JP2552220Y2 - 工作物のチャッキング時の位相決め機構 - Google Patents

工作物のチャッキング時の位相決め機構

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JP2552220Y2
JP2552220Y2 JP3844492U JP3844492U JP2552220Y2 JP 2552220 Y2 JP2552220 Y2 JP 2552220Y2 JP 3844492 U JP3844492 U JP 3844492U JP 3844492 U JP3844492 U JP 3844492U JP 2552220 Y2 JP2552220 Y2 JP 2552220Y2
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正道 伊藤
敬 西川
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は工作機械において回転制
御のできる主軸に突起を有するような異形工作物を搬送
して工作物のチャッキング時に所定位相に決める機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、異形部品の工作物着脱は作業者の
手作業にてチャック等の把持具に設けた加工基準部(ロ
ケータ)に図7のように押し当ててチャッキングを行
い、その部分を基準に加工を行っていた。また自動ロー
ディング装置を有する機械では、予め異形工作物をスト
ッカ上に整列させておいてローディング装置によりチャ
ックのロケータと工作物の突起部との間に充分な隙間を
有するように挿入したあと工作物又はチャックを回転さ
せて両者を接触させたあとチャックを閉じて把持し加工
していた。或いはまたチャッキングしたものをタレット
に設けた計測装置で工作物の突起部の位置を確認して、
加工原点を自動補正し加工していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】作業者の手作業による
場合は自動化に不適であるとともに段取り,作業能率上
及び位相合わせの安定性の問題がある。またローディン
グ装置を使用する場合はロケータと工作物突起部との接
触圧が定まり難く、不安定な接触となるという問題があ
る。さらに計測装置で突起部の位置を計測するものでは
そのための計測器が必要であり、計測器をタレットに取
付けると一個の工具取付ステーションが専有されるので
工具本数が減る。そして計測時間が掛かるという数々の
問題がある。本考案は従来の技術の有するこのような問
題点に鑑みなされたもので、その目的とするところは上
記の問題点を解決した安定確実な工作物のチャッキング
時の位相決め機構を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本考案は、工作機械の回転角度制御可能な主軸に位
相決めの必要な異形工作物を搬送してチャッキングする
機構において、主軸チャックには位相決め用のロケータ
ピンを設け、工作物搬送部材には搬送チャックを旋回可
能に設け、該搬送チャックと工作物搬送部材との間に該
搬送チャックが所定方向側に旋回されるとき抗力を生じ
る捩じりばねを設け、前記搬送チャックの所定角度以上
の旋回で前記主軸チャックの回転を停止させる信号を出
力するオーバラン防止手段を前記工作物搬送部材と搬送
チャックとの間に設けてなり、主軸を旋回してロケータ
ピンと工作物とを所定圧力で当接させた状態で位相決め
を行うものである。
【0005】
【作用】ほぼ所定角度位置にロボットハンドで把持され
た異形状の工作物を爪が開いた主軸チャックに搬送挿入
し、主軸を位相決め角度位置より大きく旋回させ、この
途中で主軸のロケータピンが捩じりばねの力に抗して工
作物をつれ回りさせロケータピンに対して工作物の関係
を規制して圧接状態で主軸チャックに受渡し、主軸チャ
ックのロケータピンを規定位置に割出すものである。
【0006】
【実施例】以下本考案の実施例を図1〜図6にもとづき
説明する。例えば周知のNC旋盤1において主軸台に回
転可能に軸承された主軸はNCにより回転(C軸)制御
が行えるものであって、先端に嵌着した主軸チャック2
には異形の特定工作物Wの突起部Waと当接して工作物
の位相を決めるためのロケータピン3が軸心と平行にチ
ャック本体端面の爪の間に植設されている。この主軸チ
ャック2に工作物を搬送するロボットハンド又はローダ
ハンド6は主軸軸心と平行に旋回軸7が軸受8により回
転可能に軸承されスラスト軸受9により工作物押付時の
スラスト力を受けるように設けられている。
【0007】この旋回軸7の前端チャック2側には爪1
1aを有する搬送用の動力チャック11が取付けられて
おり、爪11aの開閉作動バー12が中心穴を貫通して
いる。旋回軸7の後端には取付板13を介して流体圧シ
リンダ14が取付けられており、これに嵌装したピスト
ンのピストンロッドと作動バー12が連結されている。
ロボットハンド6の後端面6aと取付板13の間には図
3におけるチャック2の時計方向旋回に対して抗力を生
じる捩じりばね16が設けられている。そしてまた端面
6aには近接スイッチ17、取付板13にはドッグ18
が許容捩じり角離れて対向するように設けられていて、
旋回軸7が許容捩じり角度の旋回に対して信号を出力し
主軸の回転を停止してオーバランを防止するようになさ
れている。
【0008】このような構成になる本考案の動作を図
3、図4、図5及びフローチャート図6にもとづき説明
する。工作物Wは突起部Waに対して、特定位置Pに穴
Wbを穿設するものとする。ステップS1において、コ
ンベア上又は素材ストッカ上に加工時の所定位相角B°
に対して工作物Wの突起部Waがチャック挿入時ほぼB
°−A°(但しB>A)になるように載置されている工
作物Wをロボットハンド6の動力チャック11の爪11
aが把持する。ステップS2において、指令により主軸
チャック2のロケータピン3が基準位置、図では垂直線
からA°(図4)の位置となるように主軸を割出す。
【0009】ステップS3において、ロボットハンド6
が受取位置より主軸チャック2前面に工作物を搬送す
る。ステップS4において、ロボットハンド6は爪2a
が開放状態にある主軸チャック2に工作物の突起部Wa
をB°−A°位相に挿入し(図4)、基準面に軽く押し
当てる。ステップS5において、主軸チャック2のロケ
ータピン3をC°の位置(図5)となるように割出す。
若し何らかの原因でチャック2がオーバランし旋回軸7
を回しすぎると近接スイッチ17がドッグ18を検出し
て異常旋回の信号を出し主軸の旋回を停止させる。ロケ
ータピン3がA°からC°になる途中において、ロボッ
トハンド6の動力チャック11に把持された工作物Wの
突起部WaはほぼB°−A°になるように把持されてい
るので、突起部Waと係合し捩じりばね16のばね力に
抗して旋回軸7をつれ回りさせロケータピン3は突起部
Waを密着状態で位相決めさせる。
【0010】ステップS6において、主軸チャック2の
爪2aを閉じて工作物Wを把持させる。ステップS7に
おいて、ロボットハンド6の動力チャック11の爪11
aを開放してロボットハンドを待機位置とする。ステッ
プS8において、主軸を旋回してチャック2のロケータ
ピンを位相決め角度B°の位置に割出す。この位置にお
いて突起部Waに対し特定位置Pは加工位置に割出され
たことになりドリル等によって加工が開始される。
【0011】
【考案の効果】上述のようであるので本考案は以下の効
果を奏する。素材準備段階のコンベア若しくはストッカ
上に特定位相決めを要する工作物の位相は大体の位置決
めですみ、熟練が不要であり段取時間短縮が可能とな
る。また素材準備側での工作物位相決め段取りが簡素化
されコストダウンに寄与する。さらに基準面からの加工
精度が安定するとともに向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の工作物把持搬送装置の縦断面図であ
る。
【図2】工作機械側のチャックに搬送された工作物を把
持した図である。
【図3】特定工作物のチャッキング状態正面図である。
【図4】工作機械側に工作物を挿入した時の図である。
【図5】主軸チャックのロケータピンと工作物の突起部
とが当接されC°に割出され工作機械側チャックで把持
した図である。
【図6】制御のフローを示す図である。
【図7】従来の手操作でのチャッキング図である。
【符号の説明】
2 主軸チャック 3 ロケータ
ピン 6 ロボットハンド 7 旋回軸 11 動力チャック 16 捩じり
ばね 17 近接スイッチ 18 ドッグ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械の回転角度制御可能な主軸に位
    相決め必要な異形工作物を搬送してチャッキングする機
    構において、主軸チャックには位相決め用のロケータピ
    ンを設け、工作物搬送部材には搬送チャックを旋回可能
    に設け、該搬送チャックと工作物搬送部材との間に該搬
    送チャックが所定方向側に旋回されるとき抗力を生じる
    捩じりばねを設け、前記搬送チャックの所定角度以上の
    旋回で前記主軸チャックの回転を停止させる信号を出力
    するオーバラン防止手段を前記工作物搬送部材と搬送チ
    ャックとの間に設けてなり、主軸を旋回してロケータピ
    ンと工作物とを所定圧力で当接させた状態で位相決めを
    行うことを特徴とする工作物のチャッキング時の位相決
    め機構。
JP3844492U 1992-05-12 1992-05-12 工作物のチャッキング時の位相決め機構 Expired - Fee Related JP2552220Y2 (ja)

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JPH0593740U JPH0593740U (ja) 1993-12-21
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