JP2023061305A - 冷蔵庫 - Google Patents

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豊志 上迫
Toyoshi Kamisako
デブ,プラパダティール アジャイ
Dev Pulapadathil Ajay
サチャシーラン サギッシュ
Satyaseelan Sagish
ゴパル ベルサミー
Gopal Velsamy
ベル ディナカラン
Velu Dinakaran
ナンジュダッパ キラン,コリチケレ
Koritikere Nanjudappa Kiran
ジャナルデャナン プラモス,カラティール
Kalathil Janardhanan Pramoth
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    • F25D17/04Arrangements for circulating cooling fluids; Arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces for circulating air, e.g. by convection
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Abstract

Figure 2023061305000001
【課題】圧力損失を抑えた冷気で急速冷却を実現可能な冷蔵庫を提供する。
【解決手段】冷蔵庫10は、冷凍室13(第1貯蔵室)よりも後方に配置され、冷凍室13と冷蔵室(第2貯蔵室)とに冷気を送風可能なブロアファン32と、冷凍室13とブロアファン32との間を仕切る仕切壁17とを備え、仕切壁17は、ブロアファン32のファンケーシング35内に連通する開口部(第1開口部38、及び吐出口42,51)を有し、この開口部を挟んで、ブロアファン32の反対側に、開口部を通過する冷気によって急速冷却室として機能する容器18を有している。
【選択図】図7

Description

本開示は、冷蔵庫に関する。
特許文献1には、外箱と内箱とを有する冷蔵庫本体と、該冷蔵庫本体の上部に設けられた冷蔵室と、前記冷蔵庫本体の下部に設けられた野菜室と、該野菜室と前記冷蔵室との間に設けられた冷凍室と、該冷凍室の背面に設けられた貯蔵室背面部材と、該貯蔵室背面部材の後方に設けられた冷却器カバーと、該冷却器カバーと前記内箱との間に設けられた冷却器室と、該冷却器室内に設けられた冷却器と、前記冷却器の下方に設けられた除霜ヒータと、前記貯蔵室背面部材の下部に設けられ前記冷凍室と前記冷却器室とを連通する冷凍室戻り口と、を有する冷蔵庫が開示されている。
特開2010-060188号公報
本開示は、圧力損失を抑えた冷気で急速冷却を実現可能な冷蔵庫を提供する。
本開示における冷蔵庫は、少なくとも第1貯蔵室と第2貯蔵室とを備え、前記第1貯蔵室よりも後方に配置され、前記第1貯蔵室と前記第2貯蔵室とに冷気を送風可能なブロアファンと、前記第1貯蔵室と前記ブロアファンとの間を仕切る仕切壁とを備え、前記仕切壁は、前記ブロアファンのファンケーシング内に連通する開口部を有し、前記開口部を挟んで、前記ブロアファンの反対側に、前記開口部を通過する冷気によって急速冷却可能な急速冷却室を有していることを特徴とする。
本開示における冷蔵庫は、ブロアファンのファンケーシング内の冷気を、急速冷却室内に直接送ることができる。したがって、圧力損失を抑えた冷気で急速冷却を実現可能になる。
実施の形態1における冷蔵庫の縦断面図 実施の形態1における冷却室およびダクトを示す背面図 実施の形態1におけるブロアファン部分を周辺構成と共に示す背面図 実施の形態1におけるブロアファン部分を示す断面図 実施の形態1におけるブロアファン部分を冷却室側から見た背面図 実施の形態1におけるブロアファン部分を冷凍室側から見た正面図 実施の形態1における第1仕切板を示す冷却室側から見た背面図 実施の形態1における第1仕切板およびブロアファンの冷却室側から見た分解斜視図 実施の形態1における第1仕切板および第2仕切板部分の冷却室側から見た分解斜視図 実施の形態1における第1仕切板および第2仕切板部分の冷凍室側から見た分解斜視図
(本開示の基礎となった知見等)
発明者らが本開示に想到するに至った当時、冷蔵室と、野菜室と、冷凍室とを備え、各室に冷気を供給する技術として、送風ファンのファンケーシングよりも下流に、分流器又はフラップを使用する技術があった。
しかし、従来の技術は、送風ファンから各室に冷気を供給するまでの経路が長くなり易く、冷気の圧力損失の低減に不利である。一方、急速冷却を行うには、高い静圧で冷気を供給する必要がある。
そこで、本開示は、送風ファンのファンケーシング内の冷気を、直接、急速冷却室に供給することによって、圧力損失を抑えた冷気で急速冷却可能な冷蔵庫を提供する。
以下、図面を参照しながら実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明を省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
(実施の形態1)
以下、図面を用いて、実施の形態1を説明する。
[1-1.構成]
図1は、実施の形態1における冷蔵庫の縦断面図である。図2は、冷却室およびダクトを示す背面図である。図3は、ブロアファン部分を周辺構成と共に冷却室側から見た背面図である。図4は、ブロアファン部分を示す断面図である。図5は、ブロアファン部分を冷却室側から見た背面図である。図6は、ブロアファン部分を冷凍室側から見た正面図である。図7は、第1仕切板を冷却室側から見た背面図である。図8は、第1仕切板およびブロアファンの冷却室側から見た分解斜視図である。図9は、第1仕切板および第2仕切板部分の冷却室側から見た分解斜視図である。図10は、第1仕切板および第2仕切板部分の冷凍室側から見た分解斜視図である。
図1に示すように、冷蔵庫10は、前面が開放された箱型の筐体11を備えている。筐体11の上方には、第2貯蔵室としての約2℃~4℃の冷蔵室12が形成され、筐体11の下方には、第1貯蔵室としての約-18℃の冷凍室13が形成されている。冷蔵室12と冷凍室13との間には、第3貯蔵室としての約-5℃~約1℃の低温室60が形成されている。
冷蔵庫10は、冷蔵室12の前面の開口部には、横開き式の扉14が開閉自在に設けられている。冷凍室13の前面の開口部には、横開き式の扉61が開閉自在に設けられ、内部に食品を収容する引出しケース15が設けられている。また、低温室60の前面の開口部には引出し式扉62が開閉自在に設けられ、引出し式扉62の開閉と連動する引出しケース63が設けられている。
図2から図10に示すように、冷蔵庫10の冷凍室13の背面側には、冷却室20が設けられている。冷却室20の上方には、冷蔵室12の背面側に位置し、上下方向に連通するダクト21が連結されている。
ダクト21には、冷蔵室12に連通する図示しない冷蔵用吹出口が設けられている。
冷凍室13と低温室60との間には、断熱壁64が設けられている。断熱壁64には、冷却室20と、ダクト21とを連通する冷気通路64aが形成されている。これにより、冷却室20で生成された冷気が冷気通路64aを介してダクト21に導入する構成となっている。
図2および図3に示すように、冷気通路64aには、冷蔵室12と低温室60とへの冷気量を調節するツインダンパ65が設けられている。
図2に示すように、ツインダンパ65は、冷蔵庫10の左右幅方向に隣接配置される第3貯蔵室ダンパとしての低温室ダンパ65aと第1貯蔵室ダンパとしての冷蔵室ダンパ65bとを備えている。低温室ダンパ65aと冷蔵室ダンパ65bは、低温室60と冷蔵室12のそれぞれの室内温度に応じて制御されて、それぞれ独立してダンパの開閉動作を行い、低温室60および冷蔵室12への冷気量を調節する。
冷却室20の前面側には、第1仕切板30が設けられている。また、冷凍室13の背面側には、第2仕切板40が設けられている。第1仕切板30と第2仕切板40との間には、冷気通路41が形成されている。
第1仕切板30の上部には、上方に向かうにつれて第2仕切板40から離れるように傾斜した傾斜面31が形成されている。傾斜面31の背面側には、ブロアファン32が取り付けられている。
第1仕切板30および第2仕切板40は、冷凍室13とブロアファン32との間を仕切る仕切壁17を形成している。
ブロアファン32は、送風ファンの一つに分類されるファンである。送風ファンには、軸流ファンも存在する。一般的に、軸流ファンは、フレームの中央部に回転羽根が取り付けられ、回転羽根の正面から空気を吸い込み,後方へ吹き出す構成である。従来の冷蔵庫では、冷気の循環に軸流ファンを用いることが多い。
これに対し、ブロアファン32は、回転羽根33を備えたファンユニット34と、回転羽根33を覆うファンケーシング35とを備え、回転羽根33の正面から空気を吸い込み、回転羽根33の側方(図5中の上方に相当)へ吹き出す構成である。ファンケーシング35は、回転羽根33の回転中心C1を基準とするインボリュート曲線に沿った形状のケーシングに形成され、換言すると、略渦巻き状のケーシングに形成される。
回転羽根33の回転により回転中心C1から放射方向に流れた風がファンケーシング35の内面に沿って流れることによって、ファンケーシング35側方に設けられた開口(本実施形態では上方に設けられた第2開口部36に相当)から風が吹き出す。
一般的に、ブロアファン32は、同等サイズの軸流ファンよりも高い静圧を得やすい。また、ブロアファン32の回転羽根33の枚数は、一般的に、軸流ファンの回転羽根の枚数よりも多いので、これによっても高い静圧を得やすくなる。
図3および図5に示すように、ファンケーシング35は、時計回り方向で回転中心C1からの離間距離が徐々に大きくなる略渦巻き状に形成される。ファンケーシング35の最上部に、冷気通路64aの下端部に連通する第2開口部36が形成される。ファンケーシング35のブロアファン32の回転軸と対向する中央部には、冷却室20の冷気をファンユニット34に取り入れるための冷気取入れ口37が形成されている。
図3に示すように、ファンケーシング35は、その上部からファンケーシング35の両側に向けて拡開し、第2開口部36を介して接続部70につながる。接続部70は、低温室ダンパ65aおよび冷蔵室ダンパ65bにつながる冷気通路を構成する。
低温室ダンパ65aは、ファンケーシング35の下流外周側に対応する位置に配置され、冷蔵室ダンパ65bは、ファンケーシング35の下流内周側に対応する位置に配置されている。したがって、ファンケーシング35から吹き出される気流のうち、ファンケーシング35の下流外周側を流れる気流は、低温室ダンパ65aを経由して低温室60へ供給され、ファンケーシング35の下流内周側を流れる気流は、冷蔵室ダンパ65bを経由して冷蔵室12に供給される。
ファンユニット34を駆動して回転羽根33を回転駆動させることで、冷却室20の冷気はファンケーシング35の冷気取入れ口37からファンユニット34に吸い込まれ、ファンユニット34の外周部からファンケーシング35の内部に吹き出される。ファンケーシング35の内部に吹き出された冷気は、ファンケーシング35に沿って案内されて第2開口部36から冷気通路64aを介してダクト21に送られる。
冷却室20のブロアファン32の下方には、蒸発器22が設置されている。冷蔵室12の後方上部には、圧縮機23が配置されている。圧縮機23と、図示しない凝縮器と、膨張機構と、蒸発器22とは、冷媒配管により接続されており、冷凍サイクルを構成している。
そして、圧縮機23から冷媒を吐出させることで、蒸発器22により、冷媒と冷却室20の内部空気とを熱交換させ、冷却室20の内部に冷気を生成する。
第1仕切板30のファンケーシング35に対応する位置には、ファンケーシング35に沿った略弧状の第1開口部38(図7-図9において、符号38a,38b,38cで示す)が形成されている。第1開口部38a-38cは、回転中心C1を基準とする円弧に沿った形状であり、本実施の形態においては、3つ形成されている。
図7-図9に示すように、ブロアファン32による気流の上流側から、第1開口部38a、第1開口部38b、第1開口部38cの順で形成されている。以下、第1開口部38a-38cを区別して表記する場合、上流側第1開口部38a、中流側第1開口部38b、および下流側第1開口部38cとそれぞれ表記する。
上流側第1開口部38a、中流側第1開口部38bおよび下流側第1開口部38cの開口面積は、それぞれ気流の上流側から下流側に向けて徐々に開口幅が大きくなるように形成されている。また、上流側第1開口部38a、中流側第1開口部38bおよび下流側第1開口部38cの開口面積は、上流側から順次大きくなるように形成されている。
これにより、冷凍室13への風量を確保できて効率的に冷却することができる。なお、風量を確保できれば、少なくとも上流側第1開口部38aのみ徐々に大きくなる構成でもよい。
図7に示すように、3つの第1開口部38a-38cの間は、ファンユニット34を第1仕切板30に取付けるためファン取付部39とされている。ファン取付部39には、それぞれ凹部39aが形成されている。
図8に示すように、ファンユニット34には、等角度間隔(本実施形態では120度間隔)で外周側に張り出す3つのファン支持部34aが形成されている。ファン支持部34aは、防振ゴムを有し、防振ゴムを介して、第1仕切板30に形成された凹部39aにそれぞれ固定される。これにより、ファンユニット34は、第1仕切板30に3点で弾性支持される。なお、第1仕切板30と第1仕切板30の固定にはビス66を用いるが、ビス66を用いない方法を適用してもよい。
第1仕切板30の傾斜面31にブロアファン32を取り付けることによって、ブロアファン32の回転軸L1(図4)が傾斜して配置されることになる。これにより、ブロアファン32は、第1開口部38から冷気を前上方に向けて吹き出すことになり、冷気の対流をしやすくすることができる。
また、第2仕切板40には、例えば、発泡スチロール等からなる成型断熱材50が第2仕切板40に密着して設けられている。
第2仕切板40および成型断熱材50には、第1仕切板30の第1開口部38に対応する位置に、第1仕切板30と同様に3つの吐出口42,51がそれぞれ形成されている。これら吐出口42,51は、第1開口部38とその少なくとも一部が前面視で重なるように配置されている。
また、第2仕切板40および成型断熱材50の吐出口42,51の下方には、複数(本実施の形態においては、3つ)の第2吐出口43,52が形成されている。第2吐出口43,52は、冷凍室13と冷気通路41とを連通している。
第2仕切板40の吐出口42部分には、各吐出口42を閉塞する円盤状の回転ディスク44が回転自在に取付けられている。
回転ディスク44には、吐出口42に対応し吐出口42と略同形状のディスク開口部45が形成されている。回転ディスク44の中心部には、操作ノブ46が設けられており、操作ノブ46を操作することで、回転ディスク44を回転操作することが可能となっている。
すなわち、回転ディスク44を、吐出口42とディスク開口部45とが一致した状態に位置させれば、第1開口部38を介して冷却室20からの冷気がそのまま冷凍室13に流れる。また、回転ディスク44を回転させ、吐出口42とディスク開口部45との位置をずらして、開口面積を減少させることで、第1開口部38からの冷気の流入量を低減させることが可能となる。
本実施形態では、図10に示すように、仕切壁17を貫通する開口部(第1開口部38、及び吐出口42,51)を挟んで、ブロアファン32の反対側に、急速冷却室を区画する容器18が設けられる。
図1に示すように、この容器18は、冷凍室13における引出しケース15の上方に空く空間内に配置可能なサイズ、及び形状に形成されている。より具体的には、図10に示すように、容器18は、冷蔵庫10の前後方向に延出する多角形(本実施形態では4角形)の筒形状に形成される。この容器18は、冷蔵庫の正面視で、第2仕切板40の全ての吐出口42の周囲を囲っており、吐出口42から吹き出す冷気が、直接、容器18内に流入する。
この容器18は、冷蔵庫10の前後方向に延出する筒形状であるので、容器18の前方から、回転ディスク44の操作ノブ46にアクセスすることが可能である。なお、容器18を取り外した場合には、操作ノブ46により容易にアクセス可能になる。操作ノブ46を操作することによって、容器18内に流入する冷気の量を調整可能である。
図1および図10に示すように、冷凍室13の底面には、冷蔵庫10の前後方向に引き出し可能に引出しケース15が設けられ、この引出しケース15の上に、棚板19が設けられる。そして、棚板19と冷凍室13の天井との間に空く空間に、上記容器18が設けられる。したがって、第1開口部38から流入した冷気は、容器18内に流入した後に、容器18の前面開口等から流出し、棚板19、及び、引出しケース15の内部空間を冷却する。
この容器18は、アルミ合金等の金属板で形成され、この容器18内に、冷却対象の食品を収容可能である。食品は、例えば、野菜や肉や魚等の食材、及び、冷凍食品等の加工食品である。
容器18を、熱伝導率が高い金属製にすることにより、ブロアファン32のファンケーシング35内から直接流入する冷気によって容器18及び容器18内を効率良く冷却できる。
なお、容器18内の食品を急速冷却する観点からは、容器18の内面全体、又は、容器18の底面を金属製にすることが好ましいが、これに限定されず、容器18の内面の少なくとも一部を金属製にすればよい。また、容器18内を十分に冷却可能であれば、容器18を、金属材以外の材料で形成してもよく、例えば、樹脂材で形成してもよい。また、容器18の形状を、前面が開口する筒形状に形成する場合に限定されず、他の形状に形成してもよい。
[1-2.動作等]
次に、実施の形態1における冷蔵庫10の動作について説明する。
本実施の形態においては、圧縮機23を駆動して冷媒回路に冷媒を循環させ、蒸発器22により冷却室20の内部空気と熱交換を行うことで、冷気を発生させる。
そして、ブロアファン32を駆動することで、冷却室20の内部冷気を冷気取入れ口37から取り込み、ファンケーシング35に吹き出す。
ファンケーシング35に吹き出された冷気の一部は、第2開口部36からダクト21に向けて送風され、ツインダンパ65の冷蔵室ダンパ65bで風量制御されて冷蔵室12の冷却が行われ、また低温室ダンパ65aで風量制御されて低温室60の冷却が行われる。
本構成では、ファンケーシング35から吹き出される気流は、遠心力により低温室ダンパ65aに向けて相対的に多く流れることになり、冷蔵室ダンパ65bよりも低温室ダンパ65aへの風量が多くなり、低温室60における冷却効率の向上を図ることができる。
また、ファンケーシング35に吹き出された冷気の一部は、第1開口部38を介して冷気通路41に送風される。
冷気通路41に送られた冷気の一部は、第2仕切板40および成型断熱材50の吐出口42,51から、容器18内に直接送られる。また、容器18内に送られた冷気は、容器18の前方開口から排出され、冷凍室13内の棚板19、及び、引出しケース15の内部空間に送られる。また、冷気通路41に送られた冷気の残りは、第2吐出口43,52から、引出しケース15の内部空間に送られ、引出しケース15の内部空間等を冷却する。
本構成では、第1開口部38と吐出口42,51との少なくとも一部が前面視で重なるように配置されるので、第1開口部38から吹き出される冷気は、容器18に直接、送られ、容器18を急速冷却室として機能させる。また、ブロアファン32の回転軸L1が傾斜して配置されるので、冷気が容器18の内面に当たり、容器18内全体に冷気を流して容器18内の温度の偏りを抑制する効果を期待できる。
これらにより、圧力損失を抑えた冷気で、容器18内を冷凍室13内で最も低温度にコントロールし、急速冷却可能な急速冷却室を実現できる。また、容器18から流出した冷気、および、第2吐出口43,52からの冷気によって、冷凍室13内の他の空間が冷却される。
[1-3.効果等]
以上述べたように、本実施の形態の冷蔵庫10は、少なくとも冷凍室13(第1貯蔵室)と冷蔵室12(第2貯蔵室)を備えると共に、冷凍室13よりも後方に配置され、冷凍室13と冷蔵室12とに冷気を送風可能なブロアファン32と、冷凍室13とブロアファン32との間を仕切る仕切壁17とを備える。仕切壁17は、ブロアファン32のファンケーシング35内に連通する開口部(第1開口部38、及び吐出口42,51)を有し、この開口部を挟んで、ブロアファン32の反対側に、開口部を通過する冷気によって急速冷却室として機能する容器18を有している。
ブロアファン32のファンケーシング35内の冷気を、容器18内に直接送るので、圧力損失を抑えた冷気で急速冷却可能な急速冷却室を実現できる。したがって、軸流ファンやダクトを用いて、急速冷却室を実現する場合に比して、構成が簡易で済み、かつ、圧力損失も抑えられるので、コスト増大を抑えつつ十分な急速冷却性能を得やすくなる。
また、仕切壁17に設けられた開口部(第1開口部38、及び吐出口42,51)は、ブロアファン32の回転中心C1を基準とする円弧に沿って形成されるので、ブロアファン32の回転によって放射方向に流れる風を、スムーズにファンケーシング35外に排出できる。したがって、送風路が長いことに起因する送風抵抗の上昇を抑え、かつ、ブロアファン32の回転力によりある程度、高い静圧となった冷気を、容器18に供給し易くなる。
なお、開口部の面積(円弧に剃った長さ等)や、回転中心C1から開口部までの距離を調整することによって、容器18への冷気供給量を容易に調整できる。例えば、容器18の容積、および、ブロアファン32の出力等の各部の仕様に合わせて、開口部の面積(円弧に剃った長さ等)や、回転中心C1から開口部までの距離を異ならようにしてもよい。
また、急速冷却室を区画する容器18の内面の少なくとも一部は、金属製であるので、容器18内の食品等を迅速に冷却でき、急速冷却により有利である。
また、冷凍室13において、急速冷却室となる容器18の前面は開口し、仕切壁17を挟んで、ブロアファン32の反対側に容器18が設けられ、容器18の下方には、他の冷却容器に相当する引出しケース15が設けられる。これにより、容器18の前面から流出する冷気を、引出しケース15の冷却に効率良く利用できる。
さらに、ブロアファン32は、その回転軸L1が傾斜して配置され、ブロアファン32は、上記開口部から冷気を前上方に向けて吹き出すので、冷気の対流を促進すると共に、容器18内全体に冷気を流して容器18内の温度の偏りを抑制し易くなる。
(他の実施の形態)
なお、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。
実施の形態1においては、第1貯蔵室を冷凍室13とし、第2貯蔵室を冷蔵室12とした場合について説明した。本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、第1貯蔵室を冷蔵室12、第2貯蔵室を冷凍室13としてもよい。
この場合は、ブロアファン32により第1開口部38、吐出口42,51、第2吐出口43,52を介して冷蔵室12を直接冷却し、ダクト21を介して冷凍室13を冷却する構成にすればよい。
また、実施の形態1においては、ブロアファン32の回転軸L1を傾斜して配置するようにしたが、これに限定されず、例えば、回転軸L1を略水平となるように配置するようにしてもよい。
以上のように、本発明に係る冷蔵庫は、圧力損失を抑えた冷気で急速冷却を実現可能な冷蔵庫として好適に利用可能である。
10 冷蔵庫
11 筐体
12 冷蔵室
13 冷凍室
13 直接冷凍室
14 扉
15 引出しケース
17 仕切壁
18 容器
19 棚板
20 冷却室
21 ダクト
22 蒸発器
23 圧縮機
30 第1仕切板
31 傾斜面
32 ブロアファン
33 回転羽根
34 ファンユニット
34a ファン支持部
35 ファンケーシング
36 第2開口部
37 冷気取入れ口
38 第1開口部
39 ファン取付部
39a 凹部
40 第2仕切板
41 冷気通路
42 各吐出口
42 吐出口
43 第2吐出口
44 回転ディスク
45 ディスク開口部
46 操作ノブ
50 成型断熱材
51 吐出口,
52 第2吐出口
61 横開き式扉
62 引出し式扉
63 引出しケース
64 断熱壁
64a 冷気通路
65 ツインダンパ
65a 低温室ダンパ
65b 冷蔵室ダンパ
66 ビス
70 接続部
C1 回転中心
L1 回転軸

Claims (5)

  1. 少なくとも第1貯蔵室と第2貯蔵室とを備えると共に、
    前記第1貯蔵室よりも後方に配置され、前記第1貯蔵室と前記第2貯蔵室とに冷気を送風可能なブロアファンと、前記第1貯蔵室と前記ブロアファンとの間を仕切る仕切壁とを備え、
    前記仕切壁は、前記ブロアファンのファンケーシング内に連通する開口部を有し、前記開口部を挟んで、前記ブロアファンの反対側に、前記開口部を通過する冷気によって急速冷却可能な急速冷却室を有していることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 請求項1に記載の冷蔵庫において、
    前記開口部は、前記ブロアファンの回転中心を基準とする円弧に沿って形成されていることを特徴とする冷蔵庫。
  3. 請求項1又は2に記載の冷蔵庫において、
    前記急速冷却室の内面の少なくとも一部は、金属製であることを特徴とする冷蔵庫。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の冷蔵庫において、
    前記急速冷却室の前面は開口し、
    前記第1貯蔵室には、前記仕切壁を挟んで、前記ブロアファンの反対側に前記急速冷却室が設けられ、前記急速冷却室の下方に、他の冷却容器が設けられることを特徴とする冷蔵庫。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の冷蔵庫において、
    前記ブロアファンは、その回転軸が傾斜して配置され、
    前記ブロアファンは、前記開口部から冷気を前上方に向けて吹き出すことを特徴とする冷蔵庫。
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