JP2941068B2 - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JP2941068B2
JP2941068B2 JP41103990A JP41103990A JP2941068B2 JP 2941068 B2 JP2941068 B2 JP 2941068B2 JP 41103990 A JP41103990 A JP 41103990A JP 41103990 A JP41103990 A JP 41103990A JP 2941068 B2 JP2941068 B2 JP 2941068B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オーディオ用またはビ
デオ用の磁気テープカセット、特に、プリズムを用いた
光方式のテープ終端検出機構のあるテープカセットに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のプリズムを用いたテープ終端検出
機構では、プリズムが不透明なケースとは別の透明樹脂
で成形される二色成形でプリズムを一体形成する場合、
ケースに設けるテープ残量確認用窓部と一体で成形し、
該テープ残量確認用窓部の位置にあるゲートから樹脂を
注入して成形していたため、プリズムと窓部とが離れて
いて透明樹脂を流す経路を長く設ける必要があってジェ
ッティング(流れ模様)と呼ばれる成形不良がゲート近
傍に発生しやすいし、不要部分まで樹脂を流して成形し
て材料費が割り高となるばかりか、成形金型構造が複雑
となる欠点もあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、窓部と一
体成形のプリズムを備える場合での成形金型では、窓部
形成のスライド部、窓部、プリズム間のスライド部及び
プリズムのスライド部が必要となって構造複雑で、可動
側金型の殆どがスライドするため、冷却水を流せないた
め、成形サイクルタイムが長くって生産性をあげられな
いし、窓部とプリズム部を成形するのがバリとヒケとの
関係で難しく、しかもプリズムは光透過性が良好である
ことが肝心であるのに樹脂や金型、及び成形機中のゴミ
やその他の不純物がプリズム部に集中して混在して光透
過性が劣るなどの品質低下となるなど問題があった。本
発明は、これら従来の問題点を解決しようとするもの
で、プリズムを成形不良となることなく簡単容易に正し
くケースに備えることが可能で、テープ終端検出を正確
に行なうことができて信頼性を著しく向上し、しかもプ
リズム部に不純物が集中することなく光透過性を良好に
して品質向上に寄与でき、成形用金型の簡素化も可能で
成形サイクルタイムの短縮化ができ稼働率をあげ生産性
も向上し著しく低コストなテープカセットを提供するこ
とを目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、テープを巻い
た一対のハブをテープ残量確認用窓部のあるケース内に
回転可能に装備し、該ケースにテープ終端検出用のプリ
ズムを一体成形したテープカセットにおいて、前記テー
プ残量確認用窓部とプリズムは別々のゲートで別体形成
するものであって、前記プリズム用ゲートは、プリズム
の光案内部の前面部に設けられるテープガイド部とケー
ス側壁の間に設けたリブに設けられていると共に、該プ
リズム用ゲートとは反対側の側壁に樹脂溜部で形成され
るブロックを連設したものである。
【0005】
【実施例】本発明の一実施例を磁気テープカセット(D
AT)の例で、図1乃至図8を参照しながら説明する
と、上ケース1と下ケース2とからなるケースにテープ
終端検出用窓孔3とテープ残量確認用窓部5とを備え、
該テープ終端検出用窓孔3に対応した位置にプリズム4
を設けたテープカセットであって、前記上ケース1を一
次側樹脂と二次側樹脂との二色成形で一体成形し、この
一次側樹脂及び二次側樹脂の一方は別体成形の前記プリ
ズム4及びテープ残量確認用窓部5を含んで透明樹脂と
し、他方は不透明樹脂としたものにおいて、前記プリズ
ム4の光案内部の前面部に設けられるテープガイド部1
5とケース側壁1との間に成形用ゲート14を有す
るリブ14を前記プリズム4の側壁に連設して上ケース
1内面に一体成形してある。
【0006】前記プリズム4としては、成形用ゲート1
と反対側側壁に樹脂溜部で形成されるブロック14
が連設されて樹脂流れの安定した部分でプリズム部4
が成形できるようにしてあり、さらに成形性を良好にす
るため前記プリズム4に連設されるリブ14は成形用ゲ
ート14からストレートに形成されるものであって断
面角形でケース内面に接続突設されることが考慮され
る。
【0007】この場合、前記ケースは上ケース1と下ケ
ース2とをねじ止めして、合体できるように構成され、
この上ケース1には、透明なテープ残量確認用窓部5を
設けると共に、カセットケース内には磁気テープ17を
巻装した一対のリールハブ16をハブ受用リブ6,6に
回転自在に装着してある。また、カセットケースの前面
開口部には、前蓋7を回動して開閉可能に枢着するとと
もに、下ケース2には、開口部を開閉するシャッタ8を
摺動可能に装着してある。
【0008】そして、カセットケース外側部に設けた前
記テープ終端検出窓孔3に対応したプリズム4が透明な
一次側樹脂で、上ケース1にあるテープ残量確認用窓部
5と別体形成してあって、不透明な二次側樹脂で作られ
る上ケース1に配備されている。(図1乃至図4)即
ち、前記上ケース1を一次側樹脂と二次側樹脂との二色
成形で一体成形し、この一次側樹脂及び二次側樹脂の一
方は前記プリズム4及びテープ残量確認用窓部5を含ん
で透明樹脂とし、他方は不透明樹脂としたものにおい
て、前記プリズム4と前記テープ残量確認用窓部5とを
別々のゲートで別体成形して上ケース1に設けてある。
そして、前記プリズム4としては、リブ14を介してテ
ープガイド部15とケース側壁1との間にストレート
で上ケース1の内面に突設され、該リブ14にゲート1
が設けられている。(図5)
【0009】なお前記プリズム4は、無色透明な一次側
樹脂で構成されているが、上ケース1の成形には一次側
樹脂とするか二次側樹脂とするかの選択やケースの着色
又は透明度を適宜選んで用いることができる。また上ケ
ース1に備えられるプリズム4とテープ残量確認用窓部
5を透明樹脂で形成し、他の上ケース部分を不透明又は
半透明樹脂で形成してあるが、いずれにしてもプリズム
4が真直度を出しやすくするために上ケース1とプリズ
ム4或いは上ケース1とプリズム4及びテープ残量確認
用窓部5を同時に二色成形するのがよい。この場合、一
次側樹脂及び二次側樹脂の樹脂は透明又は不透明いずれ
でもよく、金型によって、窓部を先に成形するか後から
成形するかによって選べばよい。
【0010】図中9,10は結合用ボス、11は仕切
壁、12はテープ検出用窓孔、13は弾性ロック片、1
8,19は付勢用バネである。
【0011】
【発明の効果】本発明は、前記テープ残量確認用窓部と
プリズムは別々のゲートで別体形成するものであって、
前記プリズム用ゲートは、プリズムの光案内部の前面部
に設けられるテープガイド部とケース側壁の間に設けた
リブに設けられていると共に、該プリズム用ゲートとは
反対側の側壁に樹脂溜部で形成されるブロックを連設し
たことにより、プリズムの光透過性を著しく良好にし、
成形性も大幅に向上できると共に、ジェッティングの成
形不良が発生することなく、別体形成のため材料費の節
減が容易に可能であると共に、成形金型も簡素化でき、
作業性をも著しく向上でき、しかもケースとプリズムと
の固着構成がバラツキがなく適確でプリズムの位置を正
確にできプリズムの真直度も出しやすくテープ終端検出
に誤動作又は不動作が生ずることなく用いられ、安定し
た操作を保証しうる信頼性あるテープカセットとするこ
とができるほかゲートよりの樹脂流れが良好で、かつ金
型構造が簡単で事故率も減少でき稼働率をあげられる
し、且つ冷却水が流せるので成形サイクルアップとなっ
て生産性を著しく向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の上ケースの底面図である。
【図2】図1の1−1線における切断側面図である。
【図3】図1の2−2線における切断正面図である。
【図4】プリズム部の拡大斜視図である。
【図5】上ケースの下からの斜視図である。
【図6】上ケースを除いた平面図である。
【図7】図6の3−3線における全体の切断正面図であ
る。
【図8】図6の4−4線における全体の切断側面図であ
る。
【符号の説明】
1 上ケース 1 ケース側壁 2 下ケース 3 テープ終端検出窓孔 4 プリズム 5 テープ残量確認用窓部 6 ハブ受用リブ 7 前蓋 8 シャッタ 9 ボス 10 ボス 11 仕切壁 12 テープ検出用窓孔 13 弾性ロック片 14 リブ 14成形用ゲート 14ブロック 15 テープガイド部 16 リールハブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 幸夫 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 テ ィーディーケイ株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−1386(JP,A) 実開 平4−31485(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 23/30 G11B 23/113 510

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープを巻いた一対のハブをテープ残量
    確認用窓部のあるケース内に回転可能に装備し、該ケー
    スにテープ終端検出用のプリズムを一体成形したテープ
    カセットにおいて、前記テープ残量確認用窓部とプリズ
    ムは別々のゲートで別体形成するものであって、前記プ
    リズム用ゲートは、プリズムの光案内部の前面部に設け
    られるテープガイド部とケース側壁の間に設けたリブに
    設けられていると共に、該プリズム用ゲートとは反対側
    の側壁に樹脂溜部で形成されるブロックを連設したこと
    を特徴とするテープカセット。
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US5333806A (en) * 1992-06-03 1994-08-02 Verbatim Corporation Magnetic tape cartridge

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