JP2556137Y2 - ファイルクリップ - Google Patents

ファイルクリップ

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JP2556137Y2
JP2556137Y2 JP11387391U JP11387391U JP2556137Y2 JP 2556137 Y2 JP2556137 Y2 JP 2556137Y2 JP 11387391 U JP11387391 U JP 11387391U JP 11387391 U JP11387391 U JP 11387391U JP 2556137 Y2 JP2556137 Y2 JP 2556137Y2
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順彦 佐藤
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順彦 佐藤
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、弾性板体を折り曲げ
その先端部分を拝合接した三角クリップであって、レバ
ーアームを設けていない挟持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、レバーアームを設けていない
三角クリップとしては、実開昭61−133375号の
クリップ、実開平2−121972号の紙クリップ及び
実願平2−123051号のレバーアームのない二等辺
三角クリップなどがあった。これらの三角クリップで用
紙等を挟むときには、三角クリップの切り欠き状態とな
っている部分や背なし部分から用紙等を挿入するもので
あった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この従来のクリップと
紙クリップとのような三角クリップの用紙等を挟持する
ことは、挟持部の長さが背部の長さより短い形状になっ
ていることが挟持部に強い挟持力を加えることになって
いるため、用紙を挿入するときに大きな力を加えないと
用紙を挟持させることができない欠点があった。実願平
2−123051号のものでは、背なし挟持板が挟持部
を開き離すレバーアームのような働きをするため、用紙
を挿入するのに大きな力を加えなくても容易に挟持させ
ることができるものであった。しかし、同じ大きさの三
角クリップと比較すると、背部の長さが短い分だけ挟持
力が弱くなる欠点があった。この考案が解決しようとす
る課題は、これらの欠点を解決した三角クリップを提供
する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案に係るファイルク
リップは、以上のような課題を解決するものであって次
のようなものである。すなわち、本考案に係るファイル
クリップは、弾性板体を折り曲げ、その先端部分が拝合
して接する部分で用紙等を挟持するもので、その挟持す
る部分を挟持部(7)としている。そして、この折り曲
げ部分を背部(3)とし、向かい合う二つの弾性板体を
挟持板(2),(2)として、これらの背部(3)と二
つの挟持板(2),(2)とによる側縁の形状が三角形
状としている三角クリップである。 本考案の三角クリッ
プとして形成する挟持本体(1)の二つの挟持板
(2),(2)には、その側縁より横に長く延長した
部(3)を設けていない二つの背なし挟持板(4),
(4′)を連設している。そして、この二つの背なし挟
持板(4),(4′)を抱え込んだ状態ですべり動いて
挟持板のある摺動発条体(5)を装着したものとしてい
る。したがって、摺動発条体(5)は、挟持本体(1)
から背なし挟持板(4),(4′)までの上を重なって
すべり動くことができる。二つの背なし挟持板(4),
(4′)を抱え込んですべり動く挟持力のある摺動発条
体(5)には、背部(3)となる発条背部(6)があっ
て、この発条背部(6)から生じる弾性によって背なし
挟持板(4),(4′)の下端となる挟持板(7)に挟
持力を加えるものである。この摺動発条体(5)を操作
し易くするために、発条背部(6)の縁や摺動発条体
(5)の縁より突部(8)を設け、その突部(8)を操
作用のつまみとすることができ、その突部(8)を長い
ものにして折り曲げれば引っ掛けて止め付けることがで
きるフック形状などにすることができる。突部(8)
孔による吊り下げや折り曲げによる掛け止めるフック形
状などの掛ける機構は、挟持本体(1)の背部(3)や
二つある挟持板(2),(2)の縁から設けることがで
きる。また、背なし挟持板(4),(4′)の縁から設
けることもできる。そして、その突部(8)の形状を、
装飾的なものとすることも考えられる。
【0005】
【作用】この考案によるファイルクリップを用いて用紙
等を挟持本体(1)に挟むには、摺動発条体(5)を背
部(3)の上に重なるように寄せておく。それから、背
なし挟持板(4),(4′)の背なし部分より挟持部
(7)に向けて用紙等の角を先にし、その角からの一つ
の辺を挟持部(7)へ差し込むようにして用紙等を押し
込む。そして、適当な位置まで押し込んでから、差し込
まれた用紙等の一つの辺と背部(3)とが平行状態で接
触する状態に挟持本体(1)又は用紙等を回転する。こ
のように、用紙等を挟持本体(1)に挟んだ後、摺動発
条体(5)を背なし挟持板(4),(4′)の端まです
べり動かす。この摺動発条体(5)をすべり動かすこと
によって、挟持する力は二箇所で二倍の力と挟持部
(7)の長さを加えたものとなるので、用紙等を挟むこ
とが容易にできて安定した挟み付けをするものとなる。
用紙等を挟持本体(1)に挟む別の方法としては、用紙
等の一つの辺と背部(3)の表面とを平行状態に当て、
その一つの辺を二つの背なし挟持板(4),(4′)の
間に入り込むように挟持本体(1)又は用紙等を回転さ
せることで容易に挟持する方法もある。このようにして
用紙等の挟み込みが容易にできることは、長さのある背
なし挟持板(4),(4′)の働きによるものである。
その働きというものは、用紙等による背なし挟持板
(4),(4′)を拡げる弱い力がてこの原理でいう力
点となり、挟持部(7)の外端を支点として挟持板
(2)に対して離して拡げる力が作用するものである。
それに、用紙等が差し込み易い形状になっている二つの
背なし挟持板(4),(4′)によることもある。突部
(8)は、摺動発条体(5)を指先ですべり動かすとき
に、指先に掛けるもので、すべり動かしの操作を容易に
する。また、フック状などの掛ける機構にした突部
(8)は、つまみとしても使えるもので、挟持本体
(1)に挟んだ用紙等を、適当な場所や用具等に掛け付
けるときに使用することができるものである。すなわ
ち、背なし挟持板(4),(4′)と摺動発条体(5)
とが前記課題を解決するための働きをし、突部(8)は
よりよく使用することができるように使用範囲を拡げる
作用がある。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例について説明する。図
1は、実施例1を示す斜視図である。実施例1のもので
は、三角クリップ形状の挟持本体(1)を形成する挟持
板(2),(2)の側辺より、背部(3)を設けずに横
に長く延長して向かい合う二つの背なし挟持板(4),
(4′)を、挟持板(2),(2)と同じ幅で3倍の長
さのものとして設けたものである。そして、この二つの
背なし挟持板(4),(4′)を抱え込んだ状態ですべ
り動く挟持板のある摺動発条体(5)を装着し、その摺
動発条体(5)は挟持本体(1)から背なし挟持
(4),(4′)までの上を重なって左右にすべり動く
構造のものにしている。また、摺動発条体(5)の背部
(3)となるところの発条背部(6)には、その一方側
の縁より突部(8)を長く設けて折り返した状態のもの
を設けている。この突部(8)は、フックとして使うこ
とができ、摺動発条体(5)を左右にすべり動かすとき
のつまみとしても使うことができる。このような突部
(8)は、摺動発条体(5)の適当な縁より設けること
や挟持板(2),(2)、背なし挟持板(4),
(4′)、背部(3)などの縁より設けることができ、
その位置や形状などを様々なものにすることが考えられ
る。実施例1のものに用紙等を挟むときには、摺動発条
体(5)を背部(3)の上に重なる状態にしておき、用
紙等の角又は縁を二つの背なし挟持板(4),(4′)
の間に差し込む。そして、用紙等が挟持部(7)を通過
した状態にしてから、用紙等の一つの辺と背部(3)と
が平行状態で接触するように用紙等又は挟持本体(1)
をずり動かす。それから、摺動発条体(5)を、背なし
挟持(4),(4′)の外側の端まですべり動かせ
ば、用紙等を安定した状態で挟持することができる。背
なし挟持板(4),(4′)の外側となる端や挟持本体
(1)の外側となる端などに、摺動発条体(5)の抜け
落ちを防ぐ突片などを設けることは、当然考えられるこ
とである。
【0007】図2は、実施例2を示す斜視図である。実
施例2のものでは、フックとなる突部(8)を背部
(3)の外側となる縁から設けたものである。
【0008】図3は、実施例3を示す斜視図である。実
施例3のものでは、掛ける機構となる突部(8)を、二
つの挟持板(2),(2′)と背なし挟持板(4),
(4′)との外側となる縁より孔状のものと鈎状のもの
とを四箇所に設けたものである。これらの掛ける機構
を、四つとも同じ形状のものとすることや一つだけ設け
ること、二つだけ設けることなどなどが考えられる。
【0009】図4は、実施例4を示す斜視図である。実
施例4のものでは、摺動発条体(5)を筒状にしたもの
である。この筒状の形状をだ円形や四角形など様々な形
状とすることは、当然考えられることである。
【0010】図5は、実施例5を示す斜視図である。実
施例5のものでは、摺動発条体(5)を設けた背なし挟
持板(4),(4′),(4″),(4′′′)を、挟
持本体(1)の両側に設けたもので、突部(8)は摺動
発条体(5)に設けたものである。
【0011】図6は、実施例6を示す斜視図である。実
施例6のものでは、背なし挟持板(4),(4′)の長
さをより長いものにしたものである。このより長くする
ことによって、背なし挟持板(4),(4′)が折れ曲
り易くなることを防ぐため、背なし挟持板(4),
(4′)の背となる部分に背を少し残した状態とした。
折れ曲りを防ぐ手段としては、様々な方法がある。
【0012】図7は、実施例7を示す斜視図である。実
施例7のものでは、フック状にした突部(8)に装飾を
加えて洋服のポケットに差して持ち歩いてじやまになら
ないもので、その装飾を企業のバッチとするなど様々に
形成することができる。
【0013】背なし挟持板(4),(4′)を挟持板
(2)の3倍の長さにしたものなど長くすることを述べ
てきたが、挟持板(2)と同じ長さのものにしてもよ
い。更に、摺動発条体(5)を、レバーアームのある目
玉クリップや三角クリップなどのようなものにするな
ど、様々なものにすることが考えられるものである。
【0014】
【考案の効果】本考案に係るファイルクリップを使用す
るときには、二つの背なし挟持板(4),(4′)の間
から用紙等を挿入することが弱い力でできるので、用紙
等の挟み込みが容易で簡単となる。そして、摺動発条体
(5)のすべり動かしによって、用紙等の二箇所を強く
挟持し、その二箇所の間にある挟持部(7)も加わるた
め安定した挟持状態を形成するものである。更に、掛け
る機構が設けてあって小さくまとまっているものである
から、筆記具のようにポケットに掛けて持ち歩けるもの
で、装飾が加えてあれば御洒落なものとして使うことが
できる。新聞の背の部分を、本考案に係るファイルクリ
ップで挟持すれば、通勤電車の中で読むときに、ページ
がばらばらにならず読み易くなる。図書館やホテルなど
の新聞にも使用できて、使用範囲が事務所の中ばかりだ
けでなく拡がって、使い易くて便利な商品を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例1を示す斜視図である。
【図2】本考案の実施例2を示す斜視図である。
【図3】本考案の実施例3を示す斜視図である。
【図4】本考案の実施例4を示す斜視図である。
【図5】本考案の実施例5を示す斜視図である。
【図6】本考案の実施例6を示す斜視図である。
【図7】本考案の実施例7を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 挟持本体 2 挟持板 3 背部 4,4′ 背なし挟持板 5 摺動発条体 8 突部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性板体を折り曲げその先端部分が拝
    合して接する部分で用紙等を挟持する挟持部(7)とし
    ているその折り曲げ部分の背部(3)と向かい合う二つ
    挟持板(2),(2)とによる側縁の形状が三角形状
    としている三角クリップにおいて、その挟持本体(1)
    背部(3)には変化を与えず二つの挟持板(2),
    (2)の側縁から横に延長した背部(3)を設けていな
    い背なし挟持板(4),(4′)を連設し、その二つの
    背なし挟持板(4),(4′)を抱え込んですべり動く
    所要形状で挟持力のある摺動発条体(5)を装着したこ
    とを特徴とするファイルクリップ。
  2. 【請求項2】 挟持本体(1)の二つの挟持板(2)
    (2)から二つの背なし挟持板(4),(4′)を設け
    たものの外周縁より、孔やフックとした掛ける機能を設
    けている突部(8)を連設したものである請求項1記載
    ファイルクリップ。
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