JP2553575Y2 - パワーシートスライド装置 - Google Patents
パワーシートスライド装置Info
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- JP2553575Y2 JP2553575Y2 JP1991050496U JP5049691U JP2553575Y2 JP 2553575 Y2 JP2553575 Y2 JP 2553575Y2 JP 1991050496 U JP1991050496 U JP 1991050496U JP 5049691 U JP5049691 U JP 5049691U JP 2553575 Y2 JP2553575 Y2 JP 2553575Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw
- slide device
- rail
- motor
- seat slide
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車座席を前後に調
整移動させるパワーシートに関するもので、特にスライ
ド装置内にモータ等の駆動部が収容されるビルトインタ
イプのパワーシートスライド装置に関するものである。
整移動させるパワーシートに関するもので、特にスライ
ド装置内にモータ等の駆動部が収容されるビルトインタ
イプのパワーシートスライド装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のスクリュウネジとロックナットか
ら成るスライド駆動機構を有するビルトインタイプのパ
ワーシートスライド装置は、例えば図５に示す実開昭６
３−７０３６号のようにロアレールＡにモータブラケッ
トＢを取付けその一端にモータを固定しモータの出力軸
Ｄの回転がロアレール内に配設されたギャボックスＥを
介してスクリュウネジに回転を与える構成のようにシー
トレールの外部にモータを取り付けたものや、図６に示
す実開昭６２−３０９４０号のようにロアレール内にモ
ータＣを取り付け、モータの回転をギャボックスＥを介
してスクリュウネジＦに伝えるもの等が公知である。
ら成るスライド駆動機構を有するビルトインタイプのパ
ワーシートスライド装置は、例えば図５に示す実開昭６
３−７０３６号のようにロアレールＡにモータブラケッ
トＢを取付けその一端にモータを固定しモータの出力軸
Ｄの回転がロアレール内に配設されたギャボックスＥを
介してスクリュウネジに回転を与える構成のようにシー
トレールの外部にモータを取り付けたものや、図６に示
す実開昭６２−３０９４０号のようにロアレール内にモ
ータＣを取り付け、モータの回転をギャボックスＥを介
してスクリュウネジＦに伝えるもの等が公知である。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】ところが、実開昭６３
−７０３６号のようなシートレールの外部にモータを取
り付けるタイプのシートスライド装置は、レール外部に
モータを取り付けるためのモータブラケットやモータブ
ラケットにモータを固定するためのスクリュウ、或は、
モータの回転を伝える出力軸、更には、モータの配線や
コネクタ等部品点数が多くなる問題があった。このた
め、シートクッション下部には大きなスペースを専有し
後部座席の足元スペースが十分確保できなかったり、コ
ストが高くなったりする問題があった。
−７０３６号のようなシートレールの外部にモータを取
り付けるタイプのシートスライド装置は、レール外部に
モータを取り付けるためのモータブラケットやモータブ
ラケットにモータを固定するためのスクリュウ、或は、
モータの回転を伝える出力軸、更には、モータの配線や
コネクタ等部品点数が多くなる問題があった。このた
め、シートクッション下部には大きなスペースを専有し
後部座席の足元スペースが十分確保できなかったり、コ
ストが高くなったりする問題があった。
【０００４】又、実開昭６２−３０９４０号のようにシ
ートレールの内部にモータを取り付けたシートスライド
装置においてはモータを取り付けるためのスペース及
び、取付部材が必要となりシートレールが大型化すると
共に、重量が重くなる問題があった。
ートレールの内部にモータを取り付けたシートスライド
装置においてはモータを取り付けるためのスペース及
び、取付部材が必要となりシートレールが大型化すると
共に、重量が重くなる問題があった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに本考案は、一方のレ−ルをヨ−クとしその両側面部
には一対のマグネットを取り付けることにより、当該レ
−ルをヨ−クとして利用し、該両マグネットの間の空間
にはロ−タ−が軸受手段により長手方向に回転可能に軸
支されており、ロ−タ−の一端側には通電手段を設ける
ことを特徴とするパワ−シ−トスライド装置を提供する
ものである。
めに本考案は、一方のレ−ルをヨ−クとしその両側面部
には一対のマグネットを取り付けることにより、当該レ
−ルをヨ−クとして利用し、該両マグネットの間の空間
にはロ−タ−が軸受手段により長手方向に回転可能に軸
支されており、ロ−タ−の一端側には通電手段を設ける
ことを特徴とするパワ−シ−トスライド装置を提供する
ものである。
【０００６】
【作用】上記のように構成したパワーシートスライド装
置においては、図示されないスイッチをＯＮ状態にする
と、ローターの一端側に設けられたブラシを介してロー
ターに巻回された絶縁線に電流が流れローターが回転す
る。このローターの回転は、ギャボックスを介してスク
リュウネジを回転させ、該スクリュウネジには、他方の
レールに固着されたロックナットが螺合しており、スク
リュウネジの正逆転に応じ他方のレールが前後に調整移
動される。
置においては、図示されないスイッチをＯＮ状態にする
と、ローターの一端側に設けられたブラシを介してロー
ターに巻回された絶縁線に電流が流れローターが回転す
る。このローターの回転は、ギャボックスを介してスク
リュウネジを回転させ、該スクリュウネジには、他方の
レールに固着されたロックナットが螺合しており、スク
リュウネジの正逆転に応じ他方のレールが前後に調整移
動される。
【０００７】
【実施例】本考案の一実施例を図１、図２、図３に基ず
き説明する。図１は、本考案の実施例のロアレールの斜
視図で、１は図示されないフットにより自動車の車体に
取り付ける断面略Ｕ字状のロアレールで、該ロアレール
１には合成樹脂性のスライダを介してアッパーレール２
が前後に調整移動可能に係合している。該ロアーレール
２は、平面部２ａ、斜片部２ｂ、係合部２Ｃから成り、
平面部２ａの内側には後述するスクリュウネジ１１が挿
通する貫通穴を有する合成樹脂のロックナット３がブラ
ケット３ａを介してボルト４とナット５によりアッパー
レール２に２箇所で固定されている。
き説明する。図１は、本考案の実施例のロアレールの斜
視図で、１は図示されないフットにより自動車の車体に
取り付ける断面略Ｕ字状のロアレールで、該ロアレール
１には合成樹脂性のスライダを介してアッパーレール２
が前後に調整移動可能に係合している。該ロアーレール
２は、平面部２ａ、斜片部２ｂ、係合部２Ｃから成り、
平面部２ａの内側には後述するスクリュウネジ１１が挿
通する貫通穴を有する合成樹脂のロックナット３がブラ
ケット３ａを介してボルト４とナット５によりアッパー
レール２に２箇所で固定されている。
【０００８】該ロアレ−ル１をモ−タヨ−クとしその両
側面部１ａ、１ａには、一対の断面略凹状のマグネット
６、６が各々長手方向の相対位置にＮ極とＳ極を対抗さ
せて取り付けられ、該両マグネット６、６の間の空間に
は、鉄芯に銅線を巻回したロ−タ−７が軸受手段により
回転可能に軸支されている。このロ−タ−７を軸支する
軸受手段は、ロアレ−ル１の一端に設けられたギャボッ
クス９と他端に設けられた軸受１０で、ギャボックス９
は、上下２段から構成されるものである。又、ロアレ−
ル１の他端に設けられる軸受１０も同様に上下２段から
なる階段状の軸受で、前記ギャボックス９と軸受１０の
下段には、前記ロ−タ−７が回転可能に軸支されてい
る。
側面部１ａ、１ａには、一対の断面略凹状のマグネット
６、６が各々長手方向の相対位置にＮ極とＳ極を対抗さ
せて取り付けられ、該両マグネット６、６の間の空間に
は、鉄芯に銅線を巻回したロ−タ−７が軸受手段により
回転可能に軸支されている。このロ−タ−７を軸支する
軸受手段は、ロアレ−ル１の一端に設けられたギャボッ
クス９と他端に設けられた軸受１０で、ギャボックス９
は、上下２段から構成されるものである。又、ロアレ−
ル１の他端に設けられる軸受１０も同様に上下２段から
なる階段状の軸受で、前記ギャボックス９と軸受１０の
下段には、前記ロ−タ−７が回転可能に軸支されてい
る。
【０００９】更に、前記ギャボックス９と軸受１０の各
々上段には、スクリュウネジ１１が回転可能に軸支され
おり、このスクリュウネジ１１には前記アッパーレール
２の平面部２ａの内側に取り付けられたロックナット３
が螺合している。
々上段には、スクリュウネジ１１が回転可能に軸支され
おり、このスクリュウネジ１１には前記アッパーレール
２の平面部２ａの内側に取り付けられたロックナット３
が螺合している。
【００１０】次に上記のように構成したパワーシートス
ライド装置の動作について説明する。ローター７の一端
側のブラシ８により銅線に電流が流れるとローター７が
回転を始める。この回転はギャボックス９で減速され上
段のスクリュネジ１１に伝わりスクリュウネジ１１が回
転を始める。スクリュウネジ１１には、アッパーレール
２の平面部２ａの内側に固着されたロックナット３に螺
合しており、スクリュウネジ１１の正逆転にともないア
ッパーレールが前後に調整移動される。
ライド装置の動作について説明する。ローター７の一端
側のブラシ８により銅線に電流が流れるとローター７が
回転を始める。この回転はギャボックス９で減速され上
段のスクリュネジ１１に伝わりスクリュウネジ１１が回
転を始める。スクリュウネジ１１には、アッパーレール
２の平面部２ａの内側に固着されたロックナット３に螺
合しており、スクリュウネジ１１の正逆転にともないア
ッパーレールが前後に調整移動される。
【００１１】次に、本考案の第二の実施例を図４に基ず
き説明する。又、図１、図２、図３と同一部品には同一
番号を用い、重複する説明を省略する。アッパーレール
２の平面部２ａの内側には、長手方向に複数の係合歯２
１ａを有するラックギャ２１が設けられ、このラックギ
ャ２１は、ロアレール１の一端に設けられるギャボック
ス２２に回転可能に固設されたピニオンギャ２３と係合
している。
き説明する。又、図１、図２、図３と同一部品には同一
番号を用い、重複する説明を省略する。アッパーレール
２の平面部２ａの内側には、長手方向に複数の係合歯２
１ａを有するラックギャ２１が設けられ、このラックギ
ャ２１は、ロアレール１の一端に設けられるギャボック
ス２２に回転可能に固設されたピニオンギャ２３と係合
している。
【００１２】次に、上記のように構成したパワーシトス
ライド装置の動作を説明する。ギャボックス２２と軸受
２４に回転可能に軸支されるローター７が回転すると、
その回転はギャボックス２２で減速され、ギャボックス
２２に固設されたピニオンギャ２３を回転させる。この
ピニオンギャ２３には、前記ラックギャ２１が係合して
おり、ローター７の正逆転にともないアッパーレール２
が前後に移動調整される。
ライド装置の動作を説明する。ギャボックス２２と軸受
２４に回転可能に軸支されるローター７が回転すると、
その回転はギャボックス２２で減速され、ギャボックス
２２に固設されたピニオンギャ２３を回転させる。この
ピニオンギャ２３には、前記ラックギャ２１が係合して
おり、ローター７の正逆転にともないアッパーレール２
が前後に移動調整される。
【００１３】
【考案の効果】以上のことから明らかなように本考案
は、一方のレ−ルをヨ−クとしてその両側面部には一対
のマグネットが取り付けられ、該両マグネットの間の空
間には、ロ−タ−が軸受手段により長手方向に回転可能
に軸支され、該ロ−タ−の一端側に通電手段を設けるこ
とによりスライド装置と駆動モ−タを一体構成とするこ
とを特徴とするもので、即ち、従来のようにモ−タを駆
動源としてシ−トレ−ルを前後にスライドさせるものに
おいては、レ−ルとモ−タは別体であったが、本考案で
はレ−ルをヨ−クとして利用し、その中にモ−タを作り
込むもので、モ−タの取付部材等が必要なく低重量でコ
ストの安いパワ−シ−トスライド装置を提供することが
できる。
は、一方のレ−ルをヨ−クとしてその両側面部には一対
のマグネットが取り付けられ、該両マグネットの間の空
間には、ロ−タ−が軸受手段により長手方向に回転可能
に軸支され、該ロ−タ−の一端側に通電手段を設けるこ
とによりスライド装置と駆動モ−タを一体構成とするこ
とを特徴とするもので、即ち、従来のようにモ−タを駆
動源としてシ−トレ−ルを前後にスライドさせるものに
おいては、レ−ルとモ−タは別体であったが、本考案で
はレ−ルをヨ−クとして利用し、その中にモ−タを作り
込むもので、モ−タの取付部材等が必要なく低重量でコ
ストの安いパワ−シ−トスライド装置を提供することが
できる。
【００１４】又、モータや取付部材を削除することによ
り、シートクッション下部の空間を確保することがで
き、シートのクッション性及び、後部座席の乗客の足入
れ性をも向上させる効果もある。
り、シートクッション下部の空間を確保することがで
き、シートのクッション性及び、後部座席の乗客の足入
れ性をも向上させる効果もある。
【００１５】
【図面の簡単な説明】
【図１】実施例のロアレールの斜視図
【図２】実施例の断面要部
【図３】図２のＸ−Ｘ断面図
【図４】第２実施例の正面図
【図５】従来例
【図６】従来例
【００１６】
１．．ロアレール ２．．アッパーレール ３．．ロッ
クナット ６．．マグネット ７．．ローター ８．．
ブラシ ９．．ギャボックス １０．．軸受 １１．．
スクリュウネジ ２１．．ラックギャ ２２．．ギャボ
ックス ２３．．ピニオンギャ ２４．．軸受
クナット ６．．マグネット ７．．ローター ８．．
ブラシ ９．．ギャボックス １０．．軸受 １１．．
スクリュウネジ ２１．．ラックギャ ２２．．ギャボ
ックス ２３．．ピニオンギャ ２４．．軸受
Claims (2)
- 【請求項１】自動車座席を前後に調整移動させるシ−ト
スライド装置において、一方のレ−ルをヨ−クとして、
その両側面部には一対のマグネットが取り付けられ、該
両マグネットの間の空間には、ロ−タ−が軸受手段によ
り長手方向に回転可能に軸支され、該ロ−タ−の一端側
に通電手段を設けることによりスライド装置と駆動モ−
タを一体構成とすることを特徴とするパワ−シ−トスラ
イド装置。 - 【請求項２】スライド駆動機構は、どちらか一方のレー
ルの両端に設けられた上下二段から成るギャボックスと
軸受の各々上段に回転可能に軸支されるスクリュウネジ
と、該スクリュウネジと螺合し他方のレールに固着され
るロックナットから成ることを特徴とする請求項１に記
載のパワーシートスライド装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991050496U JP2553575Y2 (ja) | 1991-04-05 | 1991-04-05 | パワーシートスライド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991050496U JP2553575Y2 (ja) | 1991-04-05 | 1991-04-05 | パワーシートスライド装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH051567U JPH051567U (ja) | 1993-01-14 |
| JP2553575Y2 true JP2553575Y2 (ja) | 1997-11-05 |
Family
ID=12860544
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991050496U Expired - Fee Related JP2553575Y2 (ja) | 1991-04-05 | 1991-04-05 | パワーシートスライド装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2553575Y2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102277069B1 (ko) | 2021-04-07 | 2021-07-14 | 대원정밀공업(주) | 자동차 시트용 롱 슬라이드 레일 시스템 |
| KR102352950B1 (ko) | 2021-10-14 | 2022-01-19 | 대원정밀공업(주) | 자동차 시트용 롱 슬라이드 레일 시스템 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101991256B1 (ko) * | 2017-10-31 | 2019-06-21 | 주식회사 다스 | 자동차 시트의 전후 이동 장치와 그 제어 방법 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6230940U (ja) * | 1985-08-09 | 1987-02-24 | ||
| JPH0254643U (ja) * | 1988-10-11 | 1990-04-20 |
-
1991
- 1991-04-05 JP JP1991050496U patent/JP2553575Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102277069B1 (ko) | 2021-04-07 | 2021-07-14 | 대원정밀공업(주) | 자동차 시트용 롱 슬라이드 레일 시스템 |
| KR102352950B1 (ko) | 2021-10-14 | 2022-01-19 | 대원정밀공업(주) | 자동차 시트용 롱 슬라이드 레일 시스템 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH051567U (ja) | 1993-01-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |