JP2605465Y2 - 装飾板硝子 - Google Patents

装飾板硝子

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JP2605465Y2
JP2605465Y2 JP1991057925U JP5792591U JP2605465Y2 JP 2605465 Y2 JP2605465 Y2 JP 2605465Y2 JP 1991057925 U JP1991057925 U JP 1991057925U JP 5792591 U JP5792591 U JP 5792591U JP 2605465 Y2 JP2605465 Y2 JP 2605465Y2
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吉見 金田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は二枚の板硝子の間の中間
空気層にハニカム構造体を配設させた装飾板硝子に関す
るものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】従来より、この種の中間空気
層を有した複層板硝子は衝撃や地震等による硝子破損時
の安全性を高めるため、又、断熱効果、防音効果が優れ
ていることから、建築物の窓、扉等に使用され、複層板
硝子が持つ強靭性、断熱性、防音性等の機能面が重視さ
れ開発されていた。
【0003】然し乍ら、最近ではこれらの複層板硝子の
機能面に加えて装飾性を加味して、単なる窓、扉だけで
なく装飾壁として使用される傾向にあり、例えば、新築
のビル等の内外装壁、或いは、オフィス等の仕切壁、デ
パート、商店等の商品陳列棚の後壁としての複層板硝子
の用途先が広がっており、装飾性に富んだ複層板硝子が
要望されている。本考案は、これらの事由に着目して、
複層板硝子の中間空気層の外周縁辺へ構造的に特徴のあ
る貼着部を形成してハニカム構造体を内設することによ
って、機能性と装飾性と意外性とを共に兼ね備えた装飾
板硝子を創作し、これを提供するものである。
【0004】ところで、従来、この種のハニカム構造体
を内設させた複層板硝子では、図3に図示の如く、その
外周端面をスペーサーへ取り付ける程度の構造が考えら
れていた。しかし、この様な単純な構造では、ハニカム
構造体の熱による伸縮や自重等による板硝子の長さ方向
への負荷を考慮した場合に、強度的に極めて不安定であ
る。
【0005】
【考案の目的】本考案は、これらを鑑みてなされたもの
である。
【0006】
【考案の構成】請求項1に記載の構成は、対峙させた二
枚の板硝子1a.1bの間にスペーサー3を介装して中
間空気層1cを形成した複層板硝子1において、前記中
間空気層1cに収まる巾を有する帯状部材で形成したハ
ニカム構造体2と、前記スペーサー3の近傍の板硝子1
a.1b面にシート状貼着部材によって貼着させる貼着
部4を形成し、前記ハニカム構造体2の外周縁辺を前記
貼着部4により挟持し貼着することにより形成した装飾
板硝子1である。請求項2に記載の考案の構成は、対峙
させた二枚の板硝子1a.1bの間にスペーサー3を介
装して中間空気装1cを形成した複層板硝子1におい
て、前記中間空気層1cに収まる巾を有する帯状部材で
形成したハニカム構造体2と、前記スペーサー3と板硝
子1a.1bとの接着面よりも巾広とした貼着部4と、
該貼着部4はシート状貼着部材によって貼着するもので
あって、前記スペーサー3の板硝子1a.1bとの接着
面に前記貼着部4をそれぞれ形成すると共に前記スペー
サー3の前記中間空気層1c側に張り出した前記貼着部
4により前記ハニカム構造体2の外周縁辺を嵌着し、以
上の如くスペーサー3及びハニカム構造体2を一体とし
た構成体を板硝子1a.1bにより挟持すると共に前記
貼着部4により固着形成した装飾板硝子1である。
【0007】
【実施例】斯る目的を達成せしめた本考案を以下実施例
の図面によって説明する。
【0008】図1は本考案のハニカム構造体を装飾板硝
子に配設した正面概要図であり、図2は本考案の第一実
施例の要部断面図であり、図3は従来のハニカム構造体
を装飾板硝子に配設した要部断面図であり、図4は本考
案の第二実施例の要部断面図であり、図5はハニカム構
造体の斜視図である。
【0009】本考案は二枚の板硝子1a.1bの中間空
気層1cにハニカム構造体2を配設させた装飾板硝子1
に関するものであり、実用新案登録請求の範囲第1項記
載の考案は、対峙させた二枚の板硝子1a.1bの間の
周縁辺へスペーサー3を介装させ中間空気層1cとした
複層板硝子1において、前記中間空気層1cに収まる巾
を有した帯状部材でハニカム構造体2を形成すると共
に、前記スペーサー3の近傍の板硝子1a.1b面とハ
ニカム構造体2の外周縁辺とへシート状貼着部材によっ
て貼着させる貼着部4を形成したものであり、実用新案
登録請求の範囲第2項記載の考案は、対峙させた二枚の
板硝子1a.1bの間の周縁辺へスペーサー3を介装さ
せ中間空気層1cとした複層板硝子1において、前記中
間空気層1cに収まる巾を有した帯状部材でハニカム構
造体2を形成すると共に、前記スペーサー3の内周側面
及びその近傍の板硝子1a.1b面とハニカム構造体2
の外周縁辺とへシート状貼着部材によって貼着させる貼
着部4を形成したものである。
【0010】即ち、本考案は対峙させた二枚の板硝子1
a.1bの間の周縁辺へ乾燥剤等を充填したスペーサー
3を介装させ中間空気層1cを形成し、該中間空気層1
cにハニカム構造体2を配設させた装飾板硝子1に関す
るものである。
【0011】本考案のハニカム構造体2は薄板状のアル
ミ等の軽金属又は、熱可遡性樹脂及び紙等で形成された
帯状部材で形成され、該帯状部材は予め設定された複層
板硝子1の中間空気層1cの巾より巾狭に形成されてい
るもので、複数枚の前記帯状部材を積み重ね隣合う帯状
部材の間を一定間隔を有して一定の長さを数箇所にわっ
て貼着又は溶着等の手段で接着するものであり、図5に
図示の如く、六角形状のハニカムの一辺の長さとする接
着しない間隔と同長の長さの接着部分とを交互に形成
し、その上下に位置する夫々の帯状部材の間の間隔と接
着部分は前述の間隔と接着部分とはハニカムの一辺の長
さだけずらせて形成されるものであり、つまり、ハニカ
ム構造体2では接着した接着部分と接着しない間隔が千
鳥状に同長で構成されており、それを上下方向に拡げる
ことによってハニカム構造体2が形成されるものであ
る。
【0012】本考案は、板硝子1a.1b面の周縁に若
干巾で接着剤又はシート状貼着部材を塗布又は貼着し、
かかる板硝子1a.1b間にスペーサー3を介装及び接
着することにより、中間空気層1cを形成した複層板硝
子1に関する。前記スペーサー3には中間空気層1cの
乾燥状態を保つ乾燥剤が充填されている。図2に示す第
1実施例では、複層硝子間に介装したスペーサー3の近
傍に位置する板硝子1a.1b面の所定巾とハニカム構
造体2の外周縁辺とを貼着する貼着部4を形成したもの
である。即ち、中間空気層1cの外周縁辺の板硝子1
a.1b面に所定の貼着部4を形成し、該貼着部4とハ
ニカム構造体2の縁を貼着する構成であり、二枚の板硝
子1a.1bにそれぞれ形成した貼着部4により、二枚
の板硝子1a.1bを合着した際に、ハニカム構造体2
を挟持させ貼着するものである。貼着部4はシート状貼
着部材により貼着する構成である。
【0013】次に、図4に示す第二実施例は、板硝子1
a.1bの硝子面の周辺に所定巾にわたって貼着部4を
形成し、スペーサー3及びハニカム構造体の貼着を同時
に行うものである。貼着部4の巾は少なくともスペーサ
ー3の板硝子1a.1bとの接着面よりも巾広である。
かかる第二実施例では、枠状に構成したスペーサー3に
貼着部4を接着し、該スペーサー3の内周側に張り出し
た貼着部4によりハニカム構造体2を挟持貼着する構成
であり、予めスペーサー3及びハニカム構造体2とを貼
着部4により一体に構成しておくことができ、その後、
板硝子1a.1bにより挟持することにより装飾板硝子
1を構成することができる。
【0014】前述のように構成した本考案は、ハニカム
構造体2の外周縁辺のみを貼着したものであり、アルミ
等の軽金属又は熱可遡性樹脂及び紙等で然も極薄部材で
構成されるハニカム構造体2は複層板硝子1の中間空気
層1cでは宙つりされた状態となるものであるが周辺が
貼着されていることによって、それぞれの板硝子1a.
1bの内面とハニカム構造体2との間に僅かな隙間がで
き、断熱性、防音性もより向上させるものである。
【0015】又、複層板硝子1の中間空気層1cにハニ
カム構造体2を配設したことによって、当該複層板硝子
1を目視した場合、厚みを有した六角形状の短筒状の集
合体を目視することと成り、真正面の近傍では透視でき
る率が高く、周辺へ目を移すほど透視できる率が低くな
り、外周辺では全く透視できなくなるものであり、その
上、目の位置が歩く等の行動によって移動すると、透視
できる位置と透視できない位置が人間と一体化して移動
するように見えるものであり、加えて、金属製の帯状部
材自体が有する金属色と反射、又は熱可遡性樹脂及び紙
等に着色された任意色、及び硝子素材が有する特性とマ
ッチして幻覚的な雰囲気を醸し出し装飾性に優れた装飾
板硝子1である。
【0016】
【考案の効果】本考案を利用することにより、ハニカム
構造体と板硝子を接着していないので、中間空気層を形
成したことによる断熱効果、防音効果等の複層硝子の機
能を損なうことがない。又、スペーサーとハニカム構造
体を直接貼着することなく、板硝子に形成した貼着部に
よりハニカム構造体を挟持貼着する構成としたので、シ
ート状貼着部材を使用した場合にも、スペーサー内に充
填した乾燥剤による中間空気層の乾燥状態を妨げること
がない。又、高層ビル等への設置の際にも、風圧等に耐
え得る強度を保持するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のハニカム構造体を装飾板硝子に配設し
た正面概要図である。
【図2】本考案の第一実施例の要部断面図である。
【図3】従来のハニカム構造体を装飾板硝子に配設した
要部断面図である。
【図4】本考案の第二実施例の要部断面図である。
【図5】ハニカム構造体の斜視図である。
【0017】
【符号の説明】
1 複層板硝子又は装飾板硝子 1a 板硝子 1b 板硝子 1c 中間空間層 2 ハニカム構造体 3 スペーサー 4 貼着部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】対峙させた二枚の板硝子の間にスペーサー
    を介装して中間空気層を形成した複層板硝子において、
    前記中間空気層に収まる巾を有する帯状部材で形成した
    ハニカム構造体と、前記スペーサーの近傍の板硝子面に
    シート状貼着部材によって貼着させる貼着部とを形成
    し、前記ハニカム構造体の外周縁辺を前記貼着部により
    挟持し貼着したことを特徴とする装飾板硝子。
  2. 【請求項2】対峙させた二枚の板硝子の間にスペーサー
    を介装して中間空気層を形成した複層板硝子において、
    前記中間空気層に収まる巾を有する帯状部材で形成した
    ハニカム構造体と、 前記スペーサーと板硝子との接着
    面よりも巾広とし且つシート状貼着部材によって貼着す
    る貼着部とを形成し、前記スペーサーの板硝子との接着
    面に前記貼着部をそれぞれ形成すると共に前記スペーサ
    ーの前記中間空気層側に張り出した前記貼着部により前
    記ハニカム構造体の外周縁辺を嵌着し、スペーサー及び
    ハニカム構造体を一体とした構成体を板硝子により挟持
    すると共に前記貼着部により固着したことを特徴とする
    装飾板硝子。
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