JP2552029Y2 - リード線固定編機用選針装置 - Google Patents

リード線固定編機用選針装置

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JP2552029Y2 JP1990022608U JP2260890U JP2552029Y2 JP 2552029 Y2 JP2552029 Y2 JP 2552029Y2 JP 1990022608 U JP1990022608 U JP 1990022608U JP 2260890 U JP2260890 U JP 2260890U JP 2552029 Y2 JP2552029 Y2 JP 2552029Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は編機用選針装置に関し、特に、圧電体に電圧
を印加することにより編機の選針を行う方式の圧電式丸
編機用選針装置において、当該圧電体の圧電素子に電圧
を印加するリード線の断線などを防止した編機用圧電式
選針装置に関する。
[従来の技術]および[その解決すべき課題] 靴下などを編む丸編機などの編機において、選針装置
が使用される。第8図に、丸編機の一例を示す。編成シ
リンダー1には、選針ジャック2が配設され、当該ジャ
ック2の上部には、編成針3が当接されている。編成シ
リンダー1には、糸4が供給される。編成シリンダー1
の下部には選針装置5が配設され、当該選針装置5はコ
ントローラ(図示せず)に接続され、コントローラから
そのフロッピーディスクなどの記憶装置に記憶された柄
編成手順が送り込まれ、編成針3の上下動が行われる。
すなわち、当該選針装置5は、当該柄編成手順を編成針
3の上下動に伝達するために用いられる。
当該選針装置5の選針動作の一例は、柄編み編成に際
し、編成シリンダー1の多数の縦溝内に、バット6を突
設した選針ジャック2を、当該ジャック2に当接する編
成針3を上下動するようにして嵌装して、当該ジャック
2のバット6を、選針装置5のフィンガ7により選択的
に押圧して編成針3の選針を行う。
ジャック2のバット6を編成シリンダー1方向に押圧
して、当該ジャック2のバット6に対する反対側側面を
編成シリンダー1に当接するようにするときには、ジャ
ック2のバット6が当該シリンダー1下部の上げカムに
係合することができず、従って、ジャック2の上部に当
接する編成針3が上昇運動せず、その結果、編成針3に
よる編目の形成を行わないが、一方、逆に、当該ジャッ
ク2のバット6を押圧しないときには、ジャック2が上
げカムと係合して、ジャック2の上部に当接する編成針
3を上昇させ、編目の編成を行うようになっている。
当該選針装置にあっては、従来から電磁石によりフィ
ンガを作動させる電磁式のものが主流を占めてきたが、
この電磁石によるものでは編成の高速化(選針装置の応
答速度)に限界があり、また、消費電力も大で、さら
に、選針装置が大型のものとなりがちである。
これに対し、従来から、圧電素子に電圧を印加して、
当該圧電素子を有する圧電体を湾曲させて、それによ
り、フィンガによる選針動作を行わせるせる圧電式の選
針装置も提案されている(特開昭62-28451号公報) この圧電式の選針装置によれば、電磁式の選針装置に
比して、応答速度が速く、かつ、消費電力が小で、さら
に、装置を小さくできるなどの利点を有する。
本考案者は、かかる圧電式の選針装置において、第6
図〜第7図に示すような選針装置を提案した(特願昭63
-249967号)。
当該選針装置は、振動板(金属プレート)8とこのプ
レート8上に貼着した圧電素子9とから成る圧電体10
を、できるだけ湾曲運動させ易いようにしたもので、さ
らに、このように湾曲運動させ易いようにした圧電体10
の先端部と後端部との間の中途位置に支点を設けるよう
にしたものである。
すなわち、これら図に例を示すように、圧電体10の先
端部に球状体11Aを取付け、フィンガ7の後端部の開放
端部70に、この球状体11Aを挿入し、圧電体10の先端部
が、当該フィンガ7の後端部の開放端部70において可動
し得るようになし、また、圧電体10の後端部にも上記と
同様の球状体11Bを取付け、当該球状体11Bをオフセッタ
ー12の溝120に挿入して、当該圧電体11の後端部11Bが当
該オフセッター12の上記溝120において可動し得るよう
になし、さらに、当該圧電体10の先端部と後端部との間
の適宜位置を、回転体支持部13に回転可能に付設した回
転体14に挟持固定させ、上記途中支点を設けるようにし
た。
さらに、フィンガ7を、当該圧電体10と同じ方向にす
なわち一直線となるように、当該圧電体10の先端部と連
結するようにした。
このように、圧電体10の先端部や後端部を、当該圧電
体10の湾曲運動に追従して可動し得るようにし、また、
圧電体10の先端部と後端部との中途位置についても回転
体14の回転により当該湾曲運動を阻害しないようにし、
かつ、当該回転体14により圧電体10の中途位置を挟待す
るようにして、途中支点をもつようにしたので、従来の
装置に比して格段に選針スピードを向上させることので
きる、選針装置を得ることができた。また、圧電体10の
湾曲運動が阻害されないことなどから、圧電体10の寿命
も長くなり、さらに、フィンガ7と圧電体10とが同一直
線上に連結されているので装置も小型化され、その他、
圧電素子9への印加電圧が低くて済むなどの数々の利点
を奏することができた。
ところで、従来、当該圧電素子8へ電圧を印加するリ
ード線15,15は、プレート8の両面に貼着された角圧電
素子9に、それぞれ個別に離れ離れの形態で、ハンダ16
接続されていた。また、両面の圧電素子9、9間は、当
該リード線15に対向させて、同様のリード線(被覆ワイ
ヤ)15により、同様にハンダ16により電気的に接続させ
ていた。
[考案が解決しようとする課題] しかるに、上記の場合、選針装置が従来の当該装置に
比して格段にスピードが早く、また、前記のように、圧
電体10の先端部および後端部も、また、それら中途位置
も回転体14により、可動し得るようになっているので、
圧電体10の激しい振動により、当該リード線15が断線を
起こす場合があり、また、そのリード線の端部を圧電体
10に接続しているハンダ部のハンダ16が剥れることがあ
った。
そこで、本考案は、かかる欠点を解消することのでき
る技術を提供することを目的とする。
本考案の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴
は、本明細書の記述および添付図面からあきらかになる
であろう。
[課題を解決するための手段] 本考案は、振動板の両面に圧電素子を有するバイモル
フ型圧電体に極性の異なるリード線を介して電圧を印加
し、当該圧電体を振動させ、当該圧電体に取付けた選針
用フィンガを作動させて編機における編成針の選針を行
わせるようにした編機用選針装置において、前記圧電体
に、前記リード線を挿通できる孔を有するリング状体
を、当該圧電体の両面を挟込して取付けし、当該リング
状体の前記孔にリード線を挿通固定させるとともに、圧
電体表面に当接したリード線を接合部材により当該圧電
体に固定して成ることを特徴とする編機用選針装置に存
する。
[作用] 本考案では、リード線が圧電体に固定され、また、リ
ング状体に挿通固定されているので、リード線は、振動
する圧電体とともに動き、従って、リード線が断線した
り、リード線が引っ張られても圧電体から剥がれたりす
ることがなくなり良好な導通状態を保つことができる。
[実施例] 次に、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図は本考案の実施例の要部を示す底面図、第2図
は本考案の実施例の要部を示す平面図である。第3図
は、本考案に使用されるリング状体の実施例を示す断面
図である。
また、第4図は、本考案の実施例を示す断面図で、圧
電体10は、振動板(金属プレート)8の両面に圧電素子
9,9を有する。圧電素子9,9の各面には電極板17,17が貼
着されている。電極板17,17の各面には後述するように
絶縁性コーティング膜がコーティングされている。
第3図に示すようなコ字状断面のリング18の開放側
を、圧電体10の後端部における側端部に、当該圧電体10
の両面電極板17,17を挟込む形で、かつ、当該リング18
の末端を、ハンダ19接続して、当該リング18を圧電体10
に取付ける。
両面電極板17,17間は、当該リング18により電気的に
接続され、導通がとられる。
両面電極板17,17は、それぞれ銀(Ag)電極により構
成され、圧電素子9,9の全面に貼着されている。
極性の異なる一方のリード線20を、片面の電極板17
に、ハンダ19により接続し、他方のリード線20を、金属
プレート8の突き出した半円形突出部21に、ハンダ19に
より接続する。
これらリード線20,20を、圧電体10の一方の電極板17
表面に当接し、接着剤により、これらリード線20,20
を、当該圧電体10の一方の電極板17表面に固定させる。
リード線20,20は、リング18のリード線挿通孔180内を
挿通させる。当該リード線20,20は当該リング18内で、
接着剤により、固定させる。
第4図に示すように、圧電体10の両面には、樹脂など
をコーティングして、絶縁性コーティング膜22により被
覆する。
リード線20,20は、コネクタC1に接続されている。こ
のコネクタC1は、後述するようにコネクタC2に接続され
る。
次に、本考案の編機用選針装置についての説明を、第
5図に示す分解図に基づいて補充する。
複数段に適宜間隔を置いて上下に配設された圧電体10
を、ハウジング23内に収納する。
圧電体10の先端部に取付けた球状体11Aが、フィンガ
7の開放端部70に挿入され、当該フィンガ7のバー差込
穴71に、バー26が差込され、当該フィンガ7の後端部
は、ハウジング23に支持される。
フィンガ7の先端部は、支柱27を介してハウジング23
に取付けたストッパー部28の開口部280から一部突出さ
れる。
フィンガ7の先端部は、圧電体10の振動(湾曲運動)
により、選針用ジャック2におけるバット7との係合ま
たは解除を行い、編成針の選針を行なう。
圧電体10の後端部に取付けた球状体11Bが、オフセッ
ター12に前記のように支持される。オフセッター12の背
面には、アジャスト板29が当接され、アジャスト板29に
複数開けられた長穴290に、アジャスト板29の背面側か
らボルト(図示せず)が通され、オフセッター12の上下
調節を行ない、フィンガ7の先端部がストッパー28の開
口部280の適宜位置にくるようにアジャストされる。
ハウジング23の両側面は、カバー30,30により蓋をさ
れる。
アジャスト板29の背面には、回路基板との間を絶縁す
るための板31が当接され、さらに、当該板31の背面に
は、回路基板32が当接される。
回路基板32の背面には、前記コネクタC2が配置され、
このコネクタC2に、前記コネクタC1が接続される。
本考案では、リングに代えてクリップなどのリング状
体を使用することができる。その他この実施例に限定さ
れず適宜各種の変更が可能である。
[考案の効果] 本考案によれば、リード線が圧電体に固定されている
ので、リード線が圧電体と共に激しく振動しても、リー
ド線の断線が防止され、また、ハンダ部での剥れも防止
され、さらに、リード線はリングの中を通されているの
で、リード線が強く引張られても、その引張りに対する
強度を向上させることができ、良好な導通状態を保持
し、圧電式選針装置の円滑な運転に対し寄与するところ
が大となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す要部底面図、第2図は同
要部平面図、第3図は本考案の実施例を示すリングの断
面図、第4図は本考案の実施例を示す要部断面図、第5
図は本考案の実施例を示す選針装置分解図、第6図は選
針装置要部構成図、第7図は選針装置要部断面図、第8
図は編機の一例構成図である。 1…編成シリンダー 2…選針ジャック 3…編成針 4…糸 5…選針装置 6…バット 7…フィンガ 70…開放端部 71…バー差込穴 8…振動板(金属プレート) 9…圧電素子 10…圧電体 11A,11B…球状体 12…オフセッター 120…オフセッターの溝 13…回転体支持部 14…回転体 15…リード線 16…ハンダ 17…電極板 18…リング(リング状体) 180…リード線挿通孔 19…ハンダ 20…リード線 21…突出部 22…コーティング膜 23…ハウジング 26…バー 28…ストッパー部 280…開口部 29…アジャスト板 290…長穴 30…カバー 31…板 32…回路基板 C1,C2…コネクタ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】振動板の両面に圧電素子を有するバイモル
    フ型圧電体に極性の異なるリード線を介して電圧を印加
    し、当該圧電体を振動させ、当該圧電体に取付けた選針
    用フインガを作動させて編機における編成針の選針を行
    なわせるようにした編機用選針装置であって、圧電体の
    先端部および後端部並びに当該先端部と後端部との中途
    位置が、当該圧電体の動きに合わせて可動し得るように
    してなる編機用選針装置において、前記圧電体に、前記
    リード線を挿通できる孔を有するリング状体を、当該圧
    電体の両面を挟込して取付けし、当該リング状体の前記
    孔にリード線を挿通固定させるとともに、圧電体表面に
    当接したリード線を接合部材により当該圧電体に固定し
    て成ることを特徴とする編機用選針装置。
JP1990022608U 1990-03-08 1990-03-08 リード線固定編機用選針装置 Expired - Lifetime JP2552029Y2 (ja)

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JPS6228451A (ja) * 1985-07-24 1987-02-06 渡辺靴下工業株式会社 編機用選針装置
IT1185431B (it) * 1985-10-14 1987-11-12 Lonati Spa Dispositivo per la selezione degli aghi in una macchina per maglieria,in particolare per calze

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