JP3275824B2 - 空気調和装置の室内機 - Google Patents

空気調和装置の室内機

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JP3275824B2
JP3275824B2 JP04733998A JP4733998A JP3275824B2 JP 3275824 B2 JP3275824 B2 JP 3275824B2 JP 04733998 A JP04733998 A JP 04733998A JP 4733998 A JP4733998 A JP 4733998A JP 3275824 B2 JP3275824 B2 JP 3275824B2
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潤治 松島
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Daikin Industries Ltd
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和装置の室
内機に関し、特に、室内機のケーシングの形状に係るも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、空気調和装置の室内機には、
吸込口と吹出口とが形成されたケーシングの内部に室内
熱交換器、ファン等を収納して形成されたものがある。
そして、吸込口から室内空気を吸引し、室内熱交換器で
吸引した室内空気と冷凍回路の冷媒とを熱交換させて調
和空気を生成し、この調和空気を吹出口から吹き出して
室内の空調を行うように構成されている。
【0003】この種の室内機には、例えば、特公昭59
−25927号公報に開示されているように、遠心ファ
ンを備えると共に、ケーシングを部屋の側壁に取り付け
て設置される壁掛け型に構成されたものがある。そし
て、ケーシングの前面に形成された吸込口から室内空気
を吸い込み、ケーシングの下面に形成された吹出口から
調和空気を吹き出すようにしている。また、遠心ファン
は、回転軸が水平となる姿勢でケーシング内に設けられ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の室内機は、
遠心ファンを、該遠心ファンの回転軸が水平となる姿勢
でケーシング内に設けるようにしている。従って、ケー
シングを高さ方向及び幅方向への小型化を図ることがで
きない。このため、室内機を側壁に取り付けると、在室
者にとって室内機が大きく感じられ、在室者に圧迫感を
与えるという問題があった。
【0005】上述の問題に対しては、室内機のケーシン
グを上下に扁平な形状に形成すると共に、ケーシングの
底面に吸込口を、前面に吹出口をそれぞれ形成して、室
内機を部屋の天井と側壁とのコーナーの部分に位置して
設置するという対策が考えられる。これによると、側壁
に占める室内機の面積を縮小することができる。このた
め、在室者に室内機を小さく感じさせることができ、在
室者に与える圧迫感を低減させることができる。
【0006】しかしながら、単に吸込口をケーシングの
底面に、吹出口をケーシングの前面に形成するのみで
は、吸込口と吹出口とが近接することになる。この結
果、室内機から吹き出された調和空気が室内の空気調和
に供することなく再び室内機に吸い込まれるという、い
わゆる空気のショートサーキットが発生するという問題
があった。そして、上述のショートサーキットが発生す
ると、室内の空調を充分に行うことができず、在室者の
快適性が損なわれるという問題があった。
【0007】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、壁掛け型に構成され
た空気調和装置の室内機において、空気のショートサー
キットを防止して、室内の空気調和を確実に行わせるこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の室内機(1)
は、上述のショートサーキットを防止するために、ケー
シング(10)に、所定の間隔を存して吸込口(41)と吹
出口(43,44)とを形成するようにしたものである。
【0009】具体的に、本発明が講じた第1の解決手段
は、ケーシング(10)が側壁(72)に取り付けられる壁
掛け型に構成される一方、熱交換器(30)とファン(20
R,20L)とを該ケーシング(10)内に収納して成り、室
内空気をケーシング(10)内に吸い込み、調和空気を生
成してケーシング(10)から吹き出す空気調和装置の室
内機を前提としている。そして、上記ケーシング(10)
に、ケーシング(10)の上部に開口して調和空気を吹き
出す吹出口(43,44)と、ケーシング(10)の下面に開
口して室内空気を吸い込む吸込口(41)とを形成する一
方、上記吹出口(43,44)が形成されたケーシング(1
0)の吹出口部分を、上記吸込口(41)が形成されたケ
ーシング(10)の吸込口部分より突出して形成するもの
である。
【0010】また、本解決手段において、吹出口(43,4
4)、調和空気をケーシング(10)の前方に吹き出す
前方吹出口(43)と、調和空気をケーシング(10)の両
側方に吹き出す左右の側方吹出口(44)とによって構成
される
【0011】更に、本解決手段では、ケーシング(10)
を、扁平な横長の直方体に形成された本体(11)と、該
本体(11)の底面に連続して形成され、且つ本体(11)
の前部及び両側部がそれぞれ突出する本体(11)の突出
縁部(12)が形成されるように本体(11)の底面から下
方に膨出する膨出部(13)とより構成し、上記膨出部
(13)の前面を、後方に向かって下方に傾斜する傾斜面
(14)に形成する。その一方、吸込口(41)を、該膨出
部(13)の傾斜面(14)に形成し、前方吹出口(43)
を、ケーシング(10)の本体(11)の前面に形成し、側
方吹出口(44)を、ケーシング(10)の本体(11)の各
側面にそれぞれ形成している
【0012】また、本発明が講じた第2の解決手段は、
上記第1の解決手段において、ケーシング(10)の膨出
部(13)に熱交換器(30)を収納する一方、該熱交換器
(30)を、膨出部(13)の前部に位置して前傾姿勢で設
けられる前方熱交換部(31)と、膨出部(13)の後部に
位置して後傾姿勢で設けられる後方熱交換部(32)とで
構成し、側面視V字状に形成するものである。
【0013】−作用− 上記第1の解決手段では、室内機(1)のケーシング(1
0)の下面には吸込口(41)が開口する。ファン(20R,2
0L)が回転し、該吸込口(41)から室内空気をケーシン
グ(10)内に吸い込む。該室内空気は、熱交換器(30)
において加熱又は冷却されて調和空気となる。そして、
この調和空気を、ケーシング(10)の上面に開口する吹
出口(43,44)から吹き出す。
【0014】その際、上記吸込口(41)と吹出口(43,4
4)とが離れた位置にあり、吹出口(43,44)から吹き出
した調和空気はケーシング(10)の前方に向かって流
れ、この調和空気の流れに対して、吸込口(41)への吸
引力は直接影響を及ぼさない。この結果、いわゆる空気
のショートサーキットが抑制され、室内の空気が室内全
体に亘って循環して空気調和が行われる。
【0015】また、解決手段では、調和空気は、前方
吹出口(43)からケーシング(10)の前方に吹き出され
ると共に、側方吹出口(44)からケーシング(10)の側
方に吹き出される。つまり、ケーシング(10)の前方と
両側方とに調和空気が吹き出され、室内機(1)が設置
された室内の全体に亘って調和空気が供給される。
【0016】また、解決手段では、ケーシング(10)
の吹出口部分である上記本体(11)の前面及び側面は、
ケーシング(10)の吸込口部分である膨出部(13)から
突出しているので、上記両吹出口(43,44)と吸込口(4
1)との間に所定の距離が確実に保持され、空気のショ
ートサーキットが抑制される。
【0017】また、上記第2の解決手段では、膨出部
(13)の傾斜面(14)に形成された吸込口(41)からケ
ーシング(10)内に吸い込まれた室内空気は熱交換器
(30)へ流れ、該熱交換器(30)で加熱又は冷却された
調和空気となる。その際、該熱交換器(30)は、側面視
V字状に形成されているので、膨出部(13)内部の限ら
れた空間に、より大きな伝熱面積を有する熱交換器(3
0)が収納されることになる。
【0018】
【発明の効果】従って、本発明によれば、上記ケーシン
グ(10)の吹出口部分を、上記ケーシング(10)の吸込
口部分よりも突出して形成しているため、吸込口(41)
と吹出口(43,44)とを所定の間隔を存して形成するこ
とができる。このため、室内機(1)の下方に棚等を置
いた場合であっても、吹出口(43,44)から吹き出され
た調和空気を吸込口(41)から吸い込む、いわゆる調和
空気のショートサーキットの発生を確実に防止すること
ができる。この結果、室内機(1)をどの様な状態で設
置した際においても、室内の空調を確実に行うことがで
きる。
【0019】また、本発明によれば、ケーシング(10)
の前方と両側方の3方向へ調和空気が吹き出される。従
って、室内の全体に亘って調和空気を供給することがで
きる。この結果、室内の温度分布を解消することがで
き、在室者の快適性を向上させることができる。
【0020】特に、上記第2の解決手段では、熱交換器
(30)を側面視V字状に形成している。このため、ケー
シング(10)の膨出部(13)内部の限られた空間に、よ
り大きな伝熱面積を有する熱交換器(30)を収納するこ
とができ、この結果、ケーシング(10)を小型化するこ
とができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0022】図1に示すように、本実施形態の空気調和
装置の室内機(1)は、部屋(70)の天井(71)と側壁
(72)とにより形成されるコーナー部分に設置されてい
る。そして、該室内機(1)は、壁掛け型に構成され、
図示しないが、ケーシング(10)が取付金具を介して側
壁(72)に取付固定されている。
【0023】上記ケーシング(10)は、扁平な横長の直
方体に形成された本体(11)と、該本体(11)の底面か
ら下方へ膨出する膨出部(13)とによって構成されてい
る。
【0024】上記ケーシング(10)の本体(11)は、設
置状態において、部屋(70)の天井(71)に沿って位置
し、天井(71)からの突出量が少なくなるように上下厚
さが薄い形状に形成されている。
【0025】上記ケーシング(10)の膨出部(13)は、
図1及び図2に示すように、本体(11)の底面におい
て、前部から背面側に向かって漸次下方に突出するよう
に構成されている。つまり、設置状態において、該膨出
部(13)は、部屋(70)の側壁(72)に向かって徐々に
突出する形状に構成されている。
【0026】具体的に、上記膨出部(13)の前面は、本
体(11)に連続する前辺から背面に向かってなだらかに
下方に傾斜する傾斜面(14)に形成されている。一方、
上記膨出部(13)の背面は、部屋(70)の側壁(72)に
沿う垂直な立上り面(17)に形成されて、本体(11)の
背面に連続している。また、上記膨出部(13)の両側面
は、垂直面に形成されて本体(11)の下面における側部
に連続している。
【0027】更に、上記膨出部(13)における傾斜面
(14)の前辺は、本体(11)の前端よりやや後方に位置
し、また、膨出部(13)の両側辺は、本体(11)の両側
端よりやや内側に位置している。そして、上記本体(1
1)の前部及び両側部には、膨出部(13)より突出して
突出縁部(12)が形成されている。
【0028】上記ケーシング(10)には、室内空気をケ
ーシング(10)内に吸い込む吸込口(41)と、調和空気
を室内に吹き出す吹出口(43,44)とが形成されてい
る。該吸込口(41)は、ケーシング(10)の膨出部(1
3)の傾斜面(14)に位置して形成されている。一方、
該吹出口(43,44)は、ケーシング(10)の本体(11)
の前面から両側面に亘って形成されている。そして、該
吹出口(43,44)のうち、該本体(11)の前面に開口す
る部分が前方吹出口(43)に、該本体(11)の両側面に
開口する部分が左右の側方吹出口(44)にそれぞれ構成
されている。また、上述のように、ケーシング(10)の
本体(11)には、突出縁部(12)が形成されているた
め、上記吸込口(41)と吹出口とは、互いに所定の距離
を存して位置することになる。
【0029】上記各側方吹出口(43,44)は、閉鎖用の
蓋(16)が取付可能に構成されて閉鎖自在となってい
る。これによって、上記ケーシング(10)は、前方吹出
口(43)及び両側方吹出口(44)が開口する3方向吹出
しと、一方の側方吹出口(44)が閉鎖され、他方の側方
吹出口(44)及び前方吹出口(43)が開口する2方向吹
出しと、両側方吹出口(44)が閉鎖され、前方吹出口
(43)が開口する1方向吹出しとに設定可能に構成され
ている。
【0030】上記ケーシング(10)の内部には、本体
(11)の底面に流通口(18)が開口されて、吸込口(4
1)から各吹出口(43,44)へと連通する空気通路(45)
が形成されている。そして、図2に示すように、該空気
通路(45)に位置して、熱交換器(30)と2台のファン
(20R,20L)とが配置されている。
【0031】上記熱交換器(30)は、ケーシング(10)
の膨出部(13)の内部に設けられている。該熱交換器
(30)は、膨出部(13)の前部に位置して前傾姿勢で設
けられる前方熱交換部(31)と、膨出部(13)の後部に
位置して後傾姿勢で設けられる後方熱交換部(32)とか
ら成り、側面視V字状に形成されている。また、該前方
及び後方熱交換部(31,32)は、図示しないが、互いに
平行に設けられた多数のプレート状のフィンと、該フィ
ンを貫通して設けられる伝熱管とから成る、いわゆるク
ロスフィン熱交換器に構成されている。
【0032】上記各ファン(20R,20L)は、シュラウド
(21)とハブ(22)との間にブレード(23)が保持され
て成り、遠心ファンの一種である、いわゆるターボファ
ンに構成されている。更に、該ファン(20R,20L)のハ
ブ(22)には、垂直方向(上下方向)に延びるファンモ
ータ(25)の駆動軸(26)が挿入固定されている。そし
て、該ファン(20R,20L)は、ファンモータ(25)によ
って回転駆動され、シュラウド(21)の中央部に開口し
てケーシング(10)の本体(11)の流通口(18)に位置
する吸入口(24)から空気を吸引し、吸引した空気をフ
ァン(20R,20L)の側方へ吐出するように構成されてい
る。また、上記各ファン(20R,20L)は、ファンモータ
(25)を、ケーシング(10)の本体(11)の天板(15)
に、該天板(15)の下面側から取り付けることによって
ケーシング(10)に取り付けられている。該ファン(20
R,20L)の下方における本体(11)の底面には、吸込口
(41)から空気通路(45)へ流入した室内空気をファン
(20R,20L)へと案内するベルマウス(27)が、流通口
(18)の縁部に形成されている。
【0033】一方、図3に示すように、上記各ファン
(20R,20L)は、ケーシング(10)の本体(11)の内部
において、該本体(11)の幅方向に所定間隔を存して並
列に設けられている。つまり、上記ケーシング(10)に
は、ケーシング(10)の前方から見て右に位置する右側
ファン(20R)と、左に位置する左側ファン(20L)とが
設けられている。また、両ファンは、図3に実線の矢印
で示す方向に回転するように構成されている。即ち、ケ
ーシング(10)の上方から見て、右側ファン(20R)は
反時計周りに、左側ファン(20L)は時計回りに回転す
るように構成されている。
【0034】上記ケーシング(10)の本体(11)には、
所定形状の導風部材(60)が設けられている。そして、
該導風部材(60)は、ケーシング(10)の本体(11)の
内部における空気通路(45)を、ケーシング(10)の前
方から見て右側に位置する右側空気通路(45R)と、左
側に位置する左側空気通路(45L)とに区画している。
該右側空気通路(45R)は、右側ファン(20R)が配置さ
れると共に前方吹出口(43)の右半分と右側の側方吹出
口(44)とに連通する一方、左側空気通路(45L)は、
左側ファン(20L)が配置されると共に前方吹出口(4
3)の左半分と左側の側方吹出口(44)とに連通するよ
うに構成されている。
【0035】上記導風部材(60)には、右側及び左側フ
ァン(20R,20L)に対応して、一対の第1案内面(61)
と、各第1案内面(61)に連続する第2案内面(62)と
が形成されている。
【0036】上記第1案内面(61)は、ケーシング(1
0)の本体(11)の前面中央部から各ファン(20R,20L)
の背面側を通って該本体(11)の側方へ延び、各ファン
(20R,20L)の側面に沿って形成されている。また、該
第1案内面(61)は、ケーシング(10)の上方から見
て、各ファン(20R,20L)の回転方向に沿って、第1案
内面(61)とファン(20R,20L)の側面との間隔が次第
に拡大するスクロール状に形成されている。そして、第
1案内面(61)は、各ファン(20R,20L)からケーシン
グ(10)の背面側に向かって流出した空気を前方吹出口
(43)へと導くように構成されている。
【0037】上記第2案内面(62)は、上記ケーシング
(10)の本体(11)の側方側に位置する第1案内面(6
1)の一端から該本体(11)の側面に亘って形成されて
いる。そして、該第2案内面(62)は、所定形状の凹面
及び凸面を備え、各ファン(20R,20L)からケーシング
(10)の側方背面側に向かって流出した空気を各側方吹
出口(44)へと導くように構成されている。
【0038】上記ケーシング(10)には、前方及び側方
吹出口(44)に位置して、それぞれ水平フラップ(51)
が設けられている。該水平フラップ(51)は、水平軸周
りに回動自在に構成され、吹出口(43,44)から吹き出
される調和空気の吹出し方向を変更するように構成され
ている。
【0039】また、上記ケーシング(10)の本体(11)
の内部には、前面側の両側部に位置して、一対の整流フ
ラップ(52)が設けられている。該整流フラップ(52)
は、垂直軸周りに回動自在に構成されている。そして、
整流フラップ(52)は、上記ケーシング(10)を3方向
吹出しに設定する際には、各ファン(20R,20L)が吐出
する空気を前方吹出口(43)と両側方吹出口(44)とに
分流し、2方向吹出し又は1方向吹出しに設定する際に
は、ファン(20R,20L)から吐出されて閉鎖された側方
吹出口(44)へと流れる空気を前方吹出口(43)へと導
く気流変更手段を構成している。
【0040】具体的に、上記整流フラップ(52)は、平
面視ほぼ三角形のカム形状に形成され、やや凹曲面に形
成された内側案内面(53)と、やや凸曲面に形成された
外側案内面(54)と、ほぼ平坦に形成された底部案内面
(55)とを備えている。そして、上記整流フラップ(5
2)は、内側案内面(53)と底部案内面(55)との隅角
部でピン支持され、内側案内面(53)と外側案内面(5
4)とが連続する頂点(56)が内側と外側とに回動する
ように構成されている。
【0041】つまり、上記整流フラップ(52)の頂点
(56)を外側に向けて、図3の矢印(X)に示すよう
に、各ファン(20R,20L)から吐出される空気を側方吹
出口(44)に導く一方、頂点(56)を内側に向けて、図
5の矢印(Y)に示すように、各ファン(20R,20L)から
吐出される空気を前方吹出口(43)へと導くようにして
いる。
【0042】−運転動作− 室内機(1)の空調運転動作について説明すると、ファ
ン(20R,20L)がファンモータ(25)により駆動されて
回転し、吸込口(41)から室内空気をケーシング(10)
内に吸い込む。ケーシング(10)内に吸い込まれた室内
空気は空気通路(45)を流れ、熱交換器(30)へと流れ
る。該熱交換器(30)には、図示しないが、冷凍回路の
冷媒が流通している。そして、該熱交換器(30)におい
て、冷房運転時には、該冷媒が室内空気と熱交換して蒸
発し、室内空気を冷却して低温の調和空気を生成する。
また、暖房運転時には、該冷媒が室内空気と熱交換して
凝縮し、室内空気を加熱して高温の調和空気を生成す
る。この熱交換器(30)において生成した調和空気は、
空気通路(45)を流れてベルマウス(27)を通り、ファ
ン(20R,20L)に流入する。該調和空気は、ファン(20
R,20L)の吸入口(24)から該ファン(20R,20L)の内部
を通り、その後、ファン(20R,20L)の側方へ流出す
る。
【0043】一方、上述のように、ケーシング(10)
は、3方向吹出し、2方向吹出し又は1方向吹出しの何
れかに設定されている。そして、ファン(20R,20L)か
ら吐出された調和空気は、上記の各状態において開口す
る吹出口(43,44)を流れて、室内へと吹き出される。
その際、該ファン(20R,20L)からケーシング(10)の
背面方向へ向けて吐出された調和空気は、導風部材(6
0)の案内面(61)に沿って流れて前方吹出口(43)へ
と導かれる。また、上記吸込口(41)と各吹出口(43,4
4)とは、互いに所定の距離を存しているので、各吹出
口(43,44)から吹き出された調和空気を再び吸込口(4
1)から吸い込む、いわゆる空気のショートサーキット
が発生しない。以下、上記の各状態における調和空気の
流れについて説明する。
【0044】(3方向吹出し) ケーシング(10)を3方向吹出しに設定した際には、図
3に示すように、前方吹出口(43)及び両側方吹出口
(44)、即ち全ての吹出口(43,44)が開口した状態と
なる。また、左右の両整流フラップ(52)を、頂点(5
6)が外側に位置するように設定する。この状態におい
て、各ファン(20R,20L)から吐出された調和空気は、
前方吹出口(43)及び側方吹出口(44)から室内へと吹
き出される。その際、該調和空気は、各整流フラップ
(52)の内側案内面(53)に沿って斜め前方にも吹き出
すと共に、底面案内面(55)から外側案内面(54)によ
って側方にも吹き出し、前方吹出口(43)及び側方吹出
口(44)からほぼ均一な風速で吹き出される。
【0045】即ち、図4に示すように、生成された調和
空気が、ケーシング(10)の前方及び両側方の3方向へ
向けて吹き出される。従って、室内機(1)を横長の部
屋(70)に設置した際においても、調和空気が室内全体
に亘って供給される。
【0046】(2方向吹出し) ケーシング(10)を2方向吹出しに設定した際には、図
5に示すように、例えば、ケーシング(10)の前方から
見て左側に位置する側方吹出口(44)に閉鎖用の蓋(1
6)を取り付ける。これによって、左側の側方吹出口(4
4)が閉鎖され、前方吹出口(43)と右側の側方吹出口
(44)とが開口した状態となる。また、右側に位置する
整流フラップ(52)を、頂点(56)が外側に位置するよ
うに設定し、左側に位置する整流フラップ(52)を、頂
点(56)が内側に位置するように設定する。この状態に
おいて、右側ファン(20R)から吐出された調和空気
は、上記3方向吹出しの場合と同様に上記右側の整流フ
ラップ(52)によって分流され、前方吹出口(43)と右
側の側方吹出口(44)とからほぼ均一な風速で吹き出さ
れる。一方、左側ファン(20L)から吐出された調和空
気は、閉鎖用の蓋(16)と上記左側の整流フラップ(5
2)の外側案内面(54)とによって前方吹出口(43)に
導かれて、前方吹出口(43)から室内へ吹き出される。
【0047】即ち、図6に示すように、室内空間の特定
の空間にのみ調和空気が供給される。従って、室内機
(1)の設置される部屋(70)の用途によっては、室内
の特定の方向に向けてのみ調和空気を吹き出すことが望
まれる場合もあるが、ケーシング(10)を2方向吹出し
に設定することにより、上述のような要求に対応するこ
とが可能となる。
【0048】尚、ここでは、ケーシング(10)の前方か
ら見て左側に位置する側方吹出口(44)を閉鎖するよう
にしている。これに対し、右側の側方吹出口(44)を閉
鎖して、前方吹出口(43)及び左側の側方吹出口(44)
から調和空気を吹き出すようにしてもよい。
【0049】(1方向吹出し) ケーシング(10)を1方向吹出しに設定した際には、図
7に示すように、両側方吹出口(44)に閉鎖用の蓋(1
6)を取り付ける。これによって、両側方吹出口(44)
が閉鎖され、前方吹出口(43)が開口した状態となる。
また、左右の両整流フラップ(52)を、頂点(56)が内
側に位置する状態に設定する。この状態において、各フ
ァン(20R,20L)から吐出された調和空気は、前方吹出
口(43)のみから室内へと吹き出される。その際、該調
和空気は、閉鎖用の蓋(16)と各整流フラップ(52)の
外側案内面(54)とによって前方吹出口(43)に導かれ
て、前方吹出口(43)から室内へ吹き出される。
【0050】即ち、図8に示すように、生成された調和
空気が、ケーシング(10)の前方のみに向けて吹き出さ
れる。従って、室内機(1)を縦長の部屋(70)に設置
した際においても、室内機(1)から離れた空間にまで
調和空気が到達し、調和空気が室内全体に亘って供給さ
れる。
【0051】−実施形態の効果− 本実施形態では、前方吹出口(43)及び側方吹出口(4
4)が形成されるケーシング(10)の本体(11)の前面
及び側面が、吸込口(41)が形成されるケーシング(1
0)の膨出部(13)よりも突出するように、ケーシング
(10)を形成している。このため、吸込口(41)と各吹
出口(43,44)とを所定の間隔を存して形成することが
できる。従って、室内機(1)の下方に棚等を置いた場
合であっても、吹出口(43,44)から吹き出された調和
空気を吸込口(41)から吸い込む、いわゆる調和空気の
ショートサーキットの発生を確実に防止することができ
る。この結果、室内機(1)をどの様な状態で設置した
際においても、室内の空調を確実に行うことができる。
【0052】また、熱交換器(30)を側面視V字状に形
成している。このため、ケーシング(10)の膨出部(1
3)内部の限られた空間に、より大きな伝熱面積を有す
る熱交換器(30)を収納することができ、この結果、ケ
ーシング(10)を小型化を図ることができる。
【0053】また、壁掛け型の室内機(1)を、室内機
(1)の前方及び側方の3方向へ向けて調和空気を吹き
出し可能に構成することができる。即ち、天井埋込型や
天井吊り下げ型の室内機(1)に比して、設置の容易な
壁掛け型の室内機(1)において、調和空気を上記3方
向へ向けて吹き出すことができる。
【0054】また、室内機(1)の設置状態や室内機
(1)の設置される部屋(70)の用途に対応して、調和
空気の吹出方向を設定することができる。即ち、上述の
ように、室内機(1)が設置される部屋(70)の形状に
応じて、ケーシング(10)を3方向吹出し又は1方向吹
出しに設定することができる。これによって、調和空気
を室内全体に亘って供給することができ、室内を均一に
冷房又は暖房することができる。この結果、室内温度の
均一化が図られ、在室者の快適性を向上させることがで
きる。一方、室内機(1)の設置される部屋(70)の用
途によっては、室内の特定の方向に向けてのみ調和空気
を吹き出す必要が生ずる。そのような際には、ケーシン
グ(10)を2方向吹出しに設定することによって、上述
のような要求に対応するも可能となる。
【0055】また、導風部材(60)によって、各ファン
(20R,20L)が吐出した空気を前方吹出口(43)へ導く
ことができる。更に、ケーシング(10)を3方向吹出
し、2方向吹出し又は1方向吹出しに設定した際おい
て、整流フラップ(52)によって、調和空気を各状態に
おいて開口する吹出口(43,44)へと導くことができ
る。この結果、生成した調和空気を開口する吹出口(4
3,44)から確実に吹き出すことができ、室内の空調を確
実に行うことができる。
【0056】また、ファン(20R,20L)を該ファン(20
R,20L)の回転軸が上下方向となる姿勢でケーシング(1
0)内に設けているため、室内機(1)のケーシング(1
0)を上下に扁平な形状に形成することができる。この
結果、室内機(1)を側壁(72)に設置した状態で、室
内機(1)を小さく見せることができる。
【0057】また、ケーシング(10)の下面の吸込口
(41)から室内空気を吸い込み、ケーシング(10)の前
方及び側方へ調和空気を吹き出すようにしている。この
ため、ケーシング(10)を側壁(72)に取り付ける際に
は、ケーシング(10)の上面と部屋(70)の天井(71)
とを近接させて設置することができる。即ち、側壁(7
2)と天井(71)とのコーナー部分に位置して室内機
(1)を設置することができる。この結果、室内機(1)
を設置した状態においても、側壁(72)に沿って棚等を
配置することができ、室内の空間を有効に利用すること
ができる。
【0058】−実施形態の変形例− 上記実施形態においては、ファン(20R,20L)を2つ設
けるようにしたが、室内機(1)の空調能力に応じて3
つ以上設けるようにしてもよい。
【0059】また、ファン(20R,20L)をターボファン
で構成するようにしたが、ラジアルファンで構成するよ
うにしてもよい。
【0060】また、前方吹出口(43)及び両側方吹出口
(44)を形成してケーシング(10)の前方及び両側方へ
調和空気を吹出し可能としたが、前方吹出口(43)のみ
を形成してケーシング(10)の前方のみへ調和空気を吹
き出すようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る空気調和装置の室内機の斜視図
である。
【図2】実施形態に係る空気調和装置の室内機の側方か
らの概略断面図ある。
【図3】実施形態に係る空気調和装置の室内機の上方か
らの概略断面図ある。
【図4】実施形態に係る空気調和装置の室内機を3方向
吹出しに設定した際の、調和空気の吹出し方向を示す説
明図である。
【図5】実施形態に係る空気調和装置の室内機を2方向
吹出しに設定した場合における上方からの概略断面図あ
る。
【図6】実施形態に係る空気調和装置の室内機を2方向
吹出しに設定した際の、調和空気の吹出し方向を示す説
明図である。
【図7】実施形態に係る空気調和装置の室内機を1方向
吹出しに設定した場合における上方からの概略断面図あ
る。
【図8】実施形態に係る空気調和装置の室内機を1方向
吹出しに設定した際の、調和空気の吹出し方向を示す説
明図である。
【符号の説明】
(10) ケーシング (11) 本体 (12) 突出縁部 (13) 膨出部 (14) 傾斜面 (20R) 右側ファン (20L) 左側ファン (30) 熱交換器 (31) 前方熱交換部 (32) 後方熱交換部 (41) 吸込口 (43) 前方吹出口 (44) 側方吹出口 (72) 側壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 1/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング(10)が側壁(72)に取り付
    けられる壁掛け型に構成される一方、熱交換器(30)と
    ファン(20R,20L)とを該ケーシング(10)内に収納し
    て成り、室内空気をケーシング(10)内に吸い込み、調
    和空気を生成してケーシング(10)から吹き出す空気調
    和装置の室内機において、 上記ケーシング(10)には、ケーシング(10)の上部に
    開口して調和空気を吹き出す吹出口(43,44)と、ケー
    シング(10)の下面に開口して室内空気を吸い込む吸込
    口(41)とが形成され、 上記吹出口(43,44)が形成されたケーシング(10)の
    吹出口部分は、上記吸込口(41)が形成されたケーシン
    グ(10)の吸込口部分より突出して形成され 上記 吹出口(43,44)は、調和空気をケーシング(10)
    の前方に吹き出す前方吹出口(43)と、調和空気をケー
    シング(10)の両側方に吹き出す左右の側方吹出口(4
    4)とによって構成され 上記 ケーシング(10)は、扁平な横長の直方体に形成さ
    れた本体(11)と、該本体(11)の底面に連続して形成
    され、且つ本体(11)の前部及び両側部がそれぞれ突出
    する本体(11)の突出縁部(12)が形成されるように本
    体(11)の底面から下方に膨出する膨出部(13)とより
    構成され、 上記膨出部(13)の前面は、後方に向かって下方に傾斜
    する傾斜面(14)に形成され、 吸込口(41)は、該膨出部(13)の傾斜面(14)に形成
    され、 前方吹出口(43)は、ケーシング(10)の本体(11)の
    前面に形成され、 側方吹出口(44)は、ケーシング(10)の本体(11)の
    各側面にそれぞれ形成されていることを特徴とする空気
    調和装置の室内機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の空気調和装置の室内機に
    おいて、 ケーシング(10)の膨出部(13)には熱交換器(30)が
    収納される一方、 該熱交換器(30)は、膨出部(13)の前部に位置して前
    傾姿勢で設けられる前方熱交換部(31)と、膨出部(1
    3)の後部に位置して後傾姿勢で設けられる後方熱交換
    部(32)とから成り、側面視V字状に形成されているこ
    とを特徴とする空気調和装置の室内機。
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