JP2555102Y2 - 溶接トーチ - Google Patents

溶接トーチ

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JP2555102Y2
JP2555102Y2 JP4613792U JP4613792U JP2555102Y2 JP 2555102 Y2 JP2555102 Y2 JP 2555102Y2 JP 4613792 U JP4613792 U JP 4613792U JP 4613792 U JP4613792 U JP 4613792U JP 2555102 Y2 JP2555102 Y2 JP 2555102Y2
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nozzle
torch
welding
groove
tip
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JP4613792U
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Inventor
実 山田
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は主として狭開先溶接を行
うときに用いる溶接トーチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば、厚肉部材を突き合わせ溶接す
る場合において、特に、狭開先溶接を行う場合は、溶接
トーチはトーチノズルを薄型化しないと狭開先内に挿入
することができない。
【0003】そのため、従来では、図4に示す如く、厚
肉の被溶接部材aとbの継手狭開先c内に挿入できるよ
うにトーチノズルdの幅Wを小さくして薄型とした溶接
トーチを用いるようにしている。eは電極ワイヤであ
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、トーチノズ
ルdの幅Wを小さくした従来の溶接トーチにより狭開先
c内の溶接を行う場合は、図3の如き開先c内での施工
は可能であるが、図5に示す如く、トーチノズルdの先
端部が開先c内から外へ出て開先c上面よりも上方へ外
れて来た場合は、トーチノズル幅Wが小さくてシールド
範囲が小さいことから、トーチノズルdの内側と電極ワ
イヤeの間から噴出されるシールドガスによる開先内の
シールド不良が生じ、欠陥(ブローホール)が発生する
問題がある。そのため、トーチノズル幅の大きい溶接ト
ーチに交換することが必要となり、無人化が図れないこ
とになる。
【0005】そこで、本考案は、狭開先内での溶接施工
が可能で且つトーチノズル先端部が開先上面より外れて
もシールドガスが開先内を覆ってシールド効果を高める
ことができるような溶接トーチを提供しようとするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記課題を解
決するために、トーチノズル先端に左右一対のノズル可
動部を左右方向へ開閉できるように取り付けて、ノズル
口を広狭調整できるようにし、且つ上記左右のノズル可
動部の開閉を行わせる装置を備えた構成とする。
【0007】
【作用】狭開先内での溶接施工時は、トーチノズル幅を
小さくした状態で溶接を行い、トーチノズル先端部が開
先上面より外れる位置まで来ると、トーチノズル先端の
ノズル可動部を開いてノズル幅を広く調整する。これに
よりシールド状況が改善され、トーチノズル先端部が開
先外に出ても開先内のシールド性能を確保できる。
【0008】
【実施例】以下、図面に基づき本考案の実施例を説明す
る。
【0009】図1及び図2は本考案の一実施例を示すも
ので、狭開先用の溶接トーチとするため、トーチノズル
1のノズル幅Wが小さくしてある構成において、トーチ
ノズル1の先端に、左右方向(溶接線と直交する方向)
に分割されている左右一対のノズル可動部2aと2b
を、軟質材を用いた接合部3にて左右方向へ自在に回動
できるように連結し、且つ上記各ノズル可動部2aと2
bを、左右方向へ最大に開いても1つのノズル口が形成
されているように、たとえば、図1(ハ)に示す如く左
右のノズル可動部2a,2b同士を蛇腹4でつないだ構
成とする。
【0010】又、上記トーチノズル1の前後両側面に
は、開閉装置11として、各々少なくともねじ付軸5を
ガイドする軸支持金物6と、ねじ付軸5と螺合するナッ
ト部材7とを設け、且つ該ナット部材7に螺合させて上
下方向に配したねじ付軸5の下端部を軸支持金物6にガ
イドさせて、その下端部に、左右のノズル可動部2a,
2bに各一端をピン9にて枢着させたレバー8a,8b
の各他端を回動自在にピン9にて枢着した構成とし、ね
じ付軸5の上端に取り付けたつまみ10を回わしてねじ
付軸5を上下移動させることによりレバー8a,8bを
介して左右のノズル可動部2a,2bを開閉させるよう
にする。
【0011】1aは電極ワイヤである。
【0012】被溶接部材12aと12bとの突合わせ溶
接において、狭開先13内の深いところを溶接するとき
は、図4に示した従来の場合と同様にトーチノズル1を
狭開先13内に挿入した状態にするため、トーチノズル
先端部のノズル可動部2a,2bは閉じた状態にする。
【0013】狭開先13内の溶接が進行し、図2に示す
ようにトーチノズル先端部が開先13上面より上方へ出
て来る状態になると、ねじ付軸5を回わして下降させ、
レバー8a,8bを回転させてノズル可動部2a,2b
を接合部3を中心に外方へ押し開き、左右方向へ開く。
これによりノズル口は左右方向へ広幅となるように拡大
され、シールドガスの噴出角度が広げられて開先13を
シールドガスで覆うことが可能となり、シールド不良と
なることが解消される。
【0014】図3は本考案の他の実施例を示すもので、
左右のノズル可動部2a,2bを蛇腹4でつなぐ方式に
代えて、重ね合わせ式とし、該左右のノズル可動部2
a,2bを開閉することにより1つのノズル口が左右方
向に拡縮されるようにしたものである。
【0015】この実施例においても、上記実施例と同様
にノズル可動部2a,2bを左右に開閉できてシールド
の噴出角度を変更できて、ノズル可動部2a,2bが開
先13の上方へ出てもシールドの状況を改善することが
できる。
【0016】なお、本考案は上記実施例のみに限定され
るものではなく、たとえば、上記実施例では、ねじ付軸
5を手動操作してノズル可動部2a,2bを開閉させる
場合を示したが、たとえば、狭開先溶接における各パス
の仕上がり高さに応じて予めプログラムし、このプログ
ラムに沿ってノズル可動部2a,2bの開度を自動調整
するようにしてもよいこと、その他本考案の要旨を逸脱
しない範囲内で種々変更を加え得ることは勿論である。
【0017】
【考案の効果】以上述べた如く、本考案の溶接トーチに
よれば、トーチノズル先端部に左右方向へ開閉できるノ
ズル可動部を開閉自在に取り付けた構成を有しているの
で、特に狭開先内の溶接が進行してトーチノズル先端部
が開先上面より上方へ移動したときに、ノズル幅が小さ
い状態から大きいノズル幅に容易に変更することができ
て、シールド不良の発生を未然に防止することができ、
シールド不良に伴う欠陥(ブローホール)の発生を防止
でき、溶接トーチの交換が不要で無人化が図れる、とい
う優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の溶接トーチの一実施例を示すもので、
(イ)は正面図、(ロ)は(イ)の側面図、(ハ)は
(イ)のA−A矢視図である。
【図2】ノズル可動部を開いたときの状態を示す正面図
である。
【図3】本考案の他の実施例を示すもので、図3に相当
する断面図である。
【図4】従来の溶接トーチにより狭開先溶接を行ってい
るときの状態を示す概略正面図である。
【図5】図4の状況からトーチノズル先端部が開先上面
より上方へ外れたときの状態を示す概略正面図である。
【符号の説明】
1 トーチノズル 2a,2b ノズル可動部 3 接合部 4 蛇腹 5 ねじ付軸 7 ナット部材 8a,8b レバー 11 開閉装置 13 狭開先

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トーチノズル本体の先端に、左右方向へ
    開閉してノズル口を広狭調整できるようにした左右一対
    のノズル可動部を開閉自在に取り付け、且つ上記ノズル
    可動部を開閉させる装置を備えてなることを特徴とする
    溶接トーチ。
JP4613792U 1992-06-10 1992-06-10 溶接トーチ Expired - Lifetime JP2555102Y2 (ja)

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JPH06574U JPH06574U (ja) 1994-01-11
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JP5207875B2 (ja) * 2008-08-08 2013-06-12 川崎重工業株式会社 タンデムアーク溶接用トーチとそれを備えた溶接装置
JP5399974B2 (ja) * 2010-05-07 2014-01-29 株式会社小松製作所 ガスシールド溶接装置及びガスシールド溶接方法
EP3466582A1 (de) 2017-10-06 2019-04-10 HILTI Aktiengesellschaft Bolzenschweissvorrichtung und -verfahren

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