JPH0722790Y2 - テープカセット製造用の金型 - Google Patents

テープカセット製造用の金型

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JPH0722790Y2
JPH0722790Y2 JP1988082150U JP8215088U JPH0722790Y2 JP H0722790 Y2 JPH0722790 Y2 JP H0722790Y2 JP 1988082150 U JP1988082150 U JP 1988082150U JP 8215088 U JP8215088 U JP 8215088U JP H0722790 Y2 JPH0722790 Y2 JP H0722790Y2
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JP
Japan
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mold
fixed
erasure prevention
fixed core
movable
Prior art date
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JP1988082150U
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JPH0320078U (ja
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仁 大久保
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 イ.産業上の利用分野 本考案はテープカセット製造用の金型に関するものであ
る。
ロ.従来技術 テープカセット、例えばビデオテープレコーダ用のテー
プカセットは、第10図及び第11図に示すように、磁気テ
ープ41を巻回した左右一対のリールハブ42及び43(テー
プリール)を収容した下ハーフ5と、各リールハブを押
圧保持するリーフスプリング55を固定した上ハーフ4と
が接合された構造になっている。リーフスプリング55に
よるリールハブ押圧域においては、透明なリールフラン
ジ17及び18の中心部にピボットと称される小突起を嵌め
込み、これらのピボットにリーフスプリング55が係合せ
しめられる。なお、図中、9及び10は左右一対の透明窓
である。また、20はカセット前面のリッドと称される開
閉蓋であり、21は回動軸、20aは前面板部、20bは側面板
部、20cは天面板部である。また、60、61はテープガイ
ド、62はガイドローラーである。
こうしたテープカセット1の背面側には、第10図に示す
ように、ラベルエリア7と同じ側で下ハーフ5に誤消去
防止爪63が一体成形されている。そして、この爪63を折
ることにより、テープの記録信号が不測に消去されない
ようにしている。
ところが、そのように爪63を折ると、その跡形が残り、
外観が悪くなってしまう。これに対し、テープカセット
製造段階で、はじめからテープ記録信号を消去したくな
いタイプのカセットを作製したり(この場合は誤消去防
止爪は成形不要)、或いはテープ記録信号を任意に記録
・消去し又は消去しないために誤消去防止爪を成形して
おくことが考えられる。
しかしながら、そうした2種類のテープカセットを製造
するには、2種類の対応する金型を使用すればよいが、
これでは金型の製作費用が増えるので不適当である。ま
た、一方の種類のテープカセットに使用した金型を分解
し、他方の種類のテープカセット用として組み直すこと
も考えられるが、この場合には、品種の切替えに手間と
時間がかかってまう。
ハ.考案の目的 本考案の目的は、種類の異なる(即ち、誤消去防止爪の
あるものとないもの)テープカセットを迅速にかつ低コ
ストに製造することのできる金型を提供することにあ
る。
ニ.考案の構成 即ち、本考案は、カセットハーフ本体を成形するための
固定外型及び固定内型と、この固定内型の所定位置に設
けられた凹部に位置させられる固定コアと、この固定コ
アの外側壁面との間に誤消去防止爪成形空間となる凹部
が設けられた前記固定コアの外側壁面に当接する第1の
可動型と、前記固定コアの外側壁面との間に誤消去防止
爪成形空間が形成されないよう前記固定コアの外側壁面
に当接する第2の可動型とを具備し、前記第1又は第2
の可動型のいずれか一方が前記固定外型、固定内型及び
固定コアに組み合わされることにより、誤消去防止爪成
形空間の有無を選択できるよう構成されてなることを特
徴とするテープカセット製造用の金型に係るものであ
る。
ホ.実施例 以下、本考案の実施例を説明する。
第1図〜第9図は、本実施例を示すものである。
この実施例では、既述した誤消去防止爪の有無を主金型
の交換又は分解なしに実現することのできる金型を示
す。即ち、こうした金型は、第1図及び第4図に示すよ
うに、カセットハーフ(ここでは下ハーフ5)を成形す
るための主金型である内型70と外型71に加えて、誤消去
防止爪の位置でより後退した位置に固定された固定コア
72と、この固定コア72に接合して組み合される可動(ス
ライド式)コア73a、73bとを有している。可動コア73a
(73bも同様)は、第3図に示すように、上述したラベ
ルエリア7に相当する領域に亘って、ラベルエリア7を
成形するための成形面82を有している。
第1図に示す可動コア73aは、図面上下方向74にスライ
ド可能であって、固定コア72との間に誤消去防止爪成形
空間75を形成するための凹部76を有している。そして、
この可動コア73aを用い、かつ固定コア72との分割ライ
ン78を成形空間75(即ち、誤消去防止爪)の内側にして
成形することによって、第2図のように、下ハーフ5の
背面側の凹部77の開口位置に誤消去防止爪63を一体に成
形することができる。また、下ハーフ5の同背面には、
凹部からなるラベルエリア7も成形される。
また、誤消去防止爪63を設けないタイプのカセットを製
造する際には、可動コア73aをスライドさせて固定コア7
2から分離し、次いで同位置に第4図に示すように別の
可動コア73bをスライドさせて装入し、固定コア72に接
合させる。従ってこの場合、メインの金型70や71を分解
又は変換することなしに、可動コア73bのみの交換によ
って第5図のように誤消去防止爪のないタイプのカセッ
トを容易に製造できる。
逆に、第4図の状態から、誤消去防止爪のあるカセット
を製造しようとするには、可動コア73bをスライドさせ
て除去し、これに代えて第1図の可動コア73aをスライ
ドさせて装入するだけでよい。
このように、可動コア73a、73bの交換だけで2種類のカ
セットハーフを成形することができる(即ち、誤消去防
止爪成形空間75の有無を選択できる)ので、主金型を分
解又は交換することなしに、かつ成形機に主金型を装着
したまま、成形作業を行え、従って誤消去防止爪の有無
に応じた作業の切替えを非常に迅速にできると共に、金
型等に要するコストも大きく低減させることができる。
誤消去防止爪63のないテープカセットは、既述したよう
な爪の折った跡形はないため、外観的に見栄えがする。
しかも、上記可動コアによって、ラベルエリア7も同時
に成形できるので、非常に都合のよいものとなる。
なお、特に固定コア72は成形作業中は成形機から外さず
に固定したままであるから、第6図で示す断面におい
て、下ハーフ成形空間79の上縁部側80を図示のように円
弧状(凹んだ曲線状)に肉厚化しておくことによって、
ヒビ等によるコアの折れを防止することができる。この
部分80のアール(R)は例えば0.5mmφ程度でよい。
次に、第7図〜第9図で固定コア72と可動コア73a、73b
(ここでは73aを示すが、73bも同様である。)とのサイ
ズ関係を示す。
第7図において、固定コア72の幅をl1、可動コア73aの
分離ライン78側の幅をl2としたとき、l1>l2とし、
2の両側に固定コア72が余裕(即ち、 )Δlを以って位置させるのがよい。即ち、そうしたサ
イズ関係にしておくと、第7図に一点鎖線で示すように
可動コア73aの位置がずれた場合でも、成形された爪63
の存在する開口81の幅l2は保持し、凹部77は、それ以
上の幅l1となっているため、有効な開口幅を確保でき
る。このことは、可動コア73aが逆方向にずれたときで
も同様である。
これに対し、第7図において仮に固定コア72の幅を可動
コア73aと同じl2としたときは、第7図の如き可動コア
73aのずれによって成形品は第9図のようになってしま
う。つまり、開口81の有効幅l3は上記ずれ分だけ小さ
くなる。
以上、本考案を例示したが、上述の例は本考案の技術的
思想に基いて更に変形可能である。
例えば、固定型と可動型の形状や組み合せ方法、可動型
の移動又はスライド方法等は種々採用できる。なお、本
考案はオーディオ用カセットにも適用可能である。
ヘ.考案の作用効果 本考案は上述の如く、可動型のみの変換によって誤消去
防止爪の有無を選択できるようにしたので、主金型を分
解又は交換することなしに、かつ成形機に主金型を装着
したまま、成形作業を行え、従って誤消去防止爪の有無
に応じた作業の切替えを非常に迅速にできると共に、金
型等に要するコストも大きく低減させることができる。
誤消去防止爪のないテープカセットは、既述したような
爪の折った跡形はないため、外観的に見栄えがする。
【図面の簡単な説明】 第1図〜第9図は本考案の実施例を示すものであって、 第1図、第4図は金型の各要部断面図、 第2図、第5図は成形されたハーフの各要部断面図、 第3図は第1図の金型をハーフ全長に亘って示す断面
図、 第6図は第1図のVI-VI線断面図、 第7図は第1図の部分拡大図、 第8図は得られたハーフの要部拡大断面図、 第9図は他のハーフの要部拡大断面図 である。 第10図〜第11図は従来例を示すものであって、 第10図はビデオテープレコーダ用のテープカセットの平
面図(但し、リッドを分離してある)、 第11図は同カセットの背面図 である。 なお、図面に示された符号に於いて、 1……テープカセット 4……上ハーフ 5……下ハーフ 7……ラベルエリア 41……磁気テープ 63……誤消去防止爪 70、71……主型(内型、外型) 72……固定コア 73a、73b……可動コア 74……スライド方向 75……誤消去防止爪成形空間 78……分離ライン 79……ハーフ成形空間 である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カセットハーフ本体を成形するための固定
    外型及び固定内型と、この固定内型の所定位置に設けら
    れた凹部に位置させられる固定コアと、この固定コアの
    外側壁面との間に誤消去防止爪成形空間となる凹部が設
    けられた前記固定コアの外側壁面に当接する第1の可動
    型と、前記固定コアの外側壁面との間に誤消去防止爪成
    形空間が形成されないよう前記固定コアの外側壁面に当
    接する第2の可動型とを具備し、前記第1又は第2の可
    動型のいずれか一方が前記固定外型、固定内型及び固定
    コアに組み合わされることにより、誤消去防止爪成形空
    間の有無を選択できるよう構成されてなることを特徴と
    するテープカセット製造用の金型。
JP1988082150U 1987-09-18 1988-06-20 テープカセット製造用の金型 Expired - Lifetime JPH0722790Y2 (ja)

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JPH0320078U JPH0320078U (ja) 1991-02-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2611777B2 (ja) * 1987-07-27 1997-05-21 ティーディーケイ株式会社 磁気テープカセット及びその製造方法

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