JPH01239144A - 編機用選針装置 - Google Patents

編機用選針装置

Info

Publication number
JPH01239144A
JPH01239144A JP5930288A JP5930288A JPH01239144A JP H01239144 A JPH01239144 A JP H01239144A JP 5930288 A JP5930288 A JP 5930288A JP 5930288 A JP5930288 A JP 5930288A JP H01239144 A JPH01239144 A JP H01239144A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
finger
plate
knitting
piezoelectric element
needle selection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5930288A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadao Saito
斎藤 定雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
WATANABE KUTSUSHITA KOGYO KK
Original Assignee
WATANABE KUTSUSHITA KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by WATANABE KUTSUSHITA KOGYO KK filed Critical WATANABE KUTSUSHITA KOGYO KK
Priority to JP5930288A priority Critical patent/JPH01239144A/ja
Publication of JPH01239144A publication Critical patent/JPH01239144A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Knitting Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は編機用選針装置に関し、詳しくは圧電素子によ
って編成針の選針を行わせる選針装置の改良に関する。
[従来の技術]及び[その解決源ml 柄編み丸編機や柄編み横編機等の柄編み編機において、
ビンドラム、テープ又はフロッピィ−ディスク等の記憶
装置に記憶された柄編成手順を編成針の上下動に伝達す
るために選針装置が用いられている。例えば柄編み丸編
機用として、第15図に例示するように、選針装置の主
要部を複数枚の相nに平行に配置されたフィンガ50で
構成しているものが知られている。この種の選針袋:6
では記憶装置からの信号によってフィンガ50を摺動さ
せることによって編成針の下方に当接するジャック51
を編成シリンダ52の中心側にずらし、それによってジ
ャック51の下方のカム用バット53の、−ヒげカム5
4への係合を選択させている。
−・方近来柄編み編機の高速化が要望されている。
高速化に対応するためには選針装置の応答も又高速化す
る必要がある。しかしながら前述のような平板(フィン
ガ)を摺動する構成の選針装置では応答速度、すなわち
摺動速度の高速化にも限界がある。応答速度が高速化さ
れないままで編機を高速化するには平板の枚数を増やせ
ば良い、しかしV−根の枚数を増やせば選針装置が大き
くなり、選針装置を設置するための空間上の問題が発生
する。
・力木発明と同一の出願人は特開昭60−224845
公報を以って[丸編機用選針装置t Jの名称で複数枚
のフィンガを揺動i1能に構成した選針装置を提案した
。この揺動0]@なフィンガを有するこの選針装置は、
従来広く用いられている摺動型のフィンガよりも機構的
に速い応答速度を達成することができ、したがって編機
の高速化に対応しやすく且つ選針装置を小型にし、さら
に消費電力の節減にも役立った。
しかしながら前述の摺動型および揺動型のフィンガを有
する選針装置では、フィンガの摺動また揺動がフィンガ
に対する電磁石の吸引または反発力を利用して与えられ
る。すなわち電磁石の両極に+、−逆転するように電流
を与えることによってフィンガが摺動または揺動される
。したがって電磁石を用いている場合には電磁石自体の
機能面から応答速度の高速化に限界が生じる。
−・方電磁石では電力消費効率が約1%(残りは熱等で
牧夫される)程度に留まるので、消費電力が大きくなる
・という問題を有する。
」−述のように、従来の電磁石を用いた編機用選針装置
ではその高速化に限界があると共に消費1n力が大きい
、したがってこの神選針装置では例λば針木数400本
、回転400〜l000r、p、mのパンティストッキ
ング用丸編機に用いることのできる選針装置を提供する
ことができない、したがって、現在する選針装置の応答
速度に合せて、該当する編機の回転速度を柄−編成に際
して一トげているのが実情であった。
そこで、本発明と同一出願人は、5詠電磁石を用いた編
機用選針装置に代えて、フィンガを圧電素子によって湾
曲させることによって編成針の選針を行わせる圧電方式
の選針装置を提案した(特開昭62−28451号公報
)。
当詠選針装置におけるフィンガ21は第8図および第9
図に示すように、その一端にハウジングへの取付部22
が設けられHつ藷取付部22の反対側の端部に編成針ま
たはジャックのフィンガ用バットの案内用ガイド部分2
3が設けられているプレート24と、該プレート24の
片面または両面(図示例では両面)に取付けられHつ導
線25.26で、コントローラ27(第13×参照)に
連結されている圧電素子28.29を含んで成っている
そして、当該発明における選針装置では、第13図に示
すように、当該フィンガ24(複数、第13図では8枚
重ねて配置した例を示しである)を、それぞれ、選針装
置Aのハウジング30の後方壁31に、当該フィンガ2
1の取付部22を支持させることにより取付けしており
、当該取付部22を支持点としてフィンガ21を湾曲運
動させるようにしている。
尚第13図にて、32はハウジング30の前方壁、33
は同」二部壁、34は同下方壁を示し、当該ハウジング
30の前方壁32は、第14図に示すように、フィンガ
21の先端のガイド部分23を突出させるための開口部
35が設けられており、さらに、このガイド部分23が
上下動する際の工程に対応した幅を有する満36が設け
られている。
第10図には当該ガイド部分23が、前方壁32の1;
肥満36を摺動させる様子とフィンガ21の斜視図を示
しており、同図に示すように、また、第8図に示すよう
に、ガイド部分(ガイド機素)23は、山形形状に形成
されており、接着剤によりプレート24の先端24゛に
取付けられている。
次に、当該フィンガ21の作動を第11図および第12
図により説明するに、 第11図はフィンガ21の圧電素子にパルスが印加され
ていない状態を示し、第12図はフィンガ21の圧電素
子にパルスが印加されてフィンガ21が湾曲した状態を
示す。第11図の状態ではジャック51 (編成針自体
でもよい)のフィンガ川バット56がガイド機素23に
当接しジャック51を右方に押す。その結果ジャック5
1の下端の上げカム用バット53は上げカム54に係合
することができず、その結果ジャック51.従ってジャ
ックの上方に当接する編成針は上界運動をせず、その結
果この編成針では網目の形成は行われない。一方第12
図の状態ではフィンガ21が湾曲1−ることによりガイ
ド機素23がジャック51のジャック用バット56移動
軌道に入らないので、ジャック51は巾直位;dを保ち
、その結果ジャック51の−Lげカム用バット53が上
げカムに係合しジャック51を上方に押上げることにな
る。そしてこのジャック51の上方に当接する編成針に
編成作動を与えることになる。
このように、上記圧電素子を用いたフィンガによる選針
装置によれば、その圧電素子は応答速度が迅速であるの
で高サイクルのパルスを印加することができる。例えば
240サイクルのパルスな印加すれば従来公知の電磁石
利用の選針装置(通常80サイクル)に比し3倍の速度
で選針作用を行うことができる。この事は同一の柄編組
織を編成する編機に対して、プレートの数を届にするこ
とができる。又同じ枚数のプレートを有する選針装置で
は3倍のifiな柄編組織を編成すること、すなわち針
本数と編成シリンダの回転rlL<丸編機の場合)の積
が3倍に対して柄編編成をさせることができる。
したがって同一枚数のフィンガを用いた場合でも選針装
置自体の大きさを一段と小型にすることができる。この
ように小型で、且つ応答速度が速い選針装置であるので
、従来、機構上のスペースの関係で選針装置を配置して
柄編編成させることが困難であったパンティストッキン
グ用編機に対してもこの発明による選針装置を用いて柄
編機能を付与することが容易になった。
しかし、前述のように、この発明では、フィンガ21の
プレート24の先端24′に山形形状のガイド部分23
を取付け、且つ、当該フィンガ21の後端の取付部22
をハウジング30の後方壁31に取付けする、すなわち
、フィンガ21を片持ちとして、第12図に示すように
、当該フィンガ21を湾曲運動させているために、圧電
素子28.29に、より一層高サイクルのパルスを印加
して、応答速度をより一層里めようとすると、ジャック
のバットなどとの係合が安定化しないことがあり、また
、圧電素子28.29にセラミック材が使用されている
と、元々セラミック材は欠は易いのに、フィンガ21が
片持され、ガイド部分23がプレート24の先端24′
に接着されている形態では、ガイド部分23がバットに
衝突する際の衝甲が当該圧電素子28.29に伝わり、
歪を生じ、当該圧電素子28.29を破損し、その寿命
を短くするおそれがあった。
そこで、本発明と同一の出願人は、先に、第6図並びに
第7A図および第7B図に示すような圧電方式による編
機用選針装置を提案した[昭和63年2月1日出願、発
明の名称「編機用選針装:n」、特願昭63−1961
9号]。
この編機用選針装置は、圧電素子7.7を貼着したプレ
ート5を、ハウジングlのプレート支持部2の両側壁3
.3の横溝4に、その両端部6゜6を支持させるように
した。
これにより、当該装置によれば、高サイクルのパルスを
印加してもその湾曲運動が安定化し、応答速度のより一
層の向上が図れ、また、当該プレート5に貼着された圧
電素子7もこわれにくくなり、その寿命を向上させるこ
とができた。
また、当該装置では、編機の編成針または該編成針に当
接する選針ジャックのバットに作用するフィンガIQを
、圧?C素子7に取付けする形態をとった。
図示の例では、両側壁3.3の横溝に両端部6.6を支
持させたプレート5と同一方向に貼着された圧電素子7
に対し、直角方向に、フィンガIQの一端部(後端部)
10Δを取付している。
そして、当詠図示例では、当該フィンガ1oの一端部1
0△を、柔軟なゴム部材11により取付けした。
当該装置では、フィンガ】0を、その−・端部10△を
圧電素子7に取付けするとともに、当該フィンガ巨をハ
ウジング1のフィンガ固定l113に固定し、さらに、
当該フィンガ10を当該内定部13から延在させ、壁部
17の開口部16からその先端部10Bを突出させてい
る。
従って、当該装置ffでは、フィンガ固定部13に固定
された位置130がフィンガ10の動作の支点となり、
当該位置+30を支点として、上下何れか一方または両
方向への前記第11図および第12図に示すような動作
を行う。すなわち、圧電素′F−7にコントローラと結
線された導線9を介してパルスを印加すると、プレート
5が両端部を支点として湾曲運動を行い、それがフィン
ガ10に伝達されてフィンガ10を作動させる。
フィンガ10は」−記のようにフィンガ固定部13で固
定され、固定位置130を支点として動作するようにな
っているので、当該伝達された動きを増幅させる必要が
あり、フィンガ10は、圧電素子7に取付けした当該後
端部10Aの端縁から当該固定位置130間の距離に対
し、適゛bな倍率で当該固定位置130から延在させた
増幅部10Dをイエするようにしており、編成針に当接
する選針ジャックのバットに作用する先端部1013を
含めて、この発明のフィンガ10は従来のこのフィンガ
lOに相当するガイド部分23よりも長くなっている。
このように、当該装置6では、プレート5の両端部6.
6をハウジング1内に支持させ、かつ、圧電素子7にフ
ィンガIQを取付けしているので、プレート5の振動が
良好にフィンガ5に伝達され、応答速度が向上し、また
、フィンガ10の後端部10△が柔軟なゴム;■材11
により取付けし、またフィンガ10をフィンガ固定部1
3で固定し、さらに、増幅部10Dを設けるなど長めに
構成しているので、フィンガ10の先端部10 Bがバ
ットに当接したときの衝7が緩和され、圧電素子7に与
える歪をバッファして、より ・層圧型素子7の延命化
を図ることができる。
ところで、当該装置にあっては、プレート5や圧電素子
7は薄い程パルスを印加したときの変位「iは大であり
、それだけ応答速度は速くなる。
その為、本発明者らも、出来るだけプレート5を薄くし
、重晴を低減するようにしていた。
第7B図に示すように、プレート5に溝を設け、その溝
の中に圧電素子7を貼着するようにするのは、プレート
5の重電を低減させプレート5を曲げ易(するためであ
る。
従って、かかる技術思想からはプレート5の厚みを増加
させるようなことは15目でなく、当該圧電素子7の貼
着されたプレート5の枚数は、第7B図に示すように、
・つのフィンガ10に対しては一枚とし、フィンガ10
の後端部+OAの分岐した部分に一枚のプレート5を柔
軟なゴム部材11.11を介して取付けする形態を取っ
ていた。
しかるに、本発明者は、圧電素子7を有するプレート5
を、二枚とし、このプレート5の両端部を先の発明と同
様にハウジングl内に支持させ、当該プレート5の圧電
素T!−7にフィンガ10の後端部10Aを取付して選
針装置を構成したところ、先の装置に比して、格段に応
答速度が高速化され、小さな電圧でフィンガを作動させ
ることができ、小さな−hT’動の振幅で高速作動する
ので一つのフィンガ当りのプレート数は増えても全体で
はその数を少な(しても、バットへ高速で作用させるこ
とができ、より〜層装置の小型化が可能であるなどの優
れた選針装置となし得ることを知見した。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、上記知見に基づくもので1本発明は、プレー
トの片面または両面に圧電素子を取付けし、当該圧電素
子にコントローラからパルスを印加することにより、前
記プレートの圧電素子にその一端;■を取付けした編機
の編成針または該編成針に当接する選針ジャックのバッ
トに作用するフィンガを作動させるとともに当該フィン
ガの作動により編機の編成針の選針な行い所定の柄組職
の編地の編成をFl能とする編機用選針装置において、
11;i記圧電素子を取付けしたプレートの枚数をつの
フィンガ当り複数枚となし、かつ、当該プレートの両端
部を、当該プレートを収納することのできる当該選針装
置のハウジング内に、支持させて成ることを特徴とする
編機用選針装置に存する。
[実施例]及び[作用] 次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の実施例を示す選針装置の一部を断面で
示す斜視図、第2図は同モ面図、第3A図は第2図1−
1線に沿う拡大断面図、第3B図は同図Δ部の拡大断面
図、第4図は第2図II −It線拡大断面図、第5図
は第2図II −ffl線拡大断面図である。
なお、第1図は圧電素子7を取付けたプレート5とフィ
ンガ10の他に選針装置のハウジング1の一部断面を示
しである。当該ハウジング1の主要構成は前述のごとく
第6図に斜視図で示しである。
第1図などに示すように、本発明では、プレート5を柔
軟なゴムjI材11を介して二枚重層して成る。
第6図に示すように、当該ハウジング1のプレート支持
部2の両側壁3.3の内面にはそれぞれ二枚のプレート
5.5を支持するための横f44が複数溝膜されており
、当該溝4に二枚のプレート5.5の各両端部6.6を
挿着する。各プレート5の上下面にはそれぞれ圧電素子
7,7が貼着されている。
谷プレート5の上下面には図示のようにキャビティ部(
空間部)を設け、このキャビティ部内にそれぞれ圧電素
子7.7を貼着する。このようにキャビティ部を設ける
ことにより、プレート5の千囁を軽くすることができる
ので、プレート5が湾曲し易(なり、圧電素子7.7へ
パルスを印加する際に低い電圧でプレートを湾曲させる
ことができる。
圧電素子7.7は例えば、エポキシ系接着剤などの接着
剤を用いてプレート5に貼着することができる。当該接
nMを用いて圧電素子7.7をプレート5に接着する際
に、上記キャビティ部があると確実な接着を行うことが
できる。当該キャビティ部は図示ではプレート5の上下
面に設けている例を示したが、いずれか片面に設けても
よい。
圧電素子7としては逆圧電効果を有する素子であればど
のような圧電素子でも用いることができる。
しかじ工又的に安定した品質をイ1する圧電素子を大頃
に供給するためにはチタン酸バリウム等から成るセラミ
ック圧電素子を用いるとよい。圧電素r7は薄い方が電
界を高めることができるので、好ましくは、 100μ
から 200μ程度のものが用いられ、口っプレート5
の長平方向に細長く形成される。圧電素子7の両面には
、電極用に、ベースト等が焼付され、その電極8,8に
はそれぞれ導線9.9が取付けられ、これら導線9.9
の他端にコントローラが接続される。圧電素子7はプレ
ート5の両面に前述のように接着剤を用いて貼着される
。圧電素子7を片面のみ1枚貼合せてもプレート5を湾
曲させることができる。しかし両面に圧電素子を貼合せ
た方が圧電素子に印加する電圧を坏にすることができる
のでより好ましい、なお2枚の圧電素子の+−と一極を
同一方向にして貼合せる必要がある。
本発明では図示例では圧電素子7は総計4枚となり、こ
の点からも印加電圧をより一層低減できる。
本発明ではこの圧電素子7にフィンガloを取付けする
。フィンガlOの後端部IQ△は分岐した構造に構成さ
れている0図示例のように、上部プレート5の上面に貼
着した圧電素子7の上面中央に、フィンガlOの上側後
端部1OAを取付けし、下部プレート5の下面に貼着し
た圧電素子7にフィンガlOの下側後端部10Aを取付
けする。
この帯状のフィンガ10は、プレート5に対し略直角方
向に取付けする。
第3図や第4図に図示のように、ゴム部材11を介して
、各圧電素子7.7面とフィンガ1oの上側および↑゛
側他端部10A、、IOA″A面とを接合させる。
当該ゴム部材11としては、絶縁性の、かつ、柔軟なも
のが良く、硬いものでは、圧電素子7が湾曲運動を行っ
たときに、当該フィンガ10を良好に作動させ難い、ま
た、当該ゴム部材11は耐油性のものを使用するとよい
当該ゴム部材11としては、ゴム系の接着剤などを盛り
上げして塗布するなど、同様に機能するものであれば他
のものでも良い、ゴム部材に代えてネジなどによって取
付けてもよい。
フィンガ10は」二方向から見て横長帯状の薄板に構成
しである。
フィンガ10はプレート5と同様に例えば金属により構
成されている。
当該フィンガ10は圧電素子7による二枚合せのプレー
ト5の湾曲運動に追従して編成針または該編成針の下端
に当接して配置された選針用ジャックにおけるパッド(
フィンガ用パッド)との係合の形成または解除を行うこ
とができる。
フィンガ10の圧電素子7との取付側に対する反対側の
先端部1013が、−F記バッドと当接する。
ハウジングlのプレート支持部2に隣接して。
フィンガ10を固定するフィンガ固定部13が立設され
ている。
フィンガlOには、当該フィンガ10の幅方向に孔が孔
設されており、また、当該フィンガ固定部13の左右両
側壁13△、13Bにも孔が孔設されている。フィンガ
10の孔に、第5間に示すように軸14を通し、当該軸
14の両端部を左4j両側壁+3A、+313の孔に入
れ、軸14の両端からネジ15.16を入れ、フィンガ
10の動作支点部10cを当該フィンガ固定部13で固
定する。当該固定位置130が当該フィンガ10の動作
の支点となる。
ハウジングlにおいて、底板12の端縁には、多数の十
字形の開口部(rt連通孔+6があけられた壁部17が
立設されており、当該n過大16からフィンガlOの先
端部10Bを突出させる。
当該n過大16は、フィンガlOが上下動す。
際の行程に対応した幅、大きさなどを有するように構成
される。
フィンガlOは、圧電素子7に取付する後端部10Δと
編成針または選針ジャックのバットに当接する先端部1
0Bと動作支点部10cとから成り、さらに、当該支点
から延在して、先端)■lOBとの間に、当該フィンガ
lOの作動を増幅させる増幅部10Dを備えて成る。も
つとも、フィンガ10は長方形帯状の金属板でこれら各
110Δ〜IODは一体に連設されている。
当該増幅部10Dの長さは、後端部10Δの端縁と支点
+30との間の長さの約3〜4倍に構成されていること
が好ましい。
ハウジングlは、第6図ではその図示を省略しであるが
、そのプレート支持部2の両側壁3.3の図示前面には
裏蓋が取付られ、また、そのL而には」一方壁が取付ら
れ、さらに、ハウジングlのフィンガ固定部13の両側
壁にも上蓋が取付られる。
フィンガ10の作動に際し、」1記のごとく、プレート
5などをハウジング内に収納後、導線9により電気的に
接続したコントローラ27(第1:3図参照)から、圧
電素子7にパルスを印加する。
当該コントローラ27は、柄編組織を記憶し、その記憶
された編成手順に基き、複数の圧電素子−にパルスを印
加する装置である。このような装置は公知の構造である
ので詳細な説明は省略する。
このようにしてコントローラから印加されたパルスに基
いて、二枚のプレート5,5は両端を支点として第4図
に示すように湾曲し、フィンガ10は、上記コントロー
ラの編成手順に基づき、第:3Δ図に示すように上下動
する。
第3Δ図にて、−枚のプレート5.5の圧電素子7(4
枚)にパルスが印加されていないときには、ジャック5
1 (編成針自体でもよい)のフィンガ用パッド56が
フィンガ1oの後端部10 +3に当接し、当該ジャッ
ク51を図示では右方に押す。その結果ジャック51の
下端の−にげカム川バッド53は、−トげカム54に係
合することができず、その結果ジャック51.従って、
ジャック51のL方に当接する編成針は上界運動をせず
、その結果この編成針では編目の形成を行わない。
一方、第3A図にて、仮想線で示すように、フィンガl
Oが湾曲することにより当該フィンガ10の先端部10
Bがジャック51のジャック用バット56の移送軌道に
入らないので、ジャック51は重置位置を保ち、その結
果ジャック51の上げカム用バッド53がにげカム54
に係合し、ジャック51を押しトげることになる。そし
て。
このジャック51のL方に当接する編成針に編成作動を
与えることになる。
かくて、本発明によれば、プレート5の両端部6.6を
ハウジング1のプレート支持部2の両側壁コ3,3の満
4に挿着し、支持(固定でない)させているので、当該
プレート5の圧電素子7にパルスを印加するに、当該プ
レート5は当該両端部6.6を支点として湾曲するよう
になり、片持ち形態の場合に比してその湾曲運動が安定
化し、応答速度の向上を図ることができた。
また、当該圧電素子7も、ハウジングlにその両端部6
.6が支持されたプレート5に貼着され、また、フィン
ガ10の後端部10Δは柔軟ゴム部材11を介して当該
圧電素子7に取り付けられ、さらに、フィンガ10はフ
ィンガ固定部I3で固定されているので、フィンガ10
の先端部10 Bがジャック51に当接してもその衝甲
が当該圧電素子7に及ばず、こわれにくく、その使用寿
命を延命することができた。
さらに、圧電素子7にフィンガ10の後端部10Δを取
り付けるようにしたので、圧電素子7にパルスを印加し
プレート5を湾曲させたときに、その運動がフィンガl
Oに伝わり易い、そして、フィンガlOは前述のごと(
フィンガ固定部13で固定されているので、この固定位
置10C(1:30 )を支点として動作を行う、圧電
素子7に取り付けたフィンガlOの後端部+OAを経て
、プレート5の運動が、当該フィンガ10に伝達された
ときに、当該フィンガlOはジャック51との当接、解
除を行うためには当該伝達されてきた運動を増幅させる
必要がある0本発明によれば、これら増幅が適切に行わ
れ、ジャック51に対し良好に作用できるように、当該
増幅部101)の長さについて前述のごとく工夫を施し
である。本発明では、このような先の発明による利点を
踏まえて、前述のごとく、圧電素子7を取付したプレー
ト5の枚数をつのフィンガ10当たりN数枚となすこと
により上記発明を凌駕する作用効果を奏することに成功
した。すなわち、(1)第1に応答速度がより一層高速
化できたことであり、柄編み編機の高速化により −層
対処できるようになった。
すなわち、例えば丸編機のごと(、高速で回転する編成
シリンダに配された選針ジャックのパッドとの係合の形
成または解除がより −層高速で行うことができるので
、当該シリンダの回転数をより−・層l・、げても充分
に対応し、その選針動作を行うことができ、従来°■実
上不可能であった多数本数の編成針を有し高速度で作動
する編機に対しても柄編作用を与えることができるよう
になった。
(2)第2に、フィンガ10のL下動(何れか一方の場
合もあり)が高速で行われるので、従来に比して、当該
フィンガ10とプレート5とを組合せたものの数が少な
くて済み、少ない数としても、一つのものが行うバット
との係合の形成または解除を高速で行うことができる。
従って1選針装置をより一層小型化でき、選針装:6を
設置するためのスペース(空間)をより−層小さくても
済ますことが1能となった。
(3)第3図に、電圧が低くても、フィンガ10は充分
に作動させることができ、また、電力消費効率が一層向
上し、消費電力を大幅に低くすることができた。
(4)第4に、より−層圧型素子7の寿命を延命化する
ことができた。
本発明により、上記の如き優れた作用効果を奏しjする
理由は定かでなく、むしろ、従来のその変位晴の確保か
らプレートを薄くし、重r)1を軽くするという考え方
からは驚くべきことであるが、これは、プレート5の両
端部6.6をハウジングlに支持させ、このプレート5
の圧電素子7にフィンガIOを取付けするという形態に
おいて、プレート5を複数枚(上記実施例では二枚、三
枚以上でも司)とすることにより、フィンガIQのプレ
ート5(圧電素子7)にかかる負担型…が分割され(プ
レート5が二枚の場合172ずつ)、その為に、プレー
トが湾曲運動し易くなり、応答速度が高速化され、フィ
ンガとプレートとの総数も少なくて済み、電圧が低くて
済み、また、フィンガの負担1晴が各圧電素子に分散さ
れるので、圧電素子にかかる歪が軽減され、より一層延
命化できたものと思われる。
以十本発明者によってなされた発明を実施例にもとづき
具体的に説明したが1本発明は上記実施例に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可
能であることはいうまでもない。
本発明による選針装置は各種の編機に適用することが出
来る。
丸編機では針床、すなわち編成シリンダは丸編機の機台
に対して回転し、選針装置は丸編機の機台に対して固定
して設けられる丸編機に、本発明による選針装置が用い
られる場合には、機台に固定されている選針袋:n中の
個々のフィンガが作動した時に、回転している編成シリ
ンダ中の編成針のフィンガ用バットあるいは編成針のF
4に当接して配置されたジャックのフィンガ用バットの
移動軌道中にnii記フィンガの先端部が進入又は離脱
するように構成することが必要である。
−力木発明による選針装置は横編機にも用いることがで
きる。横編機では、針床が横編機の機台に固定して設け
られ、選針装置と糸供給装置とを含んで成るスライダが
針床に沿って摺動することによって柄編地が編成される
ので、前記スライダが作動する際に、前記選針装置6の
フィンガの先端部が作動して、固定している針床中の編
成針のフィンガ用バットあるいは前記編成針の下端に当
接して配:rlされたジャックのフィンガ用バットに当
接するように構成されていることが必要である。
[発明の効果] 以上本発明によれば圧電方式による選針装置において、
従来装置を凌駕する選針装置を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す選針装置の斜視図、第2
図は同平面図、第3A図は第2図1−1線拡大断面図、
第3B図は同A部拡大断面図、第4図は第2図II −
II線抵拡大断面図第5図は第2図m −+o線線入大
断面図第6図はハウジングの要部構成説明図、第7A図
は先の発明の選針装置の斜視図、第7B図は第7Δ図I
V−IV線断面図、第8図は第13図に示す従来の選針
装置中の・枚のフィンガの゛ト面図、第9図は同フィン
ガの側面図、第10図は同フィンガの正面図、第11図
および第12図はそれぞれ同フィンガの動作説明図、第
13図は従来例による選針装置の実施例を示す一部切欠
側面図、第14図は同装置の正面図、第15図は従来例
を示す選針装置の説明図である。 1・・・ハウジング 2・・・プレート支持部 3・・・プレート支持部側壁 5・・・プレート 6.6・・・プレート両端部 7・・・圧電素子 9・・・導線 10・・・フィンガ 11・・・ゴム部材 13・・・フィンガ固定部 14・・・軸 特許出願人  渡辺靴ドエ又株式会社 代理人弁理士  佐  藤  艮  博第1図 第2図 第5図 第6図 第7A図 第7B図 第8図      第9図 第11図        第12図 Q 第14図       115図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. プレートの片面または両面に圧電素子を取付けし、当該
    圧電素子にコントローラからパルスを印加することによ
    り、前記プレートの圧電素子にその一端部を取付けした
    編機の編成針または該編成針に当接する選針ジャックの
    バットに作用するフィンガを作動させるとともに当該フ
    ィンガの作動により編機の編成針の選針を行い所定の柄
    組織の編地の編成を可能とする編機用選針装置において
    、前記圧電素子を取付けしたプレートの枚数をつのフィ
    ンガ当り複数枚となし、かつ、当該プレートの両端部を
    、当該プレートを収納することのできる当該選針装置の
    ハウジング内に、支持させて成ることを特徴とする編機
    用選針装置。
JP5930288A 1988-03-15 1988-03-15 編機用選針装置 Pending JPH01239144A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5930288A JPH01239144A (ja) 1988-03-15 1988-03-15 編機用選針装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5930288A JPH01239144A (ja) 1988-03-15 1988-03-15 編機用選針装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01239144A true JPH01239144A (ja) 1989-09-25

Family

ID=13109440

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5930288A Pending JPH01239144A (ja) 1988-03-15 1988-03-15 編機用選針装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01239144A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR910007622B1 (ko) 편직기용 선침장치
JPS6228451A (ja) 編機用選針装置
CN101436585B (zh) 包括衬底和压力装置的功率半导体模块
JPH01239144A (ja) 編機用選針装置
KR100335561B1 (ko) 압전액튜에이터
KR100355596B1 (ko) 편물기용 선침장치
US20070205699A1 (en) Heat efficient micromotor
JPH01201558A (ja) 編機用選針装置
US6526784B2 (en) Actuator in a needle-selecting apparatus for a knitting machine
JPH01260044A (ja) 編機用選針装置
JPH0233362A (ja) 編機用選針装置
JPH10225146A (ja) 積層ユニモルフ型圧電アクチュエータ
JPH0233361A (ja) 編機用選針装置
JP2683982B2 (ja) 圧電体の三点支持方法
JP2978892B1 (ja) 編機選針用圧電アクチュエータ
JPH0637381U (ja) 編機用選針装置
GB1388049A (en) Knitting machines having an electric patterning mechanism
KR100931340B1 (ko) 응답성이 향상된 선침장치
JPH02154042A (ja) すくい上げ方式の編機用選針装置
JP2000017550A (ja) 編機用圧電選針装置
JP2581748Y2 (ja) フインガ作動装置
JP2000133853A (ja) 編機選針用圧電アクチュエータ
CN102534918B (zh) 用于控制多臂机的选择装置、选择组合件及由该选择装置控制的多臂机
JP3095154B2 (ja) 圧電積層体
US3004126A (en) Relay