JP3767022B2 - 壁掛け式空気調和装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、送風手段としてクロスフローファンを備えた壁掛け式空気調和装置に関し、特に、クロスフローファンより吸込んだ空気を空気吹出口より真下に吹き出すように案内する空気流案内部およびその他の構成要素の配置レイアウトの改善対策に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば、特公平7−52016号公報に開示されるように、壁掛け式空気調和装置の室内機として、クロスフローファンにより送風を行うものが知られている。この種の室内機は、図8に示すように、ケーシング(a) の前面中央部から上端に亘る部分に空気吸込口(b) が、ケーシング(a) の前面下端部に空気吹出口(c) がそれぞれ設けられている。そして、ケーシング(a) 内には、空気吸込口(b) に対向して熱交換器(d) が、熱交換器(d) の奥側(空気流通方向の下流側)にクロスフローファン(e) がそれぞれ配置されている。さらに、クロスフローファン(e) と空気吹出口(c) との間に空気流案内部(f) が設けられている。この空気流案内部(f) は、空気吹出口(c) に通ずる吸込口(g) と、該吸込口(g) からクロスフローファン(e) の作動により吸込んだ空気流を空気吹出口(c) に対して真直ぐに案内するようにクロスフローファン(e) の外周囲より大きな曲率半径でクロスフローファン(e) に沿って円弧状に膨らむ円弧状部分(h) とを備えている。また、空気吹出口(c) には、吹出し空気の風向を調整する羽根(i) が設けられている。この場合、空気流案内部(f) は、ケーシング(a) の背面側に円弧状部分(h) が位置するように配されており、その円弧状部分(h) 側で風速分布を高めるようにクロスフローファン(e) が上側から下側へ向かってケーシング(a) の背面側回りで回転している。
【0003】
そして、クロスフローファン(e) の駆動に伴って空気吸込口(b) からケーシング(a) 内に導入した室内空気を熱交換器(d) の冷媒管を流れる冷媒との間で熱交換を行うことで温度調整した後、クロスフローファン(e) より空気流案内部(f)内に吸込み、空調空気として空気吹出口(c) から室内に向かって吹出すようになっている。この空気吹出口(c) から吹き出される空調空気は、空気流案内部(f)内の円弧状部分(h) 側で風速分布を高めていることにより、下側に行くに従い吹出風速が速くなっている。また、空調空気の吹出し方向は、空気吹出口(c) の羽根(i) などによって調整される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、冬季などに空気調和装置を暖房運転する場合、この空気吹出口(c)から吹き出す空調空気が暖かく、室内の上部付近を暖める傾向にあるので、空気吹出口(c) の羽根(i) によって空調空気の吹出し方向を強制的に下方向きに調整して、空調空気を室内下部に向けて吹き出すようにしている。
【0005】
しかし、羽根(i) による吹出し方向の強制的な調整では、空調空気の吹出し方向が強制的に変更されるために、空調空気の吹出し風速が低下したり、吹出し風量が低下したりする上、羽根(i) に対する空調空気の衝突量も増加して騒音が発生する。
【0006】
また、空気流案内部(f) からの空調空気がケーシング(a) の前面下端部(空気吹出口(c) )に対して真直ぐに案内される上、空気吹出口(c) が空気吸込口(b)の直下方に設けられており、これに加えて、空気吹出口(c) からの空調空気の吹出風速が上側つまり空気吸込口(b) 側に行くに従い吹出風速が遅くなっている。このため、空気吹出口(c) から吹き出す暖かい空調空気の一部、特に吹出流速の遅い空気吸込口(b) 寄りの空調空気が、空気吸込口(b) に直ちに吸込まれてショートサーキットを引き起こし易く、空気調和装置のエネルギ効率が低下するといった問題もある。
【0007】
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、羽根に調整されることなく効果的な空調空気の下方吹出しを可能とすることで、空調空気の吹出し風速および吹出し風量の低下並びに騒音の発生を防止するとともに、ショートサーキットを防止して空気調和装置のエネルギ効率の向上を図ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明が講じた解決手段は、背面(2a)が壁面(Z) に取り付けられるケーシング(2) と、該ケーシング(2) に設けられ、室内の空気をケーシング(2) 内に吸い込む空気吸込口(3,4,11,42) と、上記ケーシング(2) に設けられ、温度調整された空気を室内に吹出す空気吹出口(5) と、上記空気吸込口(3,4,11,42) と空気吹出口(5) との間に設けられた空気通路(A)と、上記空気吸込口(3,4,11,42) に対応するように配置された熱交換器(6,31)と、該熱交換器(6,31)より空気流通下流側に配置されたクロスフローファン(7) と、該クロスフローファン(7) の外周囲より大きな曲率半径でクロスフローファン(7) に沿って円弧状に膨らむ環状の円弧状部分(8c)を有し、該円弧状部分(8c)の上流端に上記空気吹出口(5) に通ずる吸込口(8a)が形成され、該吸込口(8a)からクロスフローファン(7) の作動により吸込んだ空気流を上記空気吹出口(5) に対して真直ぐに案内する空気流案内部(8) とを備え、上記空気吸込口(3,4,11,42)からケーシング(2) 内に導入した空気を熱交換器(6,31)において温度調整した後、クロスフローファン(7) より空気流案内部(8) 内に吸込んで空気吹出口(5) から吹出す壁掛け式空気調和装置を前提とする。さらに、上記クロスフローファン(7) を、空気流通案内部(8) の円弧状部分(8c)側で風速分布を高めるよう上側から下側へ向かってケーシング(2) の前面(2b)側回りで回転させる。そして、上記空気流案内部(8) を、クロスフローファン(7) の回転中心(o) よりもケーシング(2) の前面(2b)側に円弧状部分(8c)を位置させるように配し、上記吸込口(8a)をケーシング(2) の背面(2a)側向きに開口させる一方、上記空気吹出口(5) をケーシング(2) の下面(2d)側向きに開口させる構成としたものである。
【0009】
また、請求項記載の発明が講じた解決手段は空気流案内部(8) および空気吹出口(5) を特定したことを特徴とする。具体的には、クロスフローファン(7) の回転中心(o) とほぼ同軸回りにケーシング(2) に対して前後方向に揺動する揺動部材(21)に空気流案内部(8) および空気吹出口(5) を備える。そして、上記空気流案内部(8) より空気吹出口(5) を介して吹出す空気の吹出し方向を揺動部材(21)の揺動に伴いケーシング(2) に対して前後方向に変更させる構成としたものである。
【0010】
これにより、請求項記載の発明では、揺動部材(21)を揺動させることで、空気吹出口(5) からの空調空気の吹出し方向が、羽根などによって空調空気の吹出し方向を調整するもののように空調空気の吹出抵抗を増加させることなく前後方向に変更される。
【0011】
さらに、請求項記載の発明が講じた解決手段は、請求項記載の発明の構成要件に加えて、揺動部材(21)と熱交換器(6,31)より空気流通下流側のケーシング(2) との間に、ケーシング(2) に対して揺動部材(21)を揺動可能とする揺動隙間(22,24) を設ける。そして、この揺動隙間(22,24) を、揺動部材(21)の揺動を許容するように閉塞部材(26,27) により閉塞する構成としたものである。これにより、請求項2記載の発明では、揺動部材(21)の揺動時に、揺動部材(21)と熱交換器(6,31)より空気流通下流側のケーシング(2) との揺動隙間(22,24) が閉塞部材(26,27) により閉塞されて空調空気の洩れが確実防止され、空気調和装置(1) のエネルギ損失が確実に防止される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0013】
(第1の実施の形態)
この第1の実施の形態では、本発明の前提となる空気調和装置の室内機を説明する。図1は、本形態に係る室内機(1) の内部構造を示す断面図である。この室内機(1) は、ケーシング(2) の背面(2a)が垂直な壁面(Z) に対して取り付けられるようになっている。また、室内機(1) は、ケーシング(2) の前面(2b)の中央部から上端部に亘って前面側空気吸込口(3) が、ケーシング(2) の上面(2c)に上面側空気吸込口(4) がそれぞれ設けられている。さらに、ケーシング(2) の下面(2d)の前端部には、空気吹出口(5) が設けられている。これにより、このケーシング(2) の内部には空気吸込口(3,4) から空気吹出口(5) に亘る空気通路(A) が形成されている。
【0014】
ケーシング(2) 内には、各空気吸込口(3,4) に対応するように熱交換器(6) が配置されている。この熱交換器(6) は、前面側空気吸込口(3) の下端部に対向して直立配置された第1熱交換器(6a)と、前面側空気吸込口(3) の上端部および上面側空気吸込口(4) に対向して側面視で逆V字状となるよう互いに異なる方向に傾斜配置された第2および第3熱交換器(6b,6c) とを備えている。該第2および第3熱交換器(6b,6c) は、互いの上端部同士つまり第2熱交換器(6b)の後端部と第3熱交換器(6c)の前端部とが連結されている一方、第2熱交換器(6b)の前端部(下端部)は第1熱交換器(6a)の上端部に連結されている。
【0015】
この熱交換器(6) よりも空気流通方向の下流側にはクロスフローファン(7) が配置されている。該クロスフローファン(7) は、水平軸方向(図1の紙面鉛直方向)に延びる回転軸(G) (図3に表れる)を備え、その回転軸(G) 方向に所定間隔を存して配置されたリング状の複数枚のプレート(7a,7a, …) 同士の間に、水平方向に延びる複数枚の翼(7b,7b, …) が円環状に配列された状態で架設されている。そして、図3に示すように、クロスフローファン(7) の回転軸(G) の一端は、ケーシング(2) 内の一側面側(図3では右側)に収容されたファンモータ(M) の出力軸(Ma)に回転一体に連結されている。
【0016】
また、熱交換器(6) よりも空気流通方向の下流側には、空気吹出口(5) に通ずる吸込口(8a)を有し、かつその吸込口(8a)からクロスフローファン(7) の作動により吸込んだ空気流を空気吹出口(5) に対して真直ぐに案内する環状の空気流案内部(8) が設けられている。該空気流案内部(8) は、その前面(2b)側において空気吹出口(5) に向かって真直ぐ直線状に延びる前面側直線部分(8b)を空気流通方向の下流側に有しているとともに、その前面側直線部分(8b)の上端(上流端)よりクロスフローファン(7) の外周囲に向かって円弧状に突出する円弧状部分(8c)を上流側に備えている。この円弧状部分(8c)は、クロスフローファン(7) の回転軸(G) (後述する回転軸の中心(o) )よりもケーシング(2) の前面(2b)側に配され、クロスフローファン(7) より大きな曲率半径でクロスフローファン(7) に沿うように円弧状に膨らんで、前面側直線部分(8b)と一体的に形成されている。また、空気流案内部(8) は、その反円弧状部分(8c)側となる背面(2a)側において空気吹出口(5) に向かってほぼ真直ぐ直線状に延びる背面側直線部分(8d)を有しているとともに、該背面側直線部分(8d)の上端よりクロスフローファン(7) の略接線方向に沿って背面(2a)側に突出する突起部分(8e)を備えている。そして、空気流案内部(8) は、円弧状部分(8c)が上側に、突起部分(8e)が下側にそれぞれ位置するように配され、この突起部分(8e)の上流端と上記円弧状部分(8c)の上流端との間に上記吸込口(8a)が形成されている。
【0017】
さらに、図2にも示すように、クロスフローファン(7) は、ファンモータ(M)の駆動に伴って、図2R>2における上側から下側へ向かってケーシング(2) の前面(2b)側回りで回転つまり反時計回り方向に回転するようになっており、吸込口(8a)から空気吹出口(5) に向かう空気流の風速分布を円弧状部分(8c)側で高めるようにしている。また、吸込口(8a)からクロスフローファン(7) により吸込んだ空気流は、円弧状部分(8c)に沿って円弧を描いて流れた後、両直線部分(8b,8d) 間において直線流に変換されて空気吹出口(5) に対して真直ぐに案内される。
【0018】
そして、熱交換器(6) は、第1ないし第3熱交換器(6a 〜6c) の他に、第4ないし第6熱交換器(6d 〜6f) を備えている。第4熱交換器(6d)は直立配置され、その上端部が第3熱交換器(6c)の後端部(下端部)に連結されている。第5熱交換器(6e)は、クロスフローファン(7) の略接線方向に傾斜して配置され、その上端部(後端部)が第4熱交換器(6d)の下端部に連結されている。第6熱交換器(6f)は、略水平配置され、その後端部が第5熱交換器(6e)の下端部(前端部)に連結されている。これら第4ないし第6熱交換器(6d 〜6f) は、第1ないし第3熱交換器(6a 〜6c) と共に一体的に形成されている。第1熱交換器(6a)の下端部は空気流案内部(8) の前面側直線部分(8b)の上端付近に、第6熱交換器(6f)の前端部は空気流案内部(8) の背面側直線部分(8d)の上端付近にそれぞれ連結され、熱交換器(6) (第1ないし第6熱交換器(6a 〜6f) )は、空気流案内部(8) を除いてクロスフローファン(7) の周囲を囲むように配置されている。そして、クロスフローファン(7) の回転軸(G) の中心(o) (回転中心)は、ケーシング(2) の中心(n) よりも上側に位置している。
【0019】
また、ケーシング(2) の左右両側面(2e,2f) には、熱交換器(6) より空気流通方向の上流側においてケーシング(2) 内にその左右両側面(2e,2f) から空気が導入されるよう側面側空気吸込口(11)(図1に示す右側面(2f)のもののみ示す)が設けられている。この側面側空気吸込口(11)は、第4ないし第6熱交換器(6d 〜6f) の上流側において該第4ないし第6熱交換器(6d 〜6f) の配置形状に沿って略J字状に切欠いてなる。つまり、各空気吸込口(3,4,11)は、熱交換器(6) より空気流通方向の上流側において、空気流案内部(8) を除くクロスフローファン(7) の周囲全域からケーシング(2) 内に空気が導入されるようにケーシング(2) の前面(2b)、上面(2c)および左右両側面(2e,2f) に開口している。
【0020】
さらに、図1に示すように、上記熱交換器(6) よりも下方でかつ上記空気流案内部(8) よりも後方に対応するケーシング(2) 内の下面側背面寄り位置には、断面略矩形状の配管収容スペース(14)が設けられている。この配管収容スペース(14)には、冷媒の循環に供される冷媒配管(12,12) と、熱交換器(6) で発生した結露水などを排出するためのドレン配管(13)とがそれぞれ下方に突出して配されている。この冷媒配管(12,12) の突出端(下端)には、図示しない室外機との間で冷媒を循環可能に接続する冷媒接続配管(17,17) の各一端がフレアナット(N,N)により接続され、この冷媒接続配管(17,17) を介して冷媒配管(12,12) がケーシング(2) 外(配管収容スペース(14)外)に導出されるようになっている。一方、ドレン配管(13)の突出端(下端)には、室外に結露水を排出可能に接続するドレン接続配管(18)の一端がフレアナット(N) により接続され、このドレン接続配管(18)を介してドレン配管(13)がケーシング(2) 外に導出されるようになっている。この場合、冷媒接続配管(17,17) は前後で纏められて配管収容スペース(14)の後側に、ドレン接続配管(18)は配管収容スペース(14)の前側にそれぞれ配置されている。
【0021】
この配管収容スペース(14)は、ケーシング(2) に対して脱着可能な断面略コ字状のカバー(15)により外方から覆われている。該カバー(15)の一側面(図1では手前側)には、冷媒接続配管(17,17) およびドレン接続配管(18)を配管収容スペース(14)外(ケーシング(2) 外)に導出させる導出孔(図示せず)が形成されている。
【0022】
したがって、本実施の形態では、クロスフローファン(7) の駆動に伴って各空気吸込口(3,4,11)からケーシング(2) 内に導入されて熱交換器(6) との熱交換により温度調整された空調空気は、クロスフローファン(7) を挟んで上下に対向する円弧状部分(8c)および突起部分(8e)の上流端間の吸込口(8a)より、空気流案内部(8) 内に背面側向きの吸込口(8a)を介して円滑に吸込まれた後、ケーシング(2) の前面(2b)側においてクロスフローファン(7) の外周囲より大きな曲率半径でクロスフローファン(7) に沿って円弧状に膨らむ円弧状部分(8c)により、ケーシング(2) の下面(2d)側で開口する空気吹出口(5) に対して真直ぐ下方向きに案内されて室内に吹出される。
【0023】
その場合、クロスフローファン(7) が上側から下側へ向かってケーシング(2)の前面(2b)側回りで回転して、吸込口(8a)から空気吹出口(5) に向かう空気流の風速分布が円弧状部分(8c)側で高められるようになっているので、空気吹出口(5) から吹出す空調空気の吹出風速も前面(2b)側に行くに従い速くなる。このため、冬季などの暖房運転時に、この空気吹出口(5) から吹き出す暖かい空調空気を下方に吹出す上で空気吹出口(5) の羽根などによって空調空気の吹出し方向を強制的に調整する必要がなく、空調空気の吹出し風速および吹出し風量に影響を与えることなく暖かい空調空気を下方に円滑に吹き出すことができる。しかも、羽根などへの空調空気の衝突も大幅に減少して騒音の発生を防止することができる。
【0024】
また、空気流案内部(8) からの空調空気がケーシング(2) の下面(2d)の空気吹出口(5) に対して真直ぐに案内される上、空気吹出口(5) からの空調空気の吹出風速も前面(2b)側に行くに従い速くなっていることから、空調空気は、その前面(2b)側での風速の速い空調空気によって壁面(Z) との間で押え込まれて該壁面(Z) に沿って下方に効果的に導かれ、この空気吹出口(5) から真下に吹き出す暖かい空調空気の一部が空気吸込口(3,4,11)に直ちに吸込まれることが防止されてショートサーキットの発生を抑制でき、室内機(1) のエネルギ効率を向上させることができる。
【0025】
さらに、本実施の形態では、クロスフローファン(7) の回転軸(G) の中心(o)がケーシング(2) の中心(n) よりも上側に位置せしめられ、このクロスフローファン(7) の周囲を囲むように熱交換器(6) が配置されているので、ケーシング(2) が側面視でより正方形状に近付けられて、熱交換器(6) がケーシング(2) 内に効率良くコンパクトに収容でき、ケーシング(2) の上下高さ方向の寸法を短縮化させることができる。
【0026】
しかも、ケーシング(2) の左右両側面(2e,2f) に、第4ないし第6熱交換器(6d 〜6f) の配置形状に沿った略J字状の側面側空気吸込口(11)が設けられているので、ケーシング(2) の左右両側面(2e,2f) からも空気が吸込まれて、空気流案内部(8) を除くクロスフローファン(7) の周囲全域からの空気の導入を可能とし、吸込空気の導入抵抗を効果的に低減させることができる。
【0027】
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態を図4および図5に基づいて説明する。
【0028】
この第2の実施の形態では、上記第1実施の形態の空気調和装置に本発明の空気流案内部を設けている。
【0029】
すなわち、本形態では、図4に示すように、空気流案内部(8) および空気吹出口(5) は、クロスフローファン(7) の回転軸(G) の中心(o) とほぼ同軸回りにケーシング(2) に対して前後に揺動する揺動部材(21)に備えられている。そして、空気流案内部(8) より空気吹出口(5) を介して吹出す空気の吹出し方向が、揺動部材(21)の揺動に伴い変更されるようになっている。
【0030】
この揺動部材(21)(空気流案内部(8) )の円弧状部分(8c)と対向するケーシング(2) の前面(2b)の略中央部には、前側延出部(23)が一体的に形成されている。この前側延出部(23)と、円弧状部分(8c)の外周面との間には、揺動部材(21)の前方揺動を可能とする前側揺動隙間(22)(揺動隙間)が設けられており、該前側延出部(23)は、前側揺動隙間(22)を存して円弧状部分(8c)の外周囲に沿ってケーシング(2) 内側に延出されてなる。一方、揺動部材(21)の背面側直線部分(8d)と対向するケーシング(2) の下面(2d)の略中央部には、後側延出部(25)が一体的に形成されている。この後側延出部(25)と背面側直線部分(8d)との間には、揺動部材(21)の後方揺動を可能とする後側揺動隙間(24)(揺動隙間)が設けられており、該後側延出部(25)は、後側揺動隙間(24)を存して上方向きでケーシング(2) 内側に延出されてなる。後側延出部(25)は、ケーシング(2) の下面(2d)としての配管収容スペース(14)の下面前端より上方に延びる下側延出部分(25a) と、該下側延出部分(25a) の上端に連設されて上方へ延びる上側延出部分(25b) とからなる。そして、前側および後側揺動隙間(22,24) には、揺動部材(21)の揺動に追随して揺動隙間(22,24) を閉塞する前側および後側閉塞部材(26,27) が各揺動隙間(22,24) の幅方向に亘って設けられ、該前側および後側揺動隙間(22,24) は、揺動部材(21)の揺動を許容するように閉塞部材(26,27) により閉塞されている。
【0031】
前側閉塞部材(26)は、一端が前側延出部(23)の先端(後端)に取り付けられている一方、他端側が揺動部材(21)の円弧状部分(8c)の外周面に摺接するようになっている。また、後側閉塞部材(27)は、一端が後側延出部(25)(上側延出部分(25b) )の先端(上端)に取り付けられている一方、他端側が揺動部材(21)の背面側直線部分(8d)の上端付近に摺接するようになっている。
【0032】
該各閉塞部材(26,27) は、揺動部材(21)の揺動時に追随して変形するような硬質ゴムよりなり、その各揺動隙間(22,24) に対応する部分がそれぞれ熱交換器(6) より空気流通方向の下流側での空気流によって撓む方向に湾曲していて、この空気流により各閉塞部材(26,27) 他端側でのシールが確実に行えるようになっている。
【0033】
また、図5に示すように、ケーシング(2) 内におけるファンモータ(M) とは反対側の他側面側(図5R>5では左側)には、揺動部材(21)の他側端に回転一体に連結された揺動モータ(29)が収容されている。この揺動モータ(29)とファンモータ(M) とは、互いの出力軸(29a,Ma)を回転軸(G) の中心(o) 上に一致させた状態で配されている。揺動モータ(29)は、揺動部材(21)の前後への揺動を可能とするよう正逆回転可能に構成されている。尚、揺動部材を除くその他の構成は上記実施の形態の場合と同じであり、同一の部分については同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0034】
したがって、本実施の形態では、揺動部材(21)により空気流案内部(8) および空気吹出口(5) を揺動させることで、空調空気の吹出し方向が、羽根などによって空調空気の吹出し方向を調整するもののように空調空気の吹出抵抗を増加させることなく前後方向に変更することができる。
【0035】
さらに、揺動部材(21)の揺動時に、前側および後側揺動隙間(22,24) が前側および後側閉塞部材(26,27) により閉塞されて空調空気の洩れをなくし、室内機(1) のエネルギ損失を確実に防止することができる。
【0036】
尚、本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、その他種々の変形例を包含するものである。例えば、上記各実施の形態では、第1ないし第6熱交換器(6a 〜6f) を順に連結して熱交換器(6) を構成したが、図6に示す第1変形例のように、クロスフローファン(7) の回転軸(G) の中心(o) をほぼ中心にして該クロスフローファン(7) の周囲を円状に囲むように配置する熱交換器(31)が構成されていても良い。この場合には、熱交換器(31)がケーシング(2) 内において周方向に整然と並んでいるので、さらにコンパクトに配置できる。また、この熱交換器(31)の構成を第2の実施の形態の室内機(1) に適用しても良いのは勿論である。
【0037】
さらに、上記各実施の形態では、ケーシング(2) の背面(2a)を壁面(Z) に沿う真直ぐなものとしたが、図7に示す第1変形例のように、ケーシング(2) の背面(2a)を、その上下両側が壁面(Z) から離れるように湾曲させ、その背面(2a)の湾曲部分(41)に、熱交換器(6) より空気流通方向の上流側においてケーシング(2)内にその湾曲部分(41)からも空気が導入されるような背面側空気吸込口(42)が設けられていても良い。この場合には、ケーシング(2) の背面(2a)の湾曲部分(41)からも背面側空気吸込口(42)を介してケーシング(2) 内に空気が吸込まれて、吸込空気の導入抵抗をさらに低減できる。また、ケーシングの背面は、その上下両側のうちの少なくとも一方のみが壁面から離れるように湾曲していても良く、この場合には、一方の湾曲部分にのみ背面側空気吸込口が設けられる。さらにまた、この湾曲部分(41)の構成を第2の実施の形態の室内機(1) 又は上記第1変形例の室内機(1) に適用しても良いのは勿論である。
【0038】
【発明の効果】
以上の如く、請求項1発明における壁掛け式空気調和装置によれば、ケーシング内の前面側に円弧状部分を位置させ、空気吹出口をケーシングの下面側向きに開口させて空調空気を真直ぐ下方向きに吹出させたので、空気吹出口からの暖かい空調空気の吹出し流速および吹出し流量を確保しつつ騒音の発生を防止できる。しかも、空調空気を前面側の吹出風速の速い空調空気で押え込みつつケーシング下面の空気吹出口より真直ぐ下方に吹出して、空調空気のショートサーキットを防止し、空気調和装置のエネルギ効率を向上させることができる。
【0039】
特に、請求項記載の発明における壁掛け式空気調和装置によれば、ケーシングに対して前後方向に揺動する揺動部材に空気流案内部を備えたので、空調空気の吹出抵抗を増加させることなく空調空気の吹出し方向を前後方向に変更することができる。
【0040】
さらに、請求項記載の発明における壁掛け式空気調和装置によれば、揺動部材とケーシングとの隙間を揺動部材の揺動に追随して閉塞し、空調空気の洩れをなくして空気調和装置のエネルギ損失を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る室内機の縦断側面図である。
【図2】同室内機内部を流れる空気の流線を示す図である。
【図3】同室内機の正面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る図1相当図である。
【図5】同じく図3相当図である。
【図6】第1の実施の形態の第1変形例に係る図1相当図である。
【図7】第1の実施の形態の第2変形例に係る室内機の側面図である。
【図8】従来例に係る図1相当図である。
【符号の説明】
(1) 室内機(空気調和装置)
(2) ケーシング
(2a) 背面
(2d) 下面
(2e,2f) 側面
(3) 前面側空気吸込口(空気吸込口)
(4) 上面側空気吸込口(空気吸込口)
(5) 空気吹出口
(6,31) 熱交換器
(7) クロスフローファン
(8) 空気流案内部
(8a) 吸込口
(8c) 円弧状部分
(8e) 突起部分
(11) 側面側空気吸込口(空気吸込口)
(21) 揺動部材
(22) 前側揺動隙間(揺動隙間)
(24) 後側揺動隙間(揺動隙間)
(26) 前側閉塞部材(閉塞部材)
(27) 後側閉塞部材(閉塞部材)
(41) 湾曲部分
(42) 背面側空気吸込口(空気吸込口)
(A) 空気通路
(Z) 壁面
(n) ケーシングの中心
(o) クロスフローファンの回転軸の中心(回転中心)

Claims (2)

  1. 背面(2a)が壁面(Z) に取り付けられるケーシング(2) と、
    該ケーシング(2) に設けられ、室内の空気をケーシング(2) 内に吸い込む空気吸込口(3,4,11,42) と、
    上記ケーシング(2) に設けられ、温度調整された空気を室内に吹出す空気吹出口(5) と、
    上記空気吸込口(3,4,11,42) と空気吹出口(5) との間に設けられた空気通路(A) と、
    上記空気吸込口(3,4,11,42) に対応するように配置された熱交換器(6,31)と、
    該熱交換器(6,31)より空気流通下流側に配置されたクロスフローファン(7) と、
    該クロスフローファン(7) の外周囲より大きな曲率半径でクロスフローファン(7) に沿って円弧状に膨らむ環状の円弧状部分(8c)を有し、該円弧状部分(8c)の上流端に上記空気吹出口(5) に通ずる吸込口(8a)が形成され、該吸込口(8a)からクロスフローファン(7) の作動により吸込んだ空気流を上記空気吹出口(5) に対して真直ぐに案内する空気流案内部(8) とを備え、
    上記空気吸込口(3,4,11,42) からケーシング(2) 内に導入した空気を熱交換器(6,31)において温度調整した後、クロスフローファン(7) より空気流案内部(8)内に吸込んで空気吹出口(5) から吹出す壁掛け式空気調和装置において、
    上記クロスフローファン(7) は、空気流通案内部(8) の円弧状部分(8c)側で風速分布を高めるよう上側から下側へ向かってケーシング(2) の前面(2b)側回りで回転しており、
    上記空気流案内部(8) は、クロスフローファン(7) の回転中心(o) よりもケーシング(2) の前面(2b)側に円弧状部分(8c)が位置するように配され、上記吸込口(8a)がケーシング(2) の背面(2a)側向きに開口している一方、上記空気吹出口(5) がケーシング(2) の下面(2d)側向きに開口しており、
    上記空気流案内部 (8) および空気吹出口 (5) は、上記クロスフローファン (7) の回転中心 (o) とほぼ同軸回りにケーシング (2) に対して前後方向に揺動する揺動部材 (21) に備えられており、
    上記空気流案内部 (8) より空気吹出口 (5) を介して吹出す空気の吹出し方向が揺動部材 (21) の揺動に伴いケーシング (2) に対して前後方向に変更されるようになっていることを特徴とする壁掛け式空気調和装置。
  2. 上記揺動部材 (21) と上記熱交換器 (6,31) より空気流通下流側のケーシング (2) との間には、ケーシング (2) に対して揺動部材 (21) を揺動可能とする揺動隙間 (22,24) が設けられ、
    この揺動隙間 (22,24) は、揺動部材 (21) の揺動を許容するように閉塞部材 (26,27) により閉塞されている請求項1記載の壁掛け式空気調和装置。
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