JP2584108Y2 - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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JP2584108Y2
JP2584108Y2 JP1992029621U JP2962192U JP2584108Y2 JP 2584108 Y2 JP2584108 Y2 JP 2584108Y2 JP 1992029621 U JP1992029621 U JP 1992029621U JP 2962192 U JP2962192 U JP 2962192U JP 2584108 Y2 JP2584108 Y2 JP 2584108Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
case
hinge portion
label area
hinge
disk cartridge
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1992029621U
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English (en)
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JPH0586167U (ja
Inventor
守正 佐々木
優 池辺
幸夫 宮崎
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、フレキシブルディス
ク、ハードディスクなどディスク状媒体をケース内に回
転可能に収納したディスクカートリッジに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、情報記録担体としてのフレキシ
ブルディスク或いはハードディスクは傷つきやすいし、
ゴミやほこりがつきやすいために、ケースに収納された
ディスクカートリッジとして取扱われ、かつ記録・再生
機器にセッティングされやすく構成されている。従来、
この種のディスクカートリッジでは、上ケースと下ケー
スとを別個に成形し、ディスク状媒体を内装して上ケー
スと下ケースとを融着して構成されていたのに代わり上
下ケースをヒンジ部で一体成形して折曲げ装着したもの
が知られている(特開平3−242886号公報)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、この従来の
一体成形タイプのディスクカートリッジでは、合せ目に
若干のずれがあると、ケース外周特にラベルエリア部に
段差が生じて、即ち、ケースをV字溝で形成されたヒン
ジ部で折曲げると、折曲げ左右端のV字溝底部連結部が
左右方向にふくれて出張り部分がケース両側のラベルエ
リアの段差部に接触して段差ができ、ヒンジ部外周側面
部が外方に出張る傾向があり、ラベルがきれいに貼れな
い不具合があり、外観上見ばえが悪くなって商品価値を
低下させるので問題であった。本考案では、これら従来
の欠点を排除しようとするもので、上下ケースがヒンジ
部で一体成形されたケースのラベルエリア部に段差が生
ずることなく折曲げ組立てられ、ヒンジ部がケース外部
に出張らずにきちんと折曲がり製品内部に入り込んで目
立たず、ラベルエリア部の外観も良好で商品価値も高く
でき、かつディスクカートリッジとするための自動組立
ラインでの組込みも容易で、コストダウンができる構成
簡単で安価な形態のディスクカートリッジを提供するこ
とを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、上ケース1と
下ケース2とをヒンジ部3で一体成形し、両上下ケース
表面にラベルエリア部5を形成したケースからなるディ
スクカートリッジにおいて、前記ヒンジ部3が前記ラベ
ルエリア部5の巾に形成され、その両端3,3がケ
ース両外側壁端縁1,2より、ケース内方側にそれ
ぞれ位置し、該ヒンジ部3の折曲部に対向するケース内
側端縁1,2に切込部11を介在配備したものであ
る。
【0005】
【作用】ディスクカートリッジの上ケース1と下ケース
2とがラベルエリア部5にあるヒンジ部3で一体連設し
て成形されていて、該ヒンジ部3の両端3に切込部1
1が、金型13のパーティング面において段差部12
によってつくられた凸部12のある金型13で成形さ
れているので、ヒンジ部3の両端3近傍の板厚が製品
の内部に入り込んで凹部となり、折曲げ時の製品でのヒ
ンジ部3が出張らずに目立たなく、きちんと正確に折曲
げることができ、ラベルエリア部に段差が生ずることな
く組み立てることが可能であり、組立工程でも仮組する
ことなく、ヒンジ部から折曲げて、上下ケース1,2を
重ね合わせて融着構成することができ生産性をも大巾に
向上できる。
【0006】
【実施例】本考案の実施例を図1乃至図7で説明する
と、上ケース1を下ケース2とからなるケース内に、デ
ィスク状媒体6を回転可能に収納するディスクカートリ
ッジにおいて、上ケース1と下ケース2との後縁につな
がるラベルエリア部5に、ヒンジ部3を該ラベルエリア
部5の巾に形成され、その両端3,3がケース両外
側壁端縁1,2よりケース内方側にそれぞれ位置し
て、上ケース1と下ケース2とを一体連設すると共に、
該ヒンジ部3の外周側面部3が平坦に形成され突起が
出ないようにし、該ヒンジ部3折曲部に対向するケース
内側端縁1,2に切込部11を設けてディスクカー
トリッジとしてある。
【0007】前記ヒンジ部3としては、上下ケース1,
2のラベルエリア部5の内壁面部に一対のV溝4,4で
一体成形されていて、上ケース1と下ケース2とが側壁
部で連設された一体構成となって断面コ字形に成形され
ていて、ラベルエリア部5の外周側面部3が平坦とな
って、正確に折曲げられやすくなり、しかも組立工程へ
の搬送にも仮組することなく簡便に取扱えるようになっ
ている。なお、前記V溝4は、前記ラベルエリア部5に
連なるヒンジ部3の外周側面部3の折曲縁に平行に配
列され、上下ケース側壁の内側コーナー部に隔離して備
えられているもので、上ケース1及び下ケース2の折曲
をきちんと正確にでき上下ケースの精度良好な重合が簡
便にできるように形成してあるが、必要に応じ近接した
位置にV溝4を一対或いは中央位置に一つ設けて連接し
た形態としてもよい。
【0008】そしてヒンジ部3の両端3、図7に示す
ようにヒンジ部成形用の金型13のパーテイングライン
(図示上面)に段差部12を設けて、ヒンジ部3の両
端3に前記切込部11が成形される凸部12をつく
り、さらにケース側に凹部12が成形される凸部12
を残して段階的に変化させた金型13を用いて形成さ
れ、ケースでは図4の如き、切込部11と凹部12のあ
るヒンジ部両端3としてあるが、この前記切込部11
が高さlと巾tとの関係がt>0.5lとなる形状とす
るのが、可動側金型の強度アップがはかられて有効であ
る。そして、切込部11の巾は狭い方がよく、金型13
に設けた段差部12によって調整できるようにしてあ
る。
【0009】図中、7は記録再生ヘッド挿入用窓部、8
はシャッタで開閉自在に備えられる。9は摺動用凹面で
シャッタを嵌装するシャッタスライドエリアからなる。
10はディスクハブ嵌合孔、17はリフタである。
【0010】図8の実施例では、前記ヒンジ部3の両端
がケースに形成された識別穴14の周りを囲んで設
けられた仕切壁15と、ケース外側端縁1,2との
間、即ち、仕切壁15より外方の位置で終わっていて切
込部11が仕切壁内に配備され、該切込部11の隙間か
らディスク収納領域のメディア収納部16にゴミやホコ
リが入らないように配慮したものである。
【0011】
【考案の効果】本考案は、上ケースと下ケースとをヒン
ジ部で一体成形し、両上下ケース表面にラベルエリア部
を形成したケースからなるディスクカートリッジにおい
て、前記ヒンジ部が前記ラベルエリア部の巾に形成さ
れ、その両端がケース両外側壁端縁より、ケース内方側
にそれぞれ位置し、該ヒンジ部の折曲部に対向するケー
ス内側端縁に切込部を介在配備したことにより、折曲げ
たラベルエリア部のヒンジ部の両端部の板厚が製品の内
部へ入り込んで出張ることがなく、製品でのヒンジ部が
目立たずラベルエリア部での外観も良好で商品価値も高
く、しかも上下ケースの折曲げがヒンジ部で正確にで
き、かつディスクカートリッジとするための自動組立ラ
インでの組込みも容易で、生産能率の大幅な向上と、部
品点数削減とによるコストダウンができるし、上ケース
と下ケースとの成形加工も、また組み立て作業も簡便で
精度アップできて量産対応が容易にできるなどの実用上
の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例示す展開平面図である。
【図2】図1のヒンジ部の端部を拡大して示す平面図で
ある。
【図3】図1のA−A線における拡大縦断面図である。
【図4】図1の例の組立状態の一部の斜視図である。
【図5】図4のヒンジ部を展開して示す拡大斜視図であ
る。
【図6】図1の実施例の使用状態の斜視図である。
【図7】図1の例のヒンジ部端を成形する金型の一部の
斜視図である。
【図8】本考案の他の実施例の展開平面図である。
【符号の説明】
1 上ケース 2 下ケース 3 ヒンジ部 3 ヒンジ部外周側面部 3 ヒンジ部端 4 V溝 5 ラベルエリア部 6 ディスク状媒体 8 シャッタ 9 シャッタスライドエリア 11 切込部 12 凹部 12 段差部 13 金型 14 識別穴 15 仕切壁 16 メディア収納部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−242886(JP,A) 特開 平3−273582(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 23/03 G11B 23/033

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上ケース1と下ケース2とをヒンジ部3
    で一体成形し、両上下ケース表面にラベルエリア部5を
    形成したケースからなるディスクカートリッジにおい
    て、前記ヒンジ部3が前記ラベルエリア部5の巾に形成
    され、その両端3,3がケース両外側壁端縁1
    より、ケース内方側にそれぞれ位置し、該ヒンジ部
    3の折曲部に対向するケース内側端縁1,2に切込
    部11を介在配備したことを特徴とするディスクカート
    リッジ。
  2. 【請求項2】 前記ヒンジ部3が、上下ケース1,2の
    ラベルエリア部5に沿った平坦な外周側面部3を有し
    ヒンジ部両端3,3の平坦な外周側面部3に対向
    するケース内側端縁に段差凹部12を備えた請求項1記
    載のディスクカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記切込部11が、その高さlと巾tと
    の関係を、t>0.5lとなる形態とした請求項1また
    は2記載のディスクカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記上下ケース1,2に形成した識別穴
    14の周りを囲んで設けられた仕切壁15が、前記ヒン
    ジ部3の両端3よりケース内側の位置に配備された請
    求項1,2または3記載のディスクカートリッジ。
JP1992029621U 1992-04-08 1992-04-08 ディスクカートリッジ Expired - Lifetime JP2584108Y2 (ja)

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JPH0586167U JPH0586167U (ja) 1993-11-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03242886A (ja) * 1990-02-21 1991-10-29 Sumitomo Heavy Ind Ltd フロッピーシェルの成形方法
JPH03273582A (ja) * 1990-03-23 1991-12-04 Konica Corp ディスク収納ケース

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