JP2555157B2 - 歯根治療装置 - Google Patents
歯根治療装置Info
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61C—DENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
- A61C17/00—Devices for cleaning, polishing, rinsing or drying teeth, teeth cavities or prostheses; Saliva removers; Dental appliances for receiving spittle
- A61C17/02—Rinsing or air-blowing devices, e.g. using fluid jets or comprising liquid medication
- A61C17/0208—Rinsing or air-blowing devices, e.g. using fluid jets or comprising liquid medication combined with means providing suction
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61C—DENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
- A61C5/00—Filling or capping teeth
- A61C5/40—Implements for surgical treatment of the roots or nerves of the teeth; Nerve needles; Methods or instruments for medication of the roots
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、歯根を治療するための装置に関する。
歯根を治療するためにこれまで様々な装置が提案され
てきた。これらの装置(例えば西ドイツ特許第691,027
号、西ドイツ公開公報第1,072,772号、スイス特許第61
1,508号、アメリカ特許第3,919,775号)のあるものは、
治療しようとする歯の内部に洗浄液または治療液を投入
するのに、流出端が歯の歯根みぞ内のできるだけ奥に入
り込むような導管を用いている。しかし、歯根みぞが非
常にせまいために、液体を歯根端に適切に到達させるの
は不可能ではないが、極めてむずかしく、その結果、治
療が不十分になる。
てきた。これらの装置(例えば西ドイツ特許第691,027
号、西ドイツ公開公報第1,072,772号、スイス特許第61
1,508号、アメリカ特許第3,919,775号)のあるものは、
治療しようとする歯の内部に洗浄液または治療液を投入
するのに、流出端が歯の歯根みぞ内のできるだけ奥に入
り込むような導管を用いている。しかし、歯根みぞが非
常にせまいために、液体を歯根端に適切に到達させるの
は不可能ではないが、極めてむずかしく、その結果、治
療が不十分になる。
スイス特許第630,145号では、給液管と排液管とをそ
なえた接続片を、歯根とは反対側の歯の部分に形成した
開口部に、液密に設置している。この特許は、歯の内部
を適切に洗浄するために、相当高い周波数の振動をもっ
た反復パルスを液体に与えながら歯内に送り込むことを
提案している。しかし経験の示すところによれば、この
ような方法では歯の内部を完全に洗浄もできないし、ま
た治療液(もしくは洗浄液)を歯根みぞに完全に充満さ
せることもできない。歯根みぞに洗浄液を満たすことが
歯の内部をすべて完全に洗浄するための必要条件であ
る。
なえた接続片を、歯根とは反対側の歯の部分に形成した
開口部に、液密に設置している。この特許は、歯の内部
を適切に洗浄するために、相当高い周波数の振動をもっ
た反復パルスを液体に与えながら歯内に送り込むことを
提案している。しかし経験の示すところによれば、この
ような方法では歯の内部を完全に洗浄もできないし、ま
た治療液(もしくは洗浄液)を歯根みぞに完全に充満さ
せることもできない。歯根みぞに洗浄液を満たすことが
歯の内部をすべて完全に洗浄するための必要条件であ
る。
本発明の目的は、公知と装置について指摘した欠点を
まったく有さないような歯根治療装置を提供することに
ある。
まったく有さないような歯根治療装置を提供することに
ある。
このような目的を達成するために、本発明にあって
は、歯の歯髄室の開口部に、液密に取付け得る接続片を
有し、この接続片には、歯の内部に液を送り込む供給管
に接続されたインジェクターと歯の内部にある液を排出
するための排出管とが設けられている歯根治療装置に、 イ)前記インジェクターと前記排出管は、前記接続片を
歯に取付けた時、歯髄室へ通じ、 ロ)真空ポンプを設けて、これを前記排出管に接続し、
歯髄室と歯根みぞ内にある液の中に飽和蒸気の気泡を形
成し、 ハ)圧力ポンプを設けて、これを前記インジェクターに
送り込むべき液を収容する液貯蔵部と前記インジェクタ
ーの供給管とに接続し、歯髄室と歯根みぞの中にある液
に対するこの圧力ポンプの作用により前記気泡を爆縮さ
せて、前記液の中にキャビテーションを生成させること
により、前記インジェクターで歯の中に注入した液を歯
髄室と歯根みぞに完全に充満させ、そして歯髄室と歯根
みぞとを完全に洗浄する、 という構成上の特徴を与えた。
は、歯の歯髄室の開口部に、液密に取付け得る接続片を
有し、この接続片には、歯の内部に液を送り込む供給管
に接続されたインジェクターと歯の内部にある液を排出
するための排出管とが設けられている歯根治療装置に、 イ)前記インジェクターと前記排出管は、前記接続片を
歯に取付けた時、歯髄室へ通じ、 ロ)真空ポンプを設けて、これを前記排出管に接続し、
歯髄室と歯根みぞ内にある液の中に飽和蒸気の気泡を形
成し、 ハ)圧力ポンプを設けて、これを前記インジェクターに
送り込むべき液を収容する液貯蔵部と前記インジェクタ
ーの供給管とに接続し、歯髄室と歯根みぞの中にある液
に対するこの圧力ポンプの作用により前記気泡を爆縮さ
せて、前記液の中にキャビテーションを生成させること
により、前記インジェクターで歯の中に注入した液を歯
髄室と歯根みぞに完全に充満させ、そして歯髄室と歯根
みぞとを完全に洗浄する、 という構成上の特徴を与えた。
第1図において、番号1は治療の各段階における作業
を制御する中央電子制御装置を示す。番号2は、治療し
ようとする歯に取り付ける接続片を示す。番号3は、圧
力ポンプである。番号4はこの圧力ポンプを制御するた
めの装置であるが、この装置自体は中央制御装置1によ
り制御される。
を制御する中央電子制御装置を示す。番号2は、治療し
ようとする歯に取り付ける接続片を示す。番号3は、圧
力ポンプである。番号4はこの圧力ポンプを制御するた
めの装置であるが、この装置自体は中央制御装置1によ
り制御される。
番号5は、真空ポンプであり、番号6はこのポンプを
制御するための装置である。この装置は、1により制御
される。
制御するための装置である。この装置は、1により制御
される。
ポンプ3は接続片2に接続されている。
番号7により作業の各段階で使用される液体製品の分
配器(液貯蔵部)が示されている。この分配器はいくつ
かの容器(例えば三つ)をそなえていて、各容器にはそ
れぞれ一つの液体製品が入っている。
配器(液貯蔵部)が示されている。この分配器はいくつ
かの容器(例えば三つ)をそなえていて、各容器にはそ
れぞれ一つの液体製品が入っている。
番号8は、例えばソレノイド弁をそなえた切替装置で
あり、圧力ポンプ3を分配器7の容器のいずれかに選択
的に接続する。
あり、圧力ポンプ3を分配器7の容器のいずれかに選択
的に接続する。
切替装置8は切替制御装置9により制御される。切替
制御装置9は、1により制御される。
制御装置9は、1により制御される。
10は、歯の中の圧力を測定するための装置を表わし、
測定した圧力値を装置1に送る。
測定した圧力値を装置1に送る。
11は、洗浄段階における攻撃(attack)の程度、すな
わち歯神経とこれに結合した血管の除去程度を測定する
装置である。この装置は装置1への測定データを送る。
わち歯神経とこれに結合した血管の除去程度を測定する
装置である。この装置は装置1への測定データを送る。
装置12は1により制御されて、歯の消毒段階でイオン
泳動を制御する。
泳動を制御する。
第1図において、矢印が一つ付いた線は命令を示し、
矢印の二つ付いた線は液の流れを示している。
矢印の二つ付いた線は液の流れを示している。
第2図では、圧力ポンプは単動式ピストン13を有する
ポンプであり、ポンプにより作動された液で動く自動弁
14を、吸引側15に一つそなえている。ピストン13は、速
度の調整できる電気モータ(図示省略)により駆動され
る。
ポンプであり、ポンプにより作動された液で動く自動弁
14を、吸引側15に一つそなえている。ピストン13は、速
度の調整できる電気モータ(図示省略)により駆動され
る。
弁14は自由に移動できる。その心棒16は17で簡単に案
内されている。心棒16の反対側には調節可能のストッパ
18があり、これにより弁14は閉じる前に、すなわち固定
弁座19に到達する前に、停止させられる。このため、閉
鎖行程の終端で、完全な閉鎖状態が成立せず、弁14と弁
座19との間には小さいすき間が生じる。このすき間はス
トッパ18の位置によって調節することができる。これに
ついては後で述べる。
内されている。心棒16の反対側には調節可能のストッパ
18があり、これにより弁14は閉じる前に、すなわち固定
弁座19に到達する前に、停止させられる。このため、閉
鎖行程の終端で、完全な閉鎖状態が成立せず、弁14と弁
座19との間には小さいすき間が生じる。このすき間はス
トッパ18の位置によって調節することができる。これに
ついては後で述べる。
液と接触するポンプ3の各パーツの材料は、完全に不
活性でなければならない(例えば、ステンレススチー
ル、テフロン、ビトン等)。
活性でなければならない(例えば、ステンレススチー
ル、テフロン、ビトン等)。
真空ポンプ5はギヤポンプである(第2図)。このポ
ンプの、液と接触する各パーツも、不活性材料でつくら
れている(例えば、ステンレススチール306L、テフロ
ン)。このポンプは、液密性の問題を解消するために、
磁気装置で駆動するのが好ましい。ポンプの歯車には十
分な遊びを持たせて速度調整ができるようにしなければ
ならないが、遊びを大きくしすぎて無液状態でも始動す
るようにしてはならない。ポンプの出口は排出管20に通
じている。
ンプの、液と接触する各パーツも、不活性材料でつくら
れている(例えば、ステンレススチール306L、テフロ
ン)。このポンプは、液密性の問題を解消するために、
磁気装置で駆動するのが好ましい。ポンプの歯車には十
分な遊びを持たせて速度調整ができるようにしなければ
ならないが、遊びを大きくしすぎて無液状態でも始動す
るようにしてはならない。ポンプの出口は排出管20に通
じている。
第3図は接続片2の拡大断面図である。本体21は使用
液に対して耐性を有する材料で成形されており、液の注
入路22と排出路23とインジェクター24とを内側にそなえ
ている。インジェクター24は22に連通している。インジ
ェクター24の内側には、使用液に対して耐性を有する金
属でつくられた排出管25がある。25は24と軸を共有し
(同心状であり)、かつ23と連通している。
液に対して耐性を有する材料で成形されており、液の注
入路22と排出路23とインジェクター24とを内側にそなえ
ている。インジェクター24は22に連通している。インジ
ェクター24の内側には、使用液に対して耐性を有する金
属でつくられた排出管25がある。25は24と軸を共有し
(同心状であり)、かつ23と連通している。
注入用の環状路の断面部、すなわち24と25との間は、
排出管25の断面より相当小さく、例えば少なくとも1/10
以下である。
排出管25の断面より相当小さく、例えば少なくとも1/10
以下である。
インジェクター24と排出管25は、本体21の円錐部26の
端部に達している。円錐部26の端部は、治療しようとす
る歯の端部(歯根とは反対側の部分)に形成された開口
部に、液密に嵌入される。従って24と25は、前期の開口
部に近接した、従って歯根みぞから距離をおいた、歯髄
室の一部に、通じる。
端部に達している。円錐部26の端部は、治療しようとす
る歯の端部(歯根とは反対側の部分)に形成された開口
部に、液密に嵌入される。従って24と25は、前期の開口
部に近接した、従って歯根みぞから距離をおいた、歯髄
室の一部に、通じる。
本体21内には、導電体34の一端があり、これは金属製
の排出管25に接続されている。
の排出管25に接続されている。
第2図に見られるように、ポンプ3の排出側27は、注
入路22(第3図)の中に固定された供給管28により、接
続片2のインジェクター24に接続されている。排出管25
は、接続片の排出路23の中に固定されたパイプ30によ
り、ポンプ5の入口29に接続されている(第2図、第3
図)。
入路22(第3図)の中に固定された供給管28により、接
続片2のインジェクター24に接続されている。排出管25
は、接続片の排出路23の中に固定されたパイプ30によ
り、ポンプ5の入口29に接続されている(第2図、第3
図)。
分配器7は複数の容器(図示省略)から成り、各容器
は次に挙げる液体製品の一つを収容している。
は次に挙げる液体製品の一つを収容している。
・生理的血清(0.9%のNaClを含んだ水溶液)、 ・EDTA(エチレンジアミン四酢酸の二ナトリウム塩を8
%含んだ水溶液)、 ・デーキン溶液(2〜5%のNaClを含んだ水溶液)。
%含んだ水溶液)、 ・デーキン溶液(2〜5%のNaClを含んだ水溶液)。
治療の各段階で、圧力ポンプの吸引側15を、切替装置
8を介して、所要の容器に接続するのは、中央制御装置
1である。
8を介して、所要の容器に接続するのは、中央制御装置
1である。
生理的血清は、歯の内部の抵抗を測定する際とイオン
泳動(任意)の際に使用され、またすすぎ剤としても用
いられる。抵抗測定のイオン泳動については、後に説明
する。
泳動(任意)の際に使用され、またすすぎ剤としても用
いられる。抵抗測定のイオン泳動については、後に説明
する。
せますぎる歯根みぞを拡げたい時には、EDTA(任意)
で攻撃する。この液は歯質を侵すが、神経組織は侵さな
い。
で攻撃する。この液は歯質を侵すが、神経組織は侵さな
い。
歯の内側を洗浄する時は、神経とそれに結合する血管
とをデーキン溶液で攻撃する。デーキン溶液は消毒の段
階でも用いる。デーキン溶液で攻撃する前に、EDTAで攻
撃しなければならない。
とをデーキン溶液で攻撃する。デーキン溶液は消毒の段
階でも用いる。デーキン溶液で攻撃する前に、EDTAで攻
撃しなければならない。
以下に、この装置がどのように動作するかを説明す
る。
る。
分配器7の容器の一つから来る液をポンプ3により吸
引する。この時、ポンプのピストン13は吸引行程にあ
る、すなわちピストンは弁14から遠ざかり、ピストンの
移動により生じる吸引効果の結果、弁14は開かれる。ピ
ストンが吸引行程を終え、弁14の方へ再び接近すると、
弁はシリンダ内の圧力により自動的に閉じ、ポンプは排
出口27から加圧液を排出する。加圧液は、接続片2の方
へ送られ、インジェクター24によって歯の中に注入され
る。
引する。この時、ポンプのピストン13は吸引行程にあ
る、すなわちピストンは弁14から遠ざかり、ピストンの
移動により生じる吸引効果の結果、弁14は開かれる。ピ
ストンが吸引行程を終え、弁14の方へ再び接近すると、
弁はシリンダ内の圧力により自動的に閉じ、ポンプは排
出口27から加圧液を排出する。加圧液は、接続片2の方
へ送られ、インジェクター24によって歯の中に注入され
る。
ポンプ5はこの作業の全工程を通じて、パイプ30と排
出管25により歯の内側にある液を循環させ吸引する。パ
イプ30の内容積は十分大きいため、パイプ内の液の慣性
は、歯内を加圧する時(つまりポンプ3が作動している
時)に、その液に加わるポンプ5の方向への加速度に、
対立する。換言すれば、この慣性は、パイプ30内の液が
ポンプ3の作動により加速されるのを妨げるのである。
従って、液はポンプ5の作動によってのみパイプ30内を
流れる。このようにすると、歯窩洞を迅速に加圧するこ
とができる。
出管25により歯の内側にある液を循環させ吸引する。パ
イプ30の内容積は十分大きいため、パイプ内の液の慣性
は、歯内を加圧する時(つまりポンプ3が作動している
時)に、その液に加わるポンプ5の方向への加速度に、
対立する。換言すれば、この慣性は、パイプ30内の液が
ポンプ3の作動により加速されるのを妨げるのである。
従って、液はポンプ5の作動によってのみパイプ30内を
流れる。このようにすると、歯窩洞を迅速に加圧するこ
とができる。
まず、真空ポンプ5が、歯窩洞を真空にする。事実
上、インジェクター24は排出管25に比べて非常にデリケ
ートである。さらに圧力ポンプ3は吸引行程にある。排
出弁を設けていないため、液が圧力ポンプに充満する一
方、圧力ポンプは歯内を真空にする。その結果、使用液
の飽和蒸気が充満した気泡が形成される。
上、インジェクター24は排出管25に比べて非常にデリケ
ートである。さらに圧力ポンプ3は吸引行程にある。排
出弁を設けていないため、液が圧力ポンプに充満する一
方、圧力ポンプは歯内を真空にする。その結果、使用液
の飽和蒸気が充満した気泡が形成される。
次に、この圧力ポンプが、インジェクター24の細かい
孔から、歯の方へその内容物を排出すると(この時、弁
14は閉じている)、圧力が急速に上昇し(これは、自動
弁14の急な閉鎖と真空ポンプに通じるパイプ30内にある
水柱の慣性とを原因とする)、その結果、すでに形成さ
れていた気泡の爆縮(implosion)が起る。周知のよう
に、爆縮により生じる衝撃効果は、多少とも長い動作の
のち、タービン羽根さえ破壊しうるものであるから、歯
根神経はたやすく破壊することができる。
孔から、歯の方へその内容物を排出すると(この時、弁
14は閉じている)、圧力が急速に上昇し(これは、自動
弁14の急な閉鎖と真空ポンプに通じるパイプ30内にある
水柱の慣性とを原因とする)、その結果、すでに形成さ
れていた気泡の爆縮(implosion)が起る。周知のよう
に、爆縮により生じる衝撃効果は、多少とも長い動作の
のち、タービン羽根さえ破壊しうるものであるから、歯
根神経はたやすく破壊することができる。
歯の内側にある液の中に生じるこのキャビテーション
のために、液は歯髄室内に押し込まれ、歯髄室の容積全
体に広がる、つまり歯根みぞに充満する。これは、歯根
みぞがどんなに狭くても、変りない。
のために、液は歯髄室内に押し込まれ、歯髄室の容積全
体に広がる、つまり歯根みぞに充満する。これは、歯根
みぞがどんなに狭くても、変りない。
接続片の入口と出口は同心状に配置され、かつ液が逆
方向に流れるようになっているため、歯の内側に気泡が
形成されやすい、したがってキャビテーションが生じや
すい。液が歯根の端部を通ることのないように、圧力の
測定は、接続片のちょうど出口で行なう。この圧力測定
により、真空ポンプ5の速度を制御し、歯髄室内の平均
圧力を常にわずかに負にしておくことができる。
方向に流れるようになっているため、歯の内側に気泡が
形成されやすい、したがってキャビテーションが生じや
すい。液が歯根の端部を通ることのないように、圧力の
測定は、接続片のちょうど出口で行なう。この圧力測定
により、真空ポンプ5の速度を制御し、歯髄室内の平均
圧力を常にわずかに負にしておくことができる。
このわずかな負圧のために歯根端のあたりに一時的な
充血が生じることがあるが、神経を抜く場合には、これ
が液の攻撃作用をストップさせる(希釈により)。他
方、消毒する場合には、調節基準を逆にして圧力をわず
かに高めにすると、歯根を取りまく組織内に使用液を浸
透させることができる。
充血が生じることがあるが、神経を抜く場合には、これ
が液の攻撃作用をストップさせる(希釈により)。他
方、消毒する場合には、調節基準を逆にして圧力をわず
かに高めにすると、歯根を取りまく組織内に使用液を浸
透させることができる。
第4図は、圧力ポンプの一作動周期の間に、歯の内側
の圧力がどのように変るかを、時間の関数として示して
いる。
の圧力がどのように変るかを、時間の関数として示して
いる。
デーキン溶液を用いて治療するときは、線31が観察さ
れる。一方、消毒するときには、線32が現われる。線32
は、調節可能な量だけ上方へ変位している。
れる。一方、消毒するときには、線32が現われる。線32
は、調節可能な量だけ上方へ変位している。
33は、負圧がかかっているときに歯の内側に存在する
液の蒸気圧を示している。気泡が形成されるのは、この
時である。
液の蒸気圧を示している。気泡が形成されるのは、この
時である。
装置10(第1図)による圧力の測定は、圧力抵抗セン
サ(図示省略)により行われる。患者の口の中に置かれ
る装置の一部を軽くし、しかも歯髄室にできるだけ近い
ところで圧力が測定できるように、圧力検出器(フレキ
シブルな薄膜をそなえたカプセル)を連結具(コネクタ
ー)の内側で接続片のパイプ30の上に取り付ける。毛細
管(図示省略)によりカプセルが測定装置10に接続され
ている。測定装置10は、この装置内に、従って患者の口
の外に取り付けられている。
サ(図示省略)により行われる。患者の口の中に置かれ
る装置の一部を軽くし、しかも歯髄室にできるだけ近い
ところで圧力が測定できるように、圧力検出器(フレキ
シブルな薄膜をそなえたカプセル)を連結具(コネクタ
ー)の内側で接続片のパイプ30の上に取り付ける。毛細
管(図示省略)によりカプセルが測定装置10に接続され
ている。測定装置10は、この装置内に、従って患者の口
の外に取り付けられている。
この電子測定装置からの電気信号により、平均圧力値
が得られる。パルスを波する時定数は、1秒のオーダ
ーであるのが好ましい。
が得られる。パルスを波する時定数は、1秒のオーダ
ーであるのが好ましい。
選択した基準圧に従ってギヤポンプ(真空ポンプ)を
自動制御することにより、ギヤポンプの回転数を最少に
して、歯の内にわずかな負圧が常にかかるようにでき
る。
自動制御することにより、ギヤポンプの回転数を最少に
して、歯の内にわずかな負圧が常にかかるようにでき
る。
デーキン溶液を用いて行う神経とそれに結合する血管
への攻撃を調整するには、接続片2の排出管(金属製)
25により形成される電極(導電体34に電気接続されてい
る)と患者が手で持っている湿った電極(damp electro
de)(図示省略)との間の抵抗を測定する。
への攻撃を調整するには、接続片2の排出管(金属製)
25により形成される電極(導電体34に電気接続されてい
る)と患者が手で持っている湿った電極(damp electro
de)(図示省略)との間の抵抗を測定する。
これの第1回目の測定を行うために生理的血清を歯根
に注入する。血清の抵抗率は人体組織のそれと同じであ
り、従って、歯根みぞ内に残っている神経の抵抗率とも
同じである。切替装置8をデーキン溶液(その抵抗率
は、血清の抵抗率の1/10以下である)に切り替えて、こ
の測定を続ける。初めのうちは、抵抗が急激に降下す
る。次に、抵抗は、神経が段々と取り除かれ神経がデー
キン溶液に取って代られるにつれて、つまり神経を攻撃
するにつれて、連続的に減少する。
に注入する。血清の抵抗率は人体組織のそれと同じであ
り、従って、歯根みぞ内に残っている神経の抵抗率とも
同じである。切替装置8をデーキン溶液(その抵抗率
は、血清の抵抗率の1/10以下である)に切り替えて、こ
の測定を続ける。初めのうちは、抵抗が急激に降下す
る。次に、抵抗は、神経が段々と取り除かれ神経がデー
キン溶液に取って代られるにつれて、つまり神経を攻撃
するにつれて、連続的に減少する。
抵抗の測定は、方形波を有する交流電圧により行う。
この電圧は500Hzの周波数と、4000オームの抵抗で電流
が100マイクロアンペアになるような波高値とを有す
る。電圧を一定に保つと、「血清電流」と「デーキン電
流」との比が、神経への攻撃の進展度を測定する決定因
となる。
この電圧は500Hzの周波数と、4000オームの抵抗で電流
が100マイクロアンペアになるような波高値とを有す
る。電圧を一定に保つと、「血清電流」と「デーキン電
流」との比が、神経への攻撃の進展度を測定する決定因
となる。
抵抗が減少しなくなったときが、攻撃の終了したとき
である。事実、この時、デーキン溶液は歯根端からの血
液に接触し、そのために抵抗が変化する。
である。事実、この時、デーキン溶液は歯根端からの血
液に接触し、そのために抵抗が変化する。
以上に述べた抵抗測定とは異なり、イオン泳動の場合
は、同じ電極に直流電圧を印加する。攻撃をやめるため
には、デーキン溶液を生理的血清に代え、ポンプをとめ
る。このとき歯根に一定数のクーロンを通さねばならな
いから、電流が高ければ高いほど、治療は短くて済む。
二つの電極間を流れる電流は、中央電子制御装置1の制
御により増大する。
は、同じ電極に直流電圧を印加する。攻撃をやめるため
には、デーキン溶液を生理的血清に代え、ポンプをとめ
る。このとき歯根に一定数のクーロンを通さねばならな
いから、電流が高ければ高いほど、治療は短くて済む。
二つの電極間を流れる電流は、中央電子制御装置1の制
御により増大する。
患者の手の中にある湿った電極(陽極)にはボタンが
付いており、電流の増加に耐え切れなくなると患者はこ
のボタンを押して電流を中断できる。中央制御装置1は
このとき電流をわずかに減らし、必要な印加時間を算出
する。
付いており、電流の増加に耐え切れなくなると患者はこ
のボタンを押して電流を中断できる。中央制御装置1は
このとき電流をわずかに減らし、必要な印加時間を算出
する。
圧力ポンプの容積はキャビテーション強度を決定する
重要なファクターである。この容積には越えるべきでな
い上限がある。なぜなら、上限値を設定しないと、神経
への攻撃作用が余りに早いときに、攻撃を制御すること
が困難になるからである。作動時間は、2分から10分ま
でが特に好適である。1分間に1200回回転するポンプの
駆動モータを用いる場合、容積の上限値は0.35cm3であ
る。
重要なファクターである。この容積には越えるべきでな
い上限がある。なぜなら、上限値を設定しないと、神経
への攻撃作用が余りに早いときに、攻撃を制御すること
が困難になるからである。作動時間は、2分から10分ま
でが特に好適である。1分間に1200回回転するポンプの
駆動モータを用いる場合、容積の上限値は0.35cm3であ
る。
圧力ポンプの相対圧力は0〜5バールの間にあるのが
好ましく、また真空ポンプの相対負圧は0〜−0.8バー
ルの間で変化するのが好ましい。
好ましく、また真空ポンプの相対負圧は0〜−0.8バー
ルの間で変化するのが好ましい。
中央電子制御装置は、プログラム制御により本装置を
完全に自動的に作動させることができる。また、半自動
式で作動させることも可能である。どちらの場合であっ
ても、前記制御装置は、圧力ポンプを駆動するモータの
速度を調整するか、或いは調整可能のストッパ18(第2
図)を制御することにより、デーキン溶液による神経へ
の攻撃度を制御することができる。また、前記制御装置
は、歯の内部の圧力測定、ギヤポンプの自動制御、攻撃
の終了の制御、消毒、EDTAによる歯根みぞの拡大、イオ
ン泳動による消毒を可能にする。
完全に自動的に作動させることができる。また、半自動
式で作動させることも可能である。どちらの場合であっ
ても、前記制御装置は、圧力ポンプを駆動するモータの
速度を調整するか、或いは調整可能のストッパ18(第2
図)を制御することにより、デーキン溶液による神経へ
の攻撃度を制御することができる。また、前記制御装置
は、歯の内部の圧力測定、ギヤポンプの自動制御、攻撃
の終了の制御、消毒、EDTAによる歯根みぞの拡大、イオ
ン泳動による消毒を可能にする。
以上は、歯根治療の第1段階、すなわち神経とその歯
牙母細胞の延長部を、窩洞内にあって、確実に血管新生
(vascularization)を行う血管とともに完全に除去
し、加えてこの窩洞を完全に消毒すること、に関してい
る。
牙母細胞の延長部を、窩洞内にあって、確実に血管新生
(vascularization)を行う血管とともに完全に除去
し、加えてこの窩洞を完全に消毒すること、に関してい
る。
本装置は、治療の最終段階、すなわち歯窩洞の乾燥と
充填にも利用できる。第5図および第6図に関連させつ
つ以下これについて述べる。
充填にも利用できる。第5図および第6図に関連させつ
つ以下これについて述べる。
上述したように歯髄を除去して窩洞を消毒した後、パ
イプ30(第2図)をポンプ5からはずしてダクト35に接
続する。ダクト35は、殺菌した空気を過し過熱するた
めの装置36に接続する。ポンプ3(第2図)に接続片を
連結するパイプ28を真空ポンプ41に接続する。
イプ30(第2図)をポンプ5からはずしてダクト35に接
続する。ダクト35は、殺菌した空気を過し過熱するた
めの装置36に接続する。ポンプ3(第2図)に接続片を
連結するパイプ28を真空ポンプ41に接続する。
このようにした後、過・過熱装置36とポンプ41を例
えば6分間作動させて、歯窩洞を完全に乾燥させる。こ
の後、ポンプ41をとめ、装置36を接続片2のパイプ30か
らはずし、注入器37(例えばインシュリンを入れた注入
器)をパイプ38を介して、装置36の代りに接続片に接続
する。この注入器には、治療の第1段階で前もって用意
しておいた歯科用充填ペーストを満たしておく。さら
に、モール式ピンチコック39を、真空ポンプ41と接続片
2とを結ぐ供給管28に取り付ける(第6図)。
えば6分間作動させて、歯窩洞を完全に乾燥させる。こ
の後、ポンプ41をとめ、装置36を接続片2のパイプ30か
らはずし、注入器37(例えばインシュリンを入れた注入
器)をパイプ38を介して、装置36の代りに接続片に接続
する。この注入器には、治療の第1段階で前もって用意
しておいた歯科用充填ペーストを満たしておく。さら
に、モール式ピンチコック39を、真空ポンプ41と接続片
2とを結ぐ供給管28に取り付ける(第6図)。
このようにした後、真空ポンプ41を作動させて窩洞内
を真空にするが、この時ピンチコックをすこしの間(例
えば1秒間)押えて、ポンプが働かないようにする。こ
のようにして歯内を真空にした結果、注入器37内のペー
ストが窩洞内に吸入され、どんな小さい凹部にも侵入し
て、窩洞は完全に充填される。用心のため、注入器37の
プランジャ40を同時に軽く押圧して、注入器内のペース
トの摩擦効果を補償する。
を真空にするが、この時ピンチコックをすこしの間(例
えば1秒間)押えて、ポンプが働かないようにする。こ
のようにして歯内を真空にした結果、注入器37内のペー
ストが窩洞内に吸入され、どんな小さい凹部にも侵入し
て、窩洞は完全に充填される。用心のため、注入器37の
プランジャ40を同時に軽く押圧して、注入器内のペース
トの摩擦効果を補償する。
このようにして作業は完了し、接続片を取りはずす。
充填状態が良好であるかどうかをチェックするためにX
線写真をとってもよい。
充填状態が良好であるかどうかをチェックするためにX
線写真をとってもよい。
本発明の装置は、以上のような構成を持つから、歯の
内部の完全な洗浄と、ペーストの歯の内部への効果的な
充填とを可能にする。
内部の完全な洗浄と、ペーストの歯の内部への効果的な
充填とを可能にする。
第1図は本装置全体のブロック図、 第2図は圧力ポンプと真空ポンプおよびこれら二つのポ
ンプに接続された接続片を取り付けた状態の歯を拡大し
て示す部分図、 第3図は接続片の断面図、 第4図は本装置の作動中における歯の内部の圧力を示す
グラフ。 第5図は、歯窩洞を乾燥させる場合の、本発明の装置の
実施例を示す。 第6図は、歯窩洞に歯科用ペーストを充填させる場合
の、本発明の装置の実施例を示す。 1……中央制御装置、2……接続片、 3……圧力ポンプ、7……分配器、 8……切替装置、10……測定装置。
ンプに接続された接続片を取り付けた状態の歯を拡大し
て示す部分図、 第3図は接続片の断面図、 第4図は本装置の作動中における歯の内部の圧力を示す
グラフ。 第5図は、歯窩洞を乾燥させる場合の、本発明の装置の
実施例を示す。 第6図は、歯窩洞に歯科用ペーストを充填させる場合
の、本発明の装置の実施例を示す。 1……中央制御装置、2……接続片、 3……圧力ポンプ、7……分配器、 8……切替装置、10……測定装置。
Claims (13)
- 【請求項1】歯の歯髄室の開口部に、液密に取付け得る
接続片2を有し、この接続片には、歯の内部に液を送り
込む供給管28に接続されたインジェクター24と歯の内部
にある液を排出するための排出管25とが設けられている
歯根治療装置において、 イ)前記インジェクター24と前記排出管25は、前記接続
片2を歯に取付けた時、歯髄室へ通じ、 ロ)真空ポンプ5を設けて、これを前記排出管25に接続
し、歯髄室と歯根みぞ内にある液の中に飽和蒸気の気泡
を形成し、 ハ)圧力ポンプ3を設けて、これを前記インジェクター
24に送り込むべき液を収容する液貯蔵部と前記インジェ
クター24の供給管28とに接続し、歯髄室と歯根みぞの中
にある液に対するこの圧力ポンプの作用により前記気泡
を爆縮させて、前記液の中にキャビテーションを生成さ
せることにより、前記インジェクター24で歯の中に注入
した液を歯髄室と歯根みぞに完全に充満させ、そして歯
髄室と歯根みぞとを完全に洗浄する、 ことを特徴とする歯根治療装置。 - 【請求項2】前記インジェクター24の部分と、歯窩洞内
にある排出管25の部分とが、同心状である請求項1記載
の歯根治療装置。 - 【請求項3】前記インジェクター24の前記部分は、前記
排出管25の前記部分の周りに同心状に配置され、かつそ
の断面部が前記排出管の断面部の少なくとも1/10以下で
ある請求項2記載の歯根治療装置。 - 【請求項4】前記排出管はパイプ30を介して真空ポンプ
5に連結し、加えてこのパイプ30に充分な内容積を持た
せることにより、このパイプ内に存在する液の慣性を、
歯の中に加圧するとき生じる、真空ポンプの方への流れ
の加速度に対抗させて、キャビテーションを生成させる
急激な加圧を確実に行なう請求項1もしくは3記載の歯
根治療装置。 - 【請求項5】前記圧力ポンプ3は、自動弁14を一つだけ
吸引側にそなえた単動式ポンプである請求項1記載の歯
根治療装置。 - 【請求項6】圧力ポンプ3に、その閉鎖行程の終端で前
記自動弁14と協働する調節可能なストッパ18を設けて、
弁座19から調節可能な距離のところで、前記自動弁14を
停止させる請求項1記載の歯根治療装置。 - 【請求項7】様々の液を収容するいくつかの液貯蔵部7
と、これらの液貯蔵部に選択的に圧力ポンプ3を連結す
る切替手段8とをそなえた請求項1記載の歯根治療装
置。 - 【請求項8】ポンプの排出量と作動時間とを制御する手
段1をそなえた請求項7記載の歯根治療装置。 - 【請求項9】プログラムに従って切替手段を制御する手
段をそなえた請求項1または7記載の歯根治療装置。 - 【請求項10】前記のポンプ制御手段1が、治療中の歯
髄室の平均圧力を常に負圧にするように構成されている
請求項5記載の歯根治療装置。 - 【請求項11】歯髄室と歯根みぞの中にある液の電気抵
抗を測定する手段をそなえ、この手段が、歯髄室の中に
位置する排出管の部分により構成される電極と、歯の治
療を受けている患者の体に湿った状態で接触しているも
う1つの電極とから成る請求項1記載の歯根治療装置。 - 【請求項12】歯髄室内の相対圧力が0〜0.5バールの
間で変化し、また歯髄室内の相対負圧が0〜−0.8バー
ルの間で変化する請求項1記載の歯根治療装置。 - 【請求項13】真空ポンプ5の代りに接続片2に接続さ
れて歯窩洞を乾燥させる空気過・過熱装置36を備え、
さらに空気過・過熱装置36の代りにパイプ38を介して
接続片に接続される、歯科用ペーストの入った注入器37
と、真空ポンプ41を接続片2に連結する供給管28を閉じ
る部材39とを備え、真空ポンプ41により歯窩洞内を真空
にしてペーストを窩洞内に充満させる請求項1ないし12
のいずれかの項に記載の歯根治療装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CH270787 | 1987-07-16 | ||
CH2707/87-7 | 1987-07-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6464648A JPS6464648A (en) | 1989-03-10 |
JP2555157B2 true JP2555157B2 (ja) | 1996-11-20 |
Family
ID=4239787
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP63177975A Expired - Fee Related JP2555157B2 (ja) | 1987-07-16 | 1988-07-15 | 歯根治療装置 |
Country Status (7)
Country | Link |
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EP (1) | EP0299919B1 (ja) |
JP (1) | JP2555157B2 (ja) |
AT (1) | ATE67653T1 (ja) |
CA (1) | CA1307411C (ja) |
DE (1) | DE3865132D1 (ja) |
ES (1) | ES2025326B3 (ja) |
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1988
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