JP2555618B2 - 絵柄を有する調光フィルムの製造方法 - Google Patents

絵柄を有する調光フィルムの製造方法

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JP2555618B2
JP2555618B2 JP62203811A JP20381187A JP2555618B2 JP 2555618 B2 JP2555618 B2 JP 2555618B2 JP 62203811 A JP62203811 A JP 62203811A JP 20381187 A JP20381187 A JP 20381187A JP 2555618 B2 JP2555618 B2 JP 2555618B2
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light
printing
shielding
control film
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秀春 山岸
正治 井原
幸央 田口
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
発明の目的
【産業上の利用分野】
本発明は、絵柄を有する調光フィルムの製造方法の改
良に関する。
【従来の技術】
窓やショーウインドに使用して、光の室内への透過量
をコントロールする調光フィルムの1種に、外側からは
絵柄が見え、内側からは規則的な遮光パターンが見える
ようにしたものがある。 この絵柄を有する調光フィルムを製造する技術のひと
つとして、透光性のベースフィルムの上に、たとえばド
ット状のパターンで特定部分に絵柄の印刷を施し、その
上に遮光性インキを用いて同じドット状パターンを印刷
し、全面に遮光パターンを形成する方法がある。この方
法によるときは同形状のパターンを重ね刷りしなければ
ならず、印刷の見当を合わせることが難しい。見当精度
をよくしようとすると、良品歩留りが低くなったり、印
刷速度が遅くなったりしてコスト高となるし、得られる
見当精度にも限界がある。 別法として、遮光性のベースフィルムの上に絵柄の印
刷を施したものに、プレス抜などによりドット状パター
ンのヌキ孔を設けて透光パターンを形成する方法もあ
る。この方法は難点は、抜型の費用が高いことと、得ら
れる製品にバリが生じたり、抜きカスが混入したりする
ことである。 ある限度以上に大きなショーウインド用の調光フィル
ムは、抜加工により製造することが困難である。
【発明が解決しようとする問題点】
本発明の目的は、上記した技術の現状を打破し、印刷
の見当合わせの問題がなく、バリが生じたり抜きカスが
混入したりすることもなく、製品の大きさが制約を受け
ず、かつコストが低廉な、絵柄を有する調光フィルムの
製造方法を提供することにある。 発明の構成
【問題点を解決するための手段】
本発明の絵柄を有する調光フィルムの製造方法は、第
1図ないし第4図に示すように、下記の工程からなる。 イ) 第1図AおよびBに示すように、透光性のベース
フィルム1の上に、離型性イキを用いてマトリクス状の
離型パターン2を設ける工程、 ロ) 第2図AおよびBに示すように、離型パターン2
の上に絵柄の印刷3を施す工程、 ハ) 第3図に示すように、絵柄の印刷3の上から、絵
柄の印刷とは異なる色の遮光性インキを用いて遮光パタ
ーンのベタ印刷4を施す工程、および ニ) 第4図AないしCに示すように、離型パターン2
を剥離して、マトリクス状の透光パターン6を形成する
とともにドット状の遮光パターン5を形成することによ
り、絵柄を有する調光フィルムを得る工程。 透光性のベースフィルムとしては、ポリエステル、ポ
リカーボネート、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ
プロピレンなどのプラスチックのフィルムやガラスなど
が使用できる。厚さは任意である。 離型性インキとしては、不飽和アクリル樹脂、ジエン
樹脂、エチルセルロース樹脂、カルボキシメチルセルロ
ース樹脂、ポリビニルアルコール樹脂などをバインダー
とするインキであって、ベースフィルムに対して一応印
刷できるが接着性は悪く、後に容易に剥離できるもの使
用する。 マトリクス状の離型パターンとしては、多数の小さな
円、楕円、多角形などのドットに対する、ネガのパター
ンを用いる。一部がストライプ、波形などであっても、
全体としてマトリクスを形成するパターンであれば、任
意のものが使用できる。 絵柄の印刷は、常用の印刷インキを用いて、シルクス
クリーン印刷そのほか任意の方法で実施すればよい。 遮光性インキとしては、常用の黒色の印刷インキが好
適である。所望であれば、遮光性インキの上にさらにベ
タ印刷を重ねて、別の色にすることができる。 離型パターンおよび遮光パターンのベタ印刷を施すに
は、上記の印刷インキを用いた、シルクスクリーンその
ほか任意の印刷法によればよい。 離型パターンを剥離するには、粘着ロールや粘着テー
プを使用すればよい。 必要に応じ、製造した調光フィルムは、遮光パターン
5の面に、赤外線吸収フィルムなどを粘着剤で張り合わ
せて、熱線カットと表面の保護をしてもよい。
【作 用】
印刷の見当合わせは、離型パターンと絵柄の印刷およ
び遮光パターンのベタ印刷とを合わせるだけですむの
で、容易であり、高い見当精度を必要としない。 粘着ロールや粘着テープを使用して、あるいは水洗洗
浄して離型パターンを剥離すると、その上にあった絵柄
の印刷および遮光パターンのベタ印刷が離型パターンと
ともに除去され、高い精度で印刷したと同じ結果にな
る。 本発明の製造方法により得られた調光フィルムは、室
外からの光が透光性のフィルム1の側から当るように、
ショーウインドなどに貼って使用する。 これを外側から見たときは、第4図Cに示すように、
絵柄の印刷3のドット全体がバック柄となり、遮光パタ
ーン5のドットの集まりが絵柄、図示した例では文字
「1」となって見える。残りのマトリクス部分は透光性
である。内側から見たときは、第4図Aに示すように、
遮光パターン5のドットだけが規則的に見える。 この製造方法において、光の透過量のコントロール
は、マトリクスとドットとの面積比を調節することによ
り、容易にできる。
【実施例】
厚さ188μのポリエステルフィルム「ルミラーT」
(東レ(株))の上に、エチルセルロース樹脂をバイン
ダーとする離型性インキ「ASA100SL」(諸星インキ
(株))を、多数の小さな円が千鳥状に並んだパターン
のネガに当るテトロン200メッシュのシルクスクリーン
版を用いて印刷して、第1図に示すようなマトリクス形
状の厚さ8μの離型パターン2を設けた。 この層の上に、硬化剤5%を添加したポリエステル樹
脂系インキ「SS60ハイコンク」(諸星インキ(株))を
用いて、シルクスクリーン印刷により、第2図に示すよ
うな絵柄のネガに当る印刷3を施した。 全体に、硬化剤5%を添加したポリエステル樹脂系の
黒色の遮光性インキ「SS60ハイコンクスミ」(諸星イン
キ(株))を用いたシルクスクリーン印刷により、第3
図に示すような遮光パターンのベタ印刷4を施した。 粘着テープを遮光パターンのベタ印刷の面に貼って剥
がすと、離型パターン2が剥離して、第4図に示すよう
な絵柄を有する調光フィルムが得られた。 発明の効果 本発明の絵柄を有する調光フィルムの製造方法によれ
ば、印刷の見当合わせの問題を実質上なくし、抜加工に
伴なうバリや抜きカスの心配も解消でき、絵柄を有する
調光フィルムを、低いコストで製造できる。 製品の大きさには、材料のフィルムが入手でき印刷可
能な限度で、制約はない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は、いずれも本発明の絵柄を有する
調光フィルムの製造方法の各工程を説明するためのもの
であって、 第1図AおよびBは離型パターンを設けた段階を、 第2図AおよびBは絵柄の印刷を施した段階を、 第3図は遮光パターンのベタ印刷を施した段階を、 それぞれ示す。第1図および第2図Aは平面図であり、
第1図Bは第1図AのI−I方向の模式的な断面図であ
り、第2図Bは第2図AのII−II方向の模式的な断面図
であり、第3図は第2図Aに遮光パターンのベタ印刷を
施したII−II方向の模式的な断面図である。 第4図は、本発明の製造方法により得られた絵柄を有す
る調光フィルムを示すものであって、AおよびCは平面
図、BはAのIII−III方向およびCのIV−IV方向の模式
的な断面図である。 1……透光性のベースフィルム 2……離型パターン 3……絵柄の印刷 4……遮光パターンのベタ印刷 5……遮光パターン 6……透光パターン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の工程からなる、絵柄を有する調光フ
    ィルムの製造方法 イ) 透光性のベースフィルムの上に、離型性インキを
    用いてマトリクス状の離型パターンを設ける工程、 ロ) 離型パターンの上に絵柄の印刷を施す工程、 ハ) 絵柄の印刷の上から、絵柄の印刷とは異なる色の
    遮光性インキを用いて遮光パターンのベタ印刷を施す工
    程、および ニ) 離型パターンを剥離して、マトリクス状の透光パ
    ターンを形成するとともにドット状の遮光パターンを形
    成することにより、絵柄を有する調光フィルムを得る工
    程。
JP62203811A 1987-08-17 1987-08-17 絵柄を有する調光フィルムの製造方法 Expired - Lifetime JP2555618B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105021500A (zh) * 2015-07-24 2015-11-04 苏州市职业大学 一种测定真丝织物喷墨印花工艺渗化率的方法
KR102356127B1 (ko) * 2021-04-08 2022-02-08 안혜지 신축성을 가지는 논슬립 코팅 양말의 제조방법 및 그 방법에 의해 제조된 양말

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6193503A (ja) * 1984-07-28 1986-05-12 コントラ ヴイジヨン リミテツド パネルの製造方法

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CN105021500B (zh) * 2015-07-24 2017-11-21 苏州市职业大学 一种测定真丝织物喷墨印花工艺渗化率的方法
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