JP2554170Y2 - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JP2554170Y2
JP2554170Y2 JP1990403510U JP40351090U JP2554170Y2 JP 2554170 Y2 JP2554170 Y2 JP 2554170Y2 JP 1990403510 U JP1990403510 U JP 1990403510U JP 40351090 U JP40351090 U JP 40351090U JP 2554170 Y2 JP2554170 Y2 JP 2554170Y2
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case
tape
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resin
gate
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、オーディオまたはビデ
オ用の磁気テープカセット、特に不透明樹脂と透明樹脂
との2色成形したテープカセットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のテープカセットでは、ケースを不
透明樹脂と透明樹脂との2色成形で一体成形するケース
の場合、その表層部を成形する透明樹脂は断面略円形の
成形用ゲートで成形していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、この種のケ
ースでは不透明樹脂でケース本体部分を形成し、透明樹
脂はケース表層部分を形成するので、該ケース表層部分
は板厚が薄く、面積が広い部分となることが多く、前記
円形ゲートで成形すると、ゲート部の断面積が小さく樹
脂流動抵抗が大きいため樹脂流れが悪く残留歪みが大き
いばかりか、フローマークと呼ばれる成形不良がゲート
付近に発生しやすく、この残留歪みが大きいと、ケース
が高温環境に放置されると変形が大きく商品価値を低下
する不具合があって問題であった。
【0004】本考案は、これら従来の欠点を適確に排除
しようとするもので、ケースを成形不良となることなく
板厚の薄いケース表層部分があっても残留歪みを小さく
でき、高温環境下で使用しても変形を低減し安全に用い
ることが可能で、商品価値をも大幅に高められるテープ
カセットを構成簡単に提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上ケースと下
ケースとからなるケース内に一対のハブにテープを巻装
して回転可能に収納したテープカセットであって、ケー
スを不透明樹脂と透明樹脂との2色成形でケース本体部
分とケース表層部分とを形成するものにおいて、前記ケ
ース本体部分は不透明樹脂で成形し、かつ前記ケース表
層部分を透明樹脂で厚さに対して幅の広い成形用ゲート
でテープ残量確認用窓部に形成すると共に、該幅の広い
成形用ゲートとは別のゲートにより透明樹脂でテープ終
端検出用のプリズムを形成したものである。
【0006】
【実施例】本考案の実施例を磁気テープカセット(DA
T)の例で、図1乃至図4を参照して説明すると、上ケ
ース1と下ケース2とからなるケースにテープ終端検出
用窓孔3とテープ残量確認用窓部5とを備え、該テープ
終端検出用窓孔3に対応した位置にプリズム4を設けた
テープカセットであって、前記上ケース1を不透明樹脂
と透明樹脂との二色成形でケース表層部分11及びケー
ス本体部分12を一体成形し、即ち前記プリズム4及び
テープ残量確認用窓部5は透明樹脂とし、ケース本体部
分12は不透明樹脂としたものにおいて、該ケース表層
部分11を厚さに対して幅の広い成形用ゲート13即ち
スリット状のノズルでテープ残量確認用窓部5に成形す
ると共に、該成形用ゲート13とは別のゲートにより透
明樹脂でテープ終端検出用のプリズム4を形成したテー
プカセットとしてある。
【0007】ケースは上ケース1と下ケース2とをねじ
止めして、合体できるように構成されこの上ケース1に
は、透明なテープ残量確認用窓部5を設けると共に、カ
セットケース内には磁気テープ17を巻装した一対のリ
ールハブ16,16をハブ受用リブ6,6にそれぞれ回
転自在に装着してある。また、カセットケースの前面開
口部には、前蓋7を回動して開閉可能に枢着するととも
に、下ケース2には、開口部を開閉するスライダ8を摺
動可能に装着してある。
【0008】そしてカセットケース外側部に設けたテー
プ終端検出窓孔3に対応したプリズム4が、透明樹脂で
テープ残量確認用窓部5と別体形成してあって不透明樹
脂で作られるケース本体12にに配備されて上ケース1
としている。(図1乃至図4)なお上ケース1の成形に
は不透明樹脂または透明樹脂を一次側樹脂とするか二次
側樹脂とするかの選択や、不透明樹脂の着色又は/透明
樹脂の透明度は適宜選んで用いることができる。
【0009】
【考案の効果】本考案は、ケースを不透明樹脂と透明樹
脂との2色成形でケース本体部分とケース表層部分とを
形成するものにおいて、前記ケース本体部分は不透明樹
脂で成形し、かつ前記ケース表層部分を透明樹脂で厚さ
に対して幅の広い成形用ゲートでテープ残量確認用窓部
に形成すると共に、該幅の広い成形用ゲートとは別のゲ
ートにより透明樹脂でテープ終端検出用のプリズムを形
成したことにより、板厚の薄いケース表層部分があって
も残留歪みを小さくでき、テープカセットを高温環境下
で使用しても変形を低減し安全に用いることが可能であ
り、ケースの成形用ゲート近傍に成形不良が発生するこ
ともなく体裁良好で商品価値も大幅に高められるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の上ケースの平面図である。
【図2】上ケースの側面図である。
【図3】上ケースの底面図である。
【図4】使用状態の側面図で、Aは保存状態の側面図、
Bは前蓋開放直前状態の側面図である。
【符号の説明】
1 上ケース 2 下ケース 3 テープ終端検出用窓孔 4 プリズム 5 テープ残量確認用窓孔 6 ハブ受用リブ 7 前蓋 11 ケース表層部分 12 ケース本体部分 13 成形用ゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−219385(JP,A) 「プラスチック成形品の設計」 昭和 61年2月28日 第2版1刷発行 日刊工 業新聞社

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上ケースと下ケースとからなるケース内
    に一対のハブにテープを巻装して回転可能に収納したテ
    ープカセットであって、ケースを不透明樹脂と透明樹脂
    との2色成形でケース本体部分とケース表層部分とを形
    成するものにおいて、前記ケース本体部分は不透明樹脂
    で成形し、かつ前記ケース表層部分を透明樹脂で厚さに
    対して幅の広い成形用ゲートでテープ残量確認用窓部に
    形成すると共に、該幅の広い成形用ゲートとは別のゲー
    トにより透明樹脂でテープ終端検出用のプリズムを形成
    したことを特徴とするテープカセット。
JP1990403510U 1990-12-17 1990-12-17 テープカセット Expired - Fee Related JP2554170Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0737056B2 (ja) * 1987-05-27 1995-04-26 三菱マテリアル株式会社 デジタル音声録音テ−プの上側カセットハ−フの二色成形用金型

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
「プラスチック成形品の設計」 昭和61年2月28日 第2版1刷発行 日刊工業新聞社

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