JPH0635917Y2 - 船外推進機のプロペラ軸装置 - Google Patents

船外推進機のプロペラ軸装置

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JPH0635917Y2
JPH0635917Y2 JP4077290U JP4077290U JPH0635917Y2 JP H0635917 Y2 JPH0635917 Y2 JP H0635917Y2 JP 4077290 U JP4077290 U JP 4077290U JP 4077290 U JP4077290 U JP 4077290U JP H0635917 Y2 JPH0635917 Y2 JP H0635917Y2
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JP
Japan
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propeller
bevel gear
propeller shaft
nut
shaft
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JP4077290U
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JPH03130797U (ja
Inventor
裕治 橋本
Original Assignee
ヤンマーディーゼル株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、船外推進機のプロペラ軸装置であって、特
に、そのプロペラ軸に取り付けられるベベルギアやオイ
ルシールハウジング等の取付け構造に関するものであ
る。
従来の技術 船内外機等の推進機においては、第2図で示すように、
機関側に連結されるドライブ軸(51)がその推進機のケ
ース内(52)に垂直方向に配置され、この垂直方向のド
ライブ軸(51)から水平方向のプロペラ軸(53)へ一対
のベベルギア(54)(55)を介して動力を伝達するよう
にしている。この場合、組立時に両ベベルギア(54)
(55)の歯当り調整するため、プロペラ軸(53)上のベ
ベルギア(55)をスプラインを介して摺動自在に外嵌
し、そのベベルギア(55)を一方からナット(56)で固
定するとともに、そのナット(56)の反対側に調整シム
(57)を設けて、このシム(57)の枚数を変更すること
により、そのベベルギア(55)の軸方向の位置を変更で
きるようにしている。また、上記プロペラ軸(53)は、
従来において、その中間部分を軸受ハウジング(58)内
に内装された軸受(59)で支持し、この軸受ハウジング
(58)を推進機ケース(52)へボルト(60)で固定して
いる。また、この軸受ハウジング(58)は、そのプロペ
ラ(61)側の後端部に、小径のシールハウジング(62)
を一体に形成し、このシールハウジング(62)内に内装
したオイルシール(63)で、前記軸受(59)より内側部
分をシールしている。また、軸受ハウジング(58)の後
端面には、上記ボルト(60)を覆うようにして、防蝕亜
鉛(66)がボルト(64)で固定され、この防蝕亜鉛(6
6)及びシールハウジング(62)の外側に、プロペラ仕
組(65)がプロペラ軸(53)へ外嵌して取り付けられて
いる。
考案が解決しようとする課題 上記従来の構造においては、まず、プロペラ軸(53)上
のベベルギア(55)は、プロペラ仕組(65)とは反対側
のプロペラ軸(53)前端側より外嵌してスプライン係合
し、更にその前側面側にナット(56)を螺合して締付け
固定するようにしている。そして、調整シム(57)は、
ナット(56)とは反対側のベベルギア(55)のプロペラ
仕組(65)側の側面と軸受(59)の間に配置されてお
り、組立時にこのベベルギア(55)の歯当りを調整する
には、ナット(56)を取り外してベベルギア(55)を抜
き出して行なう必要があることから、このベベルギア
(55)の抜き出しを容易にするため、プロペラ軸(53)
に対して比較的緩い状態でスプライン係合されており、
駆動時に、これらベベルギア(55)とプロペラ軸(53)
との間にがたつきを生じ、このために、ナット(56)の
緩み等のトラブルを発生するという問題がある。
また、この種の船外推進機においては、軸受ハウジング
(58)より後方に突出するオイルシールハウジング(6
2)内にテグス等が巻き込まれて、そのオイルシール(6
3)を損傷することがあり、このためにオイルシール(6
3)を交換することが必要で、そのためには、軸受ハウ
ジング(58)をプロペラ軸(53)より抜き出す必要を生
ずる。この場合に、従来においては、軸受ハウジング
(58)が、プロペラ軸(53)のプロペラ仕組(65)とは
反対側の端部より、即ち、図の前端側より外嵌されてい
るから、これを抜き出すためにはこの部分の仕組を全て
分解しなければならないという不都合があった。即ち、
従来においては、このようなオイルシール(63)の交換
を行なうには、防蝕亜鉛(66)を取り外した後、軸受ハ
ウジング(58)を固定しているボルト(60)を外して、
プロペラ軸(53)とともに一体として抜き出し、更に、
前記ナット(56)を外してベベルギア(55)を抜き出さ
なければ、軸受(59)を抜き出すことができず、総分解
に近い方法をとらざるを得ず、オイルシール交換のため
の手間が非常に面倒であり、このようなオイルシール
(63)の交換作業を容易に行なえるようにするこが望ま
れている。
この考案は、これらの問題を解決することを目的として
なされたものである。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するため、この出願の第1の考案は、
推進機ケース内に配置された垂直方向のドライブ軸から
水平方向のプロペラ軸へ一対のベベルギアを介して動力
を伝達するものにおいて、前記プロペラ軸に取り付けら
れる被動ベベルギアを、そのプロペラ軸のプロペラ側の
端部より外嵌してスプライン係合させるとともに、この
ベベルギアを、前記プロペラ側より調整シムを介してナ
ットで締付け固定したことを特徴とする。
同じく、この出願の第2の考案は、推進機ケース内に配
置された垂直方向のドライブ軸から水平方向のプロペラ
軸へ一対のベベルギアを介して動力を伝達するものにお
いて、前記プロペラ軸へスプライン係合される被動側ベ
ベルギアを、そのベベルギアのプロペラ側より、軸受ハ
ウジング内に内装された軸受を介してナットで締付け固
定し、かつ、前記軸受ハウジングにこのナットの回動操
作用窓を形成するとともに、前記軸受ハウジングとは別
体に形成されたシールハウジングを着脱自在に取り付け
て、この窓部を覆ったことを特徴とする。
作用 上記この考案の構成によれば、ベベルギアを締め付けて
いるナットを取り外せば、このナットと同じ側に調整用
シムが設けられているので、組立時に調整シムの枚数の
増減をベベルギアを取り外すことなく行なうことができ
る。
また、シールハウジングが軸受ハウジングとは別体にし
て取り付けられており、従って、このシールハウジング
を取り外すのみで、簡単にオイルシールの交換を行なう
ことができる。
実施例 この考案の実施例を示す第1図において、(1)は、推
進機ケース(2)内へ垂直方向に配置されたドライブ
軸、(3)は、このドライブ軸(1)の下方において、
推進機ケース(2)の後部面に形成された開口(4)よ
り差し込まれる水平方向のプロペラ軸を示している。プ
ロペラ軸(3)の前端部が、軸受(5)を介して推進機
ケース(1)内の奥部のボスで軸支されている。(6)
は、ドライブ軸(1)の下端部に取り付けられた駆動ベ
ベルギアであって、この駆動ベベルギア(6)の下方に
おいて、プロペラ軸(3)の外周にスラストカラー
(7)が一体に形成され、このスラストカラー(7)よ
り後部側即ちプロペラ側に形成されたスプライン(8)
へ、被動ベベルギア(9)が、後端側より外嵌して取り
付けられている。この被動ベベルギア(9)の後部側
に、その被動ベベルギア(9)の軸方向の位置を調整す
るためのシム(10)を介して、一対の円錐コロ軸受(1
1)(11)が、同様に後端部側より外嵌されて取り付け
られている。この軸受(11)は、概略筒状の軸受ハウジ
ング(12)内へ内装されるとともに、そのハウジング
(12)の前側面にボルト(13)によって取り付けたドー
ナツ型の軸受押さえ(14)で、前方への抜けを防止され
ている。同じく軸受ハウジング(12)の後端部外周に形
成したフランジ(15)が、推進機ケース(2)の前記開
口部(4)内の段部(16)へ、後方より差し込んだボル
ト(17)で固定されている。同じく軸受ハウジング(1
2)の後端内周はやや小径となっているが、この小径部
とプロペラ軸(3)との間に、後方から工具等を差し込
むことのできる窓(18)が形成されるとともに、この窓
(18)内において、プロペラ軸(3)へ後端側より外嵌
されたナット(21)が、そのプロペラ軸(3)外周の雄
ネジ(22)へ螺合され、このナット(21)を締め付ける
ことにより、軸受(11)及び調整シム(10)を介して、
被動ベベルギア(9)を前記スラストカラー(7)側に
押し付けて締付け固定するようにしている。(23)が、
概略筒状に形成されたこの考案のシールハウジングで、
プロペラ軸(3)の後端側よりそのプロペラ軸(3)へ
外嵌されるとともに、そのシールハウジング(23)前端
部を印籠状に前記軸受ハウジング(12)に嵌入させると
ともに、このシールハウジング(23)外周に形成したフ
ランジ(24)部分において、後方より差し込んだボルト
(25)で軸受ハウジング(12)の後端面に固着されてい
る。シールハウジング(23)の内周面とプロペラ軸
(3)との間にオイルシール(26)が介装され、このオ
イルシール(26)の後部側は、シールハウジング(23)
内周面に突出させた環状の内向きフランジ(27)で覆わ
れている。シールハウジング(23)と前記推進機ケース
(2)の開口部(4)との間に、防蝕亜鉛(28)が挿入
され、この防蝕亜鉛(28)の内周面に突出形成した内向
きフランジ(29)が、後方より差し込んだボルト(30)
で、シールハウジング(23)の前記のフランジ(24)へ
固定されている。そして、これらシールハウジング(2
3)及び防蝕亜鉛(28)の後部において、推進機ケース
(2)より突出するプロペラ軸(3)後端部に、プロペ
ラ仕組(31)が、外嵌して取り付けられている。このプ
ロペラ仕組(31)は、プロペラ軸(3)へ直接外嵌した
スプラインスリーブ(32)、その外周のゴム体(33)、
その外周のテーパスリーブ(34)及びこのテーパスリー
ブ(34)へ外嵌したプロペラ(35)等からなる。
上記において、オイルシール(26)の交換を行なうに
は、プロペラ仕組(31)を取り外し、防蝕亜鉛(28)を
ボルト(30)を緩めて取り外した後、オイルシールハウ
ジング(23)を固定しているボルト(25)を抜き出すこ
とにより、軸受ハウジング(12)と分離して、単独で後
方へ抜き出すことによって行なうことができる。また、
組立取付における調整シム(10)の増減は、更にナット
(21)を外し、軸受ハウジング(12)を抜き出すことで
行なうことができ、被動ベベルギア(9)は抜き出す必
要がない。また、ナット(21)の締め付け若しくは緩め
作業は、軸受ハウジング(12)後端の窓(18)部分へ、
工具を差し込んで行なうことができる。
考案の効果 以上のように、この考案によれば、調整シムの増減によ
るベベルギアの位置調整を、そのベベルギアを抜き出す
ことなく行なうことができるから、従来のようにこのベ
ベルギアの抜き出しのために緩やかにスプライン嵌合さ
せる必要がなく、このベベルギアとプロペラ軸との嵌合
を圧入に近い程度の強固な嵌合とすることができ、その
ため、ベベルギアのがたつきによるナットの緩みといっ
た問題を防止できるという効果がある。また、オイルシ
ールは、プロペラ軸へプロペラ側より外嵌され、かつ、
軸受ハウジングとは別体となったシールハウジングへ内
装されているから、このシールハウジングを後方へ抜き
出すのみによって、簡単に交換作業を行なうことができ
る。そのため、従来のように、軸受ハウジングやナット
の取外しといった分解作業が不要となり、シール交換の
作業が大幅に簡略化できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の実施例を示すプロペラ軸取付け部
分の縦断面図、第2図は、同じく従来例を示すプロペラ
軸部分の縦断面図である。 (1)…ドライブ軸、(2)…推進機ケース、 (3)…プロペラ軸、(6)…駆動ベベルギア、 (8)…スプライン、(9)…被動ベベルギア、 (10)…調整シム、(11)…軸受、 (12)…軸受ハウジング、(21)…ナット、 (23)…シールハウジング、 (26)…オイルシール、(35)…プロペラ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】推進機ケース内に配置された垂直方向のド
    ライブ軸から水平方向のプロペラ軸へ一対のベベルギア
    を介して動力を伝達するものにおいて、前記プロペラ軸
    に取り付けられる被動ベベルギアを、そのプロペラ軸の
    プロペラ側の端部より外嵌してスプライン係合させると
    ともに、このベベルギアを、前記プロペラ側より調整シ
    ムを介してナットで締付け固定したことを特徴とする船
    外推進機のプロペラ軸装置。
  2. 【請求項2】推進機ケース内に配置された垂直方向のド
    ライブ軸から水平方向のプロペラ軸へ一対のベベルギア
    を介して動力を伝達するものにおいて、前記プロペラ軸
    へスプライン係合される被動側ベベルギアを、そのベベ
    ルギアのプロペラ側より、軸受ハウジング内に内装され
    た軸受を介してナットで締付け固定し、かつ、前記軸受
    ハウジングにこのナットの回動操作用窓を形成するとと
    もに、前記軸受ハウジングとは別体に形成されたシール
    ハウジングを着脱自在に取り付けて、この窓部を覆った
    ことを特徴とする船外推進機のプロペラ軸装置。
JP4077290U 1990-04-16 1990-04-16 船外推進機のプロペラ軸装置 Expired - Lifetime JPH0635917Y2 (ja)

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JPH03130797U JPH03130797U (ja) 1991-12-27
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