JP2553871B2 - 画像入力装置 - Google Patents

画像入力装置

Info

Publication number
JP2553871B2
JP2553871B2 JP62179596A JP17959687A JP2553871B2 JP 2553871 B2 JP2553871 B2 JP 2553871B2 JP 62179596 A JP62179596 A JP 62179596A JP 17959687 A JP17959687 A JP 17959687A JP 2553871 B2 JP2553871 B2 JP 2553871B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
reading
reading surface
image reading
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP62179596A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6423680A (en
Inventor
峰夫 窪田
剛 磯村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Nisca Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisca Corp filed Critical Nisca Corp
Priority to JP62179596A priority Critical patent/JP2553871B2/ja
Publication of JPS6423680A publication Critical patent/JPS6423680A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2553871B2 publication Critical patent/JP2553871B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Input (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ワードプロセッサやパーソナルコンピュ
ータなどの画像処理装置に接続され、単純2値画像例え
ば文字や中間調画像例えば写真などの画像情報を入力す
るハンドスキャナ(イメージリーダ)などの画像入力装
置に関する。
〔従来の技術〕
最近、画像処理装置例えばワードプロセッサは、画像
を手軽に入力可能なハンドスキャナを備えたものが登場
している。
このハンドスキャナはCCD(Charge Coupled Devic
e)を読取部に有し、原稿上を手で移動させることによ
り読み取っている。
このようなハンドスキャナには、実開昭61−176857号
公報に示されたものがある。このハンドスキャナは、光
源の光を外装カバーに設けた読み取り開口を介して画像
読取面に照射し、その画像反射光を分光ミラー及びレン
ズを介してラインセンサで受光すると共に、2つの車輪
を同軸に固定した走行ローラにより副走査するようにな
っている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、従来のハンドスキャナは、外装カバーの幅が
握る部分も読み取り開口が設けられた部分も同じである
ため、移動方向と交差する方向に幅広い画像を入力する
ことができない。また、外装カバーが単なる長方形断面
のものであり、かつ、2つの車輪を同軸に固定した構成
の走行ローラにより副走査しているため、画像読取面に
対する走行ローラの接触が不十分であったり回転して進
行して行く方向が安定しないため、所望の読み取りを行
うことが難しいという問題があった。
〔発明の目的〕
この発明は、手動操作が容易で幅広い画像を十分安定
して読み込むことができる画像入力装置を得ることを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するためこの発明は、画像読み取り面
に沿って移動させながらその画像読み取り面の画像を入
力する画像入力装置において、 画像読み取り面に沿って移動されるときに握られる部
分であって移動方向に延在する第1の部分、及びこの第
1の部分と交差して幅広に延在する第2の部分を有する
外装カバーと、 前記第2の部分の前記画像読み取り面に対向する部分
に、移動方向と交差する方向に横長に配置され、前記画
像読み取り面に接触して前記外装カバーの移動に伴って
回転する円柱状走行ローラと、 前記第2の部分の前記画像読み取り面に対向する部分
に、前記ローラとほぼ平行に形成された読み取り開口
と、 前記第2の部分内において前記読み取り開口より前方
に設けられ、斜め前方から前記読み取り開口を介して前
記画像読み取り面に光を照射する光源と、 前記第2の部分内において前記読み取り開口の上方に
設けられ、前記読み取り開口から入射する前記画像読み
取り面からの画像反射光を前記第1の部分方向へ反射す
る反射手段と、 前記第1の部分内に設けられ、前記反射手段からの画
像反射光を集光するレンズと、 前記第1の部分内の後方側に設けられ、前記レンズに
より集光された光を受光して電気信号に変換するCCDラ
インセンサと、 前記第1の部分の後方側において前記画像読み取り面
に対向する部分に設けられ、前記画像読み取り面に沿っ
て移動する際、前記画像読み取り面に接触して前記外装
カバーを支持する突出部とを設け、 前記円柱状走行ローラと前記外装カバーの突出部と
で、前記反射手段からCCDラインセンサまでの光路を前
記読取原稿面と平行に維持し、 前記第1の部分の側部に、読み取るべき情報に応じて
単純2値画像と中間調画像のモード切り換えを行う読み
取りモードスイッチと、読み取り開始ボタンとを、それ
ぞれ片手操作可能に設けた構成のものである。
〔作用〕
外装カバーに、握られる部分であって移動方向に延在
する第1の部分と、これに交差して幅広に延在する第2
の部分とを形成して、例えばT字形とし、その第2の部
分に読み取り開口を設けたので、移動時に握る第1の部
分よりも移動方向と交差する方向に幅広い画像を入力す
ることができる。また、第2の部分には覗き窓を有して
いるので、入力時の画像読み取り面の状態は、この覗き
窓より読み取り開口を通して正確に知ることができる。
そして、外装カバーには、その握られる第1の部分の
側部に、読み取りモードスイッチと読み取り開始ボタン
とをそれぞれ片手操作可能に設けたので、スキャナと原
稿との相対的な位置合わせ、読み取るべき原稿の情報に
応じた単純2値画像と中間調画像のモード切り換え設
定、読み取り開始といった一連の操作を、全て片手で行
うことができる。
また、第2の部分に、移動方向と交差する方向に横長
に円柱状走行ローラを配置し、これを画像読み取り面に
接触して外装カバーの移動に伴って回転するようにした
ので、画像読み取り面に対してローラをより大きな面積
で接触させて、安定した副走査を行わせることができ
る。
更に、外装カバーの第2の部分内において読み取り開
口前方に光源を、また読み取り開口上方に反射手段を配
置し、そして外装カバーの握られる第1の部分内に集光
レンズとCCDラインセンサを配置したので、反射手段か
らCCDに至る縮小光学系の構成要素が、その大小関係の
まま無理なく配置され、必要な光路長が確保される。つ
まり、外装カバーの第1の部分は、握り部分として働く
と共に、上記縮小光学系の構成及び光路長を確保する部
分として働くという、2つの機能を兼ねるので、合理的
なコンパクト化が図られる。また、この配置により、外
装カバーの第1の部分が握られて撓んでも、その影響の
ない遠い部位へCCDラインセンサを位置させることがで
きる。
また、もともと、画像を集光レンズを用いてCCDライ
ンセンサ上に投影して読み取るという縮小型センサの場
合には、密着型センサの場合のように、数個のCCDチッ
プの接続部分の画素に感度低下を生じるといった問題を
生じないので、密着型センサの場合よりも高精度の画像
入力が達成される。
そして、読み取り開口近傍に設けた円柱状走行ローラ
と外装カバーの第1の部分の後方側に設けた突出部と
で、読取原稿面と平行に反射手段から画像入力部までの
光路を維持したので、縮小光学系の安定走行を図って高
精度を維持することができる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例について、図面を参照して
説明する。
<構成> 第1図のようにワードプロセッサやパーソナルコンピ
ュータのイメージ入力用のハンドスキャナ1は、第4図
のように画像読み取り面例えば原稿Pに沿って移動され
る外装カバー(ケース)が下カバー1Aと上カバー1Bとで
形成され、できる限り幅広く画像を入力できると共に、
握り易くかつ操作し易いように、グリップ3の幅が頭部
5の幅よりせまくなっている。
また、グリップ3(第1の部分)と頭部5(第2の部
分)との間には、移動方向左右に段部7,9が形成されて
いる。これらの段部7,9は互いに移動方向に段違いに位
置し、グリップ3を握った時、親指が段部7に接触し、
人差し指が段部9に接触するように配置にしてある。
そして、ハンドスキャナ1の下カバー1Aには、第3図
及び第4図のように、移動方向と交差する方向に幅広く
形成された読み取り開口例えば読み取り口11が設けら
れ、また下カバー1Aの下面には、原稿Pに接触して下カ
バー1Aを原稿P上に支持する突出部例えばリブ60が、カ
バーの進行方向に沿って縦長に形成されている。そし
て、下カバー1Aの上面には、突起例えば複数のリブ63が
形成されている。
読み取り口11は第3図のようにプラテンガラス12で覆
われている。このプラテンガラス12は周囲が黒く縁取り
され、この縁取りの境界を基準にして原稿Pを読み取り
位置にセットできるようにしてある。
上カバー1Bには読み取り口11を通して原稿Pの状態を
見る覗き窓13が設けられている。
覗き窓13はガラスや透明プラスチックで形成され、第
4図のように内面が傾斜している。そして、覗き窓13か
ら覗いた時、例えば後述の円柱状走行ローラ17の接線前
方に見える位置を読み取り基準位置にしてある。
このような形状のハンドスキャナ1は、第2図〜第7
図に示すように原稿Pに接触し回転軸15を中心に回転す
るゴムなどにより形成された円柱状走行ローラ17と、原
稿Pに光を照射する光源例えば緑色光(赤色光でも良
い)を発するLEDアレイ19と、原稿からの光を反射する
反射手段例えば鏡などの反射板21と、この反射板21から
の光を入力して光を電気信号に変換する画像入力部22
と、読み取り開始ボタン39と、読み取り濃度ボリューム
41と、読み取りモードスイッチ43と、ローラ17とリブ60
との間に設けられた画像入力部22を制御する制御基板27
とを備えている。
ローラ17はLEDアレイ19と画像入力部22との間に設け
られ、反射板21と画像入力部22との間の光路Lより低い
と共に、LEDアレイ19と画像入力部22の入口とを結ぶ直
線より高く突出し、原稿Pに接触して原稿P上の移動に
伴って回転するようになっている。
ローラ17の回転軸15には、第2図及び第4図のように
ギヤ29が取り付けられ、ギヤ31,33を介してクロック板3
5をローラ17の回転につれて駆動するようになってい
る。なお、クロック板35には同心円周上に等間隔に複数
の穴が設けられ、フォトインタラプタ37により回転量を
検出するようになっている。
ギヤ31,33及びクロック板35は、支持部材45により支
持されている。この支持部材45は第8図〜第10図に示す
ように左右の側板47L,47Rを備えている。
側板47Lはギヤ31を回転自在に支持する支持ピン49
と、ギヤ33及びクロック板35の回転軸51の一方の軸受を
形成する支持段部53L及びアーム55Lとを備えている。
また側部47Rは回転軸51の他方の軸受を形成する支持
段部35R及びアーム55Rを備えている。
尚、アーム55L,55Rは弾性変形可能で、回転軸51を着
脱できるようになっている。
LEDアレイ19と反射板21は第4図のようにフレーム69
に取り付けられ、このフレーム69は第2図のように両側
部69L,69Rを下カバー1Aにねじ71で固定されている。
画像入力部22は、反射板21からの光を集光するレンズ
ユニット23と、このレンズユニット23により集光された
光を受光し電気信号に変換するするイメージセンサ例え
ばCCD25(ラインセンサ)とを備え、リブ60の外装カバ
ーの移動方向と直交する方向の下カバー1A内底面に固定
されている。
読み取り開始ボタン39は、押すことにより副走査検出
回路112がアクティブになり読み取りが行なわれる。
読み取り濃度ボリューム41は、回すことにより読み取
り濃度を調節できる。
読み取りモードスイッチ43は、読み取る情報が文字の
ような単純2値画像か、写真のような中間調(ハーフト
ーン)画像であるかによりモードを切り換えることがで
きる。尚、写真モードは複数のモード(例えば写真1、
写真2)を設けるようにしても良い。
制御基板27には、第11図のように、タイミング発生回
路102と、デコーダ回路103と、ビデオ増幅回路104と、
エンベロープ検出回路105と、エンベロープ分割回路106
と、切り換え回路107と、シェーディング量補正回路108
と、マトリクス抵抗回路109と、オフセット回路110と、
電流電圧変換回路111と、副走査検出回路112と、単純2
値オフセット設定回路113と、縮小拡大入力回路114と、
コンパレータ125とが設けられている。
この制御基板27は、下カバー1A内の少なくともローラ
17とリブ60とに対向する間で、反射板21と画像入力部22
との間の光路Lより底面寄りに、リブ63により下カバー
1Aの底面との間に空間を形成して、下カバー1Aに取り付
けられている。
タイミング発生回路102は、CCD25を駆動するためのタ
イミングクロックをCCD25に供給すると共に、CCD25の1
画素の出力に同期したクロックパルスをデコーダ回路10
3に出力する。
デコーダ回路103は、写真のとき選択されたディザマ
トリクスのDC出力電圧を作るように、J0〜J3をマトリク
スに応じてグランド側にスイッチングする。
ビデオ増幅回路104は、抵抗R1〜R5と、可変抵抗VR1,V
R5と、オペアンプ121,122とを備え、CCD25のビデオ信号
Aを入力し、第13図のように増幅信号Bを出力する。
エンベロープ検出回路105は、ダイオードD1と、コン
デンサC1,C2と、トランジスタQ1,Q2と、抵抗R6,R8,R9と
を備え、コンデンサC1,C2と抵抗R6とで決まる時定数、
あるいはコンデンサC1と抵抗R6とで決まる時定数により
エンベロープを検出する。
エンベロープ分割回路106は、抵抗R7と、可変抵抗VR2
と、オペアンプ123とを備え、エンベロープ検出回路105
で検出したエンベロープを電圧分割してシェーディング
補正幅を決める。
切り換え回路107は、前記読み取りモードスイッチ43
と抵抗R10とを備え、文字モードと写真モードとの切り
換えを行う。
シェーディング量補正回路108は可変抵抗VR3を備え、
シェーディング補正用出力Eに対しての補正量を決め
る。
マトリクス抵抗回路109は写真の疑似2値の基準電圧
を変えるもので、抵抗r0〜r3を備え、デコーダ回路103
の中でグランド若しくは5Vに半導体スイッチによって接
続されている。尚、抵抗r0〜r3は例えばr0=8×r3、r1
=4×r3、r2=2×r3のような値で構成されている。
オフセット回路110は、前記読み取り濃度ボリューム4
1と抵抗R11とを備え、濃度レベルの調整に用いる。尚、
読み取り濃度ボリューム41は、原稿の濃度により白、黒
のレベルを決めるコンパレート電圧Fにオフセットを任
意にかけるものである。
電流電圧変換回路111は、オペアンプ124と、抵抗R12
と、可変抵抗VR4とを備え、オペアンプ124の−側からグ
ランドに流れる電流値に抵抗R12と可変抵抗VR5との和を
掛けた値のコンパレート電圧Fを出力する。コンパレー
ト電圧Fは第12図の電圧Gと等価で、次式のようにな
る。
G=Rf×(5/Ri)+5〔V〕 この式は、H点からグランドへ向けて流れる電流値
に、フィードバック抵抗値を掛けたものが、+側の電圧
5Vの上にのせることを示している。
従って、抵抗Riの部分を第11図のようにシェーディン
グ量補正回路108と、マトリクス抵抗回路109と、オフセ
ット回路110とに独立して構成できる。言い替えると、
独立した要素がそれぞれに2値化のコンパレート電圧F
を動かすことができる。
副走査検出回路112は、CCD25のスキャン方向と垂直方
向に用紙を送るか、ローラ17の回転を検出して任意の量
移動したときにパルスが発生する回路で、任意の量移動
したところで1パルス発生する。
単純2値オフセット設定回路113は、抵抗R13〜R16及
びスイッチSW1〜SW4を備え、スイッチSW1〜SW4の状態に
よりJ0〜J3をグランド若しくは5Vに接続する。
縮小拡大入力回路114は、縮小スイッチSW5及び拡大ス
イッチSW6と、抵抗R17,R18とを備え、2倍拡大、1/2縮
小の時にそれぞれLow,Highで入力される。第11図でいえ
ばスイッチSW5,SW6がそれぞれONのときがアクティブで
あり、1倍のときは両方のスイッチSW5,SW6がオープン
である。
2値化コンパレータ125は、ビデオ信号Aの増幅信号
Bと2値化のコンパレート電圧Fにより白黒の2値化を
行う。
<動作> まずハンドスキャナ1に電源が加えられると、第4図
のLEDアレイ19が発光する。そして、読み取り開始ボタ
ン39をONしながらハンドスキャナ1を引くと、ローラ17
の回転に伴い、副走査検出回路112からデコーダ回路103
にパルスが供給される。
一方、第11図のタイミング発生回路102によりCCD25を
駆動して、反射板21を介して入力された光を電気信号に
変換する。その信号をビデオ信号Aとして出力する。
ビデオ信号Aは、ビデオ増幅回路104により第13図の
ように増幅される。この増幅信号Bはそのまま2値化コ
ンパレータ125と、ビデオ波形のシェーディング補正を
するためのエンベロープ検出回路105に供給される。
エンベロープ検出回路105は、読み取りモードスイッ
チ43により単純2値と疑似2値、言い替えると文字と写
真(またはディザ方式)に切り換えられ、エンベロープ
検出の時定数を文字の時はC1+C2とR6、写真の時はC1と
R6とに切り換える。従って、時定数は写真の時の方が文
字の時よりも小さい。エンベロープ検出回路105の出力
Cは、ボルテージフォロアにより出力Dとなる。この出
力Dの波形は第14図のようになる。
この出力Dは可変抵抗VR2によりある比をもった出力
Eに分割され、可変抵抗VR3を通して、オペアンプ124に
供給される。
シェーディング量補正回路108はシェーディング補正
用出力Eに対しての補正量を決める。
そして、電流電圧変換回路111と、この電流電圧変換
回路111に電流を与えるシェーディング量補正回路108
と、写真の時の基準電圧を変えるマトリクス抵抗回路10
9と、オフセット及びマニュアルでの読み取り濃度ボリ
ューム41のオフセット回路110とにより、2値化のコン
パレート電圧Fが得られる。
デコーダ回路103からのマトリクス抵抗回路109の抵抗
r0〜r3への出力は、読み取りモードスイッチ43により写
真いわゆるディザモードが選択されたとき、ディザのパ
ターンにあうような電圧変動を起こすようにスイッチン
グされる。この時の主走査方向のパターンの変化は、タ
イミング発生回路102のCCD25の駆動に同期し、また副走
査のパターン変化は副走査検出回路112からのクロック
に従って行う。
読み取りモードスイッチ43が単純2値側にあるとき
は、予め決められたパターン、言い替えるとコンパレー
ト電圧Fに決められたオフセット電圧を固定で与える。
この決められた値とは、単純2値オフセット設定回路11
3のスイッチSW1〜SW4によって決められる。
縮小拡大入力回路114の出力により、ディザモードの
時のディザパターンの動きをデコーダ回路103より変調
する。
2値化のコンパレート電圧Fは、第11図のシェーディ
ング量補正回路108と、マトリクス抵抗回路109と、オフ
セット回路110とに流れ出す電流値で決まる。コンパレ
ート電圧Fは、オフセツト回路110の抵抗R11と読み取り
濃度ボリューム41の電流と、可変抵抗VR3へ流れる電流
と、マトリクス抵抗回路109による16レベルの電流値と
なる。
第15図のビデオ信号となる画像を文字モードのエンベ
ロープ検出の時定数で行うと、第16図のようになる。時
定数が大きい場合、領域の大きい同一濃度の中間色を読
み取ると、中間調の領域内では主走査のスキャンビット
が進むにつれて出力する画像の濃度が変わる。
これに対して、第15図の画像を写真モードの時定数で
行うと、言い替えると時定数を小さくすると第17図とな
る。
中間調の領域にあるとき、同一色であるなら、同一の
濃度で出力されるべきである。しかし、実際にはエンベ
ロープによるシェーディング補正を行うと、時定数を小
さくしても第17図の変化領域がでてくる。これはできる
だけ狭い方が良い。
尚、文字と写真とが混在する画像は、文字モードか写
真モードかどちらかを選択して読み取る。この場合、文
字モードで読み取ると写真の部分で中間色が出ない。ま
た写真モードで読み取ると、文字の線が分かり難くな
る。
以上のように本来、文字と写真とではエンベロープに
よるシェーディング補正を行うときは、同じ時定数とす
る訳にはいかない。
読み取り画像が写真の時は時定数が大きいと、画像が
同じ濃度でも出力される画像は濃度変化が大きい。しか
し、画像が文字であるならば、この影響は殆どない。逆
に大きくないと、シェーディング補正の意味をなさな
い。
そこで、画像が写真の時は時定数を小さくすること
で、同一色を読み取ったときの出力画像の濃度変化を防
止できる。
即ち、画像に光を照射し、その反射した光を電気信号
に変えるCCD25と、このCCD25から出力されるビデオ信号
のエンベロープを検出し、シェーディング補正する回路
と、ビデオ信号を2値化するコンパレータ125とを備
え、画像が文字か写真かによりエンベロープ検出時の時
定数を変えることにより、文字、写真のそれぞれに適し
たシェーディング補正の量を変化させ、2値化のコンパ
レートレベルを変えるようにしたので、文字と写真、言
い替えると単純2値と疑似2値(または中間調)を表現
するとき、文字のときは出力画像の白黒がはっきりし、
写真のときは入力画像にできるだけ似通った出力画像を
得ることができる。
〔発明の効果〕
以上要するにこの発明は、外装カバーに、移動方向に
延在する握られる第1の部分と、これに交差して幅広に
延在する第2の部分とを形成し、第2の部分に読み取り
開口を設けたので、移動時に握る第1の部分よりも移動
方向と交差する方向に幅広い画像を入力することができ
る。また、この時の画像読み取り面の状態は、第2の部
分に設けた覗き窓を通して正確に知ることができる。
そして、読み取りモードスイッチと読み取り開始ボタ
ンは、外装カバーのグリップである第1の部分の側部に
それぞれ片手操作可能に設けたので、スキャナと原稿と
の相対的な位置合わせ、読み取るべき原稿の情報に応じ
た単純2値画像と中間調画像のモード切り換え設定、読
み取り開始といった一連の操作を、全て片手で行うこと
ができる。
また、第2の部分に、移動方向と交差する方向に横長
に円柱状走行ローラを配置し、これを画像読み取り面に
接触して外装カバーの移動に伴って回転するようにした
ので、画像読み取り面に対してローラをより大きな面積
で接触させて、安定した副走査を行わせることができ
る。
更に、第2の部分内の読み取り開口前方に光源を、ま
た読み取り開口上方に反射手段を配置し、そして握られ
る第1の部分内に集光レンズとCCDラインセンサを配置
したので、反射手段からCCDに至る縮小光学系の構成要
素が、その大小関係のまま無理なく配置され、必要な光
路長が確保される。つまり、外装カバーの第1の部分
は、握り部分として働くと共に、上記縮小光学系の構成
及び光路長を確保する部分として働くという、2つの機
能を兼ねるので、合理的なコンパクト化が図られる。ま
た、この配置により、外装カバーの第1の部分が握られ
て撓んでも、その影響のない遠い部位へCCDラインセン
サを位置させることができる。
また、もともと、画像を集光レンズを用いてCCDライ
ンセンサ上に投影して読み取るという縮小型センサの場
合には、密着型センサの場合のように、数個のCCDチッ
プの接続部分の画素に感度低下を生じるといった問題を
生じないので、密着型センサの場合よりも高精度の画像
入力が達成される。
そして、読み取り開口近傍に設けた円柱状走行ローラ
と外装カバーの第1の部分の後方側に設けた突出部と
で、読取原稿面と平行に反射手段から画像入力部までの
光路を維持したので、縮小光学系の安定走行を図って高
精度を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第17図はこの発明の一実施例を示したもので、
各図は次のものを表している。 第1図はハンドスキャナの平面図、第2図はハンドスキ
ャナの内部構造を示す図、第3図はハンドスキャナの底
面図、第4図はハンドスキャナの断面図、第5図はハン
ドスキャナの左側面図、第6図はハンドスキャナの断面
図、第7図はハンドスキャナの右側面図、第8図〜第10
図はギヤ31,33及びクロック板35の支持部材の構造を示
す図、第11図は制御回路図、第12図は補助説明図、第13
図はビデオ増幅回路の入力と出力の電圧波形図、第14図
はエンベロープ検出回路105の入力とエンベロープ検出
の出力電圧波形図、第15図はビデオ信号に対して時定数
を変えた時のエンベロープ検出波形図、第16図は時定数
が大きい時のビデオ信号とコンパレート電圧の変化を示
した波形図、第17図は時定数が小さい時のビデオ信号と
コンパレート電圧の変化を示す波形図である。 25……CCD 102……タイミング発生回路 103……デコーダ回路 104……ビデオ増幅回路 105……エンベロープ検出回路 106……エンベロープ分割回路 107……切り換え回路 108……シェーディング量補正回路 109……マトリクス抵抗回路 110……オフセット回路 111……電流電圧変換回路 112……副走査検出回路 113……単純2値オフセット設定回路 114……縮小拡大入力回路 125……コンパレータ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像読み取り面に沿って移動させながらそ
    の画像読み取り面の画像を入力する画像入力装置におい
    て、 画像読み取り面に沿って移動されるときに握られる部分
    であって移動方向に延在する第1の部分、及びこの第1
    の部分と交差して幅広に延在する第2の部分を有する外
    装カバーと、 前記第2の部分の前記画像読み取り面に対向する部分
    に、移動方向と交差する方向に横長に配置され、前記画
    像読み取り面に接触して前記外装カバーの移動に伴って
    回転する円柱状走行ローラと、 前記第2の部分の前記画像読み取り面に対向する部分
    に、前記ローラとほぼ平行に形成された読み取り開口
    と、 前記第2の部分内において前記読み取り開口より前方に
    設けられ、斜め前方から前記読み取り開口を介して前記
    画像読み取り面に光を照射する光源と、 前記第2の部分内において前記読み取り開口の上方に設
    けられ、前記読み取り開口から入射する前記画像読み取
    り面からの画像反射光を前記第1の部分方向へ反射する
    反射手段と、 前記第2の部分の上部に設けられ、前記読み取り開口を
    通して前記画像読み取り面の状態を見ることができる覗
    き窓と、 前記第1の部分内に設けられ、前記反射手段からの画像
    反射光を集光するレンズと、 前記第1の部分内の後方側に設けられ、前記レンズによ
    り集光された光を受光して電気信号に変換するCCDライ
    ンセンサと、 前記第1の部分の後方側において前記画像読み取り面に
    対向する部分に設けられ、前記画像読み取り面に沿って
    移動する際、前記画像読み取り面に接触して前記外装カ
    バーを支持する突出部とを設け、 前記円柱状走行ローラと前記外装カバーの突出部とで、
    前記反射手段からCCDラインセンサまでの光路を前記読
    取原稿面と平行に維持し、 前記第1の部分の側部に、読み取るべき情報に応じて単
    純2値画像と中間調画像のモード切り換えを行う読み取
    りモードスイッチと、読み取り開始ボタンとを、それぞ
    れ片手操作可能に設けたことを特徴とする画像入力装
    置。
JP62179596A 1987-07-17 1987-07-17 画像入力装置 Expired - Fee Related JP2553871B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62179596A JP2553871B2 (ja) 1987-07-17 1987-07-17 画像入力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62179596A JP2553871B2 (ja) 1987-07-17 1987-07-17 画像入力装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6423680A JPS6423680A (en) 1989-01-26
JP2553871B2 true JP2553871B2 (ja) 1996-11-13

Family

ID=16068496

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62179596A Expired - Fee Related JP2553871B2 (ja) 1987-07-17 1987-07-17 画像入力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2553871B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0756534Y2 (ja) * 1990-04-28 1995-12-25 ミツミ電機株式会社 画像情報入力装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57119562A (en) * 1981-01-19 1982-07-26 Ricoh Co Ltd Binary-coded gradation processing method for analog picture signal
JPS58119269A (ja) * 1982-01-11 1983-07-15 Matsushita Graphic Commun Syst Inc フアクシミリ送信機
US4707747A (en) * 1984-07-13 1987-11-17 Rockwell Iii Marshall A Hand held scanning input device and system
JPS62139463A (ja) * 1985-12-13 1987-06-23 Toshiba Corp 画像入力装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6423680A (en) 1989-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0448051Y2 (ja)
JPH02292947A (ja) 検出/印字装置
JPH0263259A (ja) 画像読取装置のインターフェース回路
JP2553871B2 (ja) 画像入力装置
JPH01305663A (ja) 画像処理方法
US5739915A (en) Electro-optical system for scanning color documents
JPH0448050Y2 (ja)
JP2657648B2 (ja) 画像入力装置
JPH0450693Y2 (ja)
JPH01305770A (ja) 画像縮小方法
US5315414A (en) System for controlling multiple filters in a color raster input scanner
JP2877842B2 (ja) 画像読取装置及び画像読取システム
JPH02277019A (ja) 光走査装置
JPH0666878B2 (ja) 画像入力装置
JPS6263382A (ja) 画像読取装置
JPS63178659A (ja) ハンデイコピ−
JP2903519B2 (ja) 画像読取装置
JPS63125046A (ja) フイルム画像読取り装置
JP2543427B2 (ja) 画像処理装置
FR2608339A1 (fr) Dispositif de formation de reperes de reference pour appareils de transmission d'image
JPH0610448Y2 (ja) 画像入力装置
JP2538157Y2 (ja) 画像処理装置
JP2549262B2 (ja) 光学式画像読取装置
JPH09153988A (ja) 画像読取り装置
JPS6472179A (en) Image reader printer with laser device

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees