JP2507086Y2 - 自動車のワイヤハ―ネス配索構造 - Google Patents

自動車のワイヤハ―ネス配索構造

Info

Publication number
JP2507086Y2
JP2507086Y2 JP1989086688U JP8668889U JP2507086Y2 JP 2507086 Y2 JP2507086 Y2 JP 2507086Y2 JP 1989086688 U JP1989086688 U JP 1989086688U JP 8668889 U JP8668889 U JP 8668889U JP 2507086 Y2 JP2507086 Y2 JP 2507086Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire harness
instrument panel
panel reinforcement
clip
wiring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989086688U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0325351U (ja
Inventor
健志 ▲吉▼田
清志 今野
Original Assignee
日野自動車工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日野自動車工業株式会社 filed Critical 日野自動車工業株式会社
Priority to JP1989086688U priority Critical patent/JP2507086Y2/ja
Publication of JPH0325351U publication Critical patent/JPH0325351U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2507086Y2 publication Critical patent/JP2507086Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、自動車のワイヤハーネス配索構造に係
り、詳しくはインストルメントパネルリンフォースへの
ワイヤハーネスの組付け作業性を改善されたワイヤハー
ネス配索構造に関するものである。
〔従来の技術〕
第5図は従来のワイヤハーネスの配索状況を示す構造
図である。インストルメントパネルリンフォース60は、
上方を開口するほぼU字状横断面を有し、左右へ水平方
向へ延び、両端部においてフロントピラーに固定されて
いる。インストルメントパネル42は、インストルメント
パネルリンフォース60の高さに対応する個所に凹部44を
備え、ナット46は、インストルメントパネルリンフォー
ス60の凹部44側の側壁の内側に溶接固定されている。ボ
ルト48は、凹部44においてインストルメントパネル42を
貫通し、ナット46に螺合し、インストルメントパネル42
をインストルメントパネルリンフォース60に固定する。
クランプ62は、インストルメントパネルリンフォース60
の延び方向へ適宜間隔の位置においてインストルメント
パネルリンフォース60の下側壁の下面に溶接固定され、
最初はインストルメントパネル42とは反対側へ水平に張
り出している。そして、ワイヤハーネス24がクランプ62
の張出し部に載置された後、クランプ62の張出し部が、
曲げられ、ワイヤハーネス24を締付け、クランプ62に固
定する。
一方、実願昭57-65715号(実開昭58-168820号)のマ
イクロフィルムは、自動車のルーフ部において、クリッ
プを介してワイヤハーネスをルーフサイドレールへ取り
付けたり、ワイヤハーネスをルーフサイドレールの上面
に沿って配設するワイヤハーネス配索構造を開示する。
〔考案が解決しようとする課題〕
第5図のワイヤハーネス配索構造は、ワイヤハーネス
24がインストルメントパネルリンフォース60の下端部に
沿わされ、クランプ62によるワイヤハーネス24の固定の
ためにインストルメントパネルリンフォース60の下端部
のクランプ62を曲げる必要があり、作業性が悪くなって
いる。また、クランプ62を折り曲げてのワイヤハーネス
24の固定は、作業上のミスの発生が予測されるととも
に、クランプ62による把持力が弱く、確実性も低い。さ
らに、インストルメントパネルリンフォース60は上方を
開口するほぼU字状横断面とされているため、強度面で
不利となっている。
実願昭57-65715号(実開昭58-168820号)のマイクロ
フィルムのワイヤハーネス配索構造では、ワイヤハーネ
スがルーフサイドレールの上面に配索されているので、
ワイヤハーネス及びルーフサイドレール全体の高さが増
大し、不利であるとともに、ルーフサイドレールの端縁
フランジが上方へ突出し、ワイヤハーネスを係止するた
めに、切欠き及び係止部が端縁フランジに設けられてい
るので、それらに作業時に物が引っ掛かり易く、危険で
ある。
この考案の目的は、ワイヤハーネスの組付け作業性及
び固定性を改善することができ、かつ配索スペースを効
率化できる自動車のワイヤハーネス配索構造を提供する
ことである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案を、実施例に対応する図面の符号を使用して
説明する。
この考案による自動車のワイヤハーネス配索構造で
は、インストルメントパネルリンフォース(22)は、上
側に開口するほぼU字状横断面の下側部分(36)と、下
側部分(36)に上側から接合して下側部分(36)の開口
側を閉鎖する上側部分(38)とを含み、かつ自動車の左
右方向へ延びて、両端部において左右のフロントピラー
(16)に結合している。上側部分(38)は、後部側にお
いて下側部分(36)と共働して隆起部を形成するととも
に、前部側には隆起部より低い段部(39)を備えてい
る。インストルメントパネルリンフォース(22)は、隆
起部の高さ範囲において螺着具(48)によりインストル
メントパネル(42)を固定されている。ワイヤハーネス
(24)はインストルメントパネルリンフォース(22)の
段部(39)の上面に沿って配索されている。クリップ
(28)は、径方向へ圧縮自在の軸部(32)を備え、ワイ
ヤハーネス(24)にその配索方向へ適宜間隔に取付けら
れ、かつ上側部分(38)の段部(39)の挿通孔(50)へ
軸部(32)を差し込まれて、留められている。
〔実施例〕
以下、この考案を第1図ないし第4図の実施例につい
て説明する。
第4図はトラック10のキャブ12のフロントパネル14の
範囲を斜め後方から見た斜視図である。一対のフロント
ピラー16,16は、フロントパネル14の左右両端部におい
てほぼ鉛直方向へ延び、上部範囲では内側にフロントガ
ラス用開口18を区画している。一対のインストルメント
パネルガセット20,20は、フロントガラス用開口18の少
し下の位置において左右のフロントピラー16の内面側に
前端部を固定され、水平方向後方へ所定量、張り出して
いる。インストルメントパネルリンフォース22は、左右
方向へ水平に延び、両端部においてインストルメントパ
ネルガセット20の後端部に固定されている。ワイヤハー
ネス24はインストルメントパネルリンフォース22の上面
に沿わせて配索され、複数個のコネクタ26がワイヤハー
ネス24から延び出ている。
第2図はワイヤハーネス24の部分的な斜視図、第3図
はクリップ28の斜視図である。クリップ28は、上部の板
状部30と、この板状部30の下面から直角に延び周部に弾
力的に圧縮自在な波形部をもつ軸部32とを有している。
ワイヤハーネス24は周部をテープ34により巻かれて被覆
されている。複数個のクリップ28は、ワイヤハーネス24
の延び方向へ適宜間隔に配置され、板状部30の上面をワ
イヤハーネス24の下面に当てられ、板状部30をテープ34
によりワイヤハーネス24に固定される。
第1図はワイヤハーネス24の配索構造図である。イン
ストルメントパネルリンフォース22は、上側に開口する
ほぼU字状横断面の下側部分36と、この下側部分36の上
面開口を閉鎖する上側部分38とを有し、下側部分36及び
上側部分38は内側に中空空間40を区画する角形横断面の
周壁を形成する。上側部分38にはワイヤハーネス24の配
索作業を容易にするとともに、上下方向のスペースを小
さくするために、段部39が形成される。インストルメン
トパネル42はインストルメントパネルリンフォース22に
対応する高さに凹部44を備え、ナット46は、インストル
メントパネルリンフォース22の下側部分36のインストル
メントパネル42側の側壁の内面側に溶接により固定され
ている。ボルト48は、凹部44においてインストルメント
パネル42を貫通し、ナット46に螺合され、インストルメ
ントパネル42をインストルメントパネルリンフォース22
に固定する。インストルメントパネルリンフォース22へ
のワイヤハーネス24の組付けでは、クリップ28の軸部32
を上側部分38の段部39に穿設された挿通孔50に差し込
む。軸部32の波形部は、挿通孔50の通過時は径方向へ弾
力的に圧縮され、挿通孔50の通過後は元の径に復元し、
インストルメントパネルリンフォース22からのクリップ
28の抜けを阻止する。
〔考案の効果〕
この考案の効果は次のとおりである。
(a)ワイヤハーネスは、インストルメントパネルリン
フォースの上面としてのインストルメントパネルリンフ
ォースの上側部分に配索されて、クリップを介してイン
ストルメントパネルリンフォースに取付けられるので、
ワイヤハーネスがインストルメントパネルリンフォース
の前面及び下面に配索、取付けられる構造に比して、取
付作業性が向上する。
(b)ワイヤハーネスは、上側部分において後部の隆起
部に対して低くなっている段部に載置されるようになっ
ている。したがって、インストルメントパネルリンフォ
ースにおけるワイヤハーネスの位置決めが容易となり、
かつワイヤハーネスの載置が安定化する。
(c)インストルメントパネルリンフォースは、その後
部側の隆起部の高さ範囲において螺着具によりインスト
ルメントパネルへ固定され、隆起部の前側でかつ段部の
上側の空間が、ワイヤハーネスの配索空間として利用さ
れる。これにより、インストルメントパネルリンフォー
ス及びワイヤハーネスの全体の高さを短縮させつつ、ワ
イヤハーネスを効率良く配置できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はこの考案の実施例に関し、第1図
はワイヤハーネスの配索構造図、第2図はワイヤハーネ
スの部分的な斜視図、第3図はクリップの斜視図、第4
図はトラックのキャブのフロントパネルの範囲を斜め後
方から見た斜視図、第5図は従来のワイヤハーネスの配
索状況を示す構造図である。 16……フロントピラー、22……インストルメントパネル
リンフォース、24……ワイヤハーネス、28……クリッ
プ、32……軸部、36……下側部分、38……上側部分、39
……段部、42……インストルメントパネル、48……ボル
ト(螺着具)、50……挿通孔。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】インストルメントパネルリンフォース(2
    2)が、上側に開口するほぼU字状横断面の下側部分(3
    6)と、前記下側部分(36)に上側から接合して前記下
    側部分(36)の開口側を閉鎖する上側部分(38)とを含
    み、かつ自動車の左右方向へ延びて、両端部において左
    右のフロントピラー(16)に結合し、前記上側部分(3
    8)は、後部側において前記下側部分(36)と共働して
    隆起部を形成するとともに、前部側には前記隆起部より
    低い段部(39)を備え、前記インストルメントパネルリ
    ンフォース(22)は、前記隆起部の高さ範囲において螺
    着具(48)によりインストルメントパネル(42)を固定
    され、ワイヤハーネス(24)が前記インストルメントパ
    ネルリンフォース(22)の前記段部(39)の上面に沿っ
    て配索され、クリップ(28)が、径方向へ圧縮自在の軸
    部(32)を備え、前記ワイヤハーネス(24)にその配索
    方向へ適宜間隔に取り付けられ、かつ前記上側部分(3
    8)の前記段部(39)の挿通孔(50)へ前記軸部(32)
    を差し込まれて、留められていることを特徴とする自動
    車のワイヤハーネス配索構造。
JP1989086688U 1989-07-24 1989-07-24 自動車のワイヤハ―ネス配索構造 Expired - Lifetime JP2507086Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989086688U JP2507086Y2 (ja) 1989-07-24 1989-07-24 自動車のワイヤハ―ネス配索構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989086688U JP2507086Y2 (ja) 1989-07-24 1989-07-24 自動車のワイヤハ―ネス配索構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0325351U JPH0325351U (ja) 1991-03-15
JP2507086Y2 true JP2507086Y2 (ja) 1996-08-14

Family

ID=31636301

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989086688U Expired - Lifetime JP2507086Y2 (ja) 1989-07-24 1989-07-24 自動車のワイヤハ―ネス配索構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2507086Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003095138A (ja) * 2001-09-27 2003-04-03 Shigeru Co Ltd 車両用ステアリングビーム

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58168820U (ja) * 1982-05-07 1983-11-10 日産自動車株式会社 自動車のハ−ネス取付構造
JPS6175378U (ja) * 1984-10-25 1986-05-21

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0325351U (ja) 1991-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2507086Y2 (ja) 自動車のワイヤハ―ネス配索構造
JPH081162Y2 (ja) 自動車におけるエアボックスのワイパーピボット支持構造
JPH04117907U (ja) フランジ付部材の連結構造
JPH0423079Y2 (ja)
JP2000016336A (ja) ペダルブラケット取付構造
JP3240834B2 (ja) 自動車のスピーカー取付部構造
JP3064750B2 (ja) トランクリッドのストップランプ取付構造
JPH10203328A (ja) パーキングブレーキレバーの取付構造
JPH0249182Y2 (ja)
JP2553081Y2 (ja) 自動車用モールの取付構造
JPS6111109Y2 (ja)
JPS63106157A (ja) 自動車のバツテリ組付方法
JPS64362Y2 (ja)
JP2515986Y2 (ja) エギゾーストパイプハンガの取付け構造
JP2554837Y2 (ja) 自動車のバンパー用ブラケット
JPH0637028Y2 (ja) サイドエアスポイラの取付構造
JP3144202B2 (ja) 自動車のダッシュ構造
JPH055064Y2 (ja)
JP2554181B2 (ja) 自動車用エアボックス構造
JPS5914255Y2 (ja) 自動車のスライデイングル−フ装置
JP2535296Y2 (ja) 車両におけるカーペットの端末処理構造
JPH0511064Y2 (ja)
JPH0339323Y2 (ja)
JPH0139667Y2 (ja)
JPH10310086A (ja) 牽引用フックの取り付け構造