JPS61151681A - 車両用デイスプレイ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、車両走行時に必要な各種の情報を運転者に表
示する車両用ディスプレイ装置に関する。

［従来の技術］ 一般に、車両走行時には運転者に各種の表示を行う必要
があり、特に近年になって新たな車載機器、例えば定速
走行装置などの導入により表示する種類が著しく増大し
ているが、運転席のメータパネルにそれらの各種多数の
表示を行う表示部を設置するスペースが確保できないと
いうのが現状であった。

そこで、第４図に示すようにインストルメントパネル１
０の運転者に対向する部分には車速を示すスピードメー
タ、エンジン回転数を示すタコメ−タ、燃料の残ｍを示
すフューエルゲージ、エンジン冷却水温を示す水温計等
のメータ、ゲージ類と、ハイビーム、フラッシャ、パー
キングブレーキ、チャージ等インジケータ、ウオーニン
グ類を集合し一体でレイアウトされたコンビネーション
メータパネル１２が設けられている。そして、この表示
部に収納しきれない他の表示はこのコンビネーションメ
ータパネル１２とは別の位置のインストルメントパネル
１０に、例えば空調に必要な表示をする空調表示部１４
を設置しなければならなかった。

また、大きな表示スペースを確保するための従来装置と
して、実開昭５９−１４６２３８号公報に示されるよう
に、吸盤によりダツシュボード等に自由に取り付けられ
視界が防げないように表示パターン以外の部分は透明で
ある液晶表示セルからなる移動体液晶計器盤からなるも
のがあった。

この従来装置によればコンビネーションメータ部に表示
スペースがなくても、この移動体液晶計器盤を運転者の
視野内に設置して、該移動体液晶計器盤に必要な空調等
の表示を行わせることができる。

［発明が解決しようとする問題点］ １１立里亙１ ところで、一般に車両走行時の表示には、普段は不要で
あるが緊急時には大きく表示されるのが望ましい、バッ
テリチャージ、フューエルゲージ等の警報表示や、特に
なくても構わないがあれば頻繁に見たい環境表示等があ
る。

そして、これらの警報表示や環境表示等の各種表示は運
転者の注意をそらすことがないように、視線を余り移動
させることのない運転者の視野内の狭い範囲内で行われ
るように構成することが好ましく、その際、表示のスペ
ースが確保できないからといって警報表示を小さくして
表示することは好ましくない。

しかしながら、前述した各従来例については、環境表示
等のある種の表示が運転者の視認しやすいコンビネーシ
ョンメータパネルから離れた位置に設けられており、全
部の表示内容を視認するためには視線の移動が大きくな
るという問題点があった。

１豆立旦ｊ 本発明は、前記従来の問題点に鑑み為されたもので、そ
の目的は、警報表示の大きさを小さくすることなく警報
表示や環境表示等の各種表示を視線の移動が少なくて済
むように運転席の全面の狭い範囲内に収納できるように
することである。

［問題点を解決しようとする手段及び作用］この目的を
達成するために本発明は、透過率が反射率より大きい透
過反射型表示パネルと、運転者に対して前記透過反射型
表示パネルの反射により第１の表示を行う表示発光部と
、前記透過反射型表示パネルの背面側に設けられ必要に
応じて該透過反射型表示パネルを透過して運転者に第２
の表示を行う暗幕スクリーン表示部とを備え、前記暗幕
スクリーン表示部が発光表示を行うなうことなく暗状態
のときに反射により第１の表示を行い暗幕スクリーン表
示部が発光表示して明状態のときには光透過により第２
の表示のみを行うように構成したことを特徴とする。

［実施例］ 以下、図面により本発明の好適な実施例を説明する。

第１図は□本発明の車両用ディスプレイ装置の全体斜視
図であり、図中インストルメントパネル１０の運転者に
対向する位置に設けられたステアリングコラム１８の上
面中央位置には第１の表示、例えば空調等の環境表示を
行う表示発光部２ｏが配設されており、後述する反射表
示のためにこの表示発光部２０は液晶表示パネル等で逆
文字の表示を行っている。

そして、この表示発光部２０の上部には所定角度を保っ
て斜めに透過反射型表示パネル２２が設置されており、
この透過反射型表示パネル２２は光の透過率が普の反射
率より大きいもので例えば無彩色スモークガラス等でな
っており、該透過反割型表示パネル２２の背面部すなわ
ち運転者と反対側が口ｑいときには鏡の作用をなして表
示発光部２０から該透過反射型表示パネル２２に入射し
た光の反射光が運転者の目に入り前記空調等の環境表示
が正立像として表示されるようになっている。

また、ステアリングコラム１８の前方のインストルメン
トパネル１０には車両走行時に必要な各種のメータが配
設されたメータパネル２４が取り付けられており、この
メータパネル２４の上側には直射日光がメータに当るこ
とを防ぐとともに夜間にメータの照明がウィンドシール
ドガラスに映ることを防ぐメータフード２６が設けられ
ている。

更に、このメータパネル２４の下側には帯状の第２の表
示を行う暗幕スクリーン表示部２８が形成されており、
該暗幕スクリーン表示部２８は全体が黒っぽく彩色され
ていて、図示されていないが、その表示部２６の裏側に
配置される複数種の警報を表示する各警報ランプの点灯
によりそれぞれ種類の異なる警報が暗幕スクリーン表示
部２８に照明表示される。

そして、暗暮スクリーン表示部２８の少なくとも一部、
実施例においては中央の１つの警報表示は運転者の視認
位置との間では前述した透過反射型表示パネル２２が介
入するように配置され、暗幕スクリーン表示部２８の中
央部の警報表示がなされたときにはその照明により、該
透過反射型表示パネル２２は鏡の作用を減失し暗幕スク
リーン表示部２８の中央部の警報表示の照明光を透過さ
せるので運転者には第１の表示が消失したかのごとく見
え、第２の表示、警報表示が強く視認されることになる
。

例えば、第２図及び第３図によりこの実施例の作用を示
せば、暗幕スクリーン表示部２８の中央に第２の表示と
しての警報表示がなされてない場合には暗幕スクリーン
表示部２８全体は黒色となっており、運転者から見たと
き透過反射型表示パネル２２の裏側が暗くなるため該透
過反射型表示パネル２２は鏡の作用をなしてステアリン
グコラム１８の上面に配置した第１の表示としての環境
表示、例えば図示のごとく車室内の温度状態の表示がな
されている。

そして、第３図に示すごとく、暗幕スクリーン表示部２
８の中央に第２の表示としての１つの警報表示、例えば
図示のごとく冷却水温の警報表示がなされるとその絵文
字の照明により透過反射型表示パネル２２は鏡の作用を
失い、今まで視認されていた表示発光部１８による車室
内の温度状態の表示が消え、その代わりに冷却水温の警
報表示のみが見えるようになる。

このように実施例によれば、運転者にとって前方の最も
見やすい同一場所に大きな表示文字で異なる２種類の表
示を重複して行える利点がある。

なお、前記実施例では第１の表示を環境表示とし第２の
表示を警報表示としたが、これに限ったものでなく他の
表示でもよい。

また、透過反射型表示パネルについても必ずしも無彩色
スモークガラスである必要はなく、薄い彩色があっても
あるいは材質もガラス以外のアクリル樹脂等を利用する
ことができる。

［発明の効果］ 以上説明したとおり、本発明によれば、運転者にとって
最も見やすい狭い範囲内に、表示の大きさを小さくする
ことなく多種類の表示が行えるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の好適な実施例である車両用ディスプレ
イ装置の全体斜視図、 第２図及び第３図は第１図の作用説明図、第４図は従来
の車両用ディスプレイ製画である。 ２０　・・・　表示発光部 ２２　・・・　透過反射型表示パネル ２４　・・・　メータパネル ２８　・・・　暗幕スクリーン表示部。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）透過率が反射率よりも大きい透過反射型表示パネ
   ルと、運転者に対して前記透過反射型表示パネルの反射
   により第１の表示を行う表示発光部と、前記透過反射型
   表示パネルの背面側に設けられ必要に応じて該透過反射
   型表示パネルを透過して運転者に第２の表示を行う暗幕
   スクリーン表示部と、を含み透過反射型表示パネルによ
   って前記暗幕スクリーン表示部が発光表示を行うことな
   く暗状態のときに反射により第１の表示を行い暗幕スク
   リーン表示部が発光表示して明状態のときには光透過に
   より第２の表示のみを行うように構成したことを特徴と
   する車両用ディスプレイ装置。
2. （２）特許請求の範囲第１項に記載の装置において前記
   第１の表示が環境表示であり、前記第２の表示が警報表
   示であることを特徴とする車両用ディスプレイ装置。
3. （３）特許請求の範囲第１項記載の装置において前記透
   過反射型表示パネルが無彩色スモークガラスであること
   を特徴とする車両用ディスプレイ装置。