JP2554053Y2 - パネル材 - Google Patents

パネル材

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JP2554053Y2
JP2554053Y2 JP8539492U JP8539492U JP2554053Y2 JP 2554053 Y2 JP2554053 Y2 JP 2554053Y2 JP 8539492 U JP8539492 U JP 8539492U JP 8539492 U JP8539492 U JP 8539492U JP 2554053 Y2 JP2554053 Y2 JP 2554053Y2
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thin
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reinforcing
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Inventor
義郎 鈴木
長二 藤井
幸三郎 野村
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鈴木木材産業株式会社
東洋建装株式会社
株式会社フレックス
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  • Finishing Walls (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建具、天井材、壁材、
床材等に利用するパネル材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、天井材、壁材等に利用するパネル
材は、平面四角環状に形成された木製の枠の表裏両面に
補強材としてのベニヤ板(単板の三層構造)が被覆さ
れ、この板材の表面、または、裏面の少なくとも一面
に、紙、ビニルシート等の貼り材を貼って使用してい
る。そして、発泡スチロール、ウレタン等の断熱材を、
前記パネル材に合うサイズに切り、ベニヤ板の裏面に張
り付けて使用していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、従来のパネ
ル材では、紙、ビニルシート等を貼る場合に使用した接
着剤等の水分が板材内部にしみ込んで木製の枠等が膨張
し、板材が反ってしまうという問題があった。そして、
その反りの原因のため断熱材とベニヤ材との組付精度が
悪くなり商品価値が下がるおそれがあった。
【0004】そこで、上記問題点を鑑み、本考案では接
着剤等の水分が板材内部にしみ込まず、断熱材と補強材
との組付精度を向上させたパネル材を提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本考案は、枠体と、枠体間に配置された断熱材と、
枠体と断熱材のうち少なくとも断熱材上に設けた補強材
と、補強材の上に積層した防水性の薄材と、防水性の薄
材の上に積層した吸湿性の薄材とからなることを要旨と
するものである。
【0006】
【作用】このように構成された本考案においては、防水
性の薄材が、吸湿性の薄材と補強材との間に設けられて
いるので、吸湿性の薄材側の水分が補強材側にしみ込む
ことがない。そのため、従来問題とされている補強材の
反りがなくなり、補強材に組付けられる断熱材との組付
精度が反りによって損なわれるということはない。
【0007】
【実施例】以下、本考案のパネル材を天井材に利用した
第一実施例について説明する。図2に示すように、天井
材1は、枠体2と、被覆材3と、断熱材4とから構成さ
れている。枠体2は互いに平行に配置した一対の木製の
枠5A,5Bと両枠を連結した複数の桟6とから構成さ
れている。そして、桟6によって仕切られた部分を埋め
るように、発泡スチロール製の断熱材4が桟6と両側枠
5A,5Bに固着されている。被覆材3が枠5A,5
B,桟6と断熱材4の表面に固着されている。
【0008】図3に示すように、一方の枠5Aにおいて
外側には枠5Aの長さと同じ長さの嵌合溝12が長手方
向に設けられている。他方の枠5Bの外側には枠5Bの
長さと同じ長さだけ突条13が設けられている。各天井
材1の側面に設けられた嵌合溝12と突条13は、それ
ぞれ別々の各天井材1に設けられた嵌合溝12と突条1
3に嵌合されて組付可能となっている。
【0009】図1に示すように、被覆材3は、アルミ製
の薄材7(厚さ約7ミクロン)の表裏両面に防水性の薄
材としてのポリエチレン製の薄材8(厚さ15gミクロ
ン)が接着にて積層されている。このうち表面側のポリ
エチレン製の薄材8の表面には吸湿性の薄材としてのク
ラフト紙9(36g/m2 )が接着されている。また、
ポリエチレン製の薄材8の裏面側にはボール紙10(3
75g/m2 )が接着されている。そして、このボール
紙10の裏面側には補強材としての単板11(厚さ0.
75mmのベニヤ)が接着にて積層されている。そし
て、この単板11の裏面が前記断熱材4及び枠体2に固
着されている。本実施例の天井材1は、前記被覆材3の
表面に和紙14が貼られている。この天井材1は複数枚
嵌合溝12と突条13とを互いに組付けすることによ
り、天井が構成されている。
【0010】本実施例の天井材1においては、水分を通
さない性質を有するポリエチレン製の薄材8が、クラフ
ト紙9とボール紙10の間に設けられているので、クラ
フト紙9表面に和紙14を貼った時の接着剤の水分がパ
ネルの内部にしみ込むことがない。従って、天井材1の
内部のボール紙10,単板11,枠5A,5B及び桟6
が水分を含んで膨張し、天井材1が反るようなことはな
い。特に断熱材4と単板11及び枠体2との組付精度が
低下することはなく、商品価値が下がることはない。
【0011】また、補強材としての単板11が設けられ
ているので、天井材1として要求される強度にも十分こ
たえるものとなっている。更に、吸湿性のクラフト紙9
が設けられているので、和紙14を貼る際に水溶性の接
着剤を使用しやすい。
【0012】また、被覆材3を構成するものがアルミ製
の薄材7,ポリエチレン製の薄材8,クラフト紙9及び
単板11であるので大変軽量である。従って、天井に備
え付けるとき扱いやすい。
【0013】さらに、アルミ製の薄材7が設けられてい
るので防音効果、防炎効果が期待できる。なお、本考案
は前記実施例に限定されるものではなく、例えば以下の
ようにその趣旨から逸脱しない範囲において任意に変更
することもできる。
【0014】(1)実施例の被覆材3において、アルミ
製の薄材7及びボール紙10を設けることなく、ポリエ
チレン製の薄材8、クラフト紙9及び単板11から構成
すること。
【0015】(2)吸湿性の薄材として、不織布、布、
編み物等を使用すること。 (3)防水性の薄材として、ポリエチレン、ポリ塩化ビ
ニル、ポリプロピレン等を使用すること。
【0016】(4)補強板として、MDF等の合成木
材、ベニヤ板、単板の二枚合わせのもの、その他補強効
果を有する薄材を使用すること。 (5)断熱材として、ウレタン、グラスウール、ロック
ウール等を使用すること。
【0017】
【考案の効果】以上詳述したように、この考案によれば
接着剤等の水分が板材内部にしみ込まず、断熱材と補強
材との組付精度を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のパネル材の側面部分断面図である。
【図2】本実施例のパネル材の平面図である。
【図3】同じく、図2のXーX線での断面図である。
【符号の説明】
2…枠体、4…断熱材としての発泡スチロール、8…防
水性の薄材としてのポリエチレン製の薄材、9…吸湿性
の薄材としてのクラフト紙、11…補強材としての単
板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 藤井 長二 東京都墨田区錦糸2丁目7番4号 東洋 建装 株式会社 内 (72)考案者 野村 幸三郎 秋田県大館市花岡町字前田40番28 株式 会社 フレックス 内

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠体(2)と、枠体(2)間に配置され
    た断熱材(4)と、枠体(2)と断熱材(4)のうち少
    なくとも断熱材(4)上に設けた補強材(11)と、補
    強材(11)の上に積層した防水性の薄材(8)と、防
    水性の薄材(8)の上に積層した吸湿性の薄材(9)と
    からなることを特徴とするパネル材。
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