JPH081375Y2 - 空調用熱交換器 - Google Patents
空調用熱交換器Info
- Publication number
- JPH081375Y2 JPH081375Y2 JP1991014301U JP1430191U JPH081375Y2 JP H081375 Y2 JPH081375 Y2 JP H081375Y2 JP 1991014301 U JP1991014301 U JP 1991014301U JP 1430191 U JP1430191 U JP 1430191U JP H081375 Y2 JPH081375 Y2 JP H081375Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- heat exchanger
- parallel
- casing
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は空調用熱交換器のエバポ
レータにかかり、詳しくはそのフィン表面に生じる凝縮
水を迅速に排除し、熱交換を促進させるものに関する。
レータにかかり、詳しくはそのフィン表面に生じる凝縮
水を迅速に排除し、熱交換を促進させるものに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、エバポレータとして使用する熱交
換器コアは図３の如く形成されている。即ち、多数のコ
ア３を積層すると共に、それらに複数のチューブ２を貫
通する。そして、その貫通部においてチューブ２とプレ
ートフィン１との間を接触固定する。そして、チューブ
端どうしをＵベンド管で液密に接続し、コア３を構成す
る。そして、チューブ２内に気液二相状態の冷媒を流通
すると共に、コア３の前面側から後面側に被冷却用の空
気流を流通させるものである。このとき、プレートフィ
ン１表面に凝縮水１２が生じ、次第にそれが成長して下
方に順次落下する。
換器コアは図３の如く形成されている。即ち、多数のコ
ア３を積層すると共に、それらに複数のチューブ２を貫
通する。そして、その貫通部においてチューブ２とプレ
ートフィン１との間を接触固定する。そして、チューブ
端どうしをＵベンド管で液密に接続し、コア３を構成す
る。そして、チューブ２内に気液二相状態の冷媒を流通
すると共に、コア３の前面側から後面側に被冷却用の空
気流を流通させるものである。このとき、プレートフィ
ン１表面に凝縮水１２が生じ、次第にそれが成長して下
方に順次落下する。
【０００３】
【考案が解決しょうとする課題】ところが、このような
従来型熱交換器はそのコア３の重力方向下端ほど凝縮水
がより多く付着し、全体として凝縮水の付着時間が長く
なる欠点がある。そのため、プレートフィン１表面は比
較的厚い水膜で覆われ、それが熱交換を阻害する欠点が
あった。
従来型熱交換器はそのコア３の重力方向下端ほど凝縮水
がより多く付着し、全体として凝縮水の付着時間が長く
なる欠点がある。そのため、プレートフィン１表面は比
較的厚い水膜で覆われ、それが熱交換を阻害する欠点が
あった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】そこで、本考案はプレー
トフィン１表面に生じた凝縮水をより速く落下させ、水
膜を可及的に薄くし、熱交換を促進することを目的とす
る。そして、その目的達成のために次の構成をとる。即
ち、小隙を有して並列された多数のプレートフィン１に
多数のチューブ２を貫通してコア３を形成する。それと
共に、プレートフィン１が重力方向に平行になるように
コア３をケーシング４に内装し、そのプレートフィン１
の幅方向がケーシング４の奥行き方向に平行になるよう
に配置する。さらに、ケーシング４内のコア３の下端部
以下に吸い込み型のファン５を配置し、コア３の前面か
ら内部に空気を導く。そして、チューブ２内に気液二相
状態の冷媒が流通するものを対象とする。ここにおい
て、本考案の特徴とするところは、コア３が上下に二以
上に分割されると共に、そのコア分割面６が前記前面か
ら後面に向かって後ろ下がりに傾斜してなり、且つその
コア分割面６は互いに小隙を有して平行に配置されたこ
とを特徴とする。
トフィン１表面に生じた凝縮水をより速く落下させ、水
膜を可及的に薄くし、熱交換を促進することを目的とす
る。そして、その目的達成のために次の構成をとる。即
ち、小隙を有して並列された多数のプレートフィン１に
多数のチューブ２を貫通してコア３を形成する。それと
共に、プレートフィン１が重力方向に平行になるように
コア３をケーシング４に内装し、そのプレートフィン１
の幅方向がケーシング４の奥行き方向に平行になるよう
に配置する。さらに、ケーシング４内のコア３の下端部
以下に吸い込み型のファン５を配置し、コア３の前面か
ら内部に空気を導く。そして、チューブ２内に気液二相
状態の冷媒が流通するものを対象とする。ここにおい
て、本考案の特徴とするところは、コア３が上下に二以
上に分割されると共に、そのコア分割面６が前記前面か
ら後面に向かって後ろ下がりに傾斜してなり、且つその
コア分割面６は互いに小隙を有して平行に配置されたこ
とを特徴とする。
【０００５】
【作用】本考案の空調用熱交換器によれば、プレートフ
ィン１表面に生じた凝縮水は夫々コア分割面６に添って
移動し、急速に成長してコア分割面６の下流端から迅速
に落下し、排除される。そのため、プレートフィン１表
面に生ずる水膜を可及的に少なくし、熱交換を促進させ
る。
ィン１表面に生じた凝縮水は夫々コア分割面６に添って
移動し、急速に成長してコア分割面６の下流端から迅速
に落下し、排除される。そのため、プレートフィン１表
面に生ずる水膜を可及的に少なくし、熱交換を促進させ
る。
【０００６】
【実施例】次に、図面に基づいて本考案の実施例につき
説明する。図１は本考案の空調用熱交換器の一部断面説
明図であり、図２はそのコア３の要部斜視説明図であ
る。この実施例の熱交換器はコア３とそれを内装するケ
ーシング４とケーシング４内の下端に配置されるファン
５とを具備する。コア３は図２に示す如く多数のプレー
トフィン１をわずかずつ隙間をあけて並列させ、そのチ
ューブ挿通孔に夫々チューブ２を貫通する。そして、隣
接するチューブ２の開口端どうしを図１の如くＵベンド
管により液密に連結し、コア３を形成する。このコア３
は上下方向に複数に分割され、夫々上下に配置されるコ
ア分割面６間に小隙１０が形成される。又、このコア分
割面６は前面から後面に向かって後ろ下がりに傾斜して
なる。このように複数に分割されたコア３をケーシング
４に図１に示す如く内装し、その下方に受皿１１を配置
する。それと共に、ケーシング４内の下端部にファン５
を配置し、それによりコア３の前面側から後面側に空気
流９を流通させると共に、それをケーシング４下端の吹
き出し口７から室内側に排出させるものである。そし
て、夫々のチューブ２には気液二相状態の冷媒が流通
し、空気流９との間に熱交換が行われる。すると、プレ
ートフィン１表面には凝縮水１２が生じ、それが次第に
成長し、その自重により図２に示す如く下方に流下す
る。そして、その凝縮水はコア分割面６に添ってコア３
の背面側に移動する。その先端部に集められた凝縮水は
急速に成長し、迅速に落下して受皿１１に収納され、外
部に排除される。
説明する。図１は本考案の空調用熱交換器の一部断面説
明図であり、図２はそのコア３の要部斜視説明図であ
る。この実施例の熱交換器はコア３とそれを内装するケ
ーシング４とケーシング４内の下端に配置されるファン
５とを具備する。コア３は図２に示す如く多数のプレー
トフィン１をわずかずつ隙間をあけて並列させ、そのチ
ューブ挿通孔に夫々チューブ２を貫通する。そして、隣
接するチューブ２の開口端どうしを図１の如くＵベンド
管により液密に連結し、コア３を形成する。このコア３
は上下方向に複数に分割され、夫々上下に配置されるコ
ア分割面６間に小隙１０が形成される。又、このコア分
割面６は前面から後面に向かって後ろ下がりに傾斜して
なる。このように複数に分割されたコア３をケーシング
４に図１に示す如く内装し、その下方に受皿１１を配置
する。それと共に、ケーシング４内の下端部にファン５
を配置し、それによりコア３の前面側から後面側に空気
流９を流通させると共に、それをケーシング４下端の吹
き出し口７から室内側に排出させるものである。そし
て、夫々のチューブ２には気液二相状態の冷媒が流通
し、空気流９との間に熱交換が行われる。すると、プレ
ートフィン１表面には凝縮水１２が生じ、それが次第に
成長し、その自重により図２に示す如く下方に流下す
る。そして、その凝縮水はコア分割面６に添ってコア３
の背面側に移動する。その先端部に集められた凝縮水は
急速に成長し、迅速に落下して受皿１１に収納され、外
部に排除される。
【０００７】
【考案の効果】本考案の空調用熱交換器の、プレートフ
ィン１上に生じた凝縮水は、コア分割面６に添って斜め
下方に移動することにより集合し、急速に成長する。そ
の結果、迅速に下方へ落下させることができる。従っ
て、凝縮水がフィン表面に滞留する時間を少なくし、水
膜を可及的に薄くし、熱交換を促進し得る効果がある。
ィン１上に生じた凝縮水は、コア分割面６に添って斜め
下方に移動することにより集合し、急速に成長する。そ
の結果、迅速に下方へ落下させることができる。従っ
て、凝縮水がフィン表面に滞留する時間を少なくし、水
膜を可及的に薄くし、熱交換を促進し得る効果がある。
【図１】本考案の空調用熱交換器の一部破断説明図。
【図２】本考案の空調用熱交換器のコア３の要部斜視説
明図。
明図。
【図３】従来型熱交換器コアの要部斜視説明図。
１ プレートフィン ２ チューブ ３ コア ４ ケーシング ５ ファン ６ コア分割面 ７ 吹き出し口 ８ Ｕベンド ９ 空気流 10 小隙 11 受皿 12 凝縮水
Claims (1)
- 【請求項１】 小隙を有して並列された多数のプレート
フィン（１）に多数のチューブ（２）を貫通したコア
（３）と、前記プレートフィン（１）が重力方向に平行
に且つ該フィン（１）の幅方向が奥行き方向に平行にな
るように前記コア（３）を内装したケーシング（４）
と、該ケーシング（４）内の前記コア（３）の下端部以
下に配置され、前記コア（３）の前面から内部に空気を
導く吸い込み型のファン（５）と、を具備し、前記チュ
ーブ（２）内に気液二相状態の冷媒が流通する空調用熱
交換器において、前記コア（３）が上下に二以上に分割
されると共に、そのコア分割面（６）が前記前面から後
面に向かって後ろ下がりに傾斜してなり且つ、該分割面
は互いに小隙を有して平行に配置されたことを特徴とす
る空調用熱交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991014301U JPH081375Y2 (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | 空調用熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991014301U JPH081375Y2 (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | 空調用熱交換器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04106426U JPH04106426U (ja) | 1992-09-14 |
| JPH081375Y2 true JPH081375Y2 (ja) | 1996-01-17 |
Family
ID=31901879
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991014301U Expired - Lifetime JPH081375Y2 (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | 空調用熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH081375Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-02-20 JP JP1991014301U patent/JPH081375Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04106426U (ja) | 1992-09-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323533 |
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