JP2553705B2 - 空気調和機の室内ユニット - Google Patents
空気調和機の室内ユニットInfo
- Publication number
- JP2553705B2 JP2553705B2 JP1163024A JP16302489A JP2553705B2 JP 2553705 B2 JP2553705 B2 JP 2553705B2 JP 1163024 A JP1163024 A JP 1163024A JP 16302489 A JP16302489 A JP 16302489A JP 2553705 B2 JP2553705 B2 JP 2553705B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- indoor unit
- stabilizer
- heat exchanger
- cross
- air conditioner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、空気調和機の室内ユニット、特にクロスフ
ローファンを有する室内ユニットに関するものである。
ローファンを有する室内ユニットに関するものである。
従来の技術 従来の空気調和機の壁掛け型室内ユニットの構造を第
2図に示して説明する。
2図に示して説明する。
すなわち同図において、1は室内ユニット本体で、こ
の内部に多数のブレードを配したクロスフロー型羽根車
2、ドレンパン機能を有するスタビライザ3、リアガイ
ダ4が配設され、この3つで送風装置を構成している。
5は熱交換器であり、この熱交換器5は複数のフィン6
とチューブ7により構成されている。
の内部に多数のブレードを配したクロスフロー型羽根車
2、ドレンパン機能を有するスタビライザ3、リアガイ
ダ4が配設され、この3つで送風装置を構成している。
5は熱交換器であり、この熱交換器5は複数のフィン6
とチューブ7により構成されている。
クロスフロー型羽根車2が回転すると、スタビライザ
3近傍のクロスフロー型羽根車2内に空気の循環渦8が
発生し、循環渦8のまわりに横断流れ9が誘起される。
この横断流れ9は、熱交換器6を通過して室内空気と冷
媒との熱交換を行い、リアガイダ4に沿って方向を変え
られながら室内に吹き出されていく。
3近傍のクロスフロー型羽根車2内に空気の循環渦8が
発生し、循環渦8のまわりに横断流れ9が誘起される。
この横断流れ9は、熱交換器6を通過して室内空気と冷
媒との熱交換を行い、リアガイダ4に沿って方向を変え
られながら室内に吹き出されていく。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、クロスフロー型
羽根車2内の循環渦8のまわりの流れが最も流速が速
く、循環渦8から離れるに従って、速度が遅くなってい
る。熱交換量は、Ua×Rb(ただし、U:前面風量、R:列
数)に比例するので、全熱交換量TH=A∫UaRbdsとな
り、従来のクロスフローファンを有する室内ユニットで
は、熱交換器5を流れる空気の吸込流速の分布が不均一
であるため、吸込流速の分布が均一な場合に比べて、全
熱交換量が少なくなっている。そして、全熱交換量を吸
込流速の分布が均一なものと同様にするには、送風機の
回転数を高くして風量を増加させなければならず、その
結果送風機の騒音が増大するという課題があった。
羽根車2内の循環渦8のまわりの流れが最も流速が速
く、循環渦8から離れるに従って、速度が遅くなってい
る。熱交換量は、Ua×Rb(ただし、U:前面風量、R:列
数)に比例するので、全熱交換量TH=A∫UaRbdsとな
り、従来のクロスフローファンを有する室内ユニットで
は、熱交換器5を流れる空気の吸込流速の分布が不均一
であるため、吸込流速の分布が均一な場合に比べて、全
熱交換量が少なくなっている。そして、全熱交換量を吸
込流速の分布が均一なものと同様にするには、送風機の
回転数を高くして風量を増加させなければならず、その
結果送風機の騒音が増大するという課題があった。
本発明はこのような課題を解決するもので、循環渦8
近傍の流速の速い部分の熱交換面積を増やし、送風機の
回転数を高くせずに全熱交換量を増加させる室内ユニッ
トを提供するものである。
近傍の流速の速い部分の熱交換面積を増やし、送風機の
回転数を高くせずに全熱交換量を増加させる室内ユニッ
トを提供するものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の室内ユニットは、
その内部に設けられたスタビライザを熱交換器のフィン
およびチューブによって形成し、前記熱交換器とスタビ
ライザを一体に構成したものである。
その内部に設けられたスタビライザを熱交換器のフィン
およびチューブによって形成し、前記熱交換器とスタビ
ライザを一体に構成したものである。
作用 本発明は上記した構成により、循環渦近傍の流速の速
い部分の熱交換面積を簡単な構成で増やし、送風機の回
転数を高くせずに全熱交換量を増加させることができ、
室内ユニットの構成をも簡略にできるものである。
い部分の熱交換面積を簡単な構成で増やし、送風機の回
転数を高くせずに全熱交換量を増加させることができ、
室内ユニットの構成をも簡略にできるものである。
実施例 以下、本発明の実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。
る。
第1図において、11は室内ユニット本体であり、この
内部に多数のブレードを植設したクロスフロー型羽根車
12が配されている。このクロスフロー型羽根車12の前方
には、複数のフィン13とチューブ14により構成された熱
交換器15が配され、室内空気と冷媒との熱交換を行って
いるとともに、前記クロスフロー型羽根車12の外周最近
近傍のフィン13およびチューブ14によって、スタビライ
ザ16が形成されていいる。熱交換器15の下方には、ドレ
ン水を受けるドレンパン17が設けられ、これと対向する
リアガイダ18とでクロスフロー型羽根車12をはさむよう
に送風路を形成している。
内部に多数のブレードを植設したクロスフロー型羽根車
12が配されている。このクロスフロー型羽根車12の前方
には、複数のフィン13とチューブ14により構成された熱
交換器15が配され、室内空気と冷媒との熱交換を行って
いるとともに、前記クロスフロー型羽根車12の外周最近
近傍のフィン13およびチューブ14によって、スタビライ
ザ16が形成されていいる。熱交換器15の下方には、ドレ
ン水を受けるドレンパン17が設けられ、これと対向する
リアガイダ18とでクロスフロー型羽根車12をはさむよう
に送風路を形成している。
上記構成において、この室内ユニットを運転し、クロ
スフロー型羽根車12をファン軸を中心に回転させると、
羽根車12内に空気の循環渦19が発生し、スタビライザ16
の働きで安定するとともに、横断流れ20a〜20eが誘起さ
れる。このときのクロスフローファン内の流速分布は、
循環渦19の中心では0、循環渦19の外周で最大となり、
これより外側では単調減少し、横断流れ20a、20b、20
c、2d、20eの順に流速が小さくなっている。この流速の
大きい横断流れ20aの近傍に、スタビライザ16を形成す
る熱交換器15のフィン13とチューブ14が従来のものと比
べて追加配置されていることによって、この実施例の室
内ユニットは簡単な構成で全熱交換量が増大する。ま
た、スタビライザ16としてチューブ14を用いるので、ス
タビライザの断面形状が円弧状となり、最も流速の大き
いスタビライザ16付近の流れがクロスフロー型羽根車12
に流入するときの剥離を防ぐことができる。
スフロー型羽根車12をファン軸を中心に回転させると、
羽根車12内に空気の循環渦19が発生し、スタビライザ16
の働きで安定するとともに、横断流れ20a〜20eが誘起さ
れる。このときのクロスフローファン内の流速分布は、
循環渦19の中心では0、循環渦19の外周で最大となり、
これより外側では単調減少し、横断流れ20a、20b、20
c、2d、20eの順に流速が小さくなっている。この流速の
大きい横断流れ20aの近傍に、スタビライザ16を形成す
る熱交換器15のフィン13とチューブ14が従来のものと比
べて追加配置されていることによって、この実施例の室
内ユニットは簡単な構成で全熱交換量が増大する。ま
た、スタビライザ16としてチューブ14を用いるので、ス
タビライザの断面形状が円弧状となり、最も流速の大き
いスタビライザ16付近の流れがクロスフロー型羽根車12
に流入するときの剥離を防ぐことができる。
発明の効果 以上説明したように本発明の室内ユニットによれば、
スタビライザ部を形成した複雑な形状のドレンパンを簡
略化でき、しかも熱交換器の簡単な構成で全熱交換量を
増大させ、騒音を低減することができる。
スタビライザ部を形成した複雑な形状のドレンパンを簡
略化でき、しかも熱交換器の簡単な構成で全熱交換量を
増大させ、騒音を低減することができる。
第1図は本発明の空気調和機の室内ユニットの一実施例
を示す断面図、第2図は従来の空気調和機の壁掛け型室
内ユニットを示す断面図である。 11……室内ユニット本体、12……クロスフロー型羽根
車、13……フィン、14……チューブ、15……熱交換器、
16……スタビライザ、18……リアガイダ。
を示す断面図、第2図は従来の空気調和機の壁掛け型室
内ユニットを示す断面図である。 11……室内ユニット本体、12……クロスフロー型羽根
車、13……フィン、14……チューブ、15……熱交換器、
16……スタビライザ、18……リアガイダ。
Claims (1)
- 【請求項1】室内ユニット本体の内部に、室内空気と冷
媒との熱交換を行う熱交換器と、スタビライザと、リア
ガイダと、前記熱交換器に空気を導入するための逆風作
用を行うクロスフロー型羽根車を、前記スタビライザと
リアガイダとの間に有する空気調和機の室内ユニットに
おいて、前記スタビライザを熱交換器のフィンおよびチ
ューブによって形成し、熱交換器とスタビライザを一体
に構成したことを特徴とする空気調和機の室内ユニッ
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1163024A JP2553705B2 (ja) | 1989-06-26 | 1989-06-26 | 空気調和機の室内ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1163024A JP2553705B2 (ja) | 1989-06-26 | 1989-06-26 | 空気調和機の室内ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0328635A JPH0328635A (ja) | 1991-02-06 |
JP2553705B2 true JP2553705B2 (ja) | 1996-11-13 |
Family
ID=15765738
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1163024A Expired - Fee Related JP2553705B2 (ja) | 1989-06-26 | 1989-06-26 | 空気調和機の室内ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2553705B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102008034905A1 (de) * | 2008-07-26 | 2010-01-28 | Ltg Aktiengesellschaft | Lufttechnische Einrichtung |
-
1989
- 1989-06-26 JP JP1163024A patent/JP2553705B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0328635A (ja) | 1991-02-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |