JP2551904B2 - 注射針の廃棄処理機 - Google Patents
注射針の廃棄処理機Info
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- JP2551904B2 JP2551904B2 JP4301719A JP30171992A JP2551904B2 JP 2551904 B2 JP2551904 B2 JP 2551904B2 JP 4301719 A JP4301719 A JP 4301719A JP 30171992 A JP30171992 A JP 30171992A JP 2551904 B2 JP2551904 B2 JP 2551904B2
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- JP
- Japan
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- injection needle
- electrode
- needle
- tip
- main electrode
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、使用した注射針を安
全に廃棄処理するための装置に関する。
全に廃棄処理するための装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、使用済みの注射針はウイルス等が
感染しないよう、集めて焼却処分されている。しかし、
焼却処分するまでの過程で事故が起る可能性があった。
感染しないよう、集めて焼却処分されている。しかし、
焼却処分するまでの過程で事故が起る可能性があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、使用した
注射針をすぐその場で処理し、以後の取扱を安全に行え
るようにすることを目的とする。
注射針をすぐその場で処理し、以後の取扱を安全に行え
るようにすることを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段および作用】注射針の先端
が接触する主電極と、注射針を掴むチャック電極との間
に直流電源を供給する。注射針の先がジュール熱で溶断
しかかったとき、針先と主電極の間でアーク放電を起こ
させるためのインダクタンスを電路内に設ける。
が接触する主電極と、注射針を掴むチャック電極との間
に直流電源を供給する。注射針の先がジュール熱で溶断
しかかったとき、針先と主電極の間でアーク放電を起こ
させるためのインダクタンスを電路内に設ける。
【０００５】注射針に電流が流れると、注射針の先端と
カーボン電極の接触面積はきわめて小さいので、針先が
ジュール熱により溶融する。針はチャックで掴まれてい
るので、溶けた針先と主電極の間にギャップができる。
すると、インダクタンスが今まで通り電流を流そうとし
て大きな逆起電力を発生し、針先とカーボン電極の間で
アーク放電が起る。アーク放電により針先はさらに溶
け、やがて、ギャップが大きくなって放電が停止する。
こうして、注射針の先を球状に加工することができ、以
後の扱いが安全になる。
カーボン電極の接触面積はきわめて小さいので、針先が
ジュール熱により溶融する。針はチャックで掴まれてい
るので、溶けた針先と主電極の間にギャップができる。
すると、インダクタンスが今まで通り電流を流そうとし
て大きな逆起電力を発生し、針先とカーボン電極の間で
アーク放電が起る。アーク放電により針先はさらに溶
け、やがて、ギャップが大きくなって放電が停止する。
こうして、注射針の先を球状に加工することができ、以
後の扱いが安全になる。
【０００６】直流電源は蓄電池と充電器で構成するのが
好ましい。こうすれば、アーク放電の際の大電流を蓄電
池から供給でき、ＡＣラインに負担をかけない。
好ましい。こうすれば、アーク放電の際の大電流を蓄電
池から供給でき、ＡＣラインに負担をかけない。
【０００７】注射針の先を主電極に押し当てるときに針
が触れやすい位置に補助電極を設け、この補助電極を抵
抗を介してチャック電極と接続し、注射針が主電極と補
助電極の両方に触れて該抵抗に電流が流れると、該抵抗
の電圧降下を検出して該チャック電極を自動的に閉じて
針を掴むるようにすることができる。
が触れやすい位置に補助電極を設け、この補助電極を抵
抗を介してチャック電極と接続し、注射針が主電極と補
助電極の両方に触れて該抵抗に電流が流れると、該抵抗
の電圧降下を検出して該チャック電極を自動的に閉じて
針を掴むるようにすることができる。
【０００８】
【実施例】図１、図２に示すように、筐体３の前面に注
射針１を受け入れる孔５を設け、孔の奥に、順に、補助
電極７、針を掴むチャック電極９、針先が当接する主電
極１１を設ける。
射針１を受け入れる孔５を設け、孔の奥に、順に、補助
電極７、針を掴むチャック電極９、針先が当接する主電
極１１を設ける。
【０００９】チャック電極９はソレノイド駆動部１３の
働きで開閉することができ、閉じたとき、針１を掴んで
固定する。主電極１１はカーボン板で構成される。補助
電極７は、注射針１の先を主電極１１に押し当てたと
き、針が触れやすい位置に設ける。筐体下部には、処理
済の注射針を受け止める引出し１５を設ける。
働きで開閉することができ、閉じたとき、針１を掴んで
固定する。主電極１１はカーボン板で構成される。補助
電極７は、注射針１の先を主電極１１に押し当てたと
き、針が触れやすい位置に設ける。筐体下部には、処理
済の注射針を受け止める引出し１５を設ける。
【００１０】図３はブロック図であり、直流電源１７の
＋極はインダクタンス１９を経て主電極１１に接続し、
−極は直にチャック電極９に接続する。また、−極は抵
抗２１を介して補助電極７と接続する。直流電源１７は
蓄電池（ニッケルカドミュウム電池）と充電器２５から
なっている。
＋極はインダクタンス１９を経て主電極１１に接続し、
−極は直にチャック電極９に接続する。また、−極は抵
抗２１を介して補助電極７と接続する。直流電源１７は
蓄電池（ニッケルカドミュウム電池）と充電器２５から
なっている。
【００１１】この装置の作用を説明すると、使い終わっ
た注射針１を孔から孔５の中に挿入し、針先を主電極１
１に押し当てると共に、針の根元を補助電極７に接触さ
せる。すると、注射針１に電流が流れ、抵抗２１に電圧
降下が生じる。制御回路２７はこれを検出して駆動部１
３をオンにし、チャック（電極）９は針１の根元を掴ん
で固定する。この状態で注射器本体２９を引っ張ると外
れ、注射針１だけが孔の中に残る。
た注射針１を孔から孔５の中に挿入し、針先を主電極１
１に押し当てると共に、針の根元を補助電極７に接触さ
せる。すると、注射針１に電流が流れ、抵抗２１に電圧
降下が生じる。制御回路２７はこれを検出して駆動部１
３をオンにし、チャック（電極）９は針１の根元を掴ん
で固定する。この状態で注射器本体２９を引っ張ると外
れ、注射針１だけが孔の中に残る。
【００１２】このようにチャック電極９が注射針１を掴
むと、チャック電極を通じて注射針に電流が流れる。注
射針１の先端と主電極１１の接触面積はきはめて小さい
ので、発生するジュール熱により針先が溶融し、やがて
ギャップができて電路が遮断される。すると、インダク
タンス１９が逆起電力を発生し、針先と主電極の間でア
ーク放電が起る。アーク放電により針先はさらに溶け、
やがて、ギャップが大きくなって放電が停止する。この
間に注射針１は先が球状になり、しかも、熱で殺菌され
る。
むと、チャック電極を通じて注射針に電流が流れる。注
射針１の先端と主電極１１の接触面積はきはめて小さい
ので、発生するジュール熱により針先が溶融し、やがて
ギャップができて電路が遮断される。すると、インダク
タンス１９が逆起電力を発生し、針先と主電極の間でア
ーク放電が起る。アーク放電により針先はさらに溶け、
やがて、ギャップが大きくなって放電が停止する。この
間に注射針１は先が球状になり、しかも、熱で殺菌され
る。
【００１３】制御回路２７はタイマーの働きで駆動部１
３をオフにし、チャック電極９が開く。すると、処理の
終わった注射針１が引出しの中に落ちる。
３をオフにし、チャック電極９が開く。すると、処理の
終わった注射針１が引出しの中に落ちる。
【００１４】
【発明の効果】請求項１の発明は、注射針の先がジュー
ル熱で溶断しかかったとき、インダクタンスに逆起電力
を生じて針先と主電極の間でアーク放電を起こさせるよ
うにしたものであり、構造がきわめてシンプルにも拘ら
ず、低い電圧でアーク放電を起こさせ、注射針の先を球
状にすることができる。
ル熱で溶断しかかったとき、インダクタンスに逆起電力
を生じて針先と主電極の間でアーク放電を起こさせるよ
うにしたものであり、構造がきわめてシンプルにも拘ら
ず、低い電圧でアーク放電を起こさせ、注射針の先を球
状にすることができる。
【００１５】請求項２の発明は直流電源を蓄電池と充電
器で構成したので、どこでも使用できるだけでなく、ア
ーク放電の際の大電流が蓄電池から供給されるので、Ａ
Ｃラインに電圧変動や雑音障害を及ぼさない効果があ
る。
器で構成したので、どこでも使用できるだけでなく、ア
ーク放電の際の大電流が蓄電池から供給されるので、Ａ
Ｃラインに電圧変動や雑音障害を及ぼさない効果があ
る。
【００１６】請求項３の発明は、注射針を主電極を補助
電極に触れるだけで、チャック電極が自動的に閉じて注
射針を掴むことができ、操作性が向上する。
電極に触れるだけで、チャック電極が自動的に閉じて注
射針を掴むことができ、操作性が向上する。
【図１】注射針の廃棄処理装置の斜視図である。
【図２】同じく、要部断面図である。
【図３】同じく、ブロック図である。
１ 注射針 ７ 補助電極 ９ チャック電極 １１ 主電極 １７ 直流電源 １９ インダクタンス ２１ 抵抗
Claims (3)
- 【請求項１】 注射針（１）の先端が接触する主電極
（１１）と注射針を掴むチャック電極（９）との間に直
流電源（１７）を接続し、注射針の先がジュール熱で溶
断しかかったとき、針先と該主電極の間でアーク放電が
生ずるよう電路内にインダクタンス（１９）を設けた注
射針の廃棄処理機。 - 【請求項２】 直流電源を蓄電池（２３）と充電器（２
５）で構成した請求項１に記載の注射針の廃棄処理機。 - 【請求項３】 注射針の先を主電極に押し当てるときに
針が触れやすい位置に補助電極（７）を設け、この補助
電極を抵抗（２１）を介して該チャック電極と接続し、
注射針が主電極と補助電極の両方に触れて該抵抗に電流
が流れると、該抵抗の電圧降下を検出して該チャックを
閉じるようにした請求項１または２に記載の注射針の廃
棄処理機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4301719A JP2551904B2 (ja) | 1992-10-14 | 1992-10-14 | 注射針の廃棄処理機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4301719A JP2551904B2 (ja) | 1992-10-14 | 1992-10-14 | 注射針の廃棄処理機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06125945A JPH06125945A (ja) | 1994-05-10 |
| JP2551904B2 true JP2551904B2 (ja) | 1996-11-06 |
Family
ID=17900340
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4301719A Expired - Fee Related JP2551904B2 (ja) | 1992-10-14 | 1992-10-14 | 注射針の廃棄処理機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2551904B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2770406B1 (fr) * | 1997-11-06 | 2000-01-28 | Hypodest Patent Dev Company Ar | Procede et appareil pour la destruction individuelle des aiguilles de seringue par fusion sous l'effet d'un courant electrique |
| US8915362B2 (en) * | 2008-10-08 | 2014-12-23 | Ultimed, Inc. | Sharps container |
-
1992
- 1992-10-14 JP JP4301719A patent/JP2551904B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06125945A (ja) | 1994-05-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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