JPH0624066Y2 - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JPH0624066Y2
JPH0624066Y2 JP6088988U JP6088988U JPH0624066Y2 JP H0624066 Y2 JPH0624066 Y2 JP H0624066Y2 JP 6088988 U JP6088988 U JP 6088988U JP 6088988 U JP6088988 U JP 6088988U JP H0624066 Y2 JPH0624066 Y2 JP H0624066Y2
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JP
Japan
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light
tape cassette
tape
cassette
shielding property
Prior art date
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Expired - Lifetime
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JP6088988U
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English (en)
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JPH01165977U (ja
Inventor
勝 中澤
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 イ.産業上の利用分野 本考案はテープカセット、例えばビデオ用のテープカセ
ットに関するものである。
ロ.従来技術 例えばビデオテープレコーダ用のテープカセットは、第
4図及び第5図に示すように、磁気テープ1をリールハ
ブ12及び13に巻回したテープリール14、15を容
した下ハーフ4と、各リールハブを押圧保持するリーフ
スプリング5を固定した上ハーフ6とが接合された構造
になっている。図中、7及び8は各リールハブと一体化
された透明リールフランジ(上フランジ)、9及び10
は左右一対の透明窓である。
このようなテープカセットはVHS(登録商標)方式と
称される記録/再生方式に使用されるが、構成部品とし
てのハーフ4及び6は一般に黒色等の遮光性の十分な樹
脂によって形成されている。即ち、VHS方式において
は、テープ1の端部(換言すればリーダーテープと磁性
層のあるテープとの境界であるテープエンド)を光学的
に検出し、これによってテープ走行をコントロールして
いる。従って、テープカセットに対しては外部からの光
ができるだけ入射しないように遮光性を十分にしておか
ないと、その光がテープデッキ側の受光素子へ漏れ、誤
動作を生じてしまう。
ハ.考案の背景 他方、近時、ユーザー等の要望が多様化しており、テー
プカセットの着色自体を旧来の黒色や青色等の遮光性の
ある色以外に、カセット構成部品を例えば透明、ピンク
色又は桃色等のこれまではない色外観が望まれることが
ある。
しかしながら、こうしたカセットでは、カセット自体に
本来要求される遮光性を充たすことが必要となる。
ニ.考案の目的 本考案の目的は、従来にない外観を呈し、しかも遮光性
も良好であるテープカセットを提供するものである。
ホ.考案の構成 即ち、本考案は、遮光性の十分なテープカセット本体
と、このテープカセット本体の前面に取り付けられかつ
遮光性の不十分な或いは殆どない前面開閉蓋とを有し、
この前面開閉蓋の回転軸部が十分な遮光性を有している
テープカセットに係るものである。
ヘ.実施例 以下、本考案の実施例を説明する。
第1図〜第3図は、本実施例によるVHS方式用のテー
プカセットを示すものである。
このテープカセットによれば、カセット本体である上ハ
ーフ6と下ハーフ4とは従来と同様に遮光性の十分な黒
色ハーフで形成されているが、カセット前面側に取り付
けられる(具体的には、回転軸30、31が上ハーフ6
の両側で軸支された)リッドと称される開閉蓋(ガード
パネル)32が特異な色(例えばピンク色)又は透明に
構成されている。
従って、このテープカセットは、従来にはない特異な外
観を呈しており、外観的にみてこれまでにないファッシ
ョナブルな感じを与え、商品価値を高めることができ
る。しかも、これに加えて、特殊な外観であるために、
そうした着色はソフト業者にとって極めて困難であり、
従ってオリジナルを不当にダビングしたいわゆる海賊版
の作製を防止できるという効果もある。
ところが、本例のテープカセットでは、上記のハーフ
6、4が黒色であるために遮光性は良好であるが、テー
プデッキにセットしたときに特にリッド32の回転軸部
30、31を通して光(特にカセット内に入った一部の
外光)が外へ漏れ、これがデッキ側の受光素子に入射し
易いことが判明した。従って、本実施例では、回転軸部
30、31のみを遮光性十分なものとしている。具体的
には、回転軸部30、31の表面に黒色塗料20を塗布
することによって十分な遮光性を出している。
この結果、回転軸部30、31を通して受光素子へ光が
漏れることを効果的に防止し、上述の光学的なテープエ
ンドの検出に悪影響を与えることを効果的に防止でき、
なお、この検出においては、第3図に仮想線22で示す
ように、デッキ側の発光素子(図示せず)が円形孔23
に挿入されてそこから検出光が放射され、これがテープ
パッド24を通過し、更に小孔25を経てデッキ側の受
光素子(図示せず)に入射する。なお、他方のテープエ
ンドも同様にして検出される。本例のテープカセットは
余計な光がリッドの回転軸部30、31を透過せず、遮
断(吸収)されるために、不測に上記受光素子に入射す
るのが効果的に防止されることになる。
なお、上記において、リッド32自体は遮光性が悪くて
も、カセット内への外部光の侵入には実質的に無関係で
あり、その外部光は黒色ハーフ6、4によって十分に遮
断される。但し、透明窓9、10等からは一部の外部光
が必ず入ってしまうが、この侵入した光は上記の回転軸
部30、31を通して漏れようとしてもこれらの軸部は
遮光処理(黒色塗料の塗布)をしてあるため、上述した
ように漏れ光を効果的にカットすることができる。
また、上記の軸部30、31が仮に透明であると、ここ
からも外部光がカセット内へ侵入することがあるが、こ
れも上記の遮光処理によって防止することができる。
以上、本考案を例示したが、上述の実施例は本考案の技
術的思想に基いて更に変形可能である。
例えば上述のリッドは、他の色、例えば黄色、緑色や白
色、オレンジ色等の如く、それ自体は遮光性が不十分で
はあるがファッショナブルな特異な外観等を呈する色と
することができる。こうした色は一般に、黒及び青色等
以外の中から広く選択できる。
また、上述の遮光色20やハーフ6、4の色も黒色以外
にも青色、クレー、緑等とすることができるが、この遮
光色20は上述の方法だけでなく、スプレー塗布、ディ
ップ塗布等、メッキ(特に無電解メッキ)、或いはイン
モールド成形による2色成形等で形成可能である。
更に、カセット各部の形状、サイズ、構造等は種々変更
可能である。また、本考案は他のタイプのカセットにも
適用してよい。
ト.考案の作用効果 本考案は上述の如く、カセット本体は遮光性十分である
ので、カセット本体の遮光性が十分となり、規格を満た
すことができる。
また、前面の開閉蓋の遮光性不十分或いは殆どないが、
こうした開閉蓋は外観的にみてこれまでにない特異な、
例えばファッショナブルな感じを与え、商品価値を高め
ることができる。
そして、こうした開閉蓋の回転軸部は十分な遮光性を有
しているため、同軸部を通しての漏れ光を効果的に防止
でき、上記の遮光性の要求を完全に充たせる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の実施例を示すものであって、 第1図はリッドの内面側からみた斜視図、 第2図はVHS(登録商標)方式のテープカセットの上
下ハーフを分離して示す各内面の平面図、 第3図はテープカセットの斜視図 である。 第4図〜第5図は従来例を示すものであって、 第4図はVHS方式のテープカセットの各平面図、 第5図は第4図のV−V線断面図 である。 なお、図面に示した符号において、 1……磁気テープ 4……下ハーフ 6……上ハーフ 20……遮光色 22……検出光 30、31……回転軸部 32……リッド である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】遮光性の十分なテープカセット本体と、こ
    のテープカセット本体の前面に取り付けられかつ遮光性
    の不十分な或いは殆どない前面開閉蓋とを有し、この前
    面開閉蓋の回転軸部が十分な遮光性を有しているテープ
    カセット。
JP6088988U 1988-05-09 1988-05-09 テープカセット Expired - Lifetime JPH0624066Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6088988U JPH0624066Y2 (ja) 1988-05-09 1988-05-09 テープカセット

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JP6088988U JPH0624066Y2 (ja) 1988-05-09 1988-05-09 テープカセット

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Publication Number Publication Date
JPH01165977U JPH01165977U (ja) 1989-11-21
JPH0624066Y2 true JPH0624066Y2 (ja) 1994-06-22

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ID=31286586

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JPH01165977U (ja) 1989-11-21

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