JP2552626Y2 - 駆動回路 - Google Patents

駆動回路

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JP2552626Y2
JP2552626Y2 JP1991076645U JP7664591U JP2552626Y2 JP 2552626 Y2 JP2552626 Y2 JP 2552626Y2 JP 1991076645 U JP1991076645 U JP 1991076645U JP 7664591 U JP7664591 U JP 7664591U JP 2552626 Y2 JP2552626 Y2 JP 2552626Y2
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基久 村木
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は駆動回路に係り、特に二
方向に動作する動力源を駆動する駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、上記駆動回路の一例として自動
車のコーナーポール(以下単に「ポール」と称す。)を
昇降させる電動式ポール昇降駆動回路が知られている。
従来の電動式ポール昇降駆動回路は、車内の操作スイッ
チの操作によるポールの昇降とともに、オン状態とする
ことにより自動車の運転を可能にすることができる所謂
イグニッションキーがオフ状態とされたときにも自動的
にポールが下降して車体に収納される機能を有する。
【0003】また、自動車の操作性、デザイン性等の見
地から車内の操作スイッチの数量を最小限にする必要が
あり、その必要性から上記のポールの操作スイッチは昇
降共用の一つのスイッチとされている。更にそのスイッ
チのワンタッチの操作によりポールが車体に収納された
状態から上昇しきった状態まで、あるいは上昇しきった
状態から完全に車体に収納された状態まで自動的に動作
するものとされている。したがってポールが上昇しきる
まで、あるいは完全に車体に収納されるまでスイッチを
押し続ける必要がないようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかるに電動式ポール
昇降駆動回路に上記の機能をもたせようとすると、タイ
マ回路等の組み合わせによる複雑な回路となってしまう
という課題があった。本考案は上記の課題に鑑みてなさ
れたものであり、比較的簡易な回路により確実な動作を
させることができる駆動回路を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の考案
は、作スイッチ(図1の操作スイッチ102)が押さ
れる度毎にモータ(モータ113)を正転させるための
信号及びモータを逆転させるための信号を交互に発生
し、イグニッションキースイッチがオフの際にはモータ
を逆転させる信号を発生する極性制御回路(回転方向指
定手段104)と、 記憶回路の出力が所定のレベルとな
った場合及び操作スイッチが操作された場合にワンショ
ットパルスを発生するワンショットパルス発生回路(第
1のパルス発生手段110)と、 ワンショットパルス生
成回路から発生されるワンショットパルスに応じてモー
タ駆動パルスを発生するタイマ回路(第2のパルス発生
手段111)と、 ワンショットパルスの後縁に応じて極
性制御回路の出力信号を取り込み、その取り込んだ信号
がモータを正転させるための信号でありイグニッション
キースイッチ(電源スイッチ101)がオフとなった場
合に所定のレベルの出力を発生する記憶回路(出力切り
替え手段107及び出力変化手段109)と、 イグニッ
ションキースイッチのオフを検出するイグニッションキ
ーオフ検出回路と、 モータ駆動パルスが発生されている
間に極性制御回路から発生される信号を活かす出力制御
回路とよりなる。
【0006】請求項2記載の考案は、モータは自動
車の車体から突出させるポールを駆動し、モータ正転時
にはポールは車体から突出し、モータ逆転時にはポール
は車体に収納される構成である。
【0007】
【作用】請求項1記載の考案では、操作スイッチ102
が操作されたときに第1のパルス発生手段110が第1
のパルスを発生する。更にこの第1のパルスの後縁部を
受けて出力切り替え手段107が回転方向指定手段10
4の指定に応じて出力を切り替える。また、操作スイッ
チ102の操作が第1のパルス発生手段110及び第2
のパルス発生手段112を介して第2のパルスとされ、
その第2のパルスの前縁部から後縁部までの間、モータ
113が動作される。また、請求項2記載の考案では、
操作スイッチが操作されることにより第1のパルス発生
手段110が第1のパルスを発生する。更にこの第1の
パルスの後縁部を受けて出力切り替え手段107がその
出力106を回転方向指定手段104の指定に応じて切
り替える。また、操作スイッチが操作されたことで第1
のパルス発生手段110及び第2のパルス発生手段11
2により第2のパルスが発生され、その第2のパルスの
前縁部から後縁部までの間、ポールが突出されあるいは
車体に収納されるように動作される。
【0008】
【作用】請求項1記載の考案では、極性制御回路は
作スイッチが押される度毎にモータを正転させるため
の信号及びモータを逆転させるための信号を交互に発生
し、イグニッションキースイッチオフ検出回路によって
イグニッションキースイッチのオフが検出された際には
モータを逆転させる信号を発生し、ワンショットパルス
発生回路は記憶回路の出力が所定のレベルとなった場
合、即ちモータが正転された後にイグニッションキース
イッチのオフが検出された場合及び操作スイッチが操作
された場合にワンショットパルスを発生し、タイマ回路
はワンショットパルス生成回路から発生されるワンショ
ットパルスに応じてモータ駆動パルスを発生し、出力制
御回路はモータ駆動パルスが発生されている間に極性制
御回路から発生される信号を活かしその間にモータが正
転又は逆転される。 求項2記載の考案では、モー
タが自動車の車体から突出するポールを駆動し、モータ
駆動パルスが発生されている間モータが正転時しそれに
よってポールは車体から十分突出し、或いはモータ駆動
パルスが発生されている間モータが逆転しそれによって
ポールは車体に完全に収納される
【0009】Mは前記モータ113に該当し、ポールを
昇降させるためのモータであり、端子Jが電源V1に接
続され、端子Iが接地されることによりポールが下降さ
れて車体に収納される。また、端子Jが接地され、端子
Iが電源V1に接続されることによりポールが上昇され
て突出される構成とされている。
【0010】また、モータMの端子J、Iのそれぞれに
信号を供給するリレー3、4は、それぞれコイル3a、
4a及び接点3b、4bとを有する。コイル3a、4a
のそれぞれに所定の電圧が印加されることにより接点3
a、4aはそれぞれオン状態(上側の接点が閉成する状
態、以下同様)となり、コイル3a、4aに対する電圧
の印加が無いときはオフ状態(下側の接点が閉成する状
態、以下同様)となる構成とされている。
【0011】同図に示すごとく、このリレー3の接点3
aの共通端子はモータMのJ端子に接続され、上側の接
点の端子は電源V1に接続され、下側の接点の端子は接
地されている。同様にリレー4の接点4aの共通端子は
モータMのI端子に接続され、上側の接点の端子は電源
V1に接続され、下側の接点の端子は接地されている。
したがって接点3b、4bのそれぞれの上側の接点が閉
成されると、モータMの端子J、Iのそれぞれには電源
V1が印加され、下側の接点が閉成されると端子J、I
は接地される。
【0012】リレー駆動回路5、6は、リレー3、4の
それぞれのコイル3a、4aに略V2の電圧を印加する
ことによりリレー3、4を駆動する。このリレー駆動回
路5、6は、それぞれ制御用NPNトランジスタQ1、
Q2、サージ吸収用ダイオードD1、D2及び抵抗R
1、R2より構成されている。トランジスタQ1、Q2
のそれぞれのコレクタはリレー3,4のコイル3a、4
aの一端子にそれぞれ接続され、それぞれのエミッタは
接地されている。また、ダイオードD1、D2のそれぞ
れのアノードはトランジスタQ1、Q2のコレクタにそ
れぞれ接続され、それぞれのカソードがリレー3、4 の
コイル3a、4aの他端子にそれぞれ接続されるととも
に電源V2に接続されている。更に抵抗R1、R2のそ
れぞれの一端はトランジスタQ1、Q2のベースにそれ
ぞれ接続されている。
【0013】このリレー駆動回路5、6では、それぞれ
抵抗R1、R2を介してトランジスタQ1、Q2のそれ
ぞれのベースに所定の高いレベルの電圧以上の電圧が印
加されるとこれによりトランジスタQ1、Q2はそれぞ
れオン状態となる。更にこれにより各トランジスタQ
1、Q2のコレクタ・エミッタ間が略導通し、コイル3
a、4aには略電圧V2が印加される。また、トランジ
スタQ1、Q2のベースに所定の低いレベルの電圧以上
の電圧が印加されなかったときには、トランジスタQ
1、Q2はオフ状態となり、したがってリレー3、4の
それぞれには電圧は印加されない構成とされている。
【0014】出力制御回路7は、二つのAND回路L
1、L2よりなる。AND回路L1、L2の出力はそれ
ぞれ、リレー駆動回路5、6に供給されリレー3、4を
制御する。即ち、AND回路L1、L2の出力が高いレ
ベル、即ち "1”状態となったときにはリレー駆動回路
5、6のトランジスタQ1、Q2のそれぞれに所定の高
い電圧以上の電圧が印加され、トランジスタQ1、Q2
はそれぞれオン状態となる。また、AND回路L1、L
2の出力が低いレベル、即ちゼロ状態となったときに
は、トランジスタQ1、Q2には所定の低い電圧以上の
電圧が供給されずオフ状態とされる。
【0015】前記回転方向指定手段104に該当する極
性制御回路10は、出力制御回路7のAND回路L1、
L2のそれぞれの一の入力を供給する。また、この極性
制御回路10はフリップフロップF1を有し、このフリ
ップフロップF1は、非反転出力QがAND回路L2の
一入力に接続され反転出力QBがAND回路L1の一入
力に接続されるとともにD入力に接続されセット入力S
が接地されている。また、このフリップフロップF1は
そのリセット入力RがコンデンサC1を介して接地さ
れ、クロック入力CKはコンデンサC2を介して接地さ
れている。また、フリップフロップF1のクロック入力
CKにはダイオードD5のアノードが接続されている。
【0016】この極性制御回路10は、フリップフロッ
プF1のクロック入力CKに所定のレベルのパルスが入
力される毎に非反転出力Q、反転出力QBのそれぞれの
出力を所定の高いレベル、即ち "1”と低いレベル、即
ちゼロとの間で反転させる構成である。
【0017】極性制御回路10のフリップフロップF1
のクロック入力CKは波形整形回路15を介して開閉成
スイッチ1の他端子に接続されている。開閉成スイッチ
1は前記操作スイッチ102に該当する。この開閉成ス
イッチ1の一端子は電源V5に接続されている。この開
閉成スイッチ1は、押しボタンを押すことにより接点が
閉成状態となり、押しボタンから指を離すと接点が開成
状態となる構成とされている。
【0018】この極性制御回路10のフリップフロップ
F1の非反転出力Qは出力制御回路7のAND回路L2
の一入力に供給されるとともに、後述する記憶回路13
のDフリップフロップF2のD入力に供給されている。
【0019】前記第2のパルス発生手段112に該当す
るタイマ回路11は、出力Hが出力制御回路7のAND
回路L1、L2のそれぞれの他入力に接続されたコンパ
レータK1を有する。このコンパレータK1の出力Hは
更に抵抗R3を介して電源V3に接続され、非反転入力
と出力との間が抵抗R4により接続され、非反転入力と
反転入力との間はコンデンサC3により接続されてい
る。また、コンパレータK1の非反転入力は抵抗R5を
介して電源V3に接続されているとともに抵抗R6を介
して接地されている。
【0020】更にコンパレータK1の反転入力は、抵抗
R7を介してダイオードD3のアノードに接続され、更
にダイオードD3のカソードは電源V3に接続されてい
る。更にダイオードD3のアノードはコンデンサC4と
抵抗R8との並列回路を介して接地されている。
【0021】更にタイマ回路11はNPNトランジスタ
Q3を有する。このトランジスタQ3のコレクタは抵抗
R10を介して電源V3に接続され、エミッタは接地さ
れている。このトランジスタQ3のコレクタは更に抵抗
R9を介してダイオードD3、抵抗R8とコンデンサC
4との共通の接続点に接続されている。また、ベースに
は抵抗R11を介して入力信号が供給されている。
【0022】このタイマ回路11は、抵抗R11を介し
てトランジスタQ3のベースに立ち上がりエッジが供給
される毎に、コンパレータK1から一定時間Δt2 、所
定の高いレベルの電圧、即ち "1”状態を保持し、その
後低いレベルの電圧、即ちゼロ状態に戻る前記第2のパ
ルスに該当するパルス信号を出力する構成である。
【0023】このタイマ回路11にパルス信号を供給す
る前記第1のパルス発生手段110に該当するワンショ
ットパルス生成回路12は、AND回路L3と、コンパ
レータK2とを有する。AND回路L3の出力はタイマ
回路11の抵抗R11の他端に接続され、一入力が極性
制御回路10のダイオードD5のカソードに接続されて
いる。また、コンパレータK2の出力はAND回路L3
の他入力に接続されるとともに抵抗R12を介して電源
V3に接続されている。更にコンパレータK2の非反転
入力は抵抗R13を介して電源V3に接続されるととも
に抵抗R14を介して接地されている。また、コンパレ
ータK2の反転入力は抵抗R15の一端に接続され、抵
抗R15の他端にはダイオードD4のアノードが接続さ
れている。更にダイオードD4のカソードは電源V3に
接続されている。更にダイオードD4のアノードはコン
デンサC5と抵抗R16との並列回路を介して接地され
ている。更にダイオードD4のアノードには抵抗R17
を介して入力信号が供給されている。
【0024】このワンショットパルス生成回路12は、
抵抗R17を介して立ち上がりエッジが供給されたとき
に、AND回路L3から前記第1のパルスに該当するワ
ンショットパルスを発生する構成である。このワンショ
ットパルスは、前述のΔt2に比し非常に短時間Δt1
の間、所定の高いレベルの電圧、即ち "1”状態を保持
し、その後低いレベルの電圧、即ちゼロ状態に戻るもの
である。この出力は、タイマ回路11に供給されるとと
もに後述する記憶回路13の抵抗R19を介してNPN
トランジスタQ4のベースに供給される。前記出力切り
替え手段107及び出力変化回路109にそれぞれ該当
する回路よりなる記憶回路13は前記出力変化回路10
9に該当するAND回路L4を有する。また、このAN
D回路L4の出力にはダイオードD6のアノードが接続
され、ダイオードD6のカソードはワンショットパルス
生成回路110の抵抗R17に接続されている。また、
このAND回路L4の一入力は、後述するイグニッショ
ンキーオフ検出回路14のコンパレータK3の出力に接
続されている。更に記憶回路13は、非反転出力QがA
ND回路L4の他入力に接続されたDフリップフロップ
F2を有する。また、このフリップフロップF2のセッ
ト入力S及びリセット入力Rは接地されている。
【0025】更に記憶回路13は、コレクタがフリップ
フロップF2のクロック入力CKに接続されたNPNト
ランジスタQ4を有する。このトランジスタQ4のコレ
クタは更に抵抗R18を介して電源V3に接続されてい
る。また、このトランジスタQ4のベースとエミッタと
の間は抵抗R20により接続され、エミッタは接地され
ている。
【0026】上記トランジスタQ4とフリップフロップ
F2よりなる回路が前記出力切り替え手段107に該当
する。
【0027】この記憶回路13では、ワンショットパル
ス生成回路12の発するパルスの後縁部である立ち下が
りエッジGがトランジスタQ4で反転され、この信号が
フリップフロップF2のクロック入力CKとして供給さ
れる。更にフリップフロップF2は極性制御回路10の
フリップフロップF1の非反転出力Qの信号BをD入力
として取り込み、その信号を上記クロック入力の供給に
応じて非反転出力QとしてAND回路L4の他入力に供
給する。
【0028】イグニッションキーオフ検出回路14は、
コンパレータK3を有する。このコンパレータK3の出
力は記憶回路13のAND回路L4の一入力に接続され
るとともに極性制御回路10のフリップフロップF1の
リセット入力Rに接続されている。また、このコンパレ
ータK3の出力は抵抗R21を介して電源V3に接続さ
れるとともに抵抗R22を介して非反転入力に接続され
ている。更に、コンパレータK3の非反転入力は抵抗R
23を介して電源V3に接続されるとともに、抵抗R2
4を介して接地されている。また、コンパレータK3の
反転入力は抵抗R26を介して端子T1に接続されると
ともに抵抗R25を介して接地されている。
【0029】このイグニッションキーオフ検出回路14
は、前記電源投入スイッチ101に該当するイグニッシ
ョンキースイッチがオンとなると、端子T1に所定の電
圧が印加される構成とされている。このように端子T1
に所定の電圧が印加されるとコンパレータK3の反転入
力に所定の電圧が印加され、それによりコンパレータK
3からの出力は低いレベルの電圧、即ちゼロ状態とな
る。他方、端子T1に電圧が印加されなければコンパレ
ータK3の出力は高いレベルの電圧、即ち "1”状態を
保持している。
【0030】波形整形回路15は、開閉成スイッチ1の
チャタリング(スイッチを押す際の接点の振動により生
ずる瞬時の接点の開閉成)等を除去する機能を有する。
【0031】なお、二つのフリップフロップF1、F2
は一つのIC(集積回路、以下同様)チップ内に集積さ
れている。また、同様に四つのAND回路L1〜L4及
び三つのコンパレータK1〜K2もそれぞれ一つのIC
チップ内に集積されている。したがって本実施例の電動
式ポール昇降駆動回路は上記ICチップ3個と他の素子
部品、即ちスイッチ、リレー、トランジスタ、コンデン
サ、ダイオード、抵抗、及び波形整形回路より構成され
る。
【0032】次に上記構成の電動式ポール昇降駆動回路
の動作について説明する。図3は上記電動式ポール昇降
駆動回路中の各点A〜Jの信号の電圧レベルのタイムチ
ャートを示す。
【0033】まず、イグニッションキースイッチがオフ
の状態で電源が投入された場合、イグニッションキーオ
フ検出回路14の出力Dは高いレベルの電圧、即ち "
1”状態(以下「ハイレベル」と称す)となる。このと
きは、極性制御回路10のフリップフロップF1のリセ
ット入力Rにこのハイレベルの信号が供給されることに
より、非反転出力Q、即ちBは低いレベルの電圧、即ち
ゼロ状態(以下「ローレベル」と称す)、反転出力Q
B、即ちCはハイレベルとなる(このようなDフリップ
フロップの動作を「リセット」と称す)。この状態は図
3の左端の状態である。
【0034】次にイグニッションキーを時刻t1 でオン
状態とする。これによりイグニッションキーオフ検出回
路14の出力Dはローレベルとなり、更にこれにより記
憶回路13のAND回路L4の一入力がローレベルとな
る。ここでこの状態が保持される限り、このAND回路
L4の機能により、このAND回路L4の他入力、即ち
フリップフロップF2の非反転出力Qがいかに変化しよ
うともAND回路L4の出力はローレベルを保持する。
【0035】更にDがローレベルとなったことにより、
極性制御回路10のフリップフロップF1のリセット入
力Rに供給されていたハイレベルがローレベルとなり、
よってこのフリップフロップF1は動作可能な状態とな
った。
【0036】更に時刻t2 で開閉成スイッチ1の押しボ
タンを押す。これにより極性制御回路10のフリップフ
ロップF1のクロック入力CKがローレベルからハイレ
ベルとなる。ここで「Dフリップフロップ」は一般にク
ロック入力がローレベルからハイレベルに変化したとき
のD入力の値を取り込む機能を有する。このときD入力
は反転出力QB、即ちCに等しいから、ハイレベルであ
る。したがってここでフリップフロップF1の非反転出
力Q、即ちBはハイレベルとなり、反転出力QB、即ち
Cはローレベルとなる。これらのフリップフロップF1
の出力は出力制御回路7に供給される。
【0037】また、開閉成スイッチ1から発せられたハ
イレベルの信号は極性制御回路10のダイオードD5を
介してFからワンショットパルス生成回路12に供給さ
れる。このハイレベルの信号は抵抗R17に供給される
と同時にAND回路L3に供給される。抵抗R17を介
して供給されたハイレベルの信号はコンデンサC5の充
電に要する時間、遅れてコンパレータK2の反転入力に
伝達される。したがってこの間、即ちハイレベルがコン
パレータK2の反転入力に伝達される迄の間は、非反転
入力に印加されている電源V3が抵抗R13、R14に
分圧された電圧によりコンパレータK2はハイレベルの
出力を保持する。よってこの間Δt1 はAND回路L3
の出力はハイレベルを保持する。なお、このΔt1 は、
タイマ回路11のトランジスタQ3がオンするために必
要最小限の時間であればよい。
【0038】タイマ回路11のトランジスタQ3はワン
ショットパルス生成回路12から供給されたΔt1 のワ
ンショットパルスの立ち上がりエッジによりオン状態と
なる。これによりコンデンサC4に充電されていた電荷
はこのトランジスタQ3のコレクタ・エミッタ間を介し
て放電される。更にΔt1 後上記ワンショットパルスの
立ち下がりエッジにより再びトランジスタQ3がオフ状
態となる。これによりコンデンサC4には電源V3から
抵抗R10、R9を介して電荷が充電される。このよう
なコンデンサC4の放電、充電現象により、コンパレー
タK1の反転入力に印加される電圧は、次のように変化
する。即ち、上記ワンショットパルスが供給される前は
トランジスタQ3はオフ状態であるためコンデンサC4
には上記のごとく電荷が充電されており、したがってコ
ンパレータの反転入力にはハイレベルの電圧が印加され
ている。よってコンパレータK1の出力Hはローレベル
である。ここでワンショットパルスの立ち上がりエッジ
によりトランジスタQ3がオン状態とされると、コンデ
ンサC4は略短絡されたトランジスタQ3のコレクタ・
エミッタ間を介して放電されるため瞬時にコンデンサC
4の電圧は下がり、したがってコンパレータK1の反転
入力に印加される電圧が瞬時に低下する。したがってコ
ンパレータK1の出力Hはハイレベルになる。なお、コ
ンパレータK1の非反転入力には常時電源V3が直列抵
抗R5、R6により分圧された電圧が印加されている。
【0039】次にΔt1 後、ワンショットパルスの立ち
下がりエッジによりトランジスタQ3がオフ状態とされ
コンデンサC4に対する充電が始まる。この場合抵抗R
9、R10を介して徐々に充電されるため、コンデンサ
C4の電圧が上昇しコンパレータK2の反転入力の電圧
が非反転入力の電圧を越えるまでに時間を要する。した
がってその時間Δt2 の間コンパレータK1の出力Hは
ハイレベルを保持する。
【0040】上記のようにHがハイレベルを保持してい
る間、イグニッションキーがオン状態である限りDの信
号はローレベルを保持するため、極性制御回路10のフ
リップフロップF1のリセット入力Rにはローレベルが
供給されている。また、開閉成スイッチ1が再び操作
(この場合、開閉成スイッチ1は押しボタンスイッチで
あるため、「操作」とは、押しボタンスイッチを押す操
作を意味する。以下同様。)されない限りこのフリップ
フロップF1のクロック入力CKに立ち上がりエッジが
供給されることがない。したがってこのような状態でフ
リップフロップF1の非反転出力Q、即ちBはその間ハ
イレベルを保持する。
【0041】上記のようにイグニッションキーがオン状
態でありかつ開閉成スイッチ1が操作されない状態では
Bがハイレベルであるため、出力制御回路7のAND回
路L2はその一入力がハイレベルであり、したがって他
入力はそのまま出力されることになる。Hがハイレベル
である間リレー駆動回路6のトランジスタQ2がオン状
態となり、リレー4はオン状態となる。よってモータM
の端子Iはハイレベルとなる。なお、Δt2 後Hがロー
レベルに戻った時にそれに応じてIもローレベルとな
る。また、上記同様フリップフロップF1の反転出力Q
Bも開閉成スイッチ1の操作あるいはイグニッションキ
ーがオフされることがない限りローレベルの状態が保持
されているため、その間AND回路L1は他入力、即ち
Hにかかわらず出力はローレベルが保持される。
【0042】即ち、上記の動作により、モータMの端子
JにはΔt2 間ハイレベルが供給され、即ち電源V1に
接続され、他方、端子Iはローレベルが保持され、即ち
接地されている。したがってポールは上昇される。な
お、Δt2 はポールが完全に上昇しきるまで端子Jのハ
イレベルが保持されるための必要最小限な時間とされ
る。
【0043】また、ワンショットパルス生成回路12の
出力Gが同時に記憶回路13に入力されている。この信
号はトランジスタQ4によりレベルが反転される。した
がって前記第1のパルスの後縁部に該当する前述のワン
ショットパルスの立ち下がりエッジがGに出力されたこ
とによりフリップフロップF2のクロック入力CKに立
ち上がりエッジが供給される。よってその時にD入力に
供給された信号がフリップフロップF2に取り込まれ
る。
【0044】したがって開閉成スイッチ1が操作された
時刻t2 からΔt1 経過後のD入力がフリップフロップ
F2に取り込まれる。その時のD入力とは、即ちBの状
態であり、これはハイレベルである。よってこの時、フ
リップフロップF2の非反転出力Q、即ちEがハイレベ
ルとなる。これは、前記第1のレベルに該当する。
【0045】このように、開閉成スイッチ1の操作によ
り極性制御回路10のフリップフロップF1のクロック
入力CKに立ち上がりエッジが供給される度毎に、フリ
ップフロップF1の非反転出力QBの値がD入力から取
り込まれる。これにより反転出力Q及び非反転出力QB
のレベルのハイ・ローが切り替わる(以下「フリップフ
ロップが切り替わる」と表す)。更にその切り替わった
結果が非反転出力Q、即ちBから記憶回路13のフリッ
プフロップF2のD入力に供給される。
【0046】ここでフリップフロップF2のクロック入
力CKに立ち上がりエッジが供給されるのは、前述のご
とく開閉成スイッチ1が操作され極性制御回路10のフ
リップフロップF1が切り替えられた時点から、ワンシ
ョットパルス生成回路12で生成されるワンショットパ
ルス幅Δt1 遅延した時点である。このようにΔt1
遅延を設けたことにより、極性制御回路10のフリップ
フロップF1が確実に切り替わった結果の非反転出力Q
が記憶回路13のフリップフロップF2により取り込ま
れる。ここで、フリップフロップF1が切り替わった直
後、あるいは不十分な遅延時間の後にフリップフロップ
F2による取り込みがなされると、フリップフロップF
1が未だ切り替わる前の非反転出力がフリップフロップ
F2により取り込まれるてしまうか、あるいは取り込ま
れるレベルが不確定となってしまう。したがってそのよ
うなことを防止するための必要最小限に遅延時間Δt1
を長くする。
【0047】また、開閉成スイッチ1の操作によるポー
ル昇降の操作指令が、ワンショットパルス生成回路12
及びタイマ回路11を介して、有限な時間Δt2 ハイレ
ベルを保持しその後ローレベルに戻るパルス信号Hに変
換されたのちに出力制御回路7に供給され、更にリレー
制御回路5、6、リレー3、4を介してモータMに供給
される。更に開閉成スイッチ1の押しボタンが押された
瞬間に対応した立ち上がりエッジが、極性制御回路10
のフリップフロップF2のクロック入力CKに供給され
ることにより、フリップフロップF1が切り替えられ
る。したがって開閉成スイッチ1の押しボタンが押され
つづけた場合でも、モータMに供給される電圧は有限時
間Δt2 しか保持されず(図3のI参照)、また、開閉
成スイッチ1が押されつづけている限り極性制御回路1
0のフリップフロップF1のクロック入力CKには再び
立ち上がりエッジが供給されないため、フリップフロッ
プF1が切り替わらず、したがって後述するモータ逆転
のための電圧がモータMに供給されることもない。よっ
てモータMに電圧が供給され続けることがなく、一般に
短時間定格のモータが適用されるモータMの巻線が焼損
することがない。
【0048】次に、前記の状態、即ち時刻t2 以降Δt
2 経過後、再び開閉成スイッチ1が操作された場合と、
イグニッションキーがオフ状態とされた場合とに分け
て、説明をおこなう。
【0049】まず、図3の時刻t3 で開閉成スイッチ1
が操作された場合、前述の場合と同様に極性制御回路1
0のフリップフロップF1のクロック入力CKに立ち上
がりエッジが供給される。したがってフリップフロップ
F1のそれまでの反転出力QBの状態C、即ちローレベ
ルがD入力から取り込まれる。よってフリップフロップ
F1の非反転出力Q、即ちBはローレベルとなり、非反
転出力QB、即ちCはハイレベルとなる。
【0050】また、前述の場合と同様に開閉成スイッチ
1から供給された立ち上がりエッジは、同時にダイオー
ドD5を介してワンショットパルス生成回路12に供給
される。ここで、その後のワンショットパルス生成回路
12の動作、及びその出力Gを受けたタイマ回路11の
動作は、前述の時刻t2 における開閉成スイッチ1の操
作による動作と同一であるので、その説明を省略する。
【0051】このようにしてタイマ回路11から出力さ
れたΔt2 幅のパルス信号Hは出力制御回路7のAND
回路L1、L2に供給される。この場合、前述のごとく
極性制御回路10の出力は再び開閉成スイッチ1が操作
されるか、イグニッションキーがオフとされない限り変
化しない。したがって、その一入力Cがハイレベルの場
合のAND回路L1は、その他入力Hの状態をそのまま
出力し、その一入力CがローレベルのAND回路L2の
出力は、その他入力Hの状態にかかわらずローレベルが
保持される。
【0052】したがって上記の出力制御回路7の出力
が、リレー駆動回路5、6、リレー3、4を介してモー
タMの端子J、Iに伝達された結果は、図3のようにな
る。即ち、JはHの状態に応じて時刻t3 後Δt2 の間
ハイレベルを保持しその後ローレベルに戻る。また、I
はローレベルのまま保持される。
【0053】即ち、上記の動作により、モータMの端子
JにはΔt2 間ハイレベルが供給され、即ち電源V1に
接続されており、端子Iはローレベルが保持され、即ち
接地されている。したがってポールは下降される。なお
Δt2 は、前述のポールの上昇の場合の条件に加え、更
にポールが完全に下降して車体に収納されるまで端子J
のハイレベルが保持されるために必要最小限な時間とさ
れる。
【0054】なお、記憶回路13のフリップフロップF
2は、前述のごとくに極性制御回路10のフリップフロ
ップF1の非反転出力Q、即ちBを、時刻t3 のΔt1
後に取り込む。したがってこの場合、フリップフロップ
F1の非反転出力Q、即ちBのこの時点の状態はローレ
ベルであるため、フリップフロップF2の非反転出力
Q、即ちEはローレベルとなる。
【0055】次に上記の状態で更に時刻t4 でイグニッ
ションキーをオフした場合は、ますイグニッションキー
オフ検出回路14がハイレベルを出力する。しかし、こ
の出力が供給された記憶回路13のAND回路L4に
は、フリップフロップF2からEとして前記第2のレベ
ルに該当するローレベルがその一入力に供給されている
ため、イグニッションキーオフ検出回路13の出力D、
即ちAND回路L4の他入力にかかわらずAND回路L
4はローレベルの出力を保持する。したがってこのイグ
ニッションキーオフ検出回路14の出力の変化はAND
回路L4を介して出力されず、よってダイオードD4を
介してFからワンショットパルス生成回路12に供給さ
れることがない。
【0056】他方このイグニッションキーオフ検出回路
14のハイレベルの出力は極性制御回路10のフリップ
フロップF1のリセット入力Rに供給される。これによ
りフリップフロップF1はリセットされ、非反転出力
Q、即ちBはローレベルが保持され、反転出力QB、即
ちCはハイレベルが保持される。
【0057】次に、時刻t2 以降更にΔt2 経過後、イ
グニッションキーをオフ状態とした場合について、図4
により説明する。なお、図4において、上記の時点まで
の動作は図3の場合と同一である。
【0058】まずイグニッションキーをオフ状態とする
ことにより、イグニッションキーオフ検出回路14の出
力Dはハイレベルとなる。この信号は極性制御回路10
のフリップフロップF1のリセット入力Rに供給され、
したがってフリップフロップF1はリセットされ、非反
転出力Q、即ちBはローレベルとなり、反転出力QB、
即ちCはハイレベルとなる。
【0059】また、イグニッションキーオフ検出回路1
4の出力Dは同時に記憶回路1のAND回路L4にそ
の一入力として供給される。これにより、AND回路L
4の他入力Eの状態はそのままAND回路L4から出力
される。このように記憶回路13のAND回路L4の一
入力Dはハイレベルとなり、他入力Eがそのまま出力さ
れる状態となったため、記憶回路13のフリップフロッ
プF2の非反転出力Q、即ちEがAND回路L4から出
力される。この場合、この時点のEの状態は図4に示す
ことくハイレベルであるため、この時点t5 で前記所定
の変化に該当する立ち上がりエッジがAND回路L4か
ら出力される。この出力はダイオードD6を介してFか
らワンショットパルス生成回路12に供給される。した
がって前述のワンショットパルス生成回路12及びタイ
マ回路11の機能によりΔt2 幅のパルスがHに出力さ
れる。
【0060】なお、前述のごとく極性制御回路10のフ
リップフロップF1は時刻t5 でイグニッションキーオ
フ検出回路14からの出力によりリセットされ、非反転
出力Q、即ちBがローレベル、反転出力QB、即ちCが
ハイレベルとされたため、Δt2 の間モータMの端子J
が電源V1に接続され、端子Iが接地される。したがっ
てポールが下降される。
【0061】なお、この時、ワンショットパルス生成回
路12の出力Gが同時に記憶回路13にも供給されてお
り、前述のごとくワンショットパルス生成回路12によ
り生成されたワンショットパルスのΔt1 後の立ち下が
りエッジがトランジスタQ4により反転されフリップフ
ロップF2のクロック入力CKに立ち上がりエッジが供
給される。これによりフリップフロップF2は極性制御
回路10のフリップフロップF1の非反転入力Q、即ち
Bを取り込む。この時Bはローレベルとなっており、こ
の信号がそのままフリップフロップF2に取り込まれ更
に非反転出力Q、即ちEから出力される。更にこの出力
は上述のごとくその一入力がハイレベルとされたAND
回路L4からそのまま出力され、ダイオードD6を介し
てワンショットパルス生成回路12にこのローレベルが
供給される。
【0062】しかるにこの時点、即ち時刻t5 のΔt1
後は、すでに時刻t5 の時点でハイレベルがワンショッ
トパルス生成回路12に供給されそれによりワンショッ
トパルス生成回路12及びタイマ回路11が動作を開始
した後である。したがって時刻t5 からΔt1 経過後に
ワンショットパルス生成回路12に供給されたローレベ
ルによっても、上述の時刻t5 に開始されるポールの下
降動作が影響を受けることはない。
【0063】このように本実施例では、開閉成スイッチ
1あるいはポールが上昇した状態におけるイグニッショ
ンキーオフ検出回路14の出力によりタイマ回路11に
タイミング動作を開始させる信号を供給するワンショッ
トパルス生成回路12の出力が記憶回路13のトランジ
スタQ4により反転され、更にその信号がフリップフロ
ップF2のクロック入力CKに供給されるため、フリッ
プフロップF1のクロック入力CKが供給されるタイミ
ングから確実にワンショットパルス生成回路12が発生
するパルスのパルス幅の間遅れてフリップフロップF2
にクロック入力CKが供給される。したがってフリップ
フロップF2の動作が確実となり、簡易な回路で信頼性
の向上を図ることができる。
【0064】また、開閉成スイッチ1の出力は、単にそ
の立ち上がりエッジがワンショットパルス生成回路12
及びタイマ回路11を介してΔt2 幅のパルスとなるよ
うにしたため、仮に開閉成スイッチ1を押し続けた場合
でも、再び押し直さない限りモータMにはΔt2 の間し
か電圧が印加されない。よって短時間定格のモータを適
用してもモータMの巻線が焼損することがない。よって
安価なモータの適用が可能であるとともに、余分な電力
を消費することがなく省電力化を図ることができる。ま
た、ポールが上昇しきったか、あるいは車体に完全に収
納された段階で更にモータMが回転しようとして外部に
トルクを加える時間を最小限にすることができるため、
モータM及びポールに関わる構造物に余分な負担を加え
ることがなく、それらの構造物の耐久性を向上させるこ
とができる。更に開閉成スイッチ1を押す場合に、押す
時間に注意を払う必要がないため、操作性が良い。
【0065】なお、図2の回路は本考案の一実施例に過
ぎず、本考案が本実施例の回路を構成する各ブロックの
回路と同様な動作をする他の回路のブロックによっても
構成できることは言うまでもない。
【0066】また、本考案の駆動回路は本実施例の用途
の回路、即ち電動式ポール昇降駆動回路に限らず、二方
向に動作する動力源を駆動する他の用途の回路にも適用
できる。
【0067】
【考案の効果】上述の如く本考案によれば、極性制御回
路の機能によって操作スイッチを一回押す度毎にモータ
の正転、逆転動作が確実に行なえる。 又、操作スイッチ
が押された際及びモータが正転された後にイグニッショ
ンキースイッチがオフとされた際にワンショットパルス
生成回路及びタイマ回路の機能によってモータを駆動す
るパルスが発生され、出力制御回路の機能によってその
パルスの間にモータが駆動される。したがって例えば操
作スイッチを押し続けてもそのパルスの間しかモータが
駆動されないため、短時間定格のモータを使用すること
が可能となり、モータの低価格化を図ることが出来ると
共に省電力化図ることも可能となる。
【0068】更にタイマ回路の機能によって所定時間の
パルスを発生することによって自動車の車体から突出さ
れるポールを十分突出させることが可能であり、又ポー
ルを完全に車体に収納することが可能となる。又、記憶
回路がモータが正転されたことを記憶してその場合のみ
にイグニッションキースイッチがオフとされた際にモー
タを逆転する構成であるため、ポールが車体から突出さ
れている場合のみにイグニッションキースイッチがオフ
とされた際にモータの駆動によってポールが車体に収納
される。したがってポールの位置を検出するためのセン
サを設ける必要が無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の原理ブロック図である。
【図2】本考案の一実施例の回路図である。
【図3】図2の動作タイムチャートを示す図(その1)
である。
【図4】図2の動作タイムチャートを示す図(その2)
である。
【符号の説明】
1 開閉成スイッチ 3、4 リレー 5、6 リレー駆動回路 7 出力制御回路 10 極性制御回路 11 タイマ回路 12 ワンショットパルス生成回路 13 記憶回路 14 イグニッションキーオフ検出回路 M モータ 100 駆動回路 101 電源投入スイッチ 102 操作スイッチ 104 回転方向指定手段 107 出力切り替え手段 109 出力変化手段 110 第1のパルス発生手段 112 第2のパルス発生手段 113 モータ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作スイッチが押される度毎にモータ
    正転させるための信号及びモータを逆転させるための信
    号を交互に発生し、イグニッションキースイッチがオフ
    の際にはモータを逆転させる信号を発生する極性制御回
    路と、 記憶回路の出力が所定のレベルとなった場合及び操作ス
    イッチが操作された場合にワンショットパルスを発生す
    るワンショットパルス発生回路と、 ワンショットパルス生成回路から発生されるワンショッ
    トパルスに応じてモータ駆動パルスを発生するタイマ回
    路と、 ワンショットパルスの後縁に応じて極性制御回路の出力
    信号を取り込み、その取り込んだ信号がモータを正転さ
    せるための信号でありイグニッションキースイッチがオ
    フとなった場合に所定のレベルの出力を発生する記憶回
    路と、 イグニッションキースイッチのオフを検出するイグニッ
    ションキーオフ検出回路と、 モータ駆動パルスが発生されている間に極性制御回路か
    ら発生される信号を活かす出力制御回路とより なる駆動
    回路。
  2. 【請求項2】 モータは自動車の車体から突出させるポ
    ールを駆動し、モータ正転時にはポールは車体から突出
    し、モータ逆転時にはポールは車体に収納される構成の
    請求項1記載の駆動回路。
JP1991076645U 1991-09-24 1991-09-24 駆動回路 Expired - Lifetime JP2552626Y2 (ja)

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