JPH0590059U - ボールバルブ - Google Patents

ボールバルブ

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JPH0590059U
JPH0590059U JP2970992U JP2970992U JPH0590059U JP H0590059 U JPH0590059 U JP H0590059U JP 2970992 U JP2970992 U JP 2970992U JP 2970992 U JP2970992 U JP 2970992U JP H0590059 U JPH0590059 U JP H0590059U
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巻雄 宮入
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宮入商事株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装着作業を簡易にし、かつ量産性の要求に伴
なう機械化による生産にも対応でき、製造コスト低減も
実現し得る構造を有するボールバルブを提供する。 【構成】 弁箱5にはステム受入れ部5aが設けられて
おり、このステム受入れ部5aの上方からステム2をス
テム受入れ部5aに嵌着する。そして、このステム受入
れ部5aには係合部5bが設けられており、この係合部
5bと、ハンドル1における被係合部1aとが係合され
る。また、ハンドル1には、ハンドルの所望角度以上の
回動を規制するためのピンが取付けられ、このピンと当
接することによって、ハンドルの回動を規制する凸部
が、ステム受入部5a上面に設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ハンドルを所定角度回動操作することによって流路内に配置され た球状弁体が回転し、流路の開閉を行なうボールバルブに関し、特に、組立作業 が格段に容易となり、かつ操作性、安全性などにも優れたボールバルブの構造に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ハンドルを所定角度回動操作することによって流路の開閉を行なう ボールバルブは知られている。このボールバルブは、操作が簡易であり、かつ直 管形状の流路を備えた場合などには比較的大きな流量を流すことができるため、 その必要性は増大してきている。たとえば、従来から液化ガス容器弁には、ねじ 式のバルブが用いられているが、このねじ式のバルブでは、流路の開閉のために ねじを何回転か回転させなければならない。したがって、流路の開閉に時間がか かり、かつ操作性もよいとは言えなかった。それに対し、ボールバルブは、ハン ドルを約90°回動操作することによって流路の開閉を行なうことができるので 、操作性は非常に優れていると言える。そこで、上記の液化ガス容器弁としての ボールバルブの使用が考えられている。
【0003】 液化ガス容器についての将来の動向として、容器を各ユーザの元に常設し、ガ スタンクを搭載したトラックがそれらのユーザを回って随時容器に液化ガスを補 給するというシステムが一般化すると考えられている。そうなると、上述したよ うに操作性のよいボールバルブを液化ガスの容器弁として用いることが望まれる ことが予想される。このように、ボールバルブの必要性が増大するにつれ、その 量産性も考慮されなければならないと言える。そして、量産に際しては、機械化 による生産が望ましいといえる。
【0004】 このように、需要の増大が期待されているボールバルブの従来の形態について 、以下に図10および図11を用いて説明する。図10は、従来のボールバルブ の一例を示す平面図であり、図11は、図10におけるXI−XI線に沿って見 た断面を示す図である。
【0005】 図10を参照して、弁箱15上の所定位置には、ハンドル11が、回動可能な 状態でねじ16によってねじ止めされている。そして、このハンドル11を所定 角度回動操作することによって、弁の開閉が行われる。次に、図11を参照して 、上記の弁箱15内の所定位置には、弁座13が設けられており、この弁座13 上には、球状弁体14が配置されている。そして、この球状弁体14上における 弁箱15の所定位置には、ステム12が取付けられている。このステム12の一 方端は、球状弁体14に嵌着され、他方端は、ねじ止め用のねじ溝が切られ、ね じ16が取付けられている。また、上記のステム12の一方端近傍には、弁箱1 5の内壁にステム12が当接することによって、ステム12の抜けを防止するス テム12の係止部12aが設けられている。
【0006】 この係止部12aによって、ステム12は、弁箱15の内壁に当接した状態で 、所定位置に保持されることになる。このとき、ステム12は、シール部材18 を介して弁箱15に固定されている。ハンドル11は、上記のステム12の他方 端にねじ16を取付けることによって、ステム12と一体となって回動可能な状 態で弁箱15に取付けられることになる。
【0007】 上記の構造を有するボールバルブにおいて、ハンドル11を所定角度回動操作 することによって、ステム12に嵌着された球状弁体14が回転し、それにより 流路の開閉が行なわれる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
上述の構造を有する従来のボールバルブには、次に述べるような問題点があっ た。その問題点について、図12を用いて説明する。図12は、従来のボールバ ルブにおけるステム12の装着方法を示す説明図である。図12を参照して、従 来のボールバルブの弁箱15には、ステム12を受入れるための貫通孔15aが 所定位置に設けられている。そして、この貫通孔15aにおける弁箱15の内壁 側には、ステム12をステム12の軸方向に回動可能な状態で係合するための凹 部15bが設けられている。一方、ステム12には、この凹部15bと係合する ための係止部12aが設けられている。
【0009】 ステム12を弁箱15に装着する際には、図12において矢印で示すように、 弁箱15の内部からステム12を弁箱15に装着しなければならなかった。その ため、装着作業に関しては、手作業で行なわれなければならず、特に弁箱15の 流路幅Wが小さい場合に作業性が悪いという問題点があった。また、ステム12 は、所定の長さが必要であるため、弁箱15の流路幅Wが小さくなった場合には 、ステム12が弁箱15の内壁に引っかかって装着できないという問題点もあっ た。さらに、弁箱15に形成された凹部15bの加工が困難であるため、製造コ ストの増大にもつながっていた。さらに、上記のステム12の装着作業は、その 作業内容から手作業で行なわなければならなかったため、需要の増大に伴う量産 性の要求に対応できないという問題点も想定される。
【0010】 この考案は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、装着作業を 簡易にし、かつ量産性の要求に伴なう機械化による生産にも対応でき、製造コス ト低減も実現し得る構造を有するボールバルブを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この考案に基づくボールバルブは、流路を規定する管路と、この管路内に配置 され回動操作されることによって流路の連通を開閉する球状弁体と、この球状弁 体と係合し一体となって回転するステムと、球状弁体が配置された位置において 管路の内壁面から外側に貫通しかつ内側にステムの一方端の周側部を嵌合する貫 通孔を有し管路外周から突き出すように設けられたステム受入れ部と、ステムの 他端側の周側部と嵌合し、ステムと一体となって回動するハンドルとを備えてい る。
【0012】 そして、ハンドルは、回動自在かつその回動軸方向に移動しないように上記の ステム受入れ部と係合している。また、ステム受入れ部の所定位置には凸部が形 成され、この凸部に当接することによってハンドルの回動角度を規制するストッ パ部材がハンドルに設けられている。
【0013】
【作用】
この考案に基づくボールバルブによれば、ステムの他方端の周側部と嵌合した ハンドルが、回動自在かつその回動軸方向に移動しないようにステム受入れ部と 係合している。それにより、ステムの抜けを防止することができる。また、ステ ムに管路内壁との係合部を形成する必要がなくなる。すなわち、ステムを管路の 内部を通過させることなくステム受入れ部に嵌着することが可能となる。
【0014】 ステムの一方端側の周側部は、ステム受入れ部に挿着され、その端部は、球状 弁体に嵌着されている。そして、このステムの他方端は、上述のように、ハンド ルに嵌着されている。それにより、ハンドルを回動操作することによって、ステ ムおよび球状弁体をも回動操作することが可能となる。それにより、ハンドルを 操作することによって、流路の連通を開閉することが可能となる。このとき、ハ ンドルには、その回動角度を規制するためのストッパ部材が設けられている。こ のストッパ部材は、ハンドルを所定角度回動させた際にステム受入れ部の所定位 置に形成された凸部に当接するように設けられている。それにより、ハンドルの 所望角度以上の回動を規制することが可能となる。
【0015】
【実施例】
以下、この考案に基づく一実施例におけるボールバルブについて、図1〜図8 を用いて説明する。図1は、この考案に基づく一実施例におけるボールバルブの 平面図である。図2は、図1におけるII−II線に沿って見た断面を示す図で ある。
【0016】 図1を参照して、弁箱5上にはハンドル1が取付けられており、このハンドル 1には、その所定位置にストッパ部材として機能するピン6が設けられている。 次に、図2を参照して、このボールバルブの内部構造について説明する。図2を 参照して、弁箱5の所定位置には、弁座3が形成されており、この弁座3上には 、球状弁体4が配置されている。そして、この球状弁体4上に位置する弁箱5に は、ステム2を受入れるためのステム受入れ部5aとして機能する貫通孔が設け られている。そして、このステム受入れ部5aに、上方からステム2が嵌着され る。このとき、ステム2とステム受入れ部5aとの間隙には、シール部材8が挿 入されている。このシール部材8によって、ステム2とステム受入れ部5aとは 気密な状態で嵌着されることになる。
【0017】 また、ステム2の一方端は、球状弁体4に嵌着されており、ステム2と球状弁 体4とは一体となって回動可能な状態となっている。ステム受入れ部5aの上端 近傍には、ハンドル1と係合するための係合部5bが形成されている。そして、 ステム2の他方端は、ハンドル1に嵌着されており、このハンドル1を回動操作 することによって、ステム2も回動操作することができる。ハンドル1の下端に は、上記のステム受入れ部5aにおける係合部5bと係合される被係合部1aが 設けられている。この被係合部1aと係合部5bとが係合することによって、ハ ンドル1は、回動自在かつその回動軸方向には移動しない状態で弁箱5に取付け られることになる。
【0018】 上記の構造を有することにより、ステム2は、ハンドル1によって、弁箱5か ら抜けることを防止できる。それにより、ステム2には弁箱5の内壁と係合させ るための部分を設ける必要がなくなり、従来例で示したように、ステム2を弁箱 5の内部から装着する必要がなくなる。その結果、ステム2をステム受入れ部5 aの上方からステム受入れ部5aに装着することが可能となる。それにより、従 来に比べてステム2の装着作業が格段に容易になる。また、機械化による生産も 可能となる。
【0019】 次に、上記のボールバルブの各構成要素について、図3〜図7を用いてより詳 しく説明する。まず、ハンドルの形状について、図3〜図6を用いて説明する。 図3は、ハンドル1の平面図である。図4は、図3におけるIV−IV線に沿っ て見た断面を示す図である。図5は、図3におけるV−V線に沿って見た断面を 示す図である。図6は、ハンドル1の底面図である。
【0020】 図3を参照して、ハンドル1の所定位置には、ストッパ部材として機能するピ ン6を受入れるための貫通孔6aが設けられている。この貫通孔6aにピン6を 嵌着させることによって、ピン6がストッパ部材として機能し、ハンドル1の所 定角度以上の回動を規制することとなる。また、このハンドル1の材質は、好ま しくは、アルミニウム(Al)である。このハンドル1の材質をアルミニウムに することによって、このハンドル1の成形をダイカスト法を用いて行なうことが 可能となる。それにより、簡易かつ精度よくハンドル1を所望の形状に成形する ことが可能となる。
【0021】 次に、図4を参照して、上記のストッパ部材として機能するピン6を嵌着する ための貫通孔6aの形成位置におけるハンドル1の肉厚は、他の部分の肉厚より も厚いものとなっている。また、この貫通孔6aは、その上端部における孔径の 方が下端における孔径よりも大きいテーパ形状となっている。それにより、ピン 6を嵌着した際に、ピン6を貫通孔6aに打ち込むことによってのみピン6を確 実に固定することができ、それによりピン6をストッパ部材として機能させ得る ことが可能となる。
【0022】 また、前述のステム受入れ部5aにおける係合部5bと係合するためにハンド ル1の下端近傍に設けられている被係合部1aは、流体の流路として機能する弁 箱5内の圧力上昇によって、ステム2がステム受入れ部5aから抜け出すのを防 止し得るように、すなわち所定の圧力に耐え得るようにその厚みtが選択されて いる。この場合であれば、係合部1aの厚みtは、1.5mm〜3.5mm程度 のものであり、それにより、許容圧力は、8Kgf/cm2 〜18Kgf/cm 2 となる。
【0023】 次に、図4および図5を参照して、ハンドル1の内壁部における中央部近傍に は、ステム2を受入れるための凹部1bが設けられている。この凹部1bにステ ム2が嵌着されることによって、ステム2を固定するとともにハンドル1と一体 となって回動操作することが可能となる。次に、図6を参照して、上記の被係合 部1aは、この実施例においては互いに対向するような位置関係を有するように 設けられている。また、上記の凹部1bの平面形状は、略長方形形状となってい る。それにより、この凹部1bにステム2を嵌着した場合に、ハンドル1を回動 操作することによってステム2をも回動操作することが可能となる。
【0024】 次に、図7を用いて、弁箱5の形状についてより詳しく説明する。図7(I) は、弁箱5の平面図を示しており、図7(II)は、弁箱5の正面図を示してい る。また、図7(III)は、弁箱5の右側側面を示す部分断面側面図である。
【0025】 図7(I)を参照して、弁箱5の中央部近傍における所定位置には、ステム受 入れ部5aが設けられている。そして、このステム受入れ部5aにおける上端近 傍には、ステム受入れ部5aの外周部から張り出すように係合部5bが設けられ ている。この係合部5bに上記のハンドル1の被係合部1aが係合されることに なる。そして、この係合部5bの所定位置には、切欠部5dが設けられている。 この切欠部5dは、ハンドル1をステム受入れ部5aに係合させる際に必要な部 分であり、この切欠部5dに上記のハンドル1の被係合部1aがはめ込まれるこ とになる。したがって、この切欠部5dの形状およびその位置関係は、上記の被 係合部1aに対応したものとなっている。そして、この切欠部5dに被係合部1 aが嵌め込まれた後、所定角度ハンドルを回動することにより、上記の係合部5 bと被係合部1aとが係合した状態とすることができる。
【0026】 係合部5b上面における所定位置には、前記のストッパ部材として機能するピ ン6に当接することによって、ハンドル1の回動角度を規制するための1対の凸 部5cが設けられている。この場合であれば、この凸部5cは、係合部5b上に おいて互いに対向する位置に設けられている。この凸部5cの位置関係は、上記 のストッパ部材として機能するピン6の位置関係に対応して定められるものであ る。すなわち、ハンドル1の回動角度が、所定角度(ほぼ90°程度)となり得 るようにこのピン6および凸部5cの位置関係が定められることになる。それに より、ピン6によって、ハンドル1の所定角度以上の回動を規制することが可能 となる。
【0027】 次に、図7(II)および(III)を参照して、ステム受入れ部5aは、ス テム2の長さに対応して所定の高さを有するように形成されている。それにより 、このステム受入れ部5aとステム2との間隙にシール部材を介在させて気密な 状態でステム2とステム受入れ部5aとを嵌着させることが可能となる。また、 凸部5cの高さも、上記のストッパ部材として機能するピン6との関係で定めら れることになる。
【0028】 上記の弁箱5の成形に関しては、鍛造によって成形されるため、比較的容易に 図7に示されるような弁箱5が形成され得ることになる。
【0029】 次に、図8を用いて、この実施例におけるボールバルブの組立作業について、 簡単に説明する。図8は、この実施例に基づくボールバルブの組立工程を概略的 に示す説明図である。図8を参照して、ステム受入れ部5aの上方から、ステム 受入れ部5aにステム2を嵌着させる。このとき、予め弁箱5内には、所定位置 に球状弁体4が配置されている。そして、このステム2をステム受入れ部5aに 嵌着することによって、同時に球状弁体4への嵌着も行なわれることになる。
【0030】 このように、ステム2をステム受入れ部5aに嵌着した後、このステム2の上 方からハンドル1をステム受入れ部5aに取付ける。このとき、ハンドル1の取 付方法としては、ハンドル1における被係合部1aをステム受入れ部5aにおけ る係合部5bに係合させるように取付けた後、ストッパ部材としてのピン6を嵌 着させる。それにより、この実施例におけるボールバルブの組立作業は終了する ことになる。その結果、ステム2を弁箱5の内部を通さずに弁箱5におけるステ ム受入れ部5aに嵌着させることができるので、組立作業が従来に比べて格段に 容易になるとともに弁箱5内における管路幅が小さい場合にも対応できる。さら に、ボールバルブの需要の増大に対応すべく機械による生産を考えた場合にも対 応することが可能となると言える。
【0031】 上述の実施例においては、ハンドル1における被係合部1aは、ハンドル1の 材質と同様のアルミニウム(Al)により構成されていた。この被係合部1aは 、ステム2の抜けを防止するための支えとなる部分であるため、その部分の摩耗 という問題点が想定される。その場合に対応するために、図9に示される方法が 考えられる。図9は、ハンドル1における被係合部1a周辺部を部分拡大した斜 視図である。図9を参照して、この被係合部1aの摩耗を防止するため、たとえ ばステンレスなどの材質からなるリング状の摩耗防止部材7を被係合部1aに装 着するものである。それにより、この被係合部1aの摩耗を効果的に防止するこ とができ、ボールバルブの寿命の向上に寄与し得る。
【0032】 また、上述の実施例においては、流体の流路として機能する弁箱5は、直管形 状のものを示したが、この弁箱5は曲管形状のものであってもよい。
【0033】
【考案の効果】
この考案によれば、ボールバルブの組立作業が格段に簡易になるばかりでなく 、将来的な需要の増大に対して、機械的な生産にも対応し得るものとなる。また 、このように作業性が著しく向上するにもかかわらず、操作性および安全性に関 しては従来とほぼ同等かそれ以上のものが期待できる。さらに、各構成要素の加 工に関しても、従来に比べその困難性が著しく低減されるものもあり、加工時間 短縮、加工性向上などにより、総合的にみて製造コストを低減させることも可能 となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に基づく一実施例におけるボールバル
ブの平面図である。
【図2】図1におけるII−II線に沿って見た断面を
示す図である。
【図3】この考案に基づくボールバルブにおけるハンド
ルの一例を示す平面図である。
【図4】図3におけるIV−IV線に沿って見た断面を
示す図である。
【図5】図3におけるV−V線に沿って見た断面を示す
図である。
【図6】この考案に基づくボールバルブにおけるハンド
ルの底面図である。
【図7】この考案に基づくボールバルブにおける弁箱の
平面図(I)、弁箱の正面図(II)および弁箱の右側
面図(III)である。
【図8】この考案に基づくボールバルブの組立工程を概
略的に示す説明図である。
【図9】この考案に基づく他の実施例におけるボールバ
ルブを示す部分断面斜視図である。
【図10】従来のボールバルブの平面図である。
【図11】図10におけるXI−XI線に沿って見た断
面を示す図である。
【図12】従来のボールバルブにおけるステム装着作業
を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1,11 ハンドル 1a 被係合部 1b,15b 凹部 2,12 ステム 3,13 弁座 4,14 球状弁体 5,15 弁箱 5a ステム受入れ部 5b 係合部 5c 凸部 5d 切欠部 6 ピン 6a,15a 貫通孔 7 被係合部補強部材 8,18 シール部材 12a 係止部 16 ねじ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路を規定する管路と、 この管路内に配され、回動操作されることによって前記
    流路の連通を開閉する球状弁体と、 この球状弁体と係合し、この球状弁体と一体となって回
    動するステムと、 前記球状弁体が配された位置において前記管路の内壁面
    から外側に貫通しかつ内側に前記ステムの一方端の周側
    部を嵌合する貫通孔を有し、前記管路外周から突き出す
    ように設けられたステム受入れ部と、 前記ステムの他端側の周側部と嵌合し、前記ステムと一
    体となって回動するハンドルと、 を備え、 前記ハンドルは、回動自在かつその回動軸方向に移動し
    ないように前記ステム受入れ部と係合し、 前記ステム受入れ部の所定位置には凸部が形成され、前
    記ハンドルには、前記凸部に当接することによって前記
    ハンドルの回動角度を規制するストッパ部材を設けたボ
    ールバルブ。
JP1992029709U 1992-05-07 1992-05-07 ボールバルブ Expired - Lifetime JP2552781Y2 (ja)

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