JP2945977B2 - テープカートリッジ - Google Patents
テープカートリッジInfo
- Publication number
- JP2945977B2 JP2945977B2 JP13512289A JP13512289A JP2945977B2 JP 2945977 B2 JP2945977 B2 JP 2945977B2 JP 13512289 A JP13512289 A JP 13512289A JP 13512289 A JP13512289 A JP 13512289A JP 2945977 B2 JP2945977 B2 JP 2945977B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- prism
- height regulating
- regulating rib
- integrally formed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はテープ端の検出を行うためのプリズムを内蔵
したテープカートリッジに係り、そのプリズムの成形不
良対策を主眼とする。
したテープカートリッジに係り、そのプリズムの成形不
良対策を主眼とする。
この種のプリズムを内蔵したテープカートリッジとし
ては、例えば第4図および第5図に示すごときものがあ
る(例えば、特開昭63−317995号公報)。そこでは、デ
ィジタル記録再生方式のオーディオ用テープカートリッ
ジ(DATカセット)を示しており、これの本体ケース1
はプラスチック製の上下ケース1a・1bを突き合わせてな
り、その内部左右にテープ2が巻かれるハブ3が回転自
在に収納される。本体ケース1の前面側の左右にはテー
プ引出口4が形成され、テープ2は一方のハブ3からこ
れの前方のテープ引出口4を経てケース前面側に導出さ
れ、他方のテープ引出口4を経てこれの後方のハブ3に
巻き取られる。本体ケース1の前面側には前蓋5が開閉
自在に枢着され、不使用時にはその前蓋5でテープ引出
口4が閉じられるとともにテープ2の導出部が被覆保護
されるものとなっている。
ては、例えば第4図および第5図に示すごときものがあ
る(例えば、特開昭63−317995号公報)。そこでは、デ
ィジタル記録再生方式のオーディオ用テープカートリッ
ジ(DATカセット)を示しており、これの本体ケース1
はプラスチック製の上下ケース1a・1bを突き合わせてな
り、その内部左右にテープ2が巻かれるハブ3が回転自
在に収納される。本体ケース1の前面側の左右にはテー
プ引出口4が形成され、テープ2は一方のハブ3からこ
れの前方のテープ引出口4を経てケース前面側に導出さ
れ、他方のテープ引出口4を経てこれの後方のハブ3に
巻き取られる。本体ケース1の前面側には前蓋5が開閉
自在に枢着され、不使用時にはその前蓋5でテープ引出
口4が閉じられるとともにテープ2の導出部が被覆保護
されるものとなっている。
こうしたテープカートリッジにおいて、第2図に示す
ように、上ケース1aのテープ引出口4に対応する位置に
は、テープ高さ規制リブ6を設け、そのテープ高さ規制
リブ6の内奥位置にテープ端検出用のプリズム7を透明
窓部8と共に上ケース1aに2色射出成形法により一体に
成形している。このように、テープ高さ規制リブ6を設
けておくと、テープローディング時にテープ2がテープ
引出口4内で上下に動かされて不安定な走行となった
り、テープ2の上端エッジが傷められたりするのを解消
できる。また、プリズム7および透明窓部8は上ケース
1aに一体成形しているので、組み立てに際しそれらプリ
ズム7および透明窓部8の組み付け手数が省略できて組
み付け性に優れる。
ように、上ケース1aのテープ引出口4に対応する位置に
は、テープ高さ規制リブ6を設け、そのテープ高さ規制
リブ6の内奥位置にテープ端検出用のプリズム7を透明
窓部8と共に上ケース1aに2色射出成形法により一体に
成形している。このように、テープ高さ規制リブ6を設
けておくと、テープローディング時にテープ2がテープ
引出口4内で上下に動かされて不安定な走行となった
り、テープ2の上端エッジが傷められたりするのを解消
できる。また、プリズム7および透明窓部8は上ケース
1aに一体成形しているので、組み立てに際しそれらプリ
ズム7および透明窓部8の組み付け手数が省略できて組
み付け性に優れる。
しかるに、上記した上ケース1aと透明窓部8およびプ
リズム7の2色射出成形にさいし、透明窓部8およびプ
リズム7のゲート9の位置は透明窓部8の中央部に設定
されている。しかし、そのゲート9の位置によれば、そ
のゲート9が一個で足りる反面、プリズム7がゲート9
から遠く離れるためショートショット(充填不良)を招
きやすく、大きな収縮を惹起する原因となり、プリズム
7にひずみを発生するなど成形安定性に欠ける憂いがあ
った。
リズム7の2色射出成形にさいし、透明窓部8およびプ
リズム7のゲート9の位置は透明窓部8の中央部に設定
されている。しかし、そのゲート9の位置によれば、そ
のゲート9が一個で足りる反面、プリズム7がゲート9
から遠く離れるためショートショット(充填不良)を招
きやすく、大きな収縮を惹起する原因となり、プリズム
7にひずみを発生するなど成形安定性に欠ける憂いがあ
った。
本発明はこうした問題を解消するためになされたもの
で、テープ端検出用のプリズムのゲートの位置設定に工
夫を凝らすことにより、プリズムの成形安定性を図るこ
とを目的とする。
で、テープ端検出用のプリズムのゲートの位置設定に工
夫を凝らすことにより、プリズムの成形安定性を図るこ
とを目的とする。
本発明のテープカートリッジでは、例えば第1図に示
すように、本体ケース1のテープ引出口4内にテープ端
検出用のプリズム7を一体成形することを前提とし、そ
のプリズム7のゲート9は、そのプリズム7の前側端に
テープ高さ規制リブ6を一体成形し、このテープ高さ規
制リブ6の前面側に設定したものである。
すように、本体ケース1のテープ引出口4内にテープ端
検出用のプリズム7を一体成形することを前提とし、そ
のプリズム7のゲート9は、そのプリズム7の前側端に
テープ高さ規制リブ6を一体成形し、このテープ高さ規
制リブ6の前面側に設定したものである。
しかるときは、ゲート9をプリズムに近づけることが
できて充填不足を無くすることができ、収縮差を小さく
することができる。
できて充填不足を無くすることができ、収縮差を小さく
することができる。
また、プリズム7と同時にテープ高さ規制リブ6を一
体成形できる。
体成形できる。
本発明のテープカートリッジによれば、プリズム7の
ゲート9の位置を、このプリズム7の前側端に一体に形
成するテープ高さ規制リブ6の前面側に設定するという
簡単な手段で、ひずみの無い成形精度、成形安定性に優
れたプリズム7を得ることができる。また、本体ケース
1を構成する上ケース1aには、左右の各テープ引出口4
に対応するテープ高さ規制リブ6と、これの内奥に位置
する左右のプリズム7と、更に透明窓部8とを2色射出
成形法により透明樹脂で同時一体的に成形するので、テ
ープの上下動を規制する左右の各テープ高さ規制リブ6
の成形精度も向上できる。更にゲート9の跡は、プリズ
ム7を避けて各テープ高さ規制リブ6の前面側に存する
ことになるので、ゲート跡がテープ高さ規制作用にも支
障がなくて有利である。
ゲート9の位置を、このプリズム7の前側端に一体に形
成するテープ高さ規制リブ6の前面側に設定するという
簡単な手段で、ひずみの無い成形精度、成形安定性に優
れたプリズム7を得ることができる。また、本体ケース
1を構成する上ケース1aには、左右の各テープ引出口4
に対応するテープ高さ規制リブ6と、これの内奥に位置
する左右のプリズム7と、更に透明窓部8とを2色射出
成形法により透明樹脂で同時一体的に成形するので、テ
ープの上下動を規制する左右の各テープ高さ規制リブ6
の成形精度も向上できる。更にゲート9の跡は、プリズ
ム7を避けて各テープ高さ規制リブ6の前面側に存する
ことになるので、ゲート跡がテープ高さ規制作用にも支
障がなくて有利である。
本発明の一実施例を第1図ないし第3図に基づき説明
する。
する。
DATカセットの上ケース1aの左右の各テープ引出口4
に対応する位置にそれぞれテープ高さ規制リブ6を一体
に成形し、また左右のテープ高さ規制リブ6の各後端に
それぞれテープ端検出用のプリズム7を一体に成形し、
更に左右のプリズム7の各後端にそれぞれ透明窓部8を
一体に成形している。
に対応する位置にそれぞれテープ高さ規制リブ6を一体
に成形し、また左右のテープ高さ規制リブ6の各後端に
それぞれテープ端検出用のプリズム7を一体に成形し、
更に左右のプリズム7の各後端にそれぞれ透明窓部8を
一体に成形している。
プリズム7これ自体の形状については、第3図に示す
ように、断面L字形状に形成されて左右(内外)方向の
水平部7aと、水平部7aの左右方向の内端部から下方へ直
角に連続した垂直部7bとを有する。その水平部7aは左右
方向の外端面を光入射面12に、内端側の45度斜面を第1
反射面13にそれぞれ形成し、また垂直部7bの内端側の45
度斜面を第2反射面14に、外端側の垂直面を出射側面15
にそれぞれ形成してある。したがって、レコーダに装填
したとき、レコーダ側の発光器16および受光器17が上ケ
ース1aの側壁18の外側に位置し、発光器16からの光は側
壁18に設けた検出孔19からプリズム7の光入射面12に入
射し、第1反射面13および第2反射面14でその光線方向
がそれぞれ90度ずつ変えられ、射出側面15から入射光線
と平行に出て行き、テープ2を通過して検出孔20から受
光器17に達する。もって、テープ2のリーダーテープの
付いている始端または終端を検出する。
ように、断面L字形状に形成されて左右(内外)方向の
水平部7aと、水平部7aの左右方向の内端部から下方へ直
角に連続した垂直部7bとを有する。その水平部7aは左右
方向の外端面を光入射面12に、内端側の45度斜面を第1
反射面13にそれぞれ形成し、また垂直部7bの内端側の45
度斜面を第2反射面14に、外端側の垂直面を出射側面15
にそれぞれ形成してある。したがって、レコーダに装填
したとき、レコーダ側の発光器16および受光器17が上ケ
ース1aの側壁18の外側に位置し、発光器16からの光は側
壁18に設けた検出孔19からプリズム7の光入射面12に入
射し、第1反射面13および第2反射面14でその光線方向
がそれぞれ90度ずつ変えられ、射出側面15から入射光線
と平行に出て行き、テープ2を通過して検出孔20から受
光器17に達する。もって、テープ2のリーダーテープの
付いている始端または終端を検出する。
また、第1図および第2図に示すように、このプリズ
ム7はこれの水平部7aの後端面側に透明窓部8から前方
へ一体に連出形成した窓連出部8aの前端部を一体に連接
している。また、プリズム7はこれの水平部7aの前端側
にテープ高さ規制リブ6から後方へ一体に連出形成した
リブ連出部6aの後端部を一体に連接している。
ム7はこれの水平部7aの後端面側に透明窓部8から前方
へ一体に連出形成した窓連出部8aの前端部を一体に連接
している。また、プリズム7はこれの水平部7aの前端側
にテープ高さ規制リブ6から後方へ一体に連出形成した
リブ連出部6aの後端部を一体に連接している。
これらプリズム7、テープ高さ規制リブ6および透明
窓部8は上ケース1aに2色射出成形法で一体に成形され
る。この成形に際し、上ケース1aが一次成形され、プリ
ズム7、テープ高さ規制リブ6および透明窓部8が透明
樹脂で二次成形されるのであるが、第1図に示すよう
に、一次成形のゲート10の位置は上ケース1aの左右の一
側部に設定され、二次成形のゲート9の位置はテープ高
さ規制リブ6の前面側に設定される。したがって、二次
成形時、プリズム7はゲート9の位置に近いので、高い
樹脂射出出力でそのプリズム7を成形でき、収縮差を小
さくできてひずみの無い高精度で成形性の安定したもの
が得られた。
窓部8は上ケース1aに2色射出成形法で一体に成形され
る。この成形に際し、上ケース1aが一次成形され、プリ
ズム7、テープ高さ規制リブ6および透明窓部8が透明
樹脂で二次成形されるのであるが、第1図に示すよう
に、一次成形のゲート10の位置は上ケース1aの左右の一
側部に設定され、二次成形のゲート9の位置はテープ高
さ規制リブ6の前面側に設定される。したがって、二次
成形時、プリズム7はゲート9の位置に近いので、高い
樹脂射出出力でそのプリズム7を成形でき、収縮差を小
さくできてひずみの無い高精度で成形性の安定したもの
が得られた。
第1図ないし第3図は本発明に係るテープカートリッジ
の一実施例を示しており、第1図はテープカートリッジ
の上ケースの内部平面図、第2図は第1図におけるII−
II線断面図、第3図は第1図におけるIII−III線断面図
である。 第4図および第5図は、従来のテープカートリッジを示
しており、第4図は前蓋を開いた状態で示す外観斜視
図、第5図は上ケースの斜視図である。 1……本体ケース、 1a……上ケース、 1b……下ケース、 4……テープ引出口、 6……テープ高さ規制リブ、 7……プリズム、 8……透明窓部。
の一実施例を示しており、第1図はテープカートリッジ
の上ケースの内部平面図、第2図は第1図におけるII−
II線断面図、第3図は第1図におけるIII−III線断面図
である。 第4図および第5図は、従来のテープカートリッジを示
しており、第4図は前蓋を開いた状態で示す外観斜視
図、第5図は上ケースの斜視図である。 1……本体ケース、 1a……上ケース、 1b……下ケース、 4……テープ引出口、 6……テープ高さ規制リブ、 7……プリズム、 8……透明窓部。
Claims (1)
- 【請求項1】プラスチック製の上下ケース1a・1bを突き
合わせてなる本体ケース1の内部左右に、テープ2が巻
かれるハブ3が回転自在に収納されており、 本体ケース1の前面側の左右にテープ引出口4が形成さ
れているテープカートリッジにおいて、 上ケース1aには、左右の各テープ引出口4に対応して位
置するテープ高さ規制リブ6と、左右の各テープ高さ規
制リブ6の内奥に位置するテープ端検出用のプリズム7
と、透明窓部8とをそれぞれ備えており、 透明窓部8から前方へ一体に連出形成した窓連出部8aの
前端がプリズム7の後端側につながっているとともに、
テープ高さ規制リブ6から後方へ一体に連出形成したリ
ブ連出部6aの後端がプリズム7の前端側につながってお
り、 上ケース1aにテープ高さ規制リブ6、プリズム7および
透明窓部8が2色射出成形法により透明樹脂で一体に成
形されており、 透明樹脂のゲート9が左右の各テープ高さ規制リブ6の
前面側に設定されていることを特徴とするテープカート
リッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13512289A JP2945977B2 (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 | テープカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13512289A JP2945977B2 (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 | テープカートリッジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH031386A JPH031386A (ja) | 1991-01-08 |
JP2945977B2 true JP2945977B2 (ja) | 1999-09-06 |
Family
ID=15144338
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13512289A Expired - Lifetime JP2945977B2 (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 | テープカートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2945977B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2558682Y2 (ja) * | 1991-02-12 | 1997-12-24 | ティーディーケイ株式会社 | テープカセット |
US5333806A (en) * | 1992-06-03 | 1994-08-02 | Verbatim Corporation | Magnetic tape cartridge |
-
1989
- 1989-05-29 JP JP13512289A patent/JP2945977B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH031386A (ja) | 1991-01-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
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FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |