JP2555033Y2 - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2555033Y2
JP2555033Y2 JP1991002861U JP286191U JP2555033Y2 JP 2555033 Y2 JP2555033 Y2 JP 2555033Y2 JP 1991002861 U JP1991002861 U JP 1991002861U JP 286191 U JP286191 U JP 286191U JP 2555033 Y2 JP2555033 Y2 JP 2555033Y2
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俊介 刈谷
義弘 高津
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Nippon Seiki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はケース内に表示器を内装
すると共に、ケースの全面開口部に前記表示器の表示部
を透視可能な透視窓部を設けてなる表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の表示装置としては、ケ
ース内に自動車,オートバイ等の方向指示表示,ハイビ
ーム表示,バッテリー警報表示,ドア開放表示,ギヤポ
ジション表示等の各種車輌の状態を知らせる表示器ある
いは車輌の走行距離数を積算表示する積算計等の表示器
などが収納固定され、前記ケースの前面開口部には前記
表示器の表示部を透視する透視窓部を有する表示板が設
けられ、前記透視窓部から前記表示器の表示部を透視し
て視認するように構成されており、この一例として前記
警報表示を行う表示器を備えた計器装置を図5を用いて
説明する。
【0003】図5に示すように、例えばオートバイ等の
ケース1の前面開口部に透光性の表示板2を設け、この
表示板2はたとえば指示計器の目盛,文字,図形などの
指標部3と、車輌の警報表示を行う表示器あるいは車輌
の走行距離を積算表示する積算計などの表示器を視認可
能な透視窓部4を設け、この透視窓部4を除いて前記表
示板2の前面に白色等の表示色層5を印刷し、前記表示
板2の指標部3と透視窓部4とを除いて表示板2の地色
となる黒色系の地色層6を印刷形成している。前記車輌
の異常状態などを知らせる表示器Aにあっては前記透視
窓部4に対応して照明室7を区画形成し、この照明室7
の前面開口部に表示部たる色フィルタ8を設けるととも
に照明室7内に照明灯9を配設してなり、この照明灯9
の点灯により前記色フィルタ8が照明表示され、前記透
視窓部4を通して視認される。またこの透視窓部4の前
面には、該透視窓部4の表面部分によって外部光線が直
接反射して運転者に眩感を与えることを防止するためシ
ボ加工部10が形成されている。
【0004】ところで、上記一般的な表示装置の構成で
は透視窓部4にシボ加工部10を形成することによって、
透視窓部4に反射する外部光線による眩感を防止し、ま
た照明灯9の点灯時のみ透視窓部4から色フィルタ9の
色合いが明確に視認されるようにして表示器Aの良好な
表示効果を得るようにしている。また、積算計等の表示
器の表示部である表示輪を視認する透視窓部にあって
は、透視窓部4の表面反射による眩感を抑制するためシ
ボ加工を行っている。このため表示板2には印刷工程と
は別途にシボ加工を必要とするとともにこのシボ加工に
は高価な金型を製作しなければならず、かつこの金型は
前記各表示器に対応する透視窓部4の形状及び配置によ
って表示板ごとに異なるものを用意しなければならず汎
用性が低いものであるため、表示板2の製作工数及び製
作コストが上昇するという問題があった。この点を幾分
考慮するものとして、たとえば実公平1−9982号公
等で知られているように、前記表示色層5及び地色層
6上に透明樹脂フィルムからなる保護層を転写して設け
るものが提案されている。また、実開昭57−8515
号公報には、透明基板の裏面に表示色を施して表面の汚
損を防止するようにした計器の目盛板が提案されてい
る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記前者従来技術にお
いては、透明樹脂フィルムからなる保護層によって表示
色層5及び地色層6の損傷、汚損を防止したり、幻惑効
果は有するものの、表示色層5と地色層6との印刷装置
に加えて前記透明樹脂フィルムの転写装置を個別に必要
とするため、表示板の製作工数の増力、及び製作コスト
の上昇を招きやすいという問題が残されている。また、
上記後者従来技術では、透明基板の表面の汚損を防止で
きるものの、裏面の表示色が露出するものであるから、
組立て作業時などにその裏面の表示色を汚損する虞があ
る。
【0006】そこで本考案は、表示板の面の印刷層
の損傷を予防するとともに、視認性に優れ、しかも各印
刷層の耐剥離性にも優れる計器装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は表示器をケース
に内装するとともに、このケースの前面開口部に透光性
の表示板を設け、この表示板の前面に目盛,文字,図形
等を表わす指標部の表示色となる表示色層と表示板の地
色となる地色層とを設けると共に、少なくとも前記表示
器に設けた表示部と対応する前記表示色層あるいは地色
層を部分的に抜き形成して前記表示器の表示部を視認可
能な透視窓部を設けた表示装置において、前記表示色層
及び地色層をそぞれ紫外線硬化性樹脂により印刷形成
し、これら各層上及び前記透視窓部上に、紫外線硬化性
樹脂により面に外光を乱反射させるシボ状凹凸部を有
する透光性保護層を印刷形成したものである。
【0008】
【作用】表示板の前面が紫外線硬化性樹脂からなる硬い
保護層により保護され耐傷性が向上し、また保護層
のシボ状凹凸部に外部光線が乱反射して、該外部光線の
反射による眩感が防止される。しかも、各層が紫外線硬
化性樹脂から印刷形成されているから、各層の密着性が
良好となり耐剥離性にも優れる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を添付図面を参照して
説明する。
【0010】図1及び図2は本考案の第1実施例を示し
たもので、車輌たとえばオートバイに備え付けられる計
器装置を例にして説明する。
【0011】車輌用計器類のケース11内には速度計12と
表示器たる積算計13とを一体に設けた計器本体14が収納
固定され、積算計13には表示部たる表示輪13Aが設けら
れ、前記計器本体14の前方には前記ケース11の前面開口
部側に位置して無色透明の合成樹脂たとえばボリカーボ
ネイト樹脂,アクリル樹脂あるいはAS樹脂からなる透
光性の表示板15が配設されている。
【0012】前記表示板15の前面には前記計器本体14の
表示用としての白色あるいは黄色の表示色層16が顔料等
を加えて着色した光透過性の紫外線硬化性樹脂たとえば
UVインクによって印刷形成され、さらに表示板15の前
面には顔料等を加えて着色した黒色系の地色層17が紫外
線硬化性樹脂たとえばUVインクによって印刷形成され
ている。この場合、地色層17は計器本体14の指示用とな
る数字,目盛等の指標部18と車輌の状態を認識させるた
めの警報表示用透視窓部19と前記積算計13の表示輪13A
に対応する透視窓部20とを除いた前記表示板15の全面全
体に印刷形成され、表示色層16は前記各透視窓部19,20
を除いた表示板15の全面全体に形成されている。また、
前記表示色層16、地色層17及び各透視窓部19,20上に透
光性の紫外線硬化性樹脂たとえばUVインクによって透
光性保護層21が印刷形成されるとともに、この透光性保
護層21の表面にはシボ状凹凸部22が形成されている。
【0013】前記透光性保護層21は例えば特開昭62−
251181号公報等に示されているように、紫外線硬
化性樹脂たとえばUVインクを用いて、1インチ当り縦
糸85本、横糸91本のスクリーン及びスクリーン厚1
73μにレジスト総厚300μにてたとえば砂目を写真
製版した刷版を用いて印刷し、紫外線照射して表面に前
記シボ状凹凸部22を設けた透光性保護層21が形成され
る。
【0014】前記警報表示用としての透視窓部19の後方
位置に対応してケース11内に照明室23が区画形成され、
この照明室23に照明灯24が設けられ、照明室23の前面開
口部にウォーニングレンズなどの警報用表示部たる色フ
ィルタ25が設けられ、前記照明室23,照明灯24及び色フ
ィルタ25により警報用表示器Bが構成される。
【0015】従って車輌の状況に応じて点灯する照明灯
24の点灯時においては、表示部たる色フィルタ25がその
色合いで照明表示され、この照明表示が透視窓部19から
視認される。この場合、透視窓部19にはシボ状凹凸部22
が形成されているため、照明灯24の点灯時に警報用透視
窓19の警報内容が明確に視認され、警報用表示器Bの良
好な表示効果が得られる。また、表示板15の表面に形成
した透光性保護層21の凹凸部22により、外部光が乱反
射するため反射光が視野内に入ることを防止でき表示
15の視認性が向上する。
【0016】なお、前記表示板15の後面には、前記透視
窓部20の形態に合わせて、その周囲に遮光層26が印刷形
成され、この遮光層26によって透視窓部20の形態を明確
にしている。
【0017】そして、透視窓部20に形成した透光性保護
層21の凹凸部22により、外部光線が透視窓部20の前面あ
るいは積算計13の表示輪13Aの表面に反射して運転者の
視野に入り視認性を低下させることがなくなり、表示輪
13Aの良好な視認が可能となる。
【0018】このように本実施例においては、表示色層
16及び地色層17をそれぞれ紫外線硬化性樹脂により形成
し、表示色層16,地色層17及び透視窓部19,20上に、紫
外線硬化性樹脂により上面たる表面に外部光線を乱反射
するシボ状凹凸部22を有する透光性保護層21を形成した
から紫外線硬化性樹脂からなる透光性保護層21は従来の
樹脂塗料等の溶剤型のものに比べて硬いものとなり、通
常の組立て作業中等においての表面損傷を防止すること
ができる。また、シボ状凹凸部22により警報用透視窓部
19の表示器Bの照明灯24の点灯時及び消灯時の対比が明
確となり良好な表示効果が得られる。またシボ状凹凸部
22は表示板15の全面に一括して印刷形成できるものであ
って、従来の表示板3に設けるシボ加工部10が不要とな
り、印刷工程のみで表示板15の加工が済むため、大幅な
生産性の向上が図れる。さらにまた、各16,17,21は
同質な紫外線硬化性樹脂を印刷形成するものであるか
ら、耐候性に優れ各層16,17,21ごとの密着性が良好と
なり耐剥離性も良好となり、さらに変色による外観悪化
がなくなる。
【0019】図3及び図4は本考案の第2実施例を示し
前記第1実施例と同一部分に同一符号を付しその詳細な
説明を省略して説明すると、この例では警報用としての
透視窓部19Aは表示色層16及び地色層17を円形に抜き印
刷し、その透視窓部19A付近の表示板15前面にオイル不
足を表す『OIL』なる指標部18を設け、透視窓部19A
箇所の表示板15の下面には透孔性の警報用表示部たる警
報色層27が印刷形成されている。また、透視窓部19Aを
囲んで赤色系の第2の表示色層28が顔料等を加えた光透
過性の紫外線硬化性樹脂たとえばUVインクで印刷形成
されている。
【0020】そして、オイル切れの情報により照明灯24
が点灯すると警報色層27がその色合いで照明表示され透
視窓部19Aから視認される。
【0021】なお、本考案は前記実施例に限定されるも
のではなく本考案の要旨の範囲内において種々の変形実
施が可能である。例えば表示器は各種タイプのものに適
用可能である。また透光性保護層によるシボ状凹凸部の
さ等は適宜選定すればよい。また、ケースに照明室を
設けず発光素子等の表示部を透視窓部の背後に配設する
ようにしてもよい。また、色フィルタに警報内容を図案
化した表示部を設けてもよく、警報色層により警報内容
を図案化した表示部を形成してもよい。
【0022】
【考案の効果】本考案は、表示器をケースに内装すると
ともに、このケースの前面開口部に透光性の表示板を設
け、この表示板の前面に目盛,文字,図形等を表わす指
標部の表示色となる表示色層と表示板の地色となる地色
層とを設けると共に、少なくとも前記表示器に設けた表
示部と対応する前記表示色層あるいは地色層を部分的に
抜き形成して前記表示器の表示部を視認可能な透視窓部
を設けた表示装置において、前記表示色層及び地色層を
ぞれ紫外線硬化性樹脂により印刷形成し、これら各
層上及び前記透視窓部上に、紫外線硬化性樹脂により
面に外光を乱反射させるシボ状凹凸部有する透光性保護
層を印刷形成したものであり、表示板の面の印刷層
の損傷を予防するとともに、視認性に優れ、しかも各印
刷層の耐剥離性にも優れる計器装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す一部拡大断面図であ
る。
【図2】本考案の第1実施例を示す表示板の平面図であ
る。
【図3】本考案の第2実施例を示す要部の拡大断面図で
ある。
【図4】本考案の第2実施例を示す要部の拡大平面図で
ある。
【図5】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
11 ケース 13 積算計(表示器) 15 表示板 16 表示色層 17 地色層 18 指標部 19,19A 警報用透視窓部 20 透視窓部 21 透光性保護層 22 シボ状凹凸部 24 照明灯 28 表示色層 B 警報用表示器

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示器をケースに内装するとともに、こ
    のケースの前面開口部に透光性の表示板を設け、この表
    示板の前面に目盛,文字,図形等を表わす指標部の表示
    色となる表示色層と表示板の地色となる地色層とを設け
    ると共に、少なくとも前記表示器に設けた表示部と対応
    する前記表示色層あるいは地色層を部分的に抜き形成し
    て前記表示器の表示部を視認可能な透視窓部を設けた
    示装置において、前記表示色層及び地色層をそぞれ紫
    外線硬化性樹脂により印刷形成し、これら各層上及び前
    記透視窓部上に、紫外線硬化性樹脂により面に外光を
    乱反射させるシボ状凹凸部を有する透光性保護層を印刷
    形成したことを特徴とする表示装置。
JP1991002861U 1991-01-31 1991-01-31 表示装置 Expired - Lifetime JP2555033Y2 (ja)

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JPS578515B2 (ja) * 1977-02-21 1982-02-17
JPS62251181A (ja) * 1986-04-24 1987-10-31 Jujo Kako Kk エンボス形成法

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