JP2552674Y2 - 手動小型ポンプ - Google Patents

手動小型ポンプ

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JP2552674Y2
JP2552674Y2 JP1995014459U JP1445995U JP2552674Y2 JP 2552674 Y2 JP2552674 Y2 JP 2552674Y2 JP 1995014459 U JP1995014459 U JP 1995014459U JP 1445995 U JP1445995 U JP 1445995U JP 2552674 Y2 JP2552674 Y2 JP 2552674Y2
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Japan
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valve
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tapered
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pump
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孝之 後藤
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【考案の属する技術分野】本考案は、手動小型ポンプに
係る。 【0002】 【従来の技術】従来、びんの口部に装着して使用する手
動小型ポンプに、図3に示すものがある。この手動小型
ポンプAは、びんBの口部Baに、回転自在な螺筒12
を以て着脱自在に螺着する縦型のシリンダ11を有し、
該シリンダの下端部に玉弁による吸込弁13を備え、該
シリンダの下端から吸上パイプ14を垂設し、該シリン
ダ内に内側を弁孔151とする筒状ピストン15を上下
動自在に内装し、該筒状ピストンの上にステム16を嵌
合連結し、該ステムの上端部の内側に玉弁による吐出弁
17を設け、すなわち、ステムの上端部の内側に弁室を
形成して玉弁を内装することにより吐出弁17を設け、
かつ、ステムの上端にノズル18を嵌着し、該ノズルの
内側には頂壁からその吐出弁17の玉弁の渦上昇を規正
する玉弁規制棒を垂設し、また、上記シリンダ1内に筒
状ピストン15等を上方へ付勢するコイルスプリング1
9を内装するとともに、その上昇限と下降限で筒状ピス
トン15内の弁孔151を塞ぐ弁棒20を内装し、シリ
ンダ1の上端に筒状ピストン15の抜け止めを得る口筒
21を嵌着し、更に、上記ノズル18の下部外周と口筒
21の上部内周とに相互に螺合する螺条181,211
を形成し、上記螺筒12の内側にパッキング22を有し
て成る。斯る構成であるから、図3の状態において、ノ
ズル18をコイルスプリング19に抗して押し下げ、放
すと、筒状ピストン15が上下動し、この上下動中には
該筒状ピストンの弁孔151が開き(この弁孔151
は、液漏れ防止のため、図3の上昇限においても或いは
ノズル18を口筒21に螺合させた状態での下降限にお
いても弁棒20により閉塞されている。)、また、吸込
弁13、吐出弁17が開閉して、びんB内の液体が吸い
上げられ、加圧されて、ステム16を経てノズル18か
ら噴出する。なお、上述のような吐出弁等を有するもの
は、以前から種々存在しており、実開昭60−1452
82号公報もその一つである。 【0003】 【考案が解決しようとする課題】この場合、吐出弁17
の弁体が玉弁であり、方向性を有しないので、弁体の装
填が容易であるが、ばね付き合成樹脂弁体の場合には、
一般に、上端が固定の基部、下端が可動の弁部、中間が
弁部を押圧するばね部で、これらが一体成形されて、上
下が異形であり、下端の弁部のみが専ら下向きとなるー
の方向性を有するため、装填が容易でない。また、上述
の図3の吐出弁17は、玉弁専用であり、他の形式の弁
体を使用することができない。また、図示してないが、
他の形式の弁体、例えば、ばね付きの合成樹脂製弁体を
使用するものでも、該弁体専用の吐出弁が形成されてい
るため、弁体だけを交換して使用することができない。
したがって、吐出弁の形式が変わる度に、少なくとも吐
出弁周辺の部材を別途に製作して残りの既製部材に組み
込むか、或いは、ポンプ全体を新たに製作しなければな
らず、合成樹脂成形金型等のコストを含めポンプの生産
にかなりの製造コストがかかり、甚だ不経済であった。
そこで、本考案は、吐出弁を改善して、ばね付き合成樹
脂弁体であっても、その装着を容易にし、また、内容物
変更に伴い吐出弁の形式に変更があっても、弁体だけを
交換すればよいようにして、ポンプの製造コストを低減
しようとするものである。 【0004】上記目的達成のため、本考案は、上端部に
吐出弁7を備えたステム6の上端にノズル8を嵌着し、
びんBの口部に装着して上記ノズルを昇降させることに
より該ノズルからびんB内の液体を吸い上げては吐出す
るよう構成した手動小型ポンプAにおいて、前記吐出弁
7として、上記ステム6の上端に上方に面する弁座70
1を形成し、前記ノズル8の内部にその弁座701上に
位置させて弁体収容可能な空室を設けて弁室702を形
成し、該弁室には、上と下に上記弁座701に適合する
弁部7041,7042を上が上向き下が下向きにて形
成するとともに両弁部間に弾性変形部7043を配して
一体成形した合成樹脂成形弁体704を内装して、上の
弁部を上記弁室702内の天井に当接支持させる一方、
下の弁部を上記弁座701に着座させたことを特徴とす
る。 【0005】如上の構成であるから、吐出弁7の弁体7
04は、ノズル8をステム6から離脱させた状態で、上
下任意の方向から装填し、ノズル8をステム6へと嵌合
させればよい。後は、その手動小型ポンプAを、従来同
様に液体を収容したびんBの口部Baに装着して使用す
る。 【0006】 【考案の実施の形態】図1、図2は、本考案の実施の形
態を示している。図において、Aは、本考案に係る手動
小型ポンプ、Bは、該ポンプを口部に着脱自在に装着し
たびんである。手動小型ポンブAは、びんBの口部Ba
に、嵌合筒2を以て着脱自在に嵌着する縦型シリンダ1
を有し、該シリンダの下端部に棒状弁体10による吸込
弁3を備え、該シリンダ内に筒状ビストン5を上下摺動
自在に内装し、該筒状ピストンの上にステム6を一体に
連設し、該ステムの上端にノズル8を嵌合内筒802に
て着脱自在に嵌合させ、該嵌合内筒内の上部に弁室70
2を形成するとともに、ステム6の上端にテーパ弁座7
01を形成し、かつ、ばね付き弁体たる合成樹脂成形弁
体704(図2参照)を可動に内装して吐出弁7を構成
し、また、シリンダ1内にコイルスプリング9を内装し
て筒状ピストン5等を上方へ付勢し、上記ステム6の下
端部内周に弁孔61を成形して下降限において上記棒状
弁体10の上端で閉塞し得るよう構成して成る。 【0007】更に、詳細には、シリンダ1は、上端外周
に嵌合縁101を周設してびんBの口部Baの内側に嵌
合させるようにし、下部を一段小径に形成して該小径部
102内にテーパ弁座301を形成し、かつ、該小径部
の下端に吸上パイプ4を嵌合させている。嵌合筒2は、
周壁内周に係合凹溝201を周設してびん口部Baの外
周に設けられた係合突条Bbに離脱可能に係合させるよ
うにしており、また、内側に、ステム案内筒202を垂
設し、上面に、螺筒203を起立してノズル8の下部の
螺条801を螺合させるようにし、かつ、該螺筒の内側
でその上面に、下降したノズル8の嵌合内筒802の下
端を嵌合させる起立小筒204を突設している。筒状ピ
ストン5は、上面に、嵌合筒2のステム案内筒202の
下端へ突き当てる段部501を形成している。 【0008】そして、シリンダ1には、上部に外気導入
小孔104を穿設し、上記ステム案内筒202内に該外
気導入小孔104と通じる隙間を設けて、びんB内の負
圧化防止用外気導入路105を形成し、かつ、不使用
時、すなわち、ノズル8やステム6が下降限と上昇限に
位置する状態において、転倒等によりこの外気導入路1
05を通じて液漏れが生ずるのを防ぐために、該外気導
入路105を閉塞するようにしており、この外気導入路
105の閉塞は、ノズル8等の下降限では、ノズル8の
螺条801を嵌合筒2の螺筒203に螺合締付けするこ
とにより、ノズル8の嵌合内筒802の下端を嵌合筒2
の起立小筒204へ嵌合させることで、また、ノズル8
等の上昇限では、筒状ピストン5の上面の段部501を
嵌合筒2のステム案内筒202の下端へ突き当てること
で得ている。吸込弁3は、シリンダ下部の上記テーパ弁
座301と、上記棒状弁座10の下端に形成したテーパ
弁部302とから成る。コイルスプリング9は、上端と
下端に小径部901,902を設けて、上記棒状弁体1
0の案内とストッパに供している。 【0009】吐出弁7の合成樹脂成形弁体704は、弁
室702の頂壁に当接させる基部7041とテーパ弁座
701に着座させるテーパ弁部7042との間に弾性環
の弾性変形部7043を設けて一体に連設するととも
に、基部7041をテーパ弁部としての倒立使用も可能
に上下対称形状に形成して成り(図2参照)、該弾性変
形部の弾力を以てテーパ弁部7042をテーパ弁座70
1へ圧接させている。この場合、合成樹脂成形弁体70
4には、上下に特定した向きを生ぜず、装填の際には、
上下いずれの向きからも極めて簡単に装填できる。 【0010】如上の構成であり、図1は、不使用時を示
している。使用に当たっては、従来の場合と同様に、ノ
ズル8を螺脱させてコイルスプリング9の弾力により上
昇させ、これを押し下げては放す操作を行えばよい。こ
れにより、吸込弁3、吐出弁7が作用し、びんB内の液
体が吸上パイプ4を通じてシリンダ1内に吸い上げら
れ、加圧されて、ノズル8から噴出する。なお、シリン
ダ1の嵌合縁101の下にパッキングを介在させるよう
にしてもよい。 【0011】 【考案の効果】本考案によれば、既述構成としたので、
ばね付き合成樹脂弁体であっても、上下いずれの方向か
らでも装填でき、その装填を容易にすることができ、自
動機械により自動的に装填する場合にも、その機械を簡
単にできて、コストを低滅できる。そして、弁体の正逆
入れ違えによるポンプの作動不良をもなくすことができ
る。また、吐出弁7の形式に変更があっても、単に弁体
だけを交換すればよく、したがって、吐出弁の形式が変
わる度に、吐出弁周辺の部材を別途に製作する必要も、
ポンプ全体を新たに製作する必要もなく、この点から
も、ポンプの生産に要する製造コストを低減でき、経済
性を増大できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本考案の実施の形態にかかる手動小型ポンプ
を示す截断側面図である。 【図2】 同実施の形態における吐出弁用弁体の拡大縦
断側面図である。 【図3】 従来例を示す縦断側面図である。 【符号の説明】 A…手動小型ポンプ B…びん 1…シリンダ 2…嵌合筒 3…吸込弁 4…吸上パイプ 5…筒状ピストン 6…ステム 7…吐出弁 8…ノズル 9…コイルスプリング 10…棒状弁体 61…弁孔 701…弁座 702…弁室 704…合成樹脂成
形弁体 705…弁体案内縦突条 7041…弁部 7042…弁部 7043…弾性変
形部

Claims (1)

  1. (57)【実用新案登録請求の範囲】 1.上端部に吐出弁7を備えたステム6の上端にノズル
    8を嵌着し、びんBの口部に装着して上記ノズルを昇降
    させることにより該ノズルからびんB内の液体を吸い上
    げては吐出するよう構成した手動小型ポンプAにおい
    て、前記吐出弁7として、上記ステム6の上端に上方に
    面する弁座701を形成し、前記ノズル8の内部にその
    弁座701上に位置させて弁体収容可能な空室を設けて
    弁室702を形成し、該弁室には、上と下に上記弁座7
    01に適合する弁部7041,7042を上が上向き下
    が下向きにて形成するとともに両弁部間に弾性変形部7
    043を配して一体成形した合成樹脂成形弁体704を
    内装して、上の弁部を上記弁室702内の天井に当接支
    持させる一方、下の弁部を上記弁座701に着座させた
    ことを特徴とする手動小型ポンプ。 2.上記弁座701をテーパ弁座に形成し、上記弁室7
    02の内周面に適数の弁体案内縦突条705を配設し、
    また、上記弁体704につき、上の弁部7041上向
    きのテーパ弁部に、下の弁部7042を下向きのテーパ
    弁部にそれぞれ形成して、上のテーパ弁部を上記弁室7
    02の頂壁に当接支持させ、かつ、下のテーパ弁部を上
    記テーパ弁座701に弾性変形部7043の弾力で押圧
    させて着座させて成る請求項1記載の手動小型ポンプ。
JP1995014459U 1995-12-25 1995-12-25 手動小型ポンプ Expired - Lifetime JP2552674Y2 (ja)

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JPH081173U JPH081173U (ja) 1996-07-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60145282U (ja) * 1984-03-08 1985-09-26 株式会社吉野工業所 手動ポンプ

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JPH081173U (ja) 1996-07-30

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