JP2555871B2 - 砒化ガリウム半導体装置 - Google Patents

砒化ガリウム半導体装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は砒化ガリウム半導体装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】低雑音・高い遮断周波数・高出力等の特
徴を有するマイクロ波トランジスタとして、GaAs
(砒化ガリウム)シヨツトキ障壁ゲート電界効果トラン
ジスタ(GaAs−SBGFET)が一般に知られてい
る。
【0003】GaAs−SBGFETにはn導電形の能
動領域表面にソース、ドレインとなるオーミック接触電
極を設けるとともに、その中間にゲートとなるシヨツト
キ接合電極を1つあるいは2つ設けて、それぞれシング
ルゲート構造あるいはデュアルゲート構造を構成した構
造となっている。後者のデュアルゲート構造は第2ゲー
トバイアスによる利得制御が可能となる特長が新たに付
加される。
【0004】図1は従来のシングルゲート構造のSBG
FET素子の要部を示す断面図である。すなわち、Cr
を拡散させて絶縁体となったGaAs基板1の主面には
GaAs層からなるバッフア層2が形成され、かつこの
バッフア層2上にはn形エピタキシャル層3が形成され
ている。このn形エピタキシャル層3は周辺をエッチン
グして除去され、メサ構造となっている。前記n形エピ
タキシャル層3上には幅広のソース電極4およびドレイ
ン電極5が平行に形成されるとともに、両電極間には1
本のゲート電極6が配設されている。ゲート電極6はT
i,W,Pt,Al等からなりシヨツトキ障壁接合とな
るとともに、長さ(l)は1um(ミクロン)程度とな
っている。また、ソース電極4およびドレイン電極5は
最下層にAuGe、中間層(バリア層)にNi、Mo、
Pt等、最上層にAu層を順次蒸着し、積層形成後35
0℃〜400℃でアロイ処理(合金化熱処理)を行ない
オーミック性接触を得ることにより形成される。しか
し、このアロイ処理時には、電極の積層方向に沿ってG
a、As、Ge、Au等が相互拡散しやすく、電極と基
板間の合金化反応は不均一になりやすいという欠点があ
ることはよく知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これらの欠点に対する
改善策としては、前記ソースおよびドレイン電極の中間
層(バリア層)の電極材料を工夫したり電極積層構造を
変えることが考えられる。 一方、最近、SBGFET
の量産化に向けて、アロイ処理後に素子の所望表面部分
をパッシペーション膜で被い、素子特性の安定化、素子
寿命の長期化を図ることが試みられている。
【0006】しかし、本願発明者等の研究によれば、こ
のようなパッシベーションを行なうと、FETの耐圧劣
化が生じ易くなることが判明した。この点について、検
討した結果、パッシベーション時の熱処理によりオーミ
ック接触電極とGaAs基板間の合金反応がさらに促進
され電極成分の一部が基板中へアロイ(合金)進行し、
アロイ進行成分で動作時に電界集中を起こし、耐圧劣化
することがわかった。
【0007】オーミック電極形成のためのアロイ処理時
に電極の積層方向(縦方向)に沿ってAu,Ge,G
a,等が相互拡散して不均一反応しやすいことは前述し
たが、電極形成後に、パッシベーションに伴い高温熱処
理が行なわれるとこのアロイ化は再び促進され基板に沿
って横方向にも進行するものと考えられる。この横方向
アロイ化は、実験の結果、440℃前後になると顕微鏡
でもアロイピットとして目視可能となることがわかっ
た。なお、この横方向アロイ進行成分は、主としてオー
ミック電極中のAuであると推定される。すなわち、熱
処理によりAuとGeが反応するとき、GaAs基板中
にもGeが反応するとき、GaAs基板中にもGeがド
ナーとして拡散されるが、このとき、Au原子の一部も
基板中に拡散し、アロイ進行するものと思われる。さら
に、この横方向アロイ化は結晶方向によってその成長速
さが異なることも発見した。図3は、横方向アロイ化の
様子が結晶方向によって異なることを説明するための模
式図である。各電極を形成する能動層(n形エピタキシ
ャル層3)の表面が(100)である場合、図3中、オ
ーミック電極7の周縁にはハッチングを施して示される
アロイ成長部8が部分的に形成される。このアロイ成長
部8が部分的に形成される。このアロイ成長は〔01
0〕,〔01-0〕の方向、〔001〕,〔001-〕の
方向に成長しやすく(成長部、)また、一点鎖線で
示す〔011-〕,〔01-1〕ではわずかに成長がみら
れる(成長部)。また、2点鎖線で示す〔011〕,
〔01-1-〕方向には、ほとんどアロイ成長は見られな
い。なお、ここで、結晶方位「1-」は「1」の反対方
向を示す。
【0008】このように基板の結晶方向によってアロイ
進行の様子に差がみられる理由は、明らかでないが、基
板の結晶構造に起因する異方性が関係しているものと思
われる。例えばある特定の結晶において、エッチング異
方性が存在し、エッチピット(ウエットエッチングした
とき結晶面に形成される特定形状の凹)が形成されるこ
とは知られているが、アロイ進行の場合もこの場合と同
じような異方性によりアロイピットが存在し、アロイ成
長部、が特に大きく成長するものと考えられる。な
お、アロイ成長部との形状に差がみられるが(成長
部は先端部が半円形状を有し、成長部は小さな成長
層がいくつか集まつた形状となっている)、成長部が
みられる電極の辺の長さは成長部のみられる電極の辺
の長さよりも長くなつており、このような場合は、成長
部にみられる小さな成長層がくつついて、成長部の
ように一つの半円形状の成長形状になるものと考えられ
る。
【0009】また、〔011〕および〔01-1-〕に直
交する電極辺に沿う結晶面はエッチングすると庇状のい
わゆる逆メサ形状となる面であり、〔01-1〕および
〔011-〕に直交する電極辺に沿う結晶面は、エッチ
ングによつて緩やかな傾斜面を形作るいわゆる順メサ形
状となる面であり、このような特異なエッチングの異方
性と同様にアロイ進行異方性が存在して〔01-1〕方
向にはアロイ成長部が生じるが〔011〕,〔01-1
-〕方向にはアロイ成長が生じないものと推定される。
ところで、GaAs電界効果トランジスタでは、高周波
特性向上のために各電極間の距離は、狭くなつている。
【0010】例えば、図1においてゲート電極6とソー
ス電極4,あるいはドレイン電極5間は、1.5〜2u
m程度である。このように近接配置された電極間の一部
に前述した如き、アロイ進行部が生ずると、その部分で
ショート不良,耐圧不良をひきおこすととなる。
【0011】そこで、本発明者は電流の流れる方向、す
なわちチャネル方向(電極の隣接する方向)を横方向ア
ロイの成長が遅い方向と一致させることによって、隣接
する電極間のショート不良を防止し、耐圧劣化も最小限
に抑えることができることに気がつき、本発明を成し
た。
【0012】したがって、本発明の目的は、電極間のシ
ョートが発生しないような電極配置パターンを有するG
aAs半導体装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明は、GaAs基板の一主面能動層上に相
互に近接する電極を有する半導体装置において、前記両
電極の近接方向は電極と前記能動層とのアロイ成長が遅
い結晶方向あるいはアロイ成長が遅い結晶方向に近似し
た方向となっているものであつて、具体的には、GaA
s−SBGFETにおいては、前記能動層の主面は(1
00)となり、ソース電極、ゲート電極、ドレイン電極
の隣接方向は〔011〕,〔011-〕,〔01-1
-〕,〔01-1〕のうちのいずれかあるいはいずれかに
近似した結晶方向となっているもので
【0014】ある。
【作用】隣接する電極方向は、アロイ成長がわずかしか
生じない結晶方向、あるいは第8図(b)で示すよう
に、アロイ成長がほとんど生じない結晶方向とすること
によって、電極形成後にAuとGeの共晶温度356℃
よりも高い温度でパッシベーションを行なつても隣接す
る電極のショートあるいは耐圧劣化が生じない。
【0015】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明する。
【0016】第4図は本発明の一実施例によるGaAs
−SBGFET素子の要部を示す平面図、第5図は第4
図のV−V線に沿う断面図、第6図は第4図のVI−V
I線に沿う断面図である。第7図(a),(b)は本発
明には適用しない好ましくない電極パターンを示す説明
図、第8図(a),(b)は本発明に適用する好ましい
電極パターンを示す説明図である。また、第9図(a)
〜(c)は、素子の製造方法を示す各工程での断面図で
ある。
【0017】この実施例のGaAs−SBGFET素子
は、第4図および第5図で示すように、ソース電極
(S)4とドレイン電極(D)5との間に、第1ゲート
電極9および第2ゲート電極10からなる2本のゲート
電極(G)を設けた、いわゆるデュアルゲート構造とな
っている。なお、第4図ではパッシベーション膜は省略
してある。したがって、各電極のボンデイングパッド領
域11は二点鎖線で示してある。
【0018】素子12は第5図で示すように、Crをド
ープして半絶縁体となった厚さ350〜400umのバ
ッファ層2を介して形成したn形エピタキシャル層3は
能動層となるとともに、アイソレーションのために周囲
は必要なパターンにエッチング除去されてメサ構造とな
っている。また、このn形エピタキシャル層3の主面、
すなわちGaAs基板1の主面はあらかじめ(100)
なる結晶面となるようにしておく。
【0019】一方、n形エピタキシャル層3の主面中央
には1um〜1.5umの長さの2本のゲート電極が平
行(間隔1um)に配設されている。2本のゲート電極
はそれぞれ第1ゲート電極9および第2ゲート電極10
を形作つている。また、2本のゲート電極を挾んで別々
にソース電極4およびドレイン電極5が配設されてい
る。ソース電極4と第1ゲート電極9との間隔は1.5
um、第2ゲート電極10とドレイン電極5との間隔は
2umとなっている。
【0020】ゲート電極は厚さ6000オングストロー
ム程度のアルミニウムによつて形成され、シヨツトキ障
壁接合となつている。また、ソース・ドレイン電極4,
5は最下層の1300オングストロームの厚さのAuG
e層、中層の厚さ300オングストロームのNi層、上
層の厚さ4500オングストロームのAu層からなる三
層構造となるとともに、電極形成後の400℃前後、5
分のアロイ処理によつてオーミック接合化が図られてい
る。
【0021】一方、第1ゲート電極9および第2ゲート
電極10の一端はn形エピタキシャル層3から外れて、
バッフア層2上に延在している。この際、メサ部の段差
部分上を延在するため、アルミニウムの配線層の幅は徐
々に広くなつてゲート長さよりも広い幅となつた状態で
交差し、かつ第6図で示すように、徐々に低くなる順メ
サ部分を通るようになっている。なお、各電極を設けた
n形エピタキシヤル層3以外の表面およびバッフア層2
上には絶縁膜13が設けられるとともに、各電極のボン
デイングパッド領域以外の素子表面はパッシベーション
膜14で被われている。
【0022】ここで、各電極の隣接方向、すなわちチャ
ネル方向でありかつ各手電極の近接方向である方向は、
第8図(b)で示すように、〔011〕方向となってい
る。したがって、第1ゲート電極9および第2ゲート電
極10の延在する方向は、前記パッシベーシヨン膜14
(410℃,40分処理によるCVD−PSG膜)の形
成の際、電極成分の横方向のアロイの進行がほとんどな
い〔011〕,〔01-1-〕方向となっている。すなわ
ち、本発明者の発見によって、第3図に示すように、
(100)における電極材料とGaAs母材間のアロイ
成長は〔010〕およびこれに等価な〔01-0〕方
向、ならびに〔001〕およびこれに等価な〔001
-〕で大きく、〔011〕およびこれに等価な〔01-1
-〕方向では成長はほとんど起こらず成長はほとんど起
こらず〔01-1〕およびこれに等価な〔011-〕方向
ではわずかにアロイ進行部が現われることが確認されて
いる。そこで、この実施例では、第8図(a)で示すよ
うに、隣接する電極方向はアロイ成長がわずかしか生じ
ない結晶方向、あるいは第8図(b)で示すように、ア
ロイ成長がほとんど生じない結晶方向とすることによっ
て、電極形成後にAuとGeの共晶温度356℃よりも
高い温度でパッシベーションを行なつても隣接する電極
のショートあるいは耐圧劣化が生じないようにしてい
る。なお、第7図(a)、(b)および第8図(a)、
(b)はシングルゲート構造を例にして説明している
が、ゲート電極が2本となるデュアルゲート構造でも同
様である。
【0023】また、ここで第9図(a)〜(c)を参照
しながら前記素子12の製造方法について簡単に説明す
る。まず、GaAs基板1を用意して順次GaAsから
なるバッフア層およびn形エピタキシャル層3を形成す
る。GaAs基板1はCrがドープされて絶縁体となつ
ていて、たとえば350〜400umの厚さとなつてい
る。バッフア層2は2.3umとなり、Crのn形エピ
タキシヤル層3への侵入を防止する役割を果たす。n形
エピタキシヤル層3はイオウ(S)あるいはセレン(S
e)を約1017cm2の濃度にドープしてn形のGaA
s層とし、厚さは0.3umと極めて薄い。
【0024】つぎに、同図(b)に示すように、能動層
となるn形エピタキシヤル層3のアイソレーションのた
めに、n形エピタキシヤル層3の周囲を所望のパターン
にエッチング除去してメサ構造とする。その後、常用の
蒸着技術によってAuGe/Ni/Auからなるソース
電極4およびドレイン電極5を前述のパターンとうりに
形成し、オーミックを得るためにアロイ処理(400
℃,5分処理)を行なう。 つぎに、常用の部分蒸着技
術によつて前述のパターンとおりにアルミニウムを取り
付けてショツトキ障壁接合のゲート電極6を形成する。
さらに、素子の表面をCVD−PSG膜(気相化学成長
によるリンシリケートガラス膜)を所望厚さに形成す
る。この際、所望部分はCVCD−PSG膜(パッシベ
ーション膜)で被われないことによつてワイヤ接続用の
ボンデイングパッド領域11を形成して、素子12を得
る。
【0025】このような実施例によれば、GaAs−S
BGFETのパッシベーション時の熱による特性劣化は
大幅に緩和することができる。また、量産化に伴いペレ
ット付け、モールド、その他の工程に伴う熱処理温度お
よび回数が増加するが、これらの熱による特性劣化も同
様に緩和することができる。したがって、信頼性の向上
および歩留の向上を図ることができることから量産化も
可能となる。
【0026】なお、本発明は前記実施例に限定されな
い。すなわち、電極を形成する結晶面は実施例では(1
00)について説明したが、(010),(001)な
る結晶面も等価であることから同様に本発明は適用する
ことができる。但し、(010),(001)の場合に
おけるアロイ成長の大小の方向性は前記実施例とは異な
るので、適当な電極パターンを選択する必要がある。
【0027】また、パッシベーション膜はCVD−PS
G膜以外の膜、たとえばAl23膜(処理温度600
℃)ポリイミド樹脂膜(キュア温度350℃前後)等で
も、処理温度がAuGeの共晶温度付近あるいはそれ以
上となることからアロイ化による特性劣化のために本発
明を適用することが望ましい。
【0028】また、本発明は第10図に示すように、ア
イソプレーナ構造のICにも適用できる。すなわち、n
形エピタキシャル層3を絶縁膜15で区割して独立した
能動領域16を形成し、それぞれの能動領域16に所望
の素子を形成し、かつ平坦な上面上を利用して各素子を
配線層17で結線して所望のICを形成する。この実施
例ではGaAs−SBGFET18とショツトキ障壁ダ
イオード19を結線した例を示す。
【0029】このような実施例では、ゲートの引出部分
をメサ構造のように段差による断線を防止する目的で太
くする必要もなく、ゲート電極と同一の長さで引き出す
ことができるため、寄生容量の軽減化が図れる利点があ
る。
【0030】前記絶縁膜15はAl23,SiO2,S
34等の選択酸化による方法で形成してもよい。
【0031】また、第11図に示すように、H+,Na
等をイオンインプランテーション法で打ち込んで高抵抗
層、絶縁物層等のアイソレーション領域20を形成して
もよい。また、このアイソレーション領域20は、10
7Ωcmと高抵抗のGaAs部分的に成長(たとえば部
分エピタキシャル法)させるようにして形成してもよ
い。
【0032】また、第12図で示すように、Crをドー
プした半絶縁性GaAs基板1に部分的に不純物をドー
ブして独立した能動領域21を形成してもよい。この場
合、イオウ(S)、セレン(Se)をドープすればn形
となり、亜鉛(Zu)をドープすればp形となる。上述
した如きメサエッチングによるアイソレーションを用い
ない、アイソプレーナー構造GaAsICにおいては、
エッチ段差部における電極の段切れ等の心配がなくな
り、電極レイアウトはまつたく自由に行なうことががで
きるが、これらに本発明を適用することにより耐圧不良
等を防止しえるレイアウトパターンを有したすぐれたI
Cを提供することが可能となる。
【0033】さらに、本発明はFETの電極構造に限定
されない。すなわち、微細配線をオーミック電極の近傍
に設けるような場合にも適用できる。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、熱処理
によるアロイ進行に起因する特性劣化を防止することが
できるので、高信頼度、高歩留のGaAs半導体装置を
製造することができるため、コストの低減が図れ、量産
化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のGaAs−SBGFET素子を示す断面
図。
【図2】従来のGaAs−SBGFET素子の表面の結
晶方向を示す説明図。
【図3】従来のGaAs−SBGFET素子の表面のア
ロイ成長状態を示す説明図。
【図4】本発明の一実施例によるGaAs−SBGFE
T素子を示す平面図。
【図5】図4のV−V線に沿う一部の拡大断面図。
【図6】図4のVI−VI線に沿う一部の拡大断面図。
【図7】(a)(b)それぞれ好ましくない電極パター
ンを示す説明図。
【図8】(a)(b)それぞれ好ましい電極パターンを
示す説明図。
【図9】(a)〜(c)は本発明によるGaAs−SB
GFET素子の製造方法を示す各工程における断面図。
【図10】他の実施例によるGaAs−SBGFETを
組み込んだ素子の断面図。
【図11】本発明の実施例に適用されるアイソレーショ
ン方法を示す断面図。
【図12】本発明の実施例に適用される他のアイソレー
ション方法を示す断面図。
【符号の説明】
1…GaAs基板、2…バッフア層、3…n形エピタキ
シャル層、4…ソース領域、5…ドレイン領域、6…ゲ
ート電極、7…電極、8…アロイ成長部、9…第1ゲー
ト電極、10…第2ゲート電極、12…素子、14…パ
ッシベーション膜、15…絶縁膜、16,21…能動領
域、17…配線層、18…GaAs−SBGFET、1
9…ダイオード、20…アイソレーション領域、、
、…アロイ成長部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1.(100)結晶面またはそれに等価な
    結晶面をもつGaAs半導体基体のその主面に、所定の
    長さ方向に沿って設けられたゲート電極、そのゲート電
    極を挾むように近接して設けられたソース電極およびド
    レイン電極を有し、前記ゲート電極は前記主面に対して
    ショットき障壁接合を成し、そのゲート電極下に位置す
    る半導体基体主面におけるチャネル方向を横方向アロイ
    の成長が遅い方向と一致させたことを特徴とする砒化ガ
    リウム半導体装置。
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