JP3182962B2 - 指示計器 - Google Patents

指示計器

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JP3182962B2
JP3182962B2 JP03955493A JP3955493A JP3182962B2 JP 3182962 B2 JP3182962 B2 JP 3182962B2 JP 03955493 A JP03955493 A JP 03955493A JP 3955493 A JP3955493 A JP 3955493A JP 3182962 B2 JP3182962 B2 JP 3182962B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は少なくとも一つ以上の指
示計を有し、無反射な保護板を前面に有する指示計器に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、前面の保護板として透明ガラス
板、或いは透明プラスチック板の表面に絞付け、もしく
は印刷処理などで無反射処理を施した指示計器がある。
これは保護板表面の平面性により指示計器を見る人の背
後の光が反射して本来の計器を見にくくしてしまうこと
から、そのような状況でも計器を見やすくするために単
に保護用透明板であったものに無反射処理を施したもの
である。現状では無反射の指示計器は余り使われておら
ず、背後の光が当たらないような配置を工夫したり遮光
カバーを備えたりし、文字盤は保護透明板から離れた指
針の下側にあるのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の無反射を施した
透明保護板のままでは、従来の計器の文字盤が指針の下
の文字盤に書かれているために、文字盤の文字が曇りガ
ラスを通して見るように暈けてしまい、ほとんど判読で
きなくなる。これは無反射の表面に凸凹があり文字盤か
らの光が散乱されているからである。そのため文字盤の
代わりとして前面の保護透明板の裏面に、指針に対応し
て文字を印刷加工する案が提案されている(実開昭60-5
9921号公報)。しかしながら、この方法では透明板に対
する無反射のための加工処理ばかりではなく、文字意匠
を表裏両面とも施さなければならない。このため保護透
明板の製造の手間がかかる。その上指針の表示の位置合
わせの手間も発生し、指示計が複数になれば位置合わせ
や指針の調節などがさらに複雑になるため、精密機械な
みの製造技術を要するという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明の構成は、文字盤と指針を有し、前記指針で前
記文字盤の値を指し示す指示計が少なくとも一つ以上装
着され、前面に前記指示計に共通の透明保護板を有した
指示計器において、前記指針の周囲に前記指針が接触す
ることなく存在するだけのすき間を保持して前記文字盤
が配置され、前記透明保護板の前表面に無反射処理が施
され、前記透明保護板の裏面に前記文字盤の意匠が密着
されたことを特徴とする。
【0005】
【作用】表示板を前面の無反射処理された保護透明板を
密着させるため、この保護透明板によって文字からの光
が大きく散乱されることはない。
【0006】
【発明の効果】この構造の指示計器であれば、前面の保
護透明板は無反射処理を施すだけでそれ以上の加工を要
せず、文字盤の表示は暈けることがなく見やすい無反射
の指示計器が提供できる。また、指示計がいくつあろう
と文字盤は指針側に属するので位置合わせの問題は発生
しない。
【0007】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。本実施例は、車両のインスツルメントパネルと
して配設されている計器に関する。図1は本発明を実施
した車載用スピードメーターの部分の断面図である。保
護透明板であるガラス板1の前表面は無反射面1aとな
っている。このガラス板1はインスツルメントパネルの
前面に配設された単一の板である。このガラス板1の背
面部にスピードメータ、タコメータ等の複数の計器が配
設される。
【0008】このガラス板1の外側の表面には、しぼ、
又は、印刷等により、軽度に乱反射処理された無反射面
1aが形成されている。この無反射面1aは、インスツ
ルメントパネルの前面から入射する光の反射による写り
込みを防止する作用をする。
【0009】ガラス板1の背部にはスピードメータを構
成する透光性を有する樹脂で形成された文字盤2が配設
されている。その文字盤2は、円形平板を平坦な周辺部
20に対して中央部21で円柱状に窪ませた形状に加工
されている。文字盤2の周辺部20の透光性基材2a上
には、スピードメータの図2に示す目盛り、数値を印刷
により形成した半透光性インク層2bが形成されてい
る。一方、文字盤2の中央部21と周辺部20に続く側
壁部22の内側の表面には、光を透過しないインクを一
様に塗布して形成した不透過性インク層2cが形成され
ている。
【0010】以上の構成の文字盤2は、その周辺部20
がガラス板1と密着され、中央部21の表面とガラス板
1との間で、指針3が回動できるキャビティ23が形成
される。指針3は軸30に固定されており、その軸30
は、文字盤2の背部に設けられた計器ボックス31内に
収納された図示しない駆動機構により駆動される。指針
3の高さHは文字盤2の側壁22の高さAに近くなるよ
うにして、指針3がガラス板1に近くなるように設置さ
れている。なお、指針3は発光しており、これにより、
指針3の視認性を向上させている。
【0011】上述したように、文字盤2の周辺部20と
ガラス板1の裏面とは密着しているので、ガラス板1の
前面からこのスピードメータを見た時に、無反射面1a
が存在しても、ガラス板1の背後に存在する半透明性イ
ンク層2bで形成された目盛り、数値が容易に認識でき
る。よって、ガラス板1の前面の写り込みを防止した状
態で、目盛り、数値を認識することが可能となる。さら
に、文字盤2の裏面側からインスツルメントパネルの前
面に向けて照明した時に、中央部21と側壁部22には
不透過性インク層2cが形成されているので中央部21
及び側壁部22は真っ暗となり、周辺部20は透光性基
材2aで形成されているので周辺部20に形成された半
透光性インク層2bによる目盛り、数値だけが明確に視
認できる。このようにして、図2に示すように、スピー
ドメータを視認することができる。
【0012】上述したように、ガラス板1には、前表面
に無反射処理を施すだけでよく、文字刻印などを施す必
要がないので製造の手間はかからない。尚、上記実施例
では、ガラス板1を用いたが、ガラスに代えて、プラス
チック材でもよく、半透明のスモーク材でもよい。その
場合には無反射なブラックフェイス表示の指示計器を構
成でき、そして指示計の背後からランプを照射すると文
字部分と指針のみが明るく際立つように表示するように
できる。また、保護板の厚さは薄いものが好ましいが、
ガラスの場合は余り薄いと壊れやすいため、ある程度の
厚さを要する。厚くしすぎると今度はかえって文字盤意
匠が暈けてしまうため、厚さにも限度がある。実験的に
確かめた所、車両用の通常の大きさのスピードメーター
では文字の大きさにも依存するが従来用いられている文
字の大きさ程度で厚さ約2mmまでは充分見やすいものが
得られている。スピードメーターと同時に装着される他
の指示計においても全て同様である。
【0013】図3に別の実施例として、指針部がLED
表示のスピードメーターの場合を示した。この場合で
も、文字盤の視認度の関係については全く図1の例と同
様である。また同時に装着される他の指示計についても
同様である。LED指針は輝度を有するので文字盤の文
字意匠もLED表示とすればブラックフェイスの無反射
保護板であっても一層はっきりとした文字表示が得られ
る。
【0014】このように無反射な構造ながら、ガラス板
1の無反射処理の散乱による暈けはほとんど生じず、文
字の見やすいスピードメーターが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した回転指針式車載用スピードメ
ーターの断面図。
【図2】図1の車載用スピードメーターの文字盤の正面
図。
【図3】LED表示式車載用スピードメーターの断面図
と正面図。
【符号の説明】
1 ガラス板 2 文字盤 2a 透光性基材 2b 半透光性インク層 2c 不透過性インク層 3 指針 A 段差 H 指針高さ 4 緑LED(指針) 5 赤LED(指針)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−59921(JP,U) 実開 平1−105816(JP,U) 実開 昭58−153321(JP,U) 実開 平4−11428(JP,U) 実開 昭60−76219(JP,U) 実開 昭60−76218(JP,U) 実開 昭60−59920(JP,U) 実開 昭60−31617(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01D 11/26

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文字盤と指針を有し、前記指針で前記文字
    盤の値を指し示す指示計が少なくとも一つ以上装着さ
    れ、前面に前記指示計に共通の透明保護板を有した指示
    計器において、 前記指針の周囲に前記指針が接触することなく存在する
    だけのすき間を保持して前記文字盤が配置され、 前記透明保護板の前表面に無反射処理が施され、 前記透明保護板の裏面に前記文字盤の意匠が密着された
    ことを特徴とする指示計器。
JP03955493A 1993-02-02 1993-02-02 指示計器 Expired - Fee Related JP3182962B2 (ja)

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JPH06229784A JPH06229784A (ja) 1994-08-19
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