JP2554837Y2 - 自動車のバンパー用ブラケット - Google Patents

自動車のバンパー用ブラケット

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JP2554837Y2
JP2554837Y2 JP1638092U JP1638092U JP2554837Y2 JP 2554837 Y2 JP2554837 Y2 JP 2554837Y2 JP 1638092 U JP1638092 U JP 1638092U JP 1638092 U JP1638092 U JP 1638092U JP 2554837 Y2 JP2554837 Y2 JP 2554837Y2
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overhang
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昇 大林
吉昭 浜本
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Nifco Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は自動車のバンパー、特
にリヤーバンパーの左右の側端部を車体に対して固定す
るバンパー用ブラケットに関する。
【0002】
【従来の技術】車体下面に固定する横向きの固定片を上
端部に有し、バンパーを取付ける取付片を上記固定片と
は反対の横向きに下端部に有するプラスチックで成形し
た縦の支柱板からなり、上記取付片でリヤーバンパーの
左右側端部を車体に対して固定するプラスチック製のバ
ンパー用ブラケットは従来公知である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のブラケット
は上端部の固定片を車体の下面に当ててねじなどで固定
し、下端部の取付片の下面にバンパーサイドの下壁上面
を当ててねじなどで固定していた。しかし、ブラケット
のプラスチックで成形した支柱板は厚さ2〜3mm、幅
25〜30mm程度の帯板であって、或る程度の可撓性
を有する。このため、何か物に接触してバンパーに横か
ら力が加わると、支柱板が折れてバンパーのサイドが車
体から下がり、不体裁になる事故が生じる。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本考案は、車体下
面に固定する横向きの固定片を上端部に有し、バンパー
を取付ける取付片を上記固定片とは反対の横向きに下端
部に有するプラスチックで成形した縦の支柱板の途中
に、上記取付片と同じ向きに棚状の張出し部を一体に形
成し、この張出し部の突端に起立爪を設け、この起立爪
により上記張出し部上にU字形ないしJ字形のエラスト
マーからなる爪体を固定し、車体に下向きのリブを設
け、ブラケットの前記エラストマーからなるU字形ない
しJ字形の爪体の間に上記リブを降すようにしたのであ
る。
【0005】
【実施例】図示の各実施例において、10はプラスチッ
ク、例えばナイロン66で成形した幅25〜30mm、
厚さ2〜3mmの平らな支柱板であって上端部に車体の
下面に固定する左向きの固定片11、下端部に、上記固
定片とは逆に右向きの取付片12を有し、バンパーサイ
ドの下壁上面を取り付けるようになっている。上記支柱
板は高さの中程に取付片12と同じ向きに張出した棚状
の張出し部13を一体に有し、この張出し部13の突端
には起立爪14が設けてある。
【0006】15は上記張出し部13上に固定するため
のエラストマーで成形した爪体で、この実施例では上向
きの長さが長い上向き長片16と、短い上向き短片17
とからなるJ字形であって、上向き短片17は下面に開
放した中空部18を有する。この中空部18の幅は、前
述の張出し部13の突端の起立爪14の幅にほゞ等し
く、中空部18を起立爪14に上から押し被せると、起
立爪の両側に設けられた鋸歯形の爪部14′,14′に
よって中空部18は自身の弾力性で変形して幅を拡げる
が、爪部14′,14′が両側の孔18′,18′に位
置すると復元し、孔の下縁は爪部14′の平らな下面に
引掛かり、爪体15は起立爪14から上に抜けなくなっ
て張出し部13上に固定され、爪体の長片16は支柱板
の上半部にほゞ沿う。尚、短片17の上端には斜め下向
きの鈎19が折返して設けてある。
【0007】固定片11は上面に車体パネルPの長方形
孔に挿入する長方形の隆起部21を有し、その両側の長
片には鋸歯形の逆止爪22,22が設けてあると共に、
固定片と隆起部21の中心に、下半が上向きの円錐孔、
上半が長軸を隆起部の長辺と同方向にした楕円孔からな
る貫通孔23が設けてある。従って、隆起部21の外に
長方形孔を有するパッキン24を嵌めて固定片11の上
面に当て、車体下面から下がるリブRを爪体15の上向
き長片16と、上向き短片17との間に位置させながら
隆起部21を車体パネルPの長方形孔に下から押込んで
逆止爪22をその孔に上に通過させて假組立てし、それ
から前記貫通孔23に下からタッピングねじ25をねじ
込んで締付けることにより貫通孔23を拡げ、隆起部2
1の長辺を長方形孔に強力に喰込ませ、支柱板10を車
体下面にシールして固定することができる。
【0008】バンパーサイドの下壁Bの上面を取付ける
取付片12は鋼板を折返し状に曲げたスプリングナット
26で挟む。スプリングナット26の上下片は取付片1
2に開設した孔と連通する孔を有し、上片の孔は縁が盛
り上がって雌ねじ26′を形成している。従って、バン
パーの下壁の孔からねじ27を通し、上記雌ねじ26′
にねじ係合させてねじを締付け、バンパーサイドを支柱
板10の取付片12に取付けることができる。
【0009】バンパーの上記取付状態で、バンパーサイ
ドに外側から内側に向かって力F1が加わったとき、支
柱板10の上半部は爪体15の上向き長片16を介して
リブRに当接することでその力F1 に対向し、又、逆に
内側から外側に向かって力F2 が加わったとき張出し部
13の突端の起立爪14が爪体の上向き短片17を介し
てリブRに反対の方向から当接してその力F2 に対抗す
る。このため、支柱板10の折損による事故は、予程大
きな力F1 ,F2 が加わらない限り生じない。そして、
車体のリブRは、直接に支柱板10や、起立爪14に接
触せず、エラストマーで成形した爪体15の上向き長片
16や、上向き短片17を介して接触するので、自動車
の走行中の振動などでリブRが上向き長片や、短片に接
触しても異常音は発生しない。尚、鈎片19はリブRと
の干渉の際の衝撃の吸収に役立つ。
【0010】一般にバンパーサイドの下壁上面は水平で
あるため取付片12は水平に配置し、張出し部13も水
平に設ければよいが、固定片11を固定すべき車体の下
面の部位の水平に対する角度、その部位からバンパーサ
イドの下壁上面までの距離、固定片11をタッピングね
じ25で車体下面に固定する位置と、取付片12にねじ
27でバンパーを取付ける位置の水平方向の寸法等は車
種に応じて様々である。
【0011】図1〜7では支柱板10は一直線であるが
垂直に対して約10°傾き、Z形になっている。このた
め、支柱板10の上端から垂直に約半分下がる垂下壁3
1を支柱板10の前に一体に設け、張出し部13はその
垂下壁31の下端に直角(水平)に設けてある。そし
て、張出し部13の突端と、支柱板10の下半部の途中
を一体の傾斜壁32で連結し、この傾斜壁32により支
柱板の下半部を補強する。従って、この実施例では爪体
の上向き長片16は垂下壁31にほゞ沿う。
【0012】図8〜12では支柱板10の上半部は垂直
であるのに対し下半部は垂直に対し前下がりに約16°
傾いている。このため、張出し部13は垂直な上半部の
下端に水平に設けてある。そして、張出し部13と下半
部のほゞ下端の間は一体の傾斜壁32で連結し、下半部
を補強してある。
【0013】図13〜16では支柱板10は大部分が垂
直で、下端部が垂直に対し約68°前下がりに傾き、そ
の下端に取付片12が水平に連接する。こゝでも張出し
部13は支柱板10に対し水平に設けられ、張出し部の
突端と支柱板の下端を一体の傾斜壁32で連結し、補強
してある。
【0014】いずれの実施例でも、支柱板10の背面
と、固定片11の下面との間には両側に倒三角形状の補
強壁33,33を一体に設け、補強して置くことが好ま
しい。又、取付片12の下面にはスプリングナット26
の下片が摺接する位置決め溝34を設けたり、支柱板1
0の下端にスプリングナットの上片の先端部が突入する
位置決め孔35を設けたりし、これらで位置決めしてス
プリングナット26を取付片12に取付けるとスプリン
グナット26の上下片にある孔と取付片の孔とが一連に
揃い、孔の喰い違いが生じないようにしておくことが好
ましい。又、エラストマーの爪体15は、この実施例で
は上向き長片16と、上向き短片17とを有するJ字形
であるが、上向き長さがほゞ同じで二片を有するU字形
であっても同効である。更に、車体下面から垂下するリ
ブRは車体下面に溶接で固定してもよいし、車体下面で
突き当たる二枚のパネルの縁を下向きに折曲し、溶接な
どで結合して形成してもよい。尚、支柱板10、張出し
部13、傾斜壁32が囲む内部の中央にも一体の補強壁
36を設けて補強することが好ましい。
【0015】
【考案の効果】以上で明らかなように本考案によれば車
体の下面にバンパーの左右の側端部を下げて固定し、バ
ンパーに予程、大きな力が側方から作用しない限り折損
事故が生じないバンパー用ブラケットを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バンパー取付け状態の説明図である。
【図2】図1のバンパー用ブラケットの分解斜視図であ
る。
【図3】図2のバンパー用ブラケットの組立状態の正面
図である。
【図4】図3の上面図である。
【図5】図3の下面図である。
【図6】図3の右側面図である。
【図7】図3の左側面図である。
【図8】他の一実施例のバンパー用ブラケットの組立状
態の正面図である。
【図9】図8の上面図である。
【図10】図8の下面図である。
【図11】図8の右側面図である。
【図12】図8の左側面図である。
【図13】更に他の一実施例のバンパー用ブラケットの
組立状態の正面図である。
【図14】図13の上面図である。
【図15】図13の下面図である。
【図16】図13の右側面図である。
【図17】図13の左側面図である。
【符号の説明】
10 支柱板 11 固定片 12 取付片 13 張出し部 14 起立爪 15 爪体 P 車体パネル B バンパー R リブ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体下面に固定する横向きの固定片を上
    端部に有し、バンパーを取付ける取付片を上記固定片と
    は反対の横向きに下端部に有するプラスチックで成形し
    た縦の支柱板の途中に、上記取付片と同じ向きに棚状の
    張出し部を一体に形成し、この張出し部の突端に起立爪
    を設け、この起立爪により上記張出し部上にU字形ない
    しJ字形のエラストマーからなる爪体を固定したことを
    特徴とする自動車のバンパー用ブラケット。
JP1638092U 1992-02-19 1992-02-19 自動車のバンパー用ブラケット Expired - Lifetime JP2554837Y2 (ja)

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JPH0565702U JPH0565702U (ja) 1993-08-31
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