JP2554048Y2 - ディーゼルエンジンのフロントカバー構造 - Google Patents

ディーゼルエンジンのフロントカバー構造

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JP2554048Y2
JP2554048Y2 JP1761392U JP1761392U JP2554048Y2 JP 2554048 Y2 JP2554048 Y2 JP 2554048Y2 JP 1761392 U JP1761392 U JP 1761392U JP 1761392 U JP1761392 U JP 1761392U JP 2554048 Y2 JP2554048 Y2 JP 2554048Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】本考案はディーゼルエンジンにおいて、
料噴射ポンプ及びパワーステアリングポンプ等のポンプ
類を取り付け得るフロントカバー構造に関する。
【0002】
【従来の技術とその解決すべき課題】従来の歯車駆動の
燃料噴射ポンプを備えたディーゼルエンジンでは、図4
及び図5に示すように、歯車機構1を覆うフロントカバ
ー2の裏面側から、予めブラケット3及び歯車(被動側
歯車)4を取り付けた燃料噴射ポンプ5を挿入して固定
する構造となっていた。なお6は被動側歯車4とのかみ
合いにより駆動されるパワーステアリングポンプであ
り、フロントカバー2にはその取付フランジ部7及びポ
ンプ歯車(図示せず)を挿通するための開口部8が形成
されている。(類似構造例として実開平3−78127
号公報を参照。)しかしながら、このような従来のフロ
ントカバー構造では、歯車機構1がカバー2に遮蔽され
ているので、カバー2に設けられた覗き窓9を通して被
動側歯車4の合いマークを確認しながら燃料噴射ポンプ
5の取付を行う必要があり、そのため作業が難しかっ
た。
【0003】また、カバー2の裏面側に被動側歯車4を
挿通するための大きな開口部10を設けることから剛性
が低くなり、それだけブラケット3にも負担がかかるの
で重量も大きなものとなっていた。
【0004】本考案はこのような従来の問題点に着目し
てなされたもので、燃料噴射ポンプの取付作業が容易
で、しかも軽量で剛性の高いフロントカバー構造を提供
することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の考案は、フロント
プレートをエンジン前端部に設け、フロントプレートの
背面側に燃料噴射ポンプを取付固定し、このフロントプ
レートには燃料噴射ポンプの回転軸とこれを駆動する駆
動軸とを背面側から貫通させる一方、フロントプレート
の前面側から回転軸に被動側歯車を、駆動軸に駆動側歯
車を固定すると共に、被動側歯車と駆動側歯車とを覆う
カバーをフロントプレートに取り付け、このカバーには
被動側歯車を挿通できる大きさの歯車用開口部を形成
し、この歯車用開口部を着脱可能なダストカバーで覆っ
第2の考案は、前記カバーは、被動側歯車により駆
動されるポンプ類の取付部を備え、この取付部には、前
記ポンプ類を着座させる取付フランジ部と、前記ポンプ
類の駆動軸を挿通するポンプ軸用開口部とを設け、かつ
前記フロントプレートには治具用開口部を設け、この治
具用開口部に前記駆動軸に取り付けたポンプ駆動用歯車
をカバー裏面側に仮止めするための治具を着脱自在に嵌
装した
【0006】
【作用】第1の考案では、ダストカバーを取り外すこと
により、燃料噴射ポンプの被動側歯車をカバーの歯車用
開口部を通して前方から燃料噴射ポンプの駆動軸に取り
付け、取り外しできるので合いマークの確認が容易であ
り、修理時の取付作業性が改善される。また、燃料噴射
ポンプが取り付けられるフロントプレートには、燃料噴
射ポンプの駆動軸及びエンジン側の駆動軸が貫通する比
較的小径の穴が貫通しているだけであって、図4〜図5
に示す従来技術のような歯車を挿通するための大きな開
口部は空いていないので剛性が高い。また、燃料噴射ポ
ンプの取付ブラケットも不要なのでフロントカバー全体
として軽量化できる第2の考案では、カバーにパワー
ステアリングポンプなど被動用歯車を利用して歯車駆動
するポンプ類を取り付ける場合には、フロントプレート
に治具用開口部を設け、この治具用開口部に該ポンプ類
駆動用の歯車を仮止めする治具を着脱自在に設けること
により、ポンプ類の取付作業性も改善される
【0007】
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図1〜図3を参照し
ながら説明する。
【0009】図1はカバー11の要部正面図であり、パ
ワーステアリングポンプ12の取付部13及び燃料噴射
ポンプの駆動軸に取り付けられる被動側歯車4(図2参
照)を挿通するための歯車用開口部14が形成されてい
る。
【0010】取付部13には、パワーステアリングポン
プ12を着座させて締付固定するためのフランジ部13
Aと、ポンプ駆動軸を挿通させるためのポンプ軸用開口
部13Bとが形成されている。
【0011】図2及び図3は上記パワーステアリングポ
ンプ12取付部付近のフロントカバーの断面構造を示し
たもので、図の右側がエンジン前方である。また、図2
はパワーステアリングポンプ12を取り付ける前の状態
を、図3は取り付けた後の状態をそれぞれ示している。
【0012】図2または図3において、15はエンジン
シリンダブロックの前端部に取り付けられる圧延鋼板等
からなるフロントプレートであり、燃料噴射ポンプの駆
動軸とこれを歯車機構を介して駆動する原動軸(エンジ
ン側の駆動軸)とが貫通する開口部が設けられている
(何れも図示省略)。
【0013】フロントプレート15の前面には上記カバ
ー11がボルト16を介して締結される。17はパワー
ステアリングポンプ12(図3参照)の駆動軸12Aに
取り付けられるポンプ用歯車であり、パワーステアリン
グポンプ12を組み付ける以前には図2に示したよう
に、フロントプレート15に形成された治具用開口部1
8に嵌装された段付円筒形状の治具19を介してフロン
トプレート15に仮り止めされている。
【0014】フロントカバーの組み立て作業は、上述の
ようにして治具19を介してフロントプレート15にポ
ンプ用歯車17を仮止めした状態で前方からカバー11
を取付、その後フロントプレート15に固定した燃料噴
射ポンプの駆動軸に上記開口部14を通して被動側歯車
4を取り付ける。被動側歯車4を取り付けた後は、開口
部14をダストカバー20で遮蔽する。
【0015】一方、パワーステアリングポンプ12は、
上述のようにして歯車4及びダストカバー20を取り付
けた後、カバー11のポンプ取付部13のポンプ軸用開
口部13Bへとパワーステアリングポンプ12の駆動軸
12Aを挿通し、さらに駆動軸12Aをポンプ用歯車1
7のボス部17Aに挿通しながらフランジ部13Aに着
座させ、ボルト21を締め付けてポンプ12を固定す
る。
【0016】ポンプ用歯車17の仮止め用治具19は、
歯車ボス部17Aへの駆動軸12Aの挿通に伴ってフロ
ントプレート15の裏面側に押し出されて脱落するの
で、そのあとに開口した治具用開口部18を介してポン
プ駆動軸12の先端部にナット22を締め付け、歯車1
7を駆動軸12に固定する。歯車固定後は開口部18を
遮蔽するカバープレート23をボルト・ナット24によ
りフロントプレート15に取り付ける。以上でカバー1
1へのパワーステアリングポンプ12の取付けは完了す
る。
【0017】
【考案の効果】第1の考案では、ダストカバーを取り外
すことにより、燃料噴射ポンプの被動側歯車をカバーの
歯車用開口部を通して前方から燃料噴射ポンプの駆動軸
に取り付け、取り外しできるので合いマークの確認が容
易であり、修理時の取付作業性が改善される。また、燃
料噴射ポンプが取り付けられるフロントプレートには、
燃料噴射ポンプの駆動軸及びエンジン側の駆動軸が貫通
する比較的小径の穴が貫通しているだけであって、図4
〜図5に示す従来技術のような歯車を挿通するための大
きな開口部は空いていないので剛性が高い。また、燃料
噴射ポンプの取付ブラケットも不要なのでフロントカバ
ー全体として軽量化できる第2の考案では、カバーに
パワーステアリングポンプなど被動用歯車を利用して歯
車駆動するポンプ類を取り付ける場合には、フロントプ
レートに治具用開口部を設け、この治具用開口部に該ポ
ンプ類駆動用の歯車を仮止めする治具を着脱自在に設け
ることにより、ポンプ類の取付作業性も改善される
【0018】
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の要部正面図。
【図2】パワーステアリングポンプ取付前の状態におけ
る図1のB−B断面図。
【図3】パワーステアリングポンプ取付後の状態におけ
る図1のB−B断面図。
【図4】従来のフロントカバー構造の概略正面図。
【図5】図4のA−A断面図。
【符号の説明】
4 被動側歯車 11 カバー 12 パワーステアリングポンプ 13 ポンプ類の取付部 13A 取付フランジ部 13B ポンプ軸用開口部 14 歯車用開口部 15 フロントプレート 17 ポンプ用歯車 18 治具用開口部 19 治具

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロントプレートをエンジン前端部に設
    け、フロントプレートの背面側に燃料噴射ポンプを取付
    固定し、このフロントプレートには燃料噴射ポンプの回
    転軸とこれを駆動する駆動軸とを背面側から貫通させる
    一方、フロントプレートの前面側から回転軸に被動側歯
    車を、駆動軸に駆動側歯車を固定すると共に、被動側歯
    車と駆動側歯車とを覆うカバーをフロントプレートに取
    り付け、このカバーには被動側歯車を挿通できる大きさ
    歯車用開口部を形成し、この歯車用開口部を着脱可能
    なダストカバーで覆ったことを特徴とするディーゼルエ
    ンジンのフロントカバー構造。
  2. 【請求項2】前記カバーは、被動側歯車により駆動され
    るポンプ類の取付部を備え、この取付部には、前記ポン
    プ類を着座させる取付フランジ部と、前記ポンプ類の駆
    動軸を挿通するポンプ軸用開口部とを設け、かつ前記フ
    ロントプレートには治具用開口部を設け、この治具用開
    口部に前記駆動軸に取り付けたポンプ駆動用歯車をカバ
    ー裏面側に仮止めするための治具を着脱自在に嵌装した
    ことを特徴とする請求項1に記載のディーゼルエンジン
    のフロントカバー構造。
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JPH0577549U JPH0577549U (ja) 1993-10-22
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