JP2554209B2 - 車 両 - Google Patents

車 両

Info

Publication number
JP2554209B2
JP2554209B2 JP3023732A JP2373291A JP2554209B2 JP 2554209 B2 JP2554209 B2 JP 2554209B2 JP 3023732 A JP3023732 A JP 3023732A JP 2373291 A JP2373291 A JP 2373291A JP 2554209 B2 JP2554209 B2 JP 2554209B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering
fluid
valve means
wheels
mode selection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3023732A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06239252A (ja
Inventor
ジョン アンドリュー ロバート
アントニー フロスト ロジャー
ジェイムズ ラングフォード シモン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JEI SHII BANFUOODO EKUSUKABEITAAZU Ltd
Original Assignee
JEI SHII BANFUOODO EKUSUKABEITAAZU Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from GB909001750A external-priority patent/GB9001750D0/en
Priority claimed from GB909009779A external-priority patent/GB9009779D0/en
Application filed by JEI SHII BANFUOODO EKUSUKABEITAAZU Ltd filed Critical JEI SHII BANFUOODO EKUSUKABEITAAZU Ltd
Publication of JPH06239252A publication Critical patent/JPH06239252A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2554209B2 publication Critical patent/JP2554209B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D7/00Steering linkage; Stub axles or their mountings
    • B62D7/06Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins
    • B62D7/14Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering
    • B62D7/15Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels
    • B62D7/1509Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels with different steering modes, e.g. crab-steering, or steering specially adapted for reversing of the vehicle
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D7/00Steering linkage; Stub axles or their mountings
    • B62D7/06Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins
    • B62D7/14Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering
    • B62D7/15Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels
    • B62D7/1554Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels comprising a fluid interconnecting system between the steering control means of the different axles
    • B62D7/1572Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels comprising a fluid interconnecting system between the steering control means of the different axles provided with electro-hydraulic control means

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は少なくとも二対の接地車
輪を有する車両に関し、特に、2個あるいは4個の車輪
を交互にステアリングすることが可能な車両に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明者は、以前の英国特許出願第22
08282号において、制御回路からの電気的信号に呼
応して作動する制御バルブにより2輪あるいは4輪ステ
アリングをおこなう車両を提案した。しかしながら、従
来の車両においては、ステアリング用の制御回路のバル
ブとしてばね付勢されたものが使用されているので、電
気的信号がないと、ばねの作用により自動的に2輪ステ
アリングがおこなわれる休止状態に復帰してしまう。そ
こで、制御回路は記憶機構を設けて、4輪ステアリング
状態において制御バルブへの電力の供給が遮断されて
も、例えば、車両を駐車してイグニッションスイッチを
切った場合でも、次に再起動すると、制御回路は再び自
動的に4輪ステアリングに呼応する適当な信号を制御バ
ルブに供給するようにしたものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
のようなばね付勢されたバルブを用いることなく、ま
た、電力が供給されているか遮断されているかに関わら
ず、2輪ステアリングあるいは4輪ステアリングに切換
制御するバルブを最後に選択された状態に物理的に保持
することができるようにした新しいタイプの車両を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の車両は、車両の
ステアリングをおこなう第1の対および第2の対の可動
の車輪を有するシャーシから成り、各対の車輪は前記シ
ャーシの両側に取り付けられ、第2の対の車輪は第1の
対の車輪のみによる単純ステアリングの状態となるよう
に一定の位置にロック可能であり、前記第1の対の車輪
はステアリングバルブ手段から流体が供給される第1流
体作用手段によってステアリングがおこなわれるように
動作し、前記第2の対の車輪は前記ステアリングバルブ
手段からステアリングモード選択バルブ手段を介して流
体が供給される第2流体作用手段によって動作し、前記
ステアリングモード選択バルブ手段は、前記ステアリン
グバルブ手段からの流体が前記第2流体作用手段に供給
されなくなり、前記第1の対の車輪のみによる単純ステ
アリングがおこなわれる第1作動位置と、前記ステアリ
ングバルブ手段からの流体が前記第2流体作用手段に供
給され、前記第1および第2の対の車輪による複合ステ
アリングがおこなわれる第2作動位置とを有し、前記ス
テアリングモード選択バルブ手段は制御手段から第1の
動作信号を受けたときに前記第1作動位置となり、前記
制御手段から第2の動作信号を受けたときに第2作動位
置となる電気作動式バルブから成り、前記ステアリング
モード選択バルブ手段が前記制御手段から前記ステアリ
ングモード選択バルブ手段の作動位置を変更するための
動作信号を受けるまで前記ステアリングモード選択バル
ブ手段をその第1あるいは第2作動位置に保持する機械
的内部係合手段を備える。
【0005】したがって、本発明によれば、電力が供給
されているか遮断されているかに関わらず、最後に選択
された車両のステアリングモードすなわち2輪あるいは
4輪のステアリングモードが保持される。
【0006】
【実施例】以下、添付の図面に基づいて本発明の実施例
を説明する。
【0007】図1において、車両10は車両のシャーシ
の長手方向の軸15の両側に対を成して取付けられた4
個の車輪11、12、13および14を有する。
【0008】第1の対の車輪11、12は前方の車輪で
あり、車両を駆動すべくそれぞれの回転軸11aおよび
12aに取り付けられている。また、車輪11、12は
複動油圧アクチュエータ(第1流体作用手段)17によ
り各ステアリング軸A1、A2のまわりで回転し、車両
のステアリングをおこなうことが可能である。
【0009】また、第2の対の車輪13、14は後方の
車輪であり、回転軸13aおよび14aに同様に取り付
けられている。さらに、車輪13、14は複動油圧アク
チュエータ(第2流体作用手段)19により各ステアリ
ング軸A3、A4のまわりで回転し、車両10のステア
リングをおこなうことが可能である。
【0010】さらに、油圧用の流体は油圧ポンプ22に
よりオイル溜21から、油圧制御バルブから成るステア
リングバルブ手段23およびステアリングモード選択バ
ルブ手段24を経て、アクチュエータ17のみ、あるい
は、アクチュエータ17および19の両方に供給され
る。
【0011】アクチュエータ17はシリンダ17aの内
面に摺動自在に取り付けられたピストン18と、リンク
L1あるいはL2により各車輪11、12にそれぞれ連
結するピストンロッドである作用部材M1、M2とから
成る。同様に、アクチュエータ19はシリンダ19aの
内面に摺動自在に取り付けられたピストン20と、リン
クL3あるいはL4により各車輪13、14にそれぞれ
連結するピストンロッドである作用部材M3、M4とか
ら成る。
【0012】さらに、ステアリングバルブ23は単純化
し、概略的に示されており、ステアリング用車輪あるい
は他のステアリング制御部材等の手段により三段階の作
動位置のいずれかにおいて作動する。図1に示すよう
に、ステアリングバルブ23の位置が休止位置Rから第
1の位置V1に移ると、加圧された流体がステアリング
バルブ23を介してピストン18の一側18aに供給さ
れる。そのため、車輪11および12はそれぞれステア
リング軸A1、A2のまわりで反時計方向に回転する。
その結果、車両は、前方すなわち図において矢印Fの方
向に走行しているときは、左側すなわち矢印Cで示され
る方向にステアリングされる。
【0013】また、アクチュエータ17の他側18bか
ら流出した流体はステアリングモード選択バルブ手段2
4およびステアリングバルブ23を介してオイル溜21
に帰還する。
【0014】図1に示すように、ステアリングモード選
択バルブ手段24の第1作動位置P1は2輪すなわち単
純ステアリングのためのものである。また、このバルブ
24は後述する制御手段により操作されるソレノイドで
ある。図1における第1作動位置P1においては、アク
チュエータ17の他端18bから流出した流体はこのス
テアリングモード選択バルブ手段24を単に通過するだ
けである。その間、後輪13、14に関連するアクチュ
エータ19はロックされ、アクチュエータ19のピスト
ン20のどちらの側からも油圧流体は出入しない。した
がって、後輪13、14は車両のステアリングになんら
関与せす、ステアリングには前輪11、12のみが関与
する。
【0015】なお、図1においては、ステアリングバル
ブ23は前輪11,12を軸A1、A2のまわりで反時
計方向に回転すべく第1の位置V1にあるが、前輪1
1、12は前方に向けられたステアリングの初期状態と
して示されており、したがって、車輪の回転軸11a、
11bは軸15にほぼ垂直の状態で示されている。
【0016】そして、運転者の操作によりステアリング
バルブ23が休止位置Rに移ると、アクチュエータ17
もロックされた状態となる。また、ステアリングバルブ
23が第2の位置V2に変更されると、油圧流体の方向
が前述した方向と完全に逆になり、流体はステアリング
モード選択バルブ24を通過してアクチュエータ17の
他側18bに供給され、前輪11、12がステアリング
軸A1、A2のまわりを時計方向に回転し、前方方向に
走行する車両10を右方向にステアリングする。その
間、後輪13、14は図1に示すような状態に固定され
たままである。
【0017】次に、図2に基づいて説明する。なお、図
2において、図1と同一の構成要素は同じ参照符号で示
されている。
【0018】図2において、ステアリングバルブ23が
第1の位置V1に移ると、加圧された油圧流体はステア
リングバルブ23を経てアクチュエータ17の一側18
aに供給され、前輪11、12がステアリング軸A1、
A2のまわりを反時計方向に回転する。
【0019】しかしながら、アクチュエータ17の他側
18bから流出した流体は単純にステアリングモード選
択バルブ手段24およびステアリングバルブ23を介し
てオイル溜21に帰還するのではなく、ステアリングモ
ード選択バルブ手段24が第2作動位置P2すなわち4
輪による複合ステアリングモードに変更されているの
で、流体はアクチュエータ17からステアリングモード
選択バルブ手段24を経た後、さらに第1の位置V3に
設定された逆流バルブ手段50を経て後輪13、14を
ステアリング軸A3、A4のまわりで回転させるアクチ
ュエータ19の一側20aに流入する。
【0020】そのため、後輪13、14はロック状態か
ら解放され、車両の複合ステアリングが可能となる。こ
の場合、車両10が矢印Fで示される前方方向に沿って
走行していると、前輪11、12は後輪13、14と同
一方向に向くので、車両はほぼ斜めに、例えば矢印C1
で示される方向に動く。
【0021】また、アクチュエータ19のピストン20
もアクチュエータ17から流出した流体により作動す
る。
【0022】また、運転者の操作により、ステアリング
バルブ23を通過する流体の方向を逆にするためにステ
アリングバルブ23を第2の位置V2にすると、油圧流
体はアクチュエータ19の他側20bに流入し、後輪1
3、14がステアリング軸A3、A4のまわりをほぼ時
計方向にそれぞれ回転する。さらに、アクチュエータ1
9の一側20aから流出した流体はステアリングモード
選択バルブ手段24を経てアクチュエータ17の他側1
8bに流入し、前輪11、12がステアリング軸A1、
A2のまわりをほぼ時計方向に回転する。その結果、車
両は右斜め方向に移動する。
【0023】さらに、ステアリングバルブ23が運転者
の操作により休止位置Rに変更されると、各車輪11、
12、13、14はロックされてそれぞれの状態にとど
まる。
【0024】次に、図3に基づいて説明する。図3にお
いて、図1および図2と同一の構成要素は同一の参照符
号で示されている。
【0025】図3においては、ステアリングモード選択
バルブ手段24は第2作動位置P2に変更されており、
そのため、流体はステアリングモード選択バルブ手段2
4を経てアクチュエータ19に至る。一方、逆流バルブ
手段50は第2の位置V4に変更されている。また、ス
テアリングバルブ23は第1の位置V1に位置し、油圧
流体はステアリングバルブ23を経てアクチュエータ1
7の一側18aに流入し、前輪11、12がステアリン
グ軸A1、A2のまわりを反時計方向に回転する。
【0026】さらに、アクチュエータ17の他側18b
から流出した流体はステアリングモード選択バルブ手段
24および逆流バルブ手段50を経てアクチュエータ1
9の他側20bに流入し、後輪13、14がステアリン
グ軸A3、A4のまわりを時計方向に回転する。
【0027】したがって、後輪13、14は車両10の
ステアリングに関与し、前輪11、12の軸A1、A2
のまわりの回転とは常に逆の方向に軸A3、A4のまわ
りを回転する。それゆえ、車両は、図3において矢印F
で示される方向に走行しているとき、矢印C2で示され
るような急ターンをおこなう。
【0028】また、ステアリングバルブ23を第2の位
置V2として流体の流れ方向を逆にすると、反時計方向
に動く後輪13、14のアクチュエータ19から流出し
た流体により前輪11、12は時計方向に回転する。さ
らに、ステアリングバルブ23が休止位置Rに移動する
と、各輪11乃至14はそれぞれの状態にとどまる。
【0029】上述したように、ステアリングバルブ23
は運転者によって変更可能であり、また、ステアリング
モード選択バルブ手段24は図4において参照符号30
で概略的に示される回路内に含まれる制御手段によって
操作されるソレノイドである。
【0030】また、複合ステアリング状態の車両におい
ては、前輪と後輪とが同位相で動き、そのため、前輪1
1、12によるターンの度合が後輪13、14によるタ
ーンの度合に比例することが好ましい。
【0031】さらに、単純ステアリング状態において
は、後輪13、14が図1乃至図3に示すような前方へ
の直線走行状態にあり、それゆえ、その回転軸13a、
14aが車両の軸15にそれぞれ垂直であることが好ま
しい。
【0032】複合ステアリング状態から単純ステアリン
グ状態への変更の際の後輪13、14の状態および単純
ステアリング状態から複合ステアリング状態への変更の
際の前輪および後輪の状態を実現するために、前輪およ
び後輪の各対にセンサ手段が設けられている。図5に
は、後輪13および14が示されている。図5におい
て、後輪13、14の各ハブH1、H2が軸A3、A4
にそれぞれ回動自在に取付けられており、また、車両の
シャーシの軸31のまわりにそれぞれ固定されている。
【0033】従来は、トラックロッドがハブH1、H2
のタグの間に、車両10をステアリングするために、ア
クチュエータにより矢印dで示す方向に可動に設けられ
ていた。しかしながら、本発明においては、トラックロ
ッドはアクチュエータ19によって置き換えられ、その
ロッドM3、M4が各リンクL3、L4に回動自在に連
結されている。さらに、リンクL3、L4は後輪13、
14のハブH1、H2に設けたタグt3,t4にそれぞ
れ回動自在に取付けられている。
【0034】それゆえ、後輪13、14はステアリング
の間動き、リンクL3、L4はタグt3、t4およびロ
ッドM3、M4の間の距離の変化に適応する。アクチュ
エータ19は軸31あるいは車両のシャーシに対して不
動の部分に固定される。
【0035】さらに、センサ手段は、軸31に取付けら
れた第1の部分37aとロッドM3、M4の一方により
移送される第2の部分37bとを備える近接スイッチ3
7である。近接スイッチ37はまた誘導子型であり、2
つの部分37a、37bが互いに最接近したとき、すな
わち本実施例において、後輪13および14が前方走行
の状態にあるときに感応し、車輪13、14の回転軸1
3a、13bが互いに車両の長手軸15にほぼ垂直に配
置される。
【0036】他の種類のセンサ手段も使用することが可
能であるが、上記の部分37a、37bを互いに接触さ
せることなく、一方の部分37aにたいしてロッド部材
M3により移送される可動部37bが近接したときに感
応するセンサが好ましい。また、前輪の配置構成もほぼ
同様であり、第2の近接スイッチ35が設けられる。
【0037】図4に示す制御回路30にはセンサ手段3
5、37とステアリングモード選択バルブ手段24およ
び逆流バルブ手段50を制御する手段とが示されてい
る。
【0038】この回路の要部として、手動の選択手段4
0が設けられ、スイッチにより運転者は単純2輪ステア
リングまたは複合4輪ステアリングの選択制御をおこな
うことができる。
【0039】また、2個のラッチングリレーR1、R2
が設けられ、そのそれぞれには2個のコイルR1a、R
1b、およびR2a、R2bが連結している。リレーの
それぞれの接触はS1、S2によって示される部分にお
いて行われる。
【0040】コイルR1aは選択手段40の第1スイッ
チT1に直列に接続し、スイッチT1は後輪の近接スイ
ッチ37に直列に接続している。また、コイルR2aは
選択手段40の第2スイッチT2に直列に接続し、スイ
ッチT2は前輪の近接スイッチ35に直列に接続してい
る。さらに、コイルR1a、R2aはそれぞれダイオー
ドD1およびD2を介してともにN端子に接続するバス
51に接続している。
【0041】さらに、近接スイッチ35および37はそ
れぞれイグニッションスイッチIを介してL端子に接続
する第2バス52に接続している。
【0042】また、リレーR1の接触部S1は共通端子
01が端子Aあるいは端子Bのいずれかに接続するよう
に設けられ、その選択はリレーR1のコイルR1aおよ
びR1bのいずれが最後に使用されていたかによる。一
方、リレーR2の接触部S2はリレーR1の端子Bに接
続する共通端子02が端子Cあるいは端子Dのいずれか
に接続するように設けられ、その選択はリレーR2のコ
イルR2aおよびR2bのいずれが最後に使用されてい
たかによる。
【0043】コイルR1bはダイオードD3を介して選
択手段40のスイッチT2およびコイルR2aの接続点
と、さらにダイオードD4を介して選択手段40のスイ
ッチT3およびリレーR2のコイルR2bの接続点とに
接続し、コイルR1bの他端部はダイオードD5を介し
てバス51に接続している。
【0044】また、リレーR2のコイルR2bは選択手
段40の第3スイッチT3およびバス51に直列に接続
しており、さらにスイッチT3は前輪の近接スイッチ3
5およびスイッチT2の接続点に接続している。また、
ダイオードD6がコイルR2bとバス51との間に配置
されている。
【0045】さらに、リレーR1の接触部S1の端子A
はステアリングモード選択バルブ手段24のコイルC1
を介してバス52に接続しており、リレーR1の端子B
はステアリングモード選択バルブ手段24のコイルC2
を介してバス52に接続している。
【0046】加えて、リレーR2の端子Dは逆流バルブ
手段50のコイルC3を介してバス52に接続してお
り、また、リレーR2の端子Cは逆流バルブ手段50の
コイルC4を介してバス52に接続している。
【0047】さらに、各コイルC1、C3およびC4に
並列に指示器I1、I3およびI4がそれぞれ設けられ
ている。
【0048】以下に、制御回路30の動作について説明
する。選択手段40のスイッチT1が閉じると、車両の
後輪13、14が直線走行の状態となり、2つの部分3
7aおよび37bが最接近して近接スイッチ37が閉じ
られる。その結果、リレーR1のコイルR1aが励起さ
れ、リレーR1の接続点01およびAが図4に示す如く
接続され、さらにステアリングモード選択バルブ手段2
4のコイルC1が励起される。このようにして、ステア
リングモード選択バルブ手段24は図1に示す状態とな
り、単純2輪ステアリングモードが実行される。この状
態において、運転者はステアリングバルブ23を操作し
て前輪11、12による車両10のステアリングを任意
におこなうことができる。この場合、リレーR1はラッ
チングリレーであるので、少なくとも別のステアリング
モードが運転者により選択されるまで、接続点01およ
びAは接触したままであり、コイルC1は励起されたま
まの状態に保たれる。
【0049】いずれにせよ、ステアリングモード選択バ
ルブ手段24は、コイルC1、C2の一方が励起されて
いるとき、ステアリングモード選択バルブ手段24を別
の作動位置に移すようにコイルC1、C2の他方が励起
されるまで、その状態に保たれるタイプのものであるこ
とが好ましい。例えば、コイルC1およびC2はステア
リングモード選択バルブ手段24内のバルブスプールに
作用し、コイルC1が励起しているときは、ステアリン
グモード選択バルブ手段24は図1に示す第1作動位置
P1となり、またコイルC2が励起しているときは、ス
テアリングモード選択バルブ手段24は図2および図3
に示す第2作動位置P2となる。そして、ステアリング
モード選択バルブ手段24の機械的係合手段がバルブス
プールを他方のコイルが励起されるまで上記のいずれか
の状態に固定する。
【0050】図4において、逆流バルブ50もステアリ
ングモード選択バルブ手段24と同じタイプのものであ
ることが好ましく、すなわち、逆流バルブ50は、バル
ブスプールをコイルC4、C3の他方が励起されるまで
第1の位置V3あるいは第2の位置V4に保持する機械
的な内部係合手段を備える。
【0051】仮に、運転者が4輪複合ステアリング、す
なわち、車輪11、12、13および14のすべてが、
例えば、同一の方向に動くようなステアリングを望むと
き、運転者はスイッチT2を閉じればよい。さらに、選
択手段40はスイッチT1乃至T3のいずれかひとつが
閉じているとき、他の2個のスイッチが自動的に開放状
態をとるような構成であることが好ましい。このように
すると、もはやコイルR1aには電流が流れなくなる。
【0052】また、スイッチT2が閉じられ、前輪が前
方への直線走行の状態をとると、前輪の近接スイッチ3
5が閉じて、前輪の近接スイッチ35の2つの部分が最
接近状態になる。そのため、リレーR1のコイルR1b
が励起され、リレーR1の接続点01およびBが閉じ状
態となり、他方、接続点01およびAの間は非接続状態
となる。
【0053】さらに、コイルR2aが励起され、その結
果、リレーR2の接続点02およびDが接触する。(こ
の場合、それ以前には非接続状態であったとする。)し
たがって、接続点02とCとの間は開き状態となる。そ
れゆえコイルC1はもはや励起されず、逆にコイルC2
およびC3が励起されることになる。この場合、ステア
リングモード選択バルブ手段24は図2に示す第2作動
位置P2に移動し、油圧流体はステアリングモード選択
バルブ手段24を経て逆流バルブ手段50に流れる。ま
た、コイルC3が励起されることにより、逆流バルブ手
段50は図2に示す第1の位置V3となる(ただし、こ
の場合、それ以前に逆流バルブ手段50がこの状態にな
かったとする。)。
【0054】このようにして、運転者はスイッチT2を
閉じてステアリングモードを変更することにより、後輪
13および14を前輪11および12と同一の方向に向
けた車両のステアリングをおこなうことができる。ただ
し、この場合、前輪11、12は操作をおこなう時点で
直進方向に向いている場合に限る。
【0055】また、運転者が前輪11および12と後輪
13および14とを逆の方向に向けた4輪ステアリング
により車両のいわゆるクランピング(crampin
g)動作をおこなう場合、運転者はスイッチT3を閉
じ、スイッチT1およびT2を開く。そして、前輪1
3、14が直進方向に向くとすぐに、近接スイッチ35
が閉じ、その直後にコイルR1bおよびR2bが励起さ
れる。コイルR1bが励起されると、リレーR1の端子
01およびBが接続される。(ただし、この場合、それ
以前にそれらは非接続状態であったとする。)また、コ
イルR2bが励起されると、リレーR2の端子02およ
びCが接続され、02およびDが非接続状態になる。さ
らに、コイルC2およびC4が励起され、ステアリング
モード選択バルブ手段24および逆流バルブ手段50が
図3に示す状態となる。(ただし、この場合、これらは
それ以前にこの状態になかったとする。)このようにし
て、運転者はスイッチT3を閉じることにより、前輪1
1、12と後輪13、14とを逆方向に向けたステアリ
ングをおこなうことができる。
【0056】また、コイルC1が励起されると、指示器
I1が光り、運転者に単純2輪ステアリングモードであ
ることを表示する。さらに、コイルC3が励起される
と、指示器I3が発光して、運転者に2対の車輪が同一
方向である複合ステアリングモードが選択されているこ
とを表示する。また、コイルC4が励起されると、指示
器I4が光って、運転者に前輪11、12と後輪13、
14とが逆方向である複合ステアリングモードであるこ
とを表示する。このようにして、指示器I1、I3およ
びI4は選択されたステアリングモードというよりはむ
しろ実際のステアリングモードを示す。
【0057】2輪から4輪または4輪から2輪へのステ
アリングモードの変更、さらには4輪全部が同一方向で
あるステアリングモードあるいは前輪11、12と後輪
13、14とが逆方向であるステアリングモードの選択
は、運転者が予め選択手段40のスイッチT1、T2お
よびT3の選択操作して、近接スイッチ35および37
の両方あるいはいずれか一方を閉じることにより実行で
きる。すなわち、2輪から4輪ステアリングモードへの
変更、および前後輪同一方向あるいは前後輪逆方向のス
テアリングモードの選択は前輪11、12が直進方向に
向いた直後に実行可能になり、また、4輪から2輪ステ
アリングモードへの変更は後輪13、14が直進方向に
向いた直後に実行可能となる。
【0058】また、4輪から2輪ステアリングへのステ
アリングモードの変更時には、スイッチT1は閉じら
れ、逆にスイッチT2、T3は開いている。そして、後
輪13、14が直進方向を向くと、近接スイッチ37が
閉じる。したがって、ステアリングモード選択バルブ手
段24がP1の位置となり、これら後輪の動作がロック
された状態になる。上述のように、ステアリングモード
選択バルブ手段24および逆流バルブ手段50において
は、これらの手段の各バルブスプールをコイルC1、C
2、C3またはC4のいずれかが励起されるまで所定状
態にとどめる機械的な内部係合手段が含まれることが好
ましい。
【0059】したがって、例えば車両が駐車されたり、
イグニッションスイッチが切られたりして、コイルC
1、C2、C3あるいはC4への電流供給が途絶えて
も、ステアリングモード選択バルブ手段24および逆流
バルブ手段50のバルブスプールは最後に設定された状
態にとどまる。それゆえ、例えばイグニッションスイッ
チが入って、電力が回復するとすぐに、車両10は運転
者により最後に設定されたステアリングモードにおいて
ステアリングされる。
【0060】なお、図1乃至図3に示すバルブ手段2
3、24および50は市販されており、車両の実際のス
テアリングを実現できるものに比して極めて単純化して
示されている。例えば、ステアリングバルブ23すなわ
ちON、ORおよびCN型OSPBバルブには、ダンフ
ォス(Danfoss)ステアリングバルブのような比
例制御バルブが必要とされるが、ステアリングバルブ2
3の性能は本発明の作用を本質的に決定するものでな
く、それゆえ、ステアリングバルブ23は本発明を理解
するに足る程度に概略的に示されている。
【0061】また、図4において、機械的バイステーブ
ルリレーR1、R2を使用する代わりに他の2段階スイ
ッチ、好ましくはラッチングスイッチ等の適当な電子機
器を使用することができる。
【0062】また、上記実施例においては、車両の2輪
ステアリングモードにおいて前輪11、12がステアリ
ングされたが、これとは逆に、後輪が2輪ステアリング
モードにおいてステアリングされるようにしてもよい。
この場合、車両10は図1乃至図3に図示の矢印Fとは
逆方向に移動する。すなわち、車輪11、12が後輪ま
たは車輪13、14が前輪となったと考えればよい。
【0063】さらに、場合により、図2および図4に破
線で示した油圧および電気制御回路も適当に変形をする
ことができる。例えば、車両が前後輪同一方向の4輪ス
テアリングモードでステアリングされるとき、アクチュ
エータ17、19のそれぞれにおける油圧流体の流れを
逆にする必要があるが、この操作は逆流バルブ手段5
0’を設けることにより実現することができる。逆流バ
ルブ手段50’は2種類の動作段階、すなわち2輪ステ
アリングモードおよび前後輪逆方向4輪ステアリングモ
ードにおいて使用される位置G1と、前後輪同一方向4
輪ステアリングモードにおいて使用される位置G2とを
有している。さらに、逆流バルブ手段50’は逆流バル
ブ手段50と同様に構成されており、コイルC6が励起
されると位置G1に移り、また、コイルC5が励起され
ると位置G2に移る。
【0064】さらに、図4をみると、コイルC6はコイ
ルC1乃至C4が励起されているときは必ず励起され、
また、コイルC5はコイルC3が励起されているときは
必ず励起されることがわかる。
【0065】また、近接スイッチ37の第1部分37a
あるいはそれに対応する近接スイッチ35の第1部分を
所定の軸にそれぞれ取り付ける代わりに、必要であれ
ば、第1部分を車両のシャーシに固定し、近接スイッチ
37、35の他の部分37bからみて不動の状態の他の
構成部分に取り付けてもよい。
【0066】また、必要とあれば、分離したバルブ手段
24、50を用いる代わりに、これらを一体化した、本
発明者らの英国特許第2208282号に記載のような
三段階バルブを用いてもよい。しかしながら、バルブは
作動状態を変更する信号を制御回路から受け取るまでバ
ルブのすでに選択された作動状態を保つための機械的保
持手段を備えているものが好ましい。
【0067】図6乃至図8に図1乃至図5に示す車両に
使用するステアリングモード選択バルブ手段24の実用
的な例を概略的に示す。また、図6乃至図8に示すステ
アリングモード選択バルブ手段24と同一のバルブは逆
流バルブ50あるいは50’としても使用することがで
きるが、上述のような作動をおこなうには逆流バルブは
流体の流れ方向を変える機能を備えていなければならな
い。
【0068】図6乃至図8において、ステアリングモー
ド選択バルブ24は第1および第2ポート40、41を
備え、これらのポート40、41はスプール53を摺動
自在に収容する中央流路42にそれぞれ連通している。
【0069】図面に示す状態、すなわち位置P2におい
て、スプール53は図面における右方向にかなり移動
し、図7および図8に拡大して示される機械的保持手段
54によりその位置に保持される。また、位置P1、す
なわち、左側に移動したスプール53をその位置に保持
するための機械的保持手段55は保持手段54とほぼ同
一構成を有し、それと反対側の位置に設けられている。
【0070】機械的保持手段54はスプール53の案内
部57の外周部に形成した溝56と、スプリング59に
より軸方向内側に弾性的に付勢されたスプリング付勢ボ
ール58とから成る。スプリング59はバルブ24の中
央流路42内に保持されたハウジング60のまわりに嵌
着されている。したがって、スプール53および案内部
57が右方向に図6に示す位置まで移動すると、ボール
58が溝56に付勢力により嵌入し、スプール53を右
側の位置に保持する。
【0071】この場合、スプール53を左側に移動する
ために、スプリング59による付勢力に対して十分な力
がスプール53に加えられると、ボール58は溝56か
らはずれ、スプール53は保持手段54から解放され、
左方向に移動する。そして、スプール53が左端に到達
すると、機械的保持手段55が作用し、スプール53は
保持手段55のスプリングによる付勢力に打勝つ力が加
えられるまで左端の位置に保持される。
【0072】スプール53の右方向への移動はコイルC
2を励起することによりおこなわれ、また、左方向への
移動はコイルC1を励起することによりおこなわれる。
この際、スプール53の移動は、コイルC1、C2に付
属するそれぞれの電機子61、62が移動して各案内部
57(あるいは左端の位置における案内部57’)に接
触することにより行われる。
【0073】この場合、コイルC1、C2はスプリング
59により与えられるボール58および溝56との間の
保持力に打勝つためにかなり大きな電圧が印加される必
要があり、また、スプール53がいったん左端あるいは
右端に移動してそれぞれの保持手段54、55に係合す
ると、関係する側のコイルC1、C2の印加電圧が切ら
れても、他方のコイルC1、C2が励起されるまでスプ
ール53はその移動位置に保持される。
【0074】また、ステアリングモード選択バルブ24
が位置P2にあるとき、ポート40はステアリングモー
ド選択バルブ24内の流路を介してポート63に連通
し、ポート41は同様にバルブ内の流路を介してポート
64に連通する。したがって、図2において、油圧流体
がポート40に供給されると、流体はステアリングモー
ド選択バルブ24を経てポート63に至り、さらに後輪
13、14のアクチュエータ19に到達する。その後、
流体はアクチュエータ19から帰還し、ポート64から
ポート41を介してオイル溜21に戻る。
【0075】また、ステアリングバルブ手段23が第1
の位置V1ではなく第2の位置V2にあるとき、ステア
リングモード選択バルブ24を流れる流体は逆に流れて
ポート41に供給され、その後、バルブを経てポート6
4に至る。さらに、流体はポート63からバルブを経て
ポート40に帰還し、オイル溜21に戻る。
【0076】そして、ソレノイドC1が励起されると、
電機子61が左に移動し、保持手段55がスプール53
を図1に示す第1作動位置P1に対応する左端の位置に
保持する。この場合、各ポート40および63、41お
よび64の間のバルブ24内の流体の流れは遮断され、
ポート40に供給された流体は単にポート41を流れる
だけであり、また、逆の場合は、ポート41からポート
40に単に流れる。したがって、この場合、ステアリン
グモード選択バルブ24は図1に示されたようになる。
【0077】なお、図6乃至図8に示すステアリングモ
ード選択バルブ24はバルブの動作条件を変更するため
に発せられる制御手段からの信号を受取るまでバルブの
動作条件を保持する機械的保持手段を有するバルブの一
例を示したものである。
【0078】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、電力が供給されているか遮断されているかに関わ
らず、最後に選択された車両のステアリングモードすな
わち2輪あるいは4輪のステアリングモードが保持され
る。したがって、例えば、車両のイグニッションスイッ
チを切った後に再起動する場合でも、運転者は最後に選
択された車両のステアリングモードで車両を操作するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両の概略図であり、車両のステ
アリングをおこなう油圧回路と、油圧式バルブを示して
いる。なお、図1における油圧バルブの状態は2対の車
輪のうち1対のみを使用する単純2輪ステアリングをお
こなう場合を示している。
【図2】図1と同様の図であるが、図2における油圧バ
ルブの状態は複合4輪ステアリングをおこなう場合を示
している。
【図3】図1と同様の図であるが、図3における油圧バ
ルブの状態は図2とは別の複合4輪ステアリングモード
をおこなう場合を示している。
【図4】図1に示す車両に使用する制御手段の制御回路
の概略図である。
【図5】車両のステアリングの際の近接スイッチの状態
を示すための概略図である。
【図6】本発明によるバルブ手段の概略的側断面図であ
る。
【図7】図6のバルブの一部の拡大側面図である。
【図8】図7のバルブの部分の拡大断面図である。
【符号の説明】
10 車両 11、12 前輪 13、14 後輪 23 ステアリングバルブ手段 24 ステアリングモード選択バルブ手段 30 制御手段 P1 第1作動位置 P2 第2作動位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロジャー アントニー フロスト イギリス国 エスティー14 7ビーディ ー スタッフォードシャー州 ウットゼ ター スタンレイ クレセント 60 (72)発明者 シモン ジェイムズ ラングフォード イギリス国 エスティー10 4エヌエル スタッフォードシャー州 ストークー オン−トレント アッパー ティーンホ ウソーン クロウズ 11 (56)参考文献 特開 平1−301469(JP,A) 特開 昭63−269728(JP,A)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のステアリングをおこなう第1の対
    および第2の対の可動の車輪を有するシャーシから成
    り、各対の車輪は前記シャーシの両側に取り付けられ、
    第2の対の車輪は第1の対の車輪のみによる単純ステア
    リングの状態となるように一定の位置にロック可能であ
    り、前記第1の対の車輪はステアリングバルブ手段から
    流体が供給される第1流体作用手段によってステアリン
    グがおこなわれるように動作し、前記第2の対の車輪は
    前記ステアリングバルブ手段からステアリングモード選
    択バルブ手段を介して流体が供給される第2流体作用手
    段によって動作し、前記ステアリングモード選択バルブ
    手段は、前記ステアリングバルブ手段からの流体が前記
    第2流体作用手段に供給されなくなり、前記第1の対の
    車輪のみによる単純ステアリングがおこなわれる第1作
    動位置と、前記ステアリングバルブ手段からの流体が前
    記第2流体作用手段に供給され、前記第1および第2の
    対の車輪による複合ステアリングがおこなわれる第2作
    動位置とを有し、前記ステアリングモード選択バルブ手
    段は制御手段から第1の動作信号を受けたときに前記第
    1作動位置となり、前記制御手段から第2の動作信号を
    受けたときに第2作動位置となる電気作動式バルブから
    成り、前記ステアリングモード選択バルブ手段が前記制
    御手段から前記ステアリングモード選択バルブ手段の作
    動位置を変更するための動作信号を受けるまで前記ステ
    アリングモード選択バルブ手段をその第1あるいは第2
    作動位置に保持する機械的内部係合手段を備えた車両。
  2. 【請求項2】 前記ステアリングモード選択バルブ手段
    が第1および第2ソレノイドから成り、各ソレノイドは
    前記ステアリングモード選択バルブ手段のバルブスプー
    ルを移動させ、前記第1ソレノイドは前記制御手段から
    の第1動作信号に呼応して動作し、前記第2ソレノイド
    は前記制御手段からの第2動作信号に呼応して動作する
    請求項1に記載の車両。
  3. 【請求項3】 前記第1流体作用手段はシリンダ内に摺
    動自在に収容されるピストンを有する少なくとも1個の
    複動アクチュエータから成り、前記ステアリングバルブ
    手段が第1の位置にあるときに前記流体は前記アクチュ
    エータの一側に供給され、前記第1の対の車輪を一方向
    に移動させ、また、前記ステアリングバルブ手段が第2
    の位置にあるときに前記流体は前記アクチュエータの他
    側に供給され、前記第1の対の車輪を反対方向に移動さ
    せ、さらに、前記ステアリングバルブ手段は流体を前記
    第1流体作用手段に供給しない第3の位置を有し、前記
    第2流体作用手段は少なくとも1個の複動アクチュエー
    タから成る請求項1または請求項2に記載の車両。
  4. 【請求項4】 前記ステアリングバルブ手段が前記第1
    の位置にあるとき、流体は前記ステアリングバルブ手段
    から流体が供給される前記第1流体作用手段のアクチュ
    エータの前記他側から流出し、さらに流出した流体は前
    記ステアリングモード選択バルブ手段に供給され、その
    後、前記ステアリングモード選択バルブ手段は、前記第
    2作動位置にあるときのみ、この流体を前記第2流体作
    用手段に供給して前記第2の対の車輪を動作させ、4輪
    による複合ステアリングをおこない、また、前記ステア
    リングモード選択バルブ手段が前記第1作動位置にある
    ときは、前記第1流体作用手段から流出した流体は前記
    第2流体作用手段に供給されることなくオイル溜に帰還
    して2輪による単純ステアリングをおこなうとともに前
    記第2の対の車輪はロックされるようになっており、ま
    た、前記ステアリングバルブ手段が前記第2の位置にあ
    るとき、流体は前記ステアリングモード選択バルブ手段
    に供給され、その後、前記ステアリングモード選択バル
    ブ手段は、前記第2作動位置にあるときのみ、この流体
    を前記第2流体作用手段に供給して前記第2の対の車輪
    を動作させ、さらに前記第2流体作用手段から流出した
    流体が前記第1流体作用手段に供給されることによって
    4輪による複合ステアリングをおこない、また、前記ス
    テアリングモード選択バルブ手段が前記第1作動位置に
    あるときは、前記ステアリングバルブ手段からの流体は
    前記第2流体作用手段に供給されることなく前記第1流
    体作用手段のみに供給され、従って、前記第2の対の車
    輪がロックされ、前記第1の対の車輪のみで単純ステア
    リングをおこなうようにした請求項3に記載の車両。
  5. 【請求項5】 前記ステアリングモード選択バルブ手段
    が前記第2作動位置にあり、かつ、前記ステアリングバ
    ルブ手段が前記第1の位置にあるとき、流体はアクチュ
    エータの一側に供給されて前記第2の対の車輪を一方向
    に向け、また、前記ステアリングモード選択バルブ手段
    が前記第2作動位置にあり、かつ、前記ステアリングバ
    ルブ手段が前記第2の位置にあるとき、流体はアクチュ
    エータの他側に供給されて前記第2の対の車輪を上記と
    反対方向に向けるようにした請求項4に記載の車両。
  6. 【請求項6】 前記ステアリングモード選択バルブ手段
    と前記第2流体作用手段との間に逆流バルブ手段が設け
    られ、前記ステアリングモード選択バルブ手段が前記第
    2作動位置にあるときに、前記第2流体作用手段のアク
    チュエータのいずれの側に流体が供給されるかは前記逆
    流バルブ手段の作動位置にしたがうようにした請求項3
    乃至5のいずれか1項に記載の車両。
  7. 【請求項7】 前記逆流バルブ手段は、前記制御手段か
    ら第1の信号を受けたときに第1作動位置となり、前記
    制御手段から第2の信号を受けたときに第2作動位置と
    なるバルブスプールを備えた電気作動式バルブから成る
    請求項6に記載の車両。
  8. 【請求項8】 前記逆流バルブ手段は、信号を受けるま
    で前記バルブスプールを第1あるいは第2作動位置に保
    持する機械的内部係合手段を含む請求項7に記載の車
    両。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記ステアリングモー
    ド選択バルブ手段が前記第1作動位置となるときに運転
    者が単純2輪ステアリングをおこなうことを可能とし、
    また、前記ステアリングモード選択手段が前記第2作動
    位置となるときに複合4輪ステアリングをおこなうこと
    を可能とする選択手段を含む電気的制御回路から成る請
    求項1乃至8のいずれか1項に記載の車両。
  10. 【請求項10】 前記車両は、前記2対の車輪のそれぞ
    れに付属し、各対の車輪が前方直進方向を向いていると
    きに前記制御手段に信号を与えるセンサ手段を有し、前
    記選択手段がステアリングモードを変更すべく作動し、
    さらに前記制御手段が少なくとも前記第2の対の車輪に
    付属するセンサ手段からの信号を受けた場合に、信号が
    前記ステアリングモード選択バルブ手段に送られ、単純
    ステアリングから複合ステアリングへのステアリングモ
    ードの変更あるいはその逆の変更がおこなわれるように
    前記制御手段が構成されている請求項9に記載の車両。
JP3023732A 1990-01-25 1991-01-25 車 両 Expired - Fee Related JP2554209B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB9001750.0 1990-01-25
GB909001750A GB9001750D0 (en) 1990-01-25 1990-01-25 Vehicle
GB9009779.1 1990-05-01
GB909009779A GB9009779D0 (en) 1990-05-01 1990-05-01 Vehicle

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06239252A JPH06239252A (ja) 1994-08-30
JP2554209B2 true JP2554209B2 (ja) 1996-11-13

Family

ID=26296549

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3023732A Expired - Fee Related JP2554209B2 (ja) 1990-01-25 1991-01-25 車 両

Country Status (9)

Country Link
US (1) US5139105A (ja)
EP (1) EP0439370B1 (ja)
JP (1) JP2554209B2 (ja)
AT (1) ATE112529T1 (ja)
CA (1) CA2034957C (ja)
DE (1) DE69104387T2 (ja)
DK (1) DK0439370T3 (ja)
ES (1) ES2061172T3 (ja)
GB (1) GB2240525B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101456418B1 (ko) * 2014-07-14 2014-11-04 김성삼 탱크 내부 도장용 대차

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4126898A1 (de) * 1991-08-14 1993-02-18 Rexroth Mannesmann Gmbh Proportionalventil fuer eine hinterradlenkung
EP0637650B1 (en) * 1993-08-02 1999-10-13 Caterpillar Inc. Steering switch integral with an implement control lever
US5526891A (en) * 1995-03-31 1996-06-18 Caterpillar Inc. Steering control arrangement
DE19833383A1 (de) 1998-07-24 2000-01-27 Claas Selbstfahr Erntemasch Lenkvorrichtung für selbstfahrende Arbeitsmaschinen und Zugmaschinen
IT1317438B1 (it) * 2000-05-02 2003-07-09 Dana Italia Spa Dispositivo elettronico di selezione e controllo delle modalita' disterzata dei veicoli, in particolare di veicoli industriali a quattro
JP2003252230A (ja) 2002-02-27 2003-09-10 Hitachi Constr Mach Co Ltd 作業用車両の操向装置
WO2006134239A1 (fr) * 2005-06-14 2006-12-21 Volvo Compact Equipment Sas Dispositif de commande de direction de vehicule industriel et vehicule equipe d'un tel dispositif
CN100386481C (zh) * 2005-12-30 2008-05-07 三一重工股份有限公司 铣刨机单、双手柄可切换转向的控制方法和装置
JP5228962B2 (ja) * 2009-02-06 2013-07-03 コベルコクレーン株式会社 建設機械のステアリング装置
AU2013227684B2 (en) * 2012-02-29 2016-04-28 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. Steering device for vehicle
FR3108597B1 (fr) * 2020-03-30 2023-07-21 Manitowoc Crane Group France Ensemble de remorque et grue à montage automatisé associée

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3185245A (en) * 1962-12-31 1965-05-25 Clark Equipment Co Steering mode selection and wheel synchronization system
US4315555A (en) * 1979-10-22 1982-02-16 Grad-Line, Inc. Electro-hydraulic steering system
US4457389A (en) * 1981-11-18 1984-07-03 Renner Manufacturing Company Steering system for gantry-type crane
FR2547260B1 (fr) * 1983-06-10 1989-06-30 Chapuis Laurent Dispositif de commande de direction d'un vehicule
GB2157242B (en) * 1984-02-28 1988-07-27 Mitsubishi Motors Corp Rear wheel steering apparatus
US4638883A (en) * 1984-06-29 1987-01-27 Nissan Diesel Co., Ltd. Steering system for automotive vehicle
US4750628A (en) * 1985-09-03 1988-06-14 Laurich Trost Victor Control system for multi-purpose utility vehicle
JP2572064B2 (ja) * 1987-04-27 1997-01-16 マツダ株式会社 4輪駆動車の操作装置
US4893689A (en) * 1987-07-02 1990-01-16 Laurich Trost Victor Method and apparatus for steering a motor vehicle
GB8717192D0 (en) * 1987-07-21 1987-08-26 Bamford Excavators Ltd Materials handling vehicle
FR2629145B1 (fr) * 1988-03-25 1990-11-30 Bendix France Dispositif de commande d'un verin hydraulique a double effet
JPH0231976A (ja) * 1988-07-20 1990-02-01 Nissan Motor Co Ltd 車両の補助操舵装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101456418B1 (ko) * 2014-07-14 2014-11-04 김성삼 탱크 내부 도장용 대차

Also Published As

Publication number Publication date
CA2034957C (en) 1993-05-11
ATE112529T1 (de) 1994-10-15
DK0439370T3 (da) 1994-10-31
JPH06239252A (ja) 1994-08-30
EP0439370A1 (en) 1991-07-31
GB2240525B (en) 1993-12-22
ES2061172T3 (es) 1994-12-01
EP0439370B1 (en) 1994-10-05
US5139105A (en) 1992-08-18
CA2034957A1 (en) 1993-05-11
GB2240525A (en) 1991-08-07
DE69104387T2 (de) 1995-04-20
GB9101630D0 (en) 1991-03-06
DE69104387D1 (de) 1994-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2554209B2 (ja) 車 両
US4917204A (en) Materials handling vehicle
JPH09277949A (ja) 移動農機における旋回装置
JP3942768B2 (ja) リヤステアリング装置
CA2440864A1 (en) Steering mechanism for forklift trucks
JP2888442B2 (ja) 動力車両の四輪操舵装置
JP2874251B2 (ja) 動力車両の四輪操舵装置
JP2002154445A (ja) 操舵装置
CN112550446B (zh) 一种转向系统
JPH07466B2 (ja) 切換弁を備えた車両の4輪操舵装置
JPH0139624Y2 (ja)
JP2597197B2 (ja) 自動車に使用されるパワー・ステアリング・システム
JP2842109B2 (ja) 全油圧大舵角逆相四輪操舵装置
JP2511026Y2 (ja) 4輪操舵車
SU1504143A1 (ru) Устройство стабилизации управл емых колес полуприцепа при его движении задним ходом
JPH02241874A (ja) 後輪操舵装置
JPH04260870A (ja) 四輪操舵車の後輪転舵装置
JPS59140179A (ja) 車両に使用されるステア・ロツク装置
JPS6127769A (ja) 車両の後輪操舵制御装置
JP2002087315A (ja) 切換式換向システムを有するフォークリフト
JPH06156291A (ja) 全油圧大舵角逆相四輪操舵装置
JPH0347229B2 (ja)
JPH0717416A (ja) 全油圧大舵角逆相四輪操舵装置
JPH04103469A (ja) 四輪操舵装置
JPH072134A (ja) 4輪操舵装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080822

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080822

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090822

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees