルダ7・7aへ伝熱するから、
温度過昇防止装置6の取付部のヒータホルダ7・7aか
らの放熱が追付かず、バランスが崩れて急速に温度過昇
防止装置6付近の雰囲気温度が上昇し、異常時の所定の
温度を感知してヒータ5の通電を止めるものであり、温
度上昇幅が大きくなって確実性が増したものである。
【0022】また、温度過昇防止装置6が設置される雰
囲気は温度過昇防止装置6の取付部からの放熱と、ヒー
タ5からの伝熱とがバランスして低温度を維持できたか
ら、異常時の設定温度が低くでき、電気温風機の枠体は
異常時でも高温にならず、枠体の素材や、枠体内の部品
の耐熱温度が低くできるようになったものである。
【0023】更に、送風出口4を介して風路Aと対面す
るヒータホルダ7・7aの温度過昇防止装置6の取付部
には通風開口8を設けると、ヒータ5に向かう空気流に
よってヒータホルダ7・7aが冷却されるだけでなく、
風路Aを流れる空気の一部が通風開口8から強制的に温
度過昇防止装置6に向かって吹付けることができ、ヒー
タホルダ7・7aを冷却するだけでなく、直接温度過昇
防止装置6を冷却できるようになった。この為、ヒータ
5からの伝熱とヒータホルダ7・7aの空気流による放
熱とが更に低い温度でバランスするようになり、一方、
送風異常時は温度バランスを大きく崩して速やかに温度
上昇を起こすから、温度過昇防止装置6に温度特性のラ
フなものでも使用できるようになった。
【0024】また、温風吹出口が塞がれた時にヒータ5
で加熱した温風を温度過昇防止装置に送って作動させる
ものでは、温風吹出口の半封鎖時には充分温風が誘導で
きず、異常の検出が遅れることがあったが、この考案で
はヒータ5に接近して温度過昇防止装置6を取付けでき
たから、異常状態では急速な温度上昇が起こり、確実に
ヒータへの通電を停止することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案品の全体構成を示す断面図である。
【図2】本考案品の組立て部品要部の背面図である。
【符号の説明】
1 送風ファン 2 ファンカバー 3 ベース 4 送風出口 5 ヒータ 6 温度過昇防止装置 7 ヒータホルダ 7a ヒータホルダ 8 通風開口 A 風路

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送風ファン1を囲繞し、風路Aを形成す
    るファンカバー2をベース3に取付け、該ベース3に設
    けた送風出口4にヒータ5を取付けた電気温風機におい
    て、 ヒータ5とヒータ5に近接して設ける温度過昇防止装置
    6とをヒータホルダ7・7aで挟着し、 ベース3の送風出口4はヒータホルダ7・7aによって
    封鎖すると共に、 該ヒータホルダ7・7aのヒータ5に向かう流路よりも
    ベース3の送風出口4を大きくすると共に、 大きくした送風出口4はヒータ5に向かう流路と温度過
    昇防止装置6の取付部とに対面し、 風路Aを流れる空気流は露出した温度過昇防止装置6の
    取付部を空冷しながらヒータ5に向うことを特徴とする
    る電気温風機。
  2. 【請求項2】 送風出口4を介して風路Aと対面するヒ
    ータホルダ7・7aの温度過昇防止装置6の取付部には
    通風開口8を設け、 風路Aを流れる空気の一部が通風間口8から温度過昇防
    止装置6に向かって吹付ける請求項1記載の電気温風
    機。
JP1991049708U 1991-05-31 1991-05-31 電気温風機 Expired - Lifetime JP2556396Y2 (ja)

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JPH04136460U JPH04136460U (ja) 1992-12-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS53144256U (ja) * 1977-04-20 1978-11-14
JPS607560U (ja) * 1983-06-27 1985-01-19 松下電器産業株式会社 温風機

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JPH04136460U (ja) 1992-12-18

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