JP2553116Y2 - 産業車両 - Google Patents

産業車両

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JP2553116Y2
JP2553116Y2 JP1991107547U JP10754791U JP2553116Y2 JP 2553116 Y2 JP2553116 Y2 JP 2553116Y2 JP 1991107547 U JP1991107547 U JP 1991107547U JP 10754791 U JP10754791 U JP 10754791U JP 2553116 Y2 JP2553116 Y2 JP 2553116Y2
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JP
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bucket
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JP1991107547U
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JPH0556641U (ja
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千寿 山崎
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
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  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は運転室の前側に乗降口が
設けられ、運転室の前方に配設された乗降用ステップを
設けたスキッドステアローダ等の産業車両に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばスキッドステアローダの運
転席の左右両側には、運転席前方にて荷役物を収容する
バケットの昇降及び傾動を行うアーム及びシリンダが配
設されている。そして、スキッドステアローダ駆動中に
作業者が前記アーム及びシリンダ等と接触しないよう
に、運転席の左右両側と前記アーム及びシリンダとの間
には、ネットやガラス等によるガードが設けられてい
る。従って、作業者は運転席前部より運転席への乗降を
行う。運転席への乗降を容易とするため、バケットには
乗降用ステップが取付固定されている。
【0003】図8に示すように、前記乗降用ステップ3
0は略断面L字形に形成され、バケット31の底面32
が地面Aと接地した際(実線にて図示)、乗降用ステッ
プ30が水平となるようにバケット31の基端部に取付
固定されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記ス
キッドステアローダのバケット31は、必ずしもその底
面32と地面Aとが接地した状態で停止されるとは限ら
ない。即ち、バケット31は一般に図8に実線で示す底
面32が地面Aと接地した状態と、同図に二点鎖線で図
示する最後傾状態で地面Aと接地した状態とで停止す
る。
【0005】従って、バケット31が最後傾状態で地面
Aと接地した状態で停止した場合には、乗降用ステップ
30は水平には保持されず、作業者が運転室から乗降す
る際に足を乗降用ステップ30に載せることができなく
なり、運転室への乗降が困難となる。
【0006】本考案は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的は荷役部材を地面と接地さ
せた際に、乗降用ステップを乗降の容易な状態に保持す
ることができる産業車両を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案では、運転席の前側に乗降口を設けるととも
に、運転席の前方に荷役部材を配設し、該荷役部材を所
定の基準状態と最後傾状態との間で傾動可能とした産業
車両において、荷役部材には該荷役部材に対して相対移
動不能に昇降用ステップを固定し、該昇降用ステップに
は少なくとも荷役部材が基準状態で接地したときに略水
平となる第1の踏部と荷役部材が最後傾状態で接地した
ときに略水平となる第2の踏部とを形成した。
【0008】
【作用】本考案によれば、作業者が運転席から乗降する
際には、運転席の前方に配設された荷役部材を地面に接
地させる。この接地の際、荷役部材が基準状態で接地さ
れると荷役部材に固定された昇降用ステップの第1の踏
部が略水平となり、荷役部材が最後傾状態で接地される
と荷役部材に固定された昇降用ステップの第2の踏部が
略水平となる。従って、荷役部材を基準状態又は最後傾
状態のいずれの状態で接地させても、荷役部材に固定さ
れた第1の踏部又は第2の踏部のいずれかが略水平とな
り、作業者は運転席から乗降する際に第1の踏部又は第
2の踏部のうち略水平に配置された踏部に確実に足を載
せて乗降することができる。
【0009】
【実施例】(第1実施例) 以下、本考案をスキッドステアローダに具体化した第1
実施例を図1〜図5に基づいて説明する。
【0010】図1及び図2に示すように、スキッドステ
アローダの運転室1の両側には、油圧シリンダ2,3及
びアーム4が配設されている。油圧シリンダ3のピスト
ンロッド3aがアーム4に連結され、油圧シリンダ2の
ピストンロッド2aが連結部材4aを介してアーム4に
連結されている。また、前記アーム4の先端には荷役部
材としてのバケット5が回動可能に支持され、前記ピス
トンロッド2a,3aの伸縮に伴ってアーム4、連結部
材4a及びバケット5が回動して荷役作業が行われるよ
うになっている。
【0011】前記運転室1と油圧シリンダ2,3及びア
ーム4との間には、作業者が油圧シリンダ2,3及びア
ーム4と接触しないようにメッシュ状のオペレータガー
ド6が配設されている。また、運転室1の後側にはカバ
ー7が設けられている。従って、作業者は運転室1の前
側から乗降することになる。
【0012】図3に示すように、前記バケット5の地面
Aに接地した状態での停止位置は、その底面5a全面が
地面Aと接地した状態の第1停止位置(実線にて図示)
と、バケット5の底面5aと地面Aとの間の角度が最も
大きい最後傾の状態の第2停止位置(二点鎖線にて図
示)とのいずれかに保持固定されるようになっている。
【0013】図1〜図3に示すように、前記バケット5
の中央基端部にはブラケット8を介して乗降用ステップ
9が溶接によって固着されている。この乗降用ステップ
9は屈曲されて第1の踏部10a及び第2の踏部10b
との2つの踏部10a,10bが形成されている。前記
バケット5が第1停止位置にて停止した場合、前記乗降
用ステップ9の踏部10aが水平となり、また、バケッ
ト5が第2停止位置にて停止した場合、乗降用ステップ
9の踏部10bが水平となるように乗降用ステップ9は
形成されている。
【0014】次に、上記のように構成されたスキッドス
テアローダの運転室1から乗降する際の作用について説
明する。まず、荷役作業を終えてスキッドステアローダ
から降車するとき作業者は、油圧シリンダ2,3を駆動
し、ピストンロッド2a,3aを伸縮させてアーム4を
下降させるとともに、バケット5の底面5aを地面Aに
接地させる。即ち、バケット5を第1停止位置に保持固
定する。このとき、バケット5に取付固定された乗降用
ステップ9の第1の踏部10aが略水平となる。従っ
て、作業者は乗降用ステップ9の踏部10aに足Fを載
せて運転室1から容易に降車することができる。
【0015】また、上記とは別にバケット5の底面5a
を地面Aに接地させずに、図5に示す最後傾状態で地面
Aに接地させた場合、即ち、バケット5を第2停止位置
に保持固定させた場合には、乗降用ステップ9の第2の
踏部10bが、略水平となる。従って、作業者は乗降用
ステップ9の踏部10bに足Fを載せて運転室1から容
易に降車することができる。
【0016】なお、スキッドステアローダから降車した
後、再度荷役作業を行うために運転室1へ乗り込む際に
ついても、降車時と同様に乗降用ステップ9の第1の踏
部10a又は第2の踏部10bに足Fを載せることによ
ってそれが容易となる。
【0017】(第2実施例) 次に本考案を具体化した第2実施例について説明する。
なお、本実施例では上記第1実施例と相違する部分につ
いてのみ説明する。
【0018】図6に示すように、荷役部材としてのバケ
ット5には円弧状に屈曲形成された乗降用ステップ9が
ブラケット8を介して固着されている。すなわち、第2
実施例の乗降用ステップ9は第1の踏部と第2の踏部と
が円弧状に連続して形成されたものとなっている。上記
第1実施例では、運転室1から乗降する際バケット5を
第1停止位置又は第2停止位置のいずれかの位置に保持
固定しなければ、乗降用ステップ9の踏部10a,10
bが水平にはならなかったが、本実施例では乗降用ステ
ップ9が円弧状であるため、バケット5を第1停止位置
から第2停止位置間のどの位置で停止させても足Fを載
せる踏部は略水平となる。
【0019】なお、本考案は上記実施例に限定されるも
のではなく、考案の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次の
ように構成することもできる。 (1)上記実施例では、産業車両としてスキッドステア
ローダで具体化したが、運転室の前部しか開口されてい
ないフォークリフト等で具体化してもよい。また、上記
実施例では、荷役部材として土等を掘るとともに、その
掘った土等を所定場所に運搬できるバケット5で具体化
したが、このバケット5に代えて除雪時等に使用するス
ノーブレード等に乗降用ステップ9を取付固定して具体
化してもよい。
【0020】(2)上記実施例では、乗降用ステップ9
は荷役部材としてのバケット5の中央基端部に1個取付
固定したが、2個の乗降用ステップ9をバケット5に取
付固定したり、また、乗降用ステップ9の幅を長く形成
してバケット5に固着してもよい。
【0021】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案によれば、
運転席の前方に配設された荷役部材を基準状態で接地し
たときばかりか荷役部材を最後傾状態で接地したときに
も、昇降用ステップの踏部を荷役部材に固定された状態
のまま略水平となるように構成したので、作業者が運転
席から乗降する際に踏部に確実に足を載せて安定した状
態でかつ容易に乗降することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を具体化したスキッドステアローダの側
面図である。
【図2】スキッドステアローダの正面図である。
【図3】地面にバケットが接地した状態を示す側断面図
である。
【図4】バケットを第1停止位置で保持固定して、乗降
用ステップに足を載せた状態を示す側断面図である。
【図5】バケットを第2停止位置で保持固定して、乗降
用ステップに足を載せた状態を示す側断面図である。
【図6】第2実施例の乗降用ステップの形状を示し、バ
ケットを第1停止位置で保持固定した状態を示す側断面
図である。
【図7】バケットを第2停止位置で保持固定した状態を
示す側断面図である。
【図8】従来技術の乗降用ステップを固着したバケット
の側断面図である。
【符号の説明】
1…運転室、5…荷役部材としてのバケット、9…乗降
用ステップ、10a…踏部、10b…踏部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】運転席の前側に乗降口を設けるとともに、
    運転席の前方に荷役部材を配設し、該荷役部材を所定の
    基準状態と最後傾状態との間で傾動可能とした産業車両
    において、荷役部材には該荷役部材に対して相対移動不能に昇降用
    ステップを固定し、該昇降用ステップには少なくとも荷
    役部材が基準状態で接地したときに略水平となる第1の
    踏部と荷役部材が最後傾状態で接地したときに略水平と
    なる第2の踏部と を形成した産業車両。
JP1991107547U 1991-12-26 1991-12-26 産業車両 Expired - Lifetime JP2553116Y2 (ja)

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JPH0556641U JPH0556641U (ja) 1993-07-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60181459U (ja) * 1984-05-10 1985-12-02 ティー・シー・エム株式会社 前乗降式荷役車両

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JPH0556641U (ja) 1993-07-27

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