JP2916843B2 - ドラム缶転倒機 - Google Patents

ドラム缶転倒機

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秀信 林
卓巳 西村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドラム缶を所定の高さ
に上昇させ、その位置で転倒させることにより内容物を
他の容器等へ放出するドラム缶転倒機に関し、更に詳し
くは、ドラム缶転倒操作時の落下を確実に防止すること
を可能にしたドラム缶転倒機に関する。
【0002】
【従来の技術】ドラム缶の運搬機や固定型リフトにおけ
るドラム缶転倒機として、実公昭54-35495号公報に記載
されるように、支持枠に上下方向に昇降する昇降枠を設
け、この昇降枠にドラム缶の上縁を把持する把持枠を設
け、かつこの把持枠をドラム缶の転倒操作時に昇降枠に
対して回動させる回動装置を設けたものがある。また、
上記のようにドラム缶の上縁を把持するタイプのドラム
缶転倒機では、把持枠にドラム缶の下部を保持する手段
を係脱可能に設け、この保持手段をドラム缶転倒操作時
にドラム缶下部に係合させて、そのドラム缶が落下する
ことを防止するようにしている。
【0003】このようなドラム缶転倒機を使用するにあ
たって、作業者は、把持枠にドラム缶の上縁を固定した
後、このドラム缶を昇降枠の上昇動作によって持ち上
げ、次いで保持手段によってドラム缶の下部を固定す
る。そして、ドラム缶を転倒操作するときは、それを所
定の高さにまで上昇させた後、傾斜又は反転させること
によりドラム缶の内容物を所定の他の容器内に放出す
る。
【0004】しかしながら、上述の放出作業において、
作業者はドラム缶の上縁は把持させるが、下部に保持手
段を掛けることを忘れたり、また掛け損なうことがあ
り、この状態でドラム缶を転倒させると、ドラム缶が把
持枠から外れて落下し、床面に内容物が流出又は散逸す
るという問題があった。このようなドラム缶の落下事故
は、作業者にとって極めて危険であると共に、内容物を
損失し、しかも内容物の種類によっては床面の清掃が極
めて困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ドラ
ム缶の落下を確実に防止することを可能にしたドラム缶
転倒機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のドラム缶転倒機は、支持枠に上下方向に昇降する昇
降枠を設け、この昇降枠にドラム缶の上縁の把持手段と
下部の保持手段を備えた把持枠を取り付けると共に、こ
の把持枠を前記昇降枠に対して回動させる回動装置を設
けたドラム缶転倒機において、前記保持手段を前記把持
枠からドラム缶の左右両側に延長し、先端に湾曲部を有
する左右一対の保持アームから構成し、これら左右一対
の保持アームを前記昇降枠の上昇動作に連動させてアー
ム軸廻りに互いに反対方向に回転させ、前記昇降枠の上
昇時にドラム缶下部を前記湾曲部で左右両側から保持す
ると共に降下時に保持状態を解除するようにしたことを
特徴とするものである。
【0007】このように保持アームを昇降枠の上昇動作
に連動させて、上昇時にはドラム缶下部を自動的に保持
するようにしたことにより、ドラム缶の落下を確実に防
止することができる。以下、本発明の構成について添付
の図面を参照して説明する。図1,図2は本発明の実施
例からなるドラム缶転倒機を備えた運搬機を示すもので
ある。
【0008】図において、車台1は前側を開放する略コ
字型となっており、その前側左右には車輪2,2が軸支
され、後側左右にはキャスター3,3が取り付けられて
いる。車台1の後部には、左右一対の支柱を有する支持
枠4が立設されており、この支持枠4にハンドル5,5
が設けられている。このため、車台1はハンドル5,5
の操作によりキャスター3,3を転向させて任意の方向
に移動可能となっている。
【0009】支持枠4の支柱間には、昇降枠6が上下方
向に摺動可能に嵌め込まれている。また、車台1の後部
中央には、油圧機構によって上下方向に伸縮自在のシリ
ンダ7aとピストンロッド7bとからなるリフト7が立
設されている。このリフト7はペダル8を踏み込むこと
によりピストンロッド7bが伸長し、このピストンロッ
ド7b上端の滑車9を上方に移動させるようになってい
る。昇降枠6とシリンダ7aとの間には、滑車9を跨い
で長さ一定のチェーン10が連結されている。従って、
昇降枠6はリフト7の伸縮によって上下方向に昇降する
ようになっている。
【0010】昇降枠6は、左右両側に前方に延長するア
ーム部6a,6bを有しており、このアーム部6a,6
b間に把持枠11が取り付けられている。把持枠11
は、ドラム缶Dの側面にほぼ整合するように湾曲する横
骨11aと、この横骨11aに直交する縦骨11bとか
ら骨格形成されている。横骨11aは、その一端がアー
ム部6aに軸支され、他端が減速機12を介してアーム
部6bに軸支されている。減速機12はハンドル13の
回転を減速して横骨11aに伝達することにより、把持
枠11を昇降枠6に対して両軸端を中心に回動させるよ
うになっている。これら減速機12及びハンドル13に
よって把持枠11の回動装置14が構成されている。ま
た、縦骨11bの上部には、ドラム缶Dの上縁を把持す
る把持装置15が設けられている。この把持装置15
は、固定爪15aに対して可動爪15bをネジ締めする
ことにより、これら爪15a,15b間にドラム缶Dの
上縁を把持するようになっている。
【0011】把持枠11の下部には、ドラム缶Dの幅方
向に延長する支持板16が設けられており、この支持板
16の両端部にドラム缶Dの左右両側に延長する一対の
保持アーム16a,16bが軸支されている。これら保
持アーム16a,16bの先端部は、それぞれドラム缶
Dの側面を抱え込むように湾曲する湾曲部17a,17
bを形成している。一方、図2に示すように、保持アー
ム16a,16bの軸支部の後端には、それぞれプレー
ト20a,20bが固定されている。これらプレート2
0a,20bはロッド20と圧縮バネ21を介して連結
され、両プレート20a,20b及び保持アーム16
a,16bが矢印方向に互いに反対方向に回動するよう
に付勢されている。また、保持アーム16bの後端には
略L字型のレバー18が固定されており、このレバー1
8が車台1に設けた凸部19に接触するようになってい
る。
【0012】図1及び図2は、把持枠11が最も降下し
たときの状態を示し、保持アーム16a,16bの湾曲
部17a,17bはいずれも上方側へ向いた状態になっ
ている。リフト7の操作により把持枠11を上昇させる
と、レバー18は圧縮バネ21の付勢力により凸部19
に接触しながら回動し、保持アーム16a,16bの湾
曲部17a,17bを互いに内側に向けてドラム缶Dの
下部を抱え込むように係止する。そして、最も上昇した
位置では、L型レバー18の他方のバーが凸部19に当
接するため、上記湾曲部17a,17bによる抱え込み
をロックした状態にする。
【0013】上述のように構成されたドラム缶転倒機を
使用してドラム缶Dの転倒操作を行う場合、把持枠11
にドラム缶Dの上縁を固定した後、リフト7を伸長させ
ることにより昇降枠6を上昇させてドラム缶Dを持ち上
げると、レバー18が凸部19に接触しながら保持アー
ム16a,16bを互いに内側に回転させ、その湾曲部
17a,17bがドラム缶Dの下部を自動的に係止す
る。そして、車台1を所定の位置に移動させ、ドラム缶
Dを所定の高さにまで上昇させた後、回動装置14のハ
ンドル13を操作してドラム缶Dを傾斜又は反転させる
と、ドラム缶Dの下部を保持アーム16a,16bで係
止した状態のまま内容物を所定の容器内に放出すること
ができる。このようにドラム缶Dの下部が保持アーム1
6a,16bの湾曲部17a,17bによって左右両側
から抱き込まれて転倒するので、把持枠11からドラム
缶Dが落下することはない。
【0014】一方、放出作業終了後に、ドラム缶Dを垂
直状態に戻し、昇降枠6を下降させてドラム缶Dを地面
に下ろすと、レバー18が圧縮バネ21の付勢力により
凸部19に接触しながら追従回動し、図1のように、そ
の湾曲部17a,17bによる係止を解除する。このよ
うにドラム缶Dの下部を自動的に係止するだけでなく、
その係止を自動的に解除するように構成することによ
り、作業者はドラム缶の積み降ろしの都度、保持アーム
16a,16bの係止作業や解除作業をする必要がなく
なるので、作業効率をより一層向上させることができ
る。
【0015】上記実施例では、昇降枠6が最下部に位置
するときに湾曲部17a,17bを上方に向け、この位
置から昇降枠6が上昇したときに保持アーム16a,1
6bがアーム軸廻りに互いに反対方向に回転することに
より湾曲部17a,17bがドラム缶Dの下部を左右両
側から係止するように設定しているため、昇降枠6を少
しだけ上昇させればドラム缶Dの下部を保持することが
できる。従って、低い位置においてもドラム缶Dの転倒
が可能である。しかも、昇降枠6が最下部に位置すると
きに保持アーム16a,16bが床面から離間するよう
に設定すれば、パレット上に載置されたドラム缶Dを持
ち上げて運搬することが可能になる。
【0016】また、保持アーム16a,16bの回転機
構は、レバー18、凸部19、ロッド20、圧縮バネ2
1からなる簡単な構成となっており、歯車やラックやピ
ニオン等を組み合わせた複雑な構成となっていないの
で、故障しにくく、しかも昇降枠6のリフティング速度
を速くしても問題なく動作する。なお、上記実施例で
は、ドラム缶転倒機を備えた運搬車について説明した
が、本発明は運搬車のほか固定型リフト等にも適用する
ことができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、支
持枠に上下方向に昇降する昇降枠を設け、この昇降枠に
ドラム缶の上縁の把持手段と下部の保持手段を備えた把
持枠を取り付けると共に、この把持枠を前記昇降枠に対
して回動させる回動装置を設けたドラム缶転倒機におい
て、前記保持手段をドラム缶の左右両側に延長し、先端
に湾曲部を有する左右一対の保持アームから構成し、こ
の一対の保持アームを前記昇降枠の上昇動作に連動さ
せ、その昇降枠の上昇時にドラム缶下部を自動的に保持
するようにしたので、転倒操作時におけるドラム缶の落
下を確実に防止することができる。従って、作業者の安
全を確保することが可能になると共に、ドラム缶に充填
された内容物が床面に流出して損失することを回避し、
しかもその流出に伴う床面の清掃を行う必要がなくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例からなるドラム缶転倒機を備え
た運搬機を示す前方斜視図である。
【図2】本発明の実施例からなるドラム缶転倒機におけ
る保持アームの回転機構を示す背面図である。
【符合の説明】
4 支持枠 6 昇降枠 11 把持枠 14 回動装置 16a,16b 保持アーム 17a,17b 保持アームの湾曲部 18 L型レバー 19 凸部 20 ロッド 21 圧縮バネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 国分 誠 千葉県市原市千種海岸2番地2 東レ・ ダウコーニング・シリコーン株式会社 研究開発本部内 (56)参考文献 特開 昭54−49740(JP,A) 実公 昭54−35495(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 65/00 - 65/24 B65G 7/08 B66F 9/06 B66F 9/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持枠に上下方向に昇降する昇降枠を設
    け、この昇降枠にドラム缶の上縁の把持手段と下部の保
    持手段を備えた把持枠を取り付けると共に、この把持枠
    を前記昇降枠に対して回動させる回動装置を設けたドラ
    ム缶転倒機において、前記保持手段を前記把持枠から
    ラム缶の左右両側に延長し、先端に湾曲部を有する左右
    一対の保持アームから構成し、これら左右一対の保持ア
    ームを前記昇降枠の上昇動作に連動させてアーム軸廻り
    に互いに反対方向に回転させ、前記昇降枠の上昇時にド
    ラム缶下部を前記湾曲部で左右両側から保持すると共に
    降下時に保持状態を解除するようにしたドラム缶転倒
    機。
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CN104692019B (zh) * 2015-02-14 2016-09-28 新昌县澄潭镇康成机械配件厂 一种液体桶搬运装置
CN105109882A (zh) * 2015-07-13 2015-12-02 浙江机电职业技术学院 一种桶装水搬运翻转支撑装置

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