JP2552781Y2 - ボールバルブ - Google Patents

ボールバルブ

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JP2552781Y2
JP2552781Y2 JP1992029709U JP2970992U JP2552781Y2 JP 2552781 Y2 JP2552781 Y2 JP 2552781Y2 JP 1992029709 U JP1992029709 U JP 1992029709U JP 2970992 U JP2970992 U JP 2970992U JP 2552781 Y2 JP2552781 Y2 JP 2552781Y2
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handle
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valve box
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巻雄 宮入
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宮入商事株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ハンドルを所定角度
回動操作することによって流路内に配置された球状弁体
が回転し、流路の開閉を行なうボールバルブに関し、特
に、組立作業が格段に容易となり、かつ操作性、安全性
などにも優れたボールバルブの構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、ハンドルを所定角度回動操作
することによって流路の開閉を行なうボールバルブは知
られている。このボールバルブは、操作が簡易であり、
かつ直管形状の流路を備えた場合などには比較的大きな
流量を流すことができるため、その必要性は増大してき
ている。たとえば、従来から液化ガス容器弁には、ねじ
式のバルブが用いられているが、このねじ式のバルブで
は、流路の開閉のためにねじを何回転か回転させなけれ
ばならない。したがって、流路の開閉に時間がかかり、
かつ操作性もよいとは言えなかった。それに対し、ボー
ルバルブは、ハンドルを約90°回動操作することによ
って流路の開閉を行なうことができるので、操作性は非
常に優れていると言える。そこで、上記の液化ガス容器
弁としてのボールバルブの使用が考えられている。
【0003】液化ガス容器についての将来の動向とし
て、容器を各ユーザの元に常設し、ガスタンクを搭載し
たトラックがそれらのユーザを回って随時容器に液化ガ
スを補給するというシステムが一般化すると考えられて
いる。そうなると、上述したように操作性のよいボール
バルブを液化ガスの容器弁として用いることが望まれる
ことが予想される。このように、ボールバルブの必要性
が増大するにつれ、その量産性も考慮されなければなら
ないと言える。そして、量産に際しては、機械化による
生産が望ましいといえる。
【0004】このように、需要の増大が期待されている
ボールバルブの従来の形態について、以下に図10およ
び図11を用いて説明する。図10は、従来のボールバ
ルブの一例を示す平面図であり、図11は、図10にお
けるXI−XI線に沿って見た断面を示す図である。
【0005】図10を参照して、弁箱15上の所定位置
には、ハンドル11が、回動可能な状態でねじ16によ
ってねじ止めされている。そして、このハンドル11を
所定角度回動操作することによって、弁の開閉が行われ
る。次に、図11を参照して、上記の弁箱15内の所定
位置には、弁座13が設けられており、この弁座13上
には、球状弁体14が配置されている。そして、この球
状弁体14上における弁箱15の所定位置には、ステム
12が取付けられている。このステム12の一方端は、
球状弁体14に嵌着され、他方端は、ねじ止め用のねじ
溝が切られ、ねじ16が取付けられている。また、上記
のステム12の一方端近傍には、弁箱15の内壁にステ
ム12が当接することによって、ステム12の抜けを防
止するステム12の係止部12aが設けられている。
【0006】この係止部12aによって、ステム12
は、弁箱15の内壁に当接した状態で、所定位置に保持
されることになる。このとき、ステム12は、シール部
材18を介して弁箱15に固定されている。ハンドル1
1は、上記のステム12の他方端にねじ16を取付ける
ことによって、ステム12と一体となって回動可能な状
態で弁箱15に取付けられることになる。
【0007】上記の構造を有するボールバルブにおい
て、ハンドル11を所定角度回動操作することによっ
て、ステム12に嵌着された球状弁体14が回転し、そ
れにより流路の開閉が行なわれる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】上述の構造を有する従
来のボールバルブには、次に述べるような問題点があっ
た。その問題点について、図12を用いて説明する。図
12は、従来のボールバルブにおけるステム12の装着
方法を示す説明図である。図12を参照して、従来のボ
ールバルブの弁箱15には、ステム12を受入れるため
の貫通孔15aが所定位置に設けられている。そして、
この貫通孔15aにおける弁箱15の内壁側には、ステ
ム12をステム12の軸方向に回動可能な状態で係合す
るための凹部15bが設けられている。一方、ステム1
2には、この凹部15bと係合するための係止部12a
が設けられている。
【0009】ステム12を弁箱15に装着する際には、
図12において矢印で示すように、弁箱15の内部から
ステム12を弁箱15に装着しなければならなかった。
そのため、装着作業に関しては、手作業で行なわれなけ
ればならず、特に弁箱15の流路幅Wが小さい場合に作
業性が悪いという問題点があった。また、ステム12
は、所定の長さが必要であるため、弁箱15の流路幅W
が小さくなった場合には、ステム12が弁箱15の内壁
に引っかかって装着できないという問題点もあった。さ
らに、弁箱15に形成された凹部15bの加工が困難で
あるため、製造コストの増大にもつながっていた。さら
に、上記のステム12の装着作業は、その作業内容から
手作業で行なわなければならなかったため、需要の増大
に伴う量産性の要求に対応できないという問題点も想定
される。
【0010】この考案は、上記の問題点を解決するため
になされたものであり、装着作業を簡易にし、かつ量産
性の要求に伴なう機械化による生産にも対応でき、製造
コスト低減も実現し得る構造を有するボールバルブを提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この考案に基づくボール
バルブは、流路を規定する弁箱と、この弁箱内に配置さ
れ回動操作されることによって流路の連通を開閉する球
状弁体と、この球状弁体と係合し一体となって回動され
るステムと、球状弁体が配置された位置において弁箱の
内壁面から外側に貫通しかつ内側にステムの一方端の周
側部を嵌合する貫通孔を有し弁箱外周から突き出すよう
に設けられたステム受入部と、ステムの他端側の周側部
と嵌合し、ステムと一体となって回動されるハンドルと
を備えている。
【0012】そして、上記のステムにおいて弁箱内に配
置される部分の径は、ステム受入部の貫通孔の内径より
小さく、ステム受入部の上端には、貫通孔の径方向にス
テム受入部の外方に突出する1対の係合部が設けられ
る。この1対の係合部の上面には凸部がそれぞれ設けら
れる。また、ハンドルはその内表面に1対の被係合部を
有し、ハンドルが回動自在かつその回動軸方向に移動し
ないように1対の被係合部はステム受入部の1対の係合
部と係合される。さらに、ハンドルには、凸部に当接す
ることによってハンドルの回動角度を規制するストッパ
部材が設けられる。
【0013】
【作用】この考案に基づくボールバルブによれば、ステ
ムの他方端の周側部と嵌合したハンドルが回動自在かつ
その回動軸方向に移動しないように、そのハンドルの内
表面に設けられた1対の被係合部が、ステム受入部の上
端に設けられた1対の係合部と係合される。それによ
り、ステムの抜けを防止することができるとともに高圧
がかかった場合の安全性をも確保することが可能とな
る。また、ステムに、弁箱内壁との係合部を設けていな
い。つまり、ステムにおいて弁箱内に配置される部分の
径をステム受入部の貫通孔の内径よりも小さくしてい
る。それにより、ステムを弁箱の内部を通過させること
なく上方からステム受入部に嵌着することが可能とな
る。
【0014】ステムの一方端側の周側部は、ステム受入
れ部に挿着され、その端部は、球状弁体に嵌着されてい
る。そして、このステムの他方端は、上述のように、ハ
ンドルに嵌着されている。それにより、ハンドルを回動
操作することによって、ステムおよび球状弁体をも回動
操作することが可能となる。それにより、ハンドルを操
作することによって、流路の連通を開閉することが可能
となる。このとき、ハンドルには、その回動角度を規制
するためのストッパ部材が設けられている。このストッ
パ部材は、ハンドルを所定角度回動させた際にステム受
入れ部の所定位置に形成された凸部に当接するように設
けられている。それにより、ハンドルの所望角度以上の
回動を規制することが可能となる。
【0015】
【実施例】以下、この考案に基づく一実施例におけるボ
ールバルブについて、図1〜図8を用いて説明する。図
1は、この考案に基づく一実施例におけるボールバルブ
の平面図である。図2は、図1におけるII−II線に
沿って見た断面を示す図である。
【0016】図1を参照して、弁箱5上にはハンドル1
が取付けられており、このハンドル1には、その所定位
置にストッパ部材として機能するピン6が設けられてい
る。次に、図2を参照して、このボールバルブの内部構
造について説明する。図2を参照して、弁箱5の所定位
置には、弁座3が形成されており、この弁座3上には、
球状弁体4が配置されている。そして、この球状弁体4
上に位置する弁箱5には、ステム2を受入れるためのス
テム受入れ部5aとして機能する貫通孔が設けられてい
る。そして、このステム受入れ部5aに、上方からステ
ム2が嵌着される。このとき、ステム2とステム受入れ
部5aとの間隙には、シール部材8が挿入されている。
このシール部材8によって、ステム2とステム受入れ部
5aとは気密な状態で嵌着されることになる。
【0017】また、ステム2の一方端は、球状弁体4に
嵌着されており、ステム2と球状弁体4とは一体となっ
て回動可能な状態となっている。ステム受入れ部5aの
上端近傍には、ハンドル1と係合するための係合部5b
が形成されている。そして、ステム2の他方端は、ハン
ドル1に嵌着されており、このハンドル1を回動操作す
ることによって、ステム2も回動操作することができ
る。ハンドル1の下端には、上記のステム受入れ部5a
における係合部5bと係合される被係合部1aが設けら
れている。この被係合部1aと係合部5bとが係合する
ことによって、ハンドル1は、回動自在かつその回動軸
方向には移動しない状態で弁箱5に取付けられることに
なる。
【0018】上記の構造を有することにより、ステム2
は、ハンドル1によって、弁箱5から抜けることを防止
できる。それにより、ステム2には弁箱5の内壁と係合
させるための部分を設ける必要がなくなり、従来例で示
したように、ステム2を弁箱5の内部から装着する必要
がなくなる。その結果、ステム2をステム受入れ部5a
の上方からステム受入れ部5aに装着することが可能と
なる。それにより、従来に比べてステム2の装着作業が
格段に容易になる。また、機械化による生産も可能とな
る。
【0019】次に、上記のボールバルブの各構成要素に
ついて、図3〜図7を用いてより詳しく説明する。ま
ず、ハンドルの形状について、図3〜図6を用いて説明
する。図3は、ハンドル1の平面図である。図4は、図
3におけるIV−IV線に沿って見た断面を示す図であ
る。図5は、図3におけるV−V線に沿って見た断面を
示す図である。図6は、ハンドル1の底面図である。
【0020】図3を参照して、ハンドル1の所定位置に
は、ストッパ部材として機能するピン6を受入れるため
の貫通孔6aが設けられている。この貫通孔6aにピン
6を嵌着させることによって、ピン6がストッパ部材と
して機能し、ハンドル1の所定角度以上の回動を規制す
ることとなる。また、このハンドル1の材質は、好まし
くは、アルミニウム(Al)である。このハンドル1の
材質をアルミニウムにすることによって、このハンドル
1の成形をダイカスト法を用いて行なうことが可能とな
る。それにより、簡易かつ精度よくハンドル1を所望の
形状に成形することが可能となる。
【0021】次に、図4を参照して、上記のストッパ部
材として機能するピン6を嵌着するための貫通孔6aの
形成位置におけるハンドル1の肉厚は、他の部分の肉厚
よりも厚いものとなっている。また、この貫通孔6a
は、その上端部における孔径の方が下端における孔径よ
りも大きいテーパ形状となっている。それにより、ピン
6を嵌着した際に、ピン6を貫通孔6aに打ち込むこと
によってのみピン6を確実に固定することができ、それ
によりピン6をストッパ部材として機能させ得ることが
可能となる。
【0022】また、前述のステム受入れ部5aにおける
係合部5bと係合するためにハンドル1の下端近傍に設
けられている被係合部1aは、流体の流路として機能す
る弁箱5内の圧力上昇によって、ステム2がステム受入
れ部5aから抜け出すのを防止し得るように、すなわち
所定の圧力に耐え得るようにその厚みtが選択されてい
る。この場合であれば、係合部1aの厚みtは、1.5
mm〜3.5mm程度のものであり、それにより、許容
圧力は、8Kgf/cm2 〜18Kgf/cm2 とな
る。
【0023】次に、図4および図5を参照して、ハンド
ル1の内壁部における中央部近傍には、ステム2を受入
れるための凹部1bが設けられている。この凹部1bに
ステム2が嵌着されることによって、ステム2を固定す
るとともにハンドル1と一体となって回動操作すること
が可能となる。次に、図6を参照して、上記の被係合部
1aは、この実施例においては互いに対向するような位
置関係を有するように設けられている。また、上記の凹
部1bの平面形状は、略長方形形状となっている。それ
により、この凹部1bにステム2を嵌着した場合に、ハ
ンドル1を回動操作することによってステム2をも回動
操作することが可能となる。
【0024】次に、図7を用いて、弁箱5の形状につい
てより詳しく説明する。図7(I)は、弁箱5の平面図
を示しており、図7(II)は、弁箱5の正面図を示し
ている。また、図7(III)は、弁箱5の右側側面を
示す部分断面側面図である。
【0025】図7(I)を参照して、弁箱5の中央部近
傍における所定位置には、ステム受入れ部5aが設けら
れている。そして、このステム受入れ部5aにおける上
端近傍には、ステム受入れ部5aの外周部から張り出す
ように係合部5bが設けられている。この係合部5bに
上記のハンドル1の被係合部1aが係合されることにな
る。そして、この係合部5bの所定位置には、切欠部5
dが設けられている。この切欠部5dは、ハンドル1を
ステム受入れ部5aに係合させる際に必要な部分であ
り、この切欠部5dに上記のハンドル1の被係合部1a
がはめ込まれることになる。したがって、この切欠部5
dの形状およびその位置関係は、上記の被係合部1aに
対応したものとなっている。そして、この切欠部5dに
被係合部1aが嵌め込まれた後、所定角度ハンドルを回
動することにより、上記の係合部5bと被係合部1aと
が係合した状態とすることができる。
【0026】係合部5b上面における所定位置には、前
記のストッパ部材として機能するピン6に当接すること
によって、ハンドル1の回動角度を規制するための1対
の凸部5cが設けられている。この場合であれば、この
凸部5cは、係合部5b上において互いに対向する位置
に設けられている。この凸部5cの位置関係は、上記の
ストッパ部材として機能するピン6の位置関係に対応し
て定められるものである。すなわち、ハンドル1の回動
角度が、所定角度(ほぼ90°程度)となり得るように
このピン6および凸部5cの位置関係が定められること
になる。それにより、ピン6によって、ハンドル1の所
定角度以上の回動を規制することが可能となる。
【0027】次に、図7(II)および(III)を参
照して、ステム受入れ部5aは、ステム2の長さに対応
して所定の高さを有するように形成されている。それに
より、このステム受入れ部5aとステム2との間隙にシ
ール部材を介在させて気密な状態でステム2とステム受
入れ部5aとを嵌着させることが可能となる。また、凸
部5cの高さも、上記のストッパ部材として機能するピ
ン6との関係で定められることになる。
【0028】上記の弁箱5の成形に関しては、鍛造によ
って成形されるため、比較的容易に図7に示されるよう
な弁箱5が形成され得ることになる。
【0029】次に、図8を用いて、この実施例における
ボールバルブの組立作業について、簡単に説明する。図
8は、この実施例に基づくボールバルブの組立工程を概
略的に示す説明図である。図8を参照して、ステム受入
れ部5aの上方から、ステム受入れ部5aにステム2を
嵌着させる。このとき、予め弁箱5内には、所定位置に
球状弁体4が配置されている。そして、このステム2を
ステム受入れ部5aに嵌着することによって、同時に球
状弁体4への嵌着も行なわれることになる。
【0030】このように、ステム2をステム受入れ部5
aに嵌着した後、このステム2の上方からハンドル1を
ステム受入れ部5aに取付ける。このとき、ハンドル1
の取付方法としては、ハンドル1における被係合部1a
をステム受入れ部5aにおける係合部5bに係合させる
ように取付けた後、ストッパ部材としてのピン6を嵌着
させる。それにより、この実施例におけるボールバルブ
の組立作業は終了することになる。その結果、ステム2
を弁箱5の内部を通さずに弁箱5におけるステム受入れ
部5aに嵌着させることができるので、組立作業が従来
に比べて格段に容易になるとともに弁箱5内における管
路幅が小さい場合にも対応できる。さらに、ボールバル
ブの需要の増大に対応すべく機械による生産を考えた場
合にも対応することが可能となると言える。
【0031】上述の実施例においては、ハンドル1にお
ける被係合部1aは、ハンドル1の材質と同様のアルミ
ニウム(Al)により構成されていた。この被係合部1
aは、ステム2の抜けを防止するための支えとなる部分
であるため、その部分の摩耗という問題点が想定され
る。その場合に対応するために、図9に示される方法が
考えられる。図9は、ハンドル1における被係合部1a
周辺部を部分拡大した斜視図である。図9を参照して、
この被係合部1aの摩耗を防止するため、たとえばステ
ンレスなどの材質からなるリング状の摩耗防止部材7を
被係合部1aに装着するものである。それにより、この
被係合部1aの摩耗を効果的に防止することができ、ボ
ールバルブの寿命の向上に寄与し得る。
【0032】また、上述の実施例においては、流体の流
路として機能する弁箱5は、直管形状のものを示した
が、この弁箱5は曲管形状のものであってもよい。
【0033】
【考案の効果】この考案によれば、ボールバルブの組立
作業が格段に簡易になるばかりでなく、将来的な需要の
増大に対して、機械的な生産にも対応し得るものとな
る。また、このように作業性が著しく向上するにもかか
わらず、操作性および安全性に関しては従来とほぼ同等
かそれ以上のものが期待できる。さらに、各構成要素の
加工に関しても、従来に比べその困難性が著しく低減さ
れるものもあり、加工時間短縮、加工性向上などによ
り、総合的にみて製造コストを低減させることも可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に基づく一実施例におけるボールバル
ブの平面図である。
【図2】図1におけるII−II線に沿って見た断面を
示す図である。
【図3】この考案に基づくボールバルブにおけるハンド
ルの一例を示す平面図である。
【図4】図3におけるIV−IV線に沿って見た断面を
示す図である。
【図5】図3におけるV−V線に沿って見た断面を示す
図である。
【図6】この考案に基づくボールバルブにおけるハンド
ルの底面図である。
【図7】この考案に基づくボールバルブにおける弁箱の
平面図(I)、弁箱の正面図(II)および弁箱の右側
面図(III)である。
【図8】この考案に基づくボールバルブの組立工程を概
略的に示す説明図である。
【図9】この考案に基づく他の実施例におけるボールバ
ルブを示す部分断面斜視図である。
【図10】従来のボールバルブの平面図である。
【図11】図10におけるXI−XI線に沿って見た断
面を示す図である。
【図12】従来のボールバルブにおけるステム装着作業
を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1,11 ハンドル 1a 被係合部 1b,15b 凹部 2,12 ステム 3,13 弁座 4,14 球状弁体 5,15 弁箱 5a ステム受入れ部 5b 係合部 5c 凸部 5d 切欠部 6 ピン 6a,15a 貫通孔 7 被係合部補強部材 8,18 シール部材 12a 係止部 16 ねじ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路を規定する弁箱(5)と、 この弁箱(5)内に配され、回動操作されることによっ
    て前記流路の連通を開閉する球状弁体(4)と、 この球状弁体(4)と係合し、この球状弁体(4)と一
    体となって回動されるステム(2)と、 前記球状弁体(4)が配された位置において前記弁箱
    (5)の内壁面から外側に貫通しかつ内側に前記ステム
    (2)の一方端の周側部を嵌合する貫通孔を有し、前記
    弁箱(5)外周から突き出すように設けられたステム受
    入部(5a)と、 前記ステム(2)の他端側の周側部と嵌合し、前記ステ
    ム(2)と一体となって回動されるハンドル(1)と、 を備え、 前記ステム(2)において前記弁箱(5)内に配置され
    る部分の径は、前記ステム受入部(5a)の貫通孔の内
    径より小さく、 前記ステム受入部(5a)の上端には、前記貫通孔の径
    方向に前記ステム受入部(5a)の外方に突出する1対
    の係合部(5b)が設けられ、 前記1対の係合部(5b)の上面には凸部(5c)がそ
    れぞれ設けられ、 前記ハンドル(1)はその内表面に1対の被係合部(1
    a)を有し、前記ハンドル(1)が回動自在かつその回
    動軸方向に移動しないように前記1対の被係合部(1
    a)は前記ステム受入部(5a)の1対の係合部(5
    b)と係合し、 前記ハンドル(1)には、前記凸部(5c)に当接する
    ことによって前記ハンドル(1)の回動角度を規制する
    ストッパ部材(6)を設けたボールバルブ。
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