JP2554559Y2 - パワーウインドレギュレータ - Google Patents

パワーウインドレギュレータ

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JP2554559Y2
JP2554559Y2 JP5306693U JP5306693U JP2554559Y2 JP 2554559 Y2 JP2554559 Y2 JP 2554559Y2 JP 5306693 U JP5306693 U JP 5306693U JP 5306693 U JP5306693 U JP 5306693U JP 2554559 Y2 JP2554559 Y2 JP 2554559Y2
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JP
Japan
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contact
speed
relay
coil
low
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JP5306693U
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JPH0721982U (ja
Inventor
孝一 塩田
知明 門前
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、速度切換え可能な駆動
モータにより、窓ガラスの昇降速度を低速と高速との2
段階変えて開閉動作するようにしたパワーウインドレギ
ュレータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパワーウインドレギュレータとし
ては、例えば、実開平2−77287号公報に開示され
たものがある。すなわち、モータが2段階に速度切換可
能に構成され、切換スイッチを操作して、窓ガラスの開
放動作時と閉鎖動作時との動作速度を切り換えて用いる
ようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のパワーウインドレギュレータでは、例えば、
雨天における車内の換気などの必要性から窓ガラスの昇
降位置を微調整する場合には、利用者が切換スイッチを
昇降速度が低い方にわざわざ選択する必要があり、使い
勝手がよくないという問題点があった。モータを昇降速
度の高いものに統一すると、昇降位置の微調整が思った
通りにいかないで、昇降操作を繰り返したりして、使い
勝手がよくなく、一方、モータを昇降速度の低いものに
統一すると、大幅に昇降位置を変えたい場合に、長時間
を要し、同じく使い勝手がよくないという問題がある。
【0004】本考案は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、タイマ回路を設け、最初の一定時
間、駆動モータを低速で駆動させることにより、ドアガ
ラスの微調整を簡単にして、使い勝手をよくすることが
できるようにしたパワーウインドレギュレータを提供す
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本考案の要旨とするところは、速度切換え可能な駆
動モータ(40)により、窓ガラス(20)の昇降速度
を低速と高速との2段階変えて開閉動作するようにした
パワーウインドレギュレータにおいて、リレーのコイル
(R3)に通電するか否かの通電状態の変化により、高
速側の接点と低速側の接点との一方から他方に切り換わ
るリレーの接点(S3)と、リレーのコイル(R3)に
接続される限時接点(Tr)を有し、昇降スイッチ(S
W)を操作してから一定時間経過後に前記限時接点(T
r)の開閉状態が変化して、リレーのコイル(R3)の
通電状態が変化し、前記リレーの接点(S3)が低速側
の接点から高速側の接点に切り換わって、窓ガラス(2
0)の昇降速度を低速から拘束に切り換えるようにした
タイマ回路を備えたことを特徴とするパワーウインドレ
ギュレータに存する。
【0006】
【作用】昇降スイッチ(SW)を操作すると、例えば、
タイマ回路はオンし、リレーのコイル(R3)に通電す
る。それにより、リレーの接点(S3)が高速側の接点
から低速側の接点に切り換わり、駆動モータの速度が切
換えられて、窓ガラス(20)が低速となって、開閉動
作し、簡単に昇降位置の微調整をすることができる。昇
降スイッチ(SW)を操作して一定時間経過後に、例え
ば、タイマ回路はオフして、リレーのコイル(R3)に
通電しなくなる。リレーのコイル(R3)に通電しない
と、リレーの接点(S3)が低速側の接点から高速側の
接点に切り換わり、駆動モータ(40)の速度が切り換
えられて、窓ガラス(20)が高速で開閉動作し、短時
間で窓ガラス(20)を大幅に昇降することができる。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明
する。各図は本考案の一実施例を示している。図2に示
すように、ドア本体10の上部には、開口12が形成さ
れ、ドア本体10には昇降して開口12を開閉する窓ガ
ラス20が装着されている。
【0008】ドア本体10の内部にはガイドレール15
が水平方向に延設されている。同じく、窓ガラス20の
下縁部には案内レール25が固設されている。ドア本体
10の内部には、開口12を開閉すべく、窓ガラス20
を昇降操作可能な昇降装置30が装着されている。昇降
装置30はX字状に組み付けられて相互に揺動可能な出
力アーム31と補助アーム32とを備えている。出力ア
ーム31は、昇降装置30のベース部材33に枢軸34
により揺動可能に枢支されている。出力アーム31の一
端部が案内レール25に水平方向へ移動可能に嵌合して
いる。出力アーム31の他端部には、セクタギア35の
基部材36が溶着されている。セクタギア35の基部材
36は硬質の樹脂部材37により被覆されている。樹脂
部材37には枢軸枢軸34を中心とする円周上にピニオ
ン噛合用の歯が多数連設されている。補助アーム32の
各端部がガイドレール15と案内レール25とに水平方
向へ移動可能にそれぞれ嵌合している。
【0009】ベース部材33には駆動モータ40が装着
され、駆動モータ40の回転力が減速機構41を介して
伝達されるピニオン42がセクタギア35のピニオン噛
合用の歯に噛合している。図3に示すように、駆動モー
タ40は正逆回転可能かつ速度切換可能に構成され、整
流子片が円周上に連続して配され、昇降切換用のブラ
シ、低速側のブラシおよび高速側のブラシが整流子片に
接触した状態でそれぞれ配されている。
【0010】図1に示すように、窓ガラス駆動回路は、
駆動モータ40の正逆回転を切り換えて窓ガラス20を
昇降動作させるための昇降スイッチSWを備え、は上昇
用の接点と下降用の接点とを有している。のスイッチ片
はバッテリーの+電極に接続されている。上昇用の接点
にはダイオードD1とリレー1のコイルR1とが接続さ
れ、下降用の接点には、ダイオードD2とリレー2のコ
イルR2とが接続されている。コイルR1,R2はそれ
ぞれバッテリーの−電極に接続されている。
【0011】バッテリーの+電極には、リレー1の接点
S1の上昇用の接点と、リレー2の接点S2の下降用の
接点とが接続されている。また、バッテリーの−電極に
は、リレー1の接点S1の下降用の接点と、リレー2の
接点S2の上昇用の接点とが接続されている。接点S1
のスイッチ片はコイルR1に通電すると下降用の接点か
ら上昇用の接点に切り換わって接し、接点S2のスイッ
チ片はコイルR2に通電すると上昇用の接点から下降用
の接点に切り換わって接するように構成されている。接
点S1のスイッチ片がリレー3の接点S3のスイッチ片
に接続され、接点S2のスイッチ片が昇降切換用のブラ
シに接続されている。接点S3は、低速側のブラシに接
続する低速側の接点と、高速側のブラシに接続する高速
側の接点とを有している。リレー3のスイッチ片は、そ
のコイルR3に通電した際に高速側の接点から低速側の
接点に切り換わって接するように構成されている。
【0012】両方のダイオードD1,D2の出力端子に
はタイマ回路とリレー3のコイルR3とが並列接続され
ている。タイマ回路は、タイマ用のコンデンサCの一端
が抵抗r3を介して限時接点であるトランジスタTrの
ベースに接続されるとともに、タイマ用のコンデンサC
の一端には抵抗r2が接続され、タイマ用のコンデンサ
Cの他端には放電用の抵抗r1を介してバッテリーの−
電極に接続されている。トランジスタTrのコレクタに
はリレー3のコイルR3が接続され、トランジスタTr
のエミッタにはバッテリーの−電極が接続されている。
【0013】次に作用を説明する。図1において、昇降
スイッチを操作する前においては、両コイルR1,R2
に通電していないで、リレー1のスイッチ片が下降用の
接点に接し、リレー2のスイッチ片が上昇用の接点に接
している。
【0014】図4において、例えば、昇降スイッチを操
作して、そのスイッチ片が上昇用の接点に接すると、コ
イルR1に通電して、リレー1のスイッチ片が下降用の
接点から上昇用の接点に接する。このとき、リレー2の
スイッチ片は上昇用の接点に接したままである。また、
抵抗r1、抵抗r2および抵抗r3を介して所定電圧が
トランジスタTrのベースにかかり、トランジスタTr
がオンする。それにより、リレー3のコイルR3に通電
して、リレー3のスッチ片が高速側の接点から低速側の
接点に切り換わり、駆動モータ40の速度が切換えられ
て、窓ガラス20が低速となって、開閉動作する。それ
により、簡単に昇降位置の微調整をすることができる。
昇降スイッチSWを操作すると、コンデンサCに電荷が
充電され、その両端の電圧が高くなっていく。
【0015】昇降スイッチSWを操作して一定時間経過
後に、コンデンサCの両端の電圧がが一定電圧に高まる
と、コンデンサCの電荷が放電され、放電電流が抵抗r
1を介してバッテリーの−電極側に流れる。それによ
り、トランジスタTrのベース電圧が低下して、トラン
ジスタTrがオフし、リレー3のコイルR3に通電しな
くなる。リレー3のコイルR3に通電しないと、リレー
3のスイッチ片が低速側の接点から高速側の接点に戻
り、駆動モータ40の速度が切り換えられて、窓ガラス
20が高速で開閉動作し、短時間で窓ガラス20を大幅
に昇降することができる。前記実施例においては、タイ
マ回路をコンデンサCやトランジスタTrなどにより構
成にしたものを示したが、これに限らず、その他の遅延
回路により構成してもよい。また、一定時間後にリレー
3のコイルR3に通電しなくなるものを示したが、逆
に、一定時間後にリレー3のコイルR3に通電すること
により、リレー3のスイッチ片が低速側の接点から高速
側の接点に戻るように構成してもよい。
【0016】
【考案の効果】本考案にかかるパワーウインドレギュレ
ータによれば、雨天における車内の換気などの必要性な
どから窓ガラスの昇降位置を微調整する場合には、昇降
スイッチを操作するだけで、最初は、リレーのスイッチ
片が高速側の接点から低速側の接点に切り換わって、窓
ガラスが低速度で昇降し、一定時間経過後に、リレーの
スイッチ片が低速側の接点から高速側の接点に戻って、
窓ガラスが高速で昇降するようにしたので、例えば、特
別なスイッチを手操作で切り換えて昇降速度を切り換え
る必要がなく、簡単に昇降位置を微調整することができ
るとともに、短時間で大幅に昇降位置を変えることがで
き、使い勝手をよくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すパワーウインドレギュ
レータの駆動回路図である。
【図2】本考案の一実施例を示すパワーウインドレギュ
レータの斜視図である。
【図3】本考案の一実施例を示す駆動モータの概念図で
ある。
【図4】本考案の一実施例を示すパワーウインドレギュ
レータの駆動回路図である。
【符号の説明】
R1…リレー1のコイル R2…リレー2のコイル R3…リレー3のコイル S1…コイル1の接点 S2…コイル2の接点 S3…コイル3の接点 SW…昇降スイッチ Tr…トランジスタ(限時接点) 40…駆動モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−4185(JP,A) 特開 昭60−70983(JP,A) 特開 昭64−29592(JP,A) 特開 昭61−76081(JP,A) 実開 平2−77287(JP,U) 実開 昭63−76184(JP,U) 実開 昭52−89840(JP,U) 実開 昭56−121865(JP,U) 実開 昭50−14240(JP,U) 実開 昭57−63498(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】速度切換え可能な駆動モータにより、窓ガ
    ラスの昇降速度を低速と高速との2段階変えて開閉動作
    するようにしたパワーウインドレギュレータにおいて、 リレーのコイルに通電するか否かの通電状態の変化によ
    り、高速側の接点と低速側の接点との一方から他方に切
    り換わるリレーの接点と、 リレーのコイルに接続される限時接点を有し、昇降スイ
    ッチを操作してから一定時間経過後に前記限時接点の開
    閉状態が変化して、リレーのコイルの通電状態が変化
    し、前記リレーの接点が低速側の接点から高速側の接点
    に切り換わって、窓ガラスの昇降速度を低速から高速に
    切り換えるようにしたタイマ回路を備えたことを特徴と
    するパワーウインドレギュレータ。
JP5306693U 1993-09-30 1993-09-30 パワーウインドレギュレータ Expired - Lifetime JP2554559Y2 (ja)

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JPH0721982U JPH0721982U (ja) 1995-04-21
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