JPH01223964A - 使用済注射針の安全化処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は使用済注射針の安全化処理装置に関し、特に、
作業者の危険を解消した使用済注射針の安全化処理装置
に関する。

〔従来の技術〕

従来の使用済注射針の廃棄方法としては、（１１使用済
注射針の先端部にキャンプを付け、これを集めて熱湯殺
菌をし、それを一般廃棄物として廃棄する方法。

（２）使用済注射針の先端部にキャンプを付け、密封容
器に入れて処理業者に引取らせる方法。

（３）使用済注射針の先端部にキャップを付け、密封容
器に入れて一般廃棄物として廃棄する方法。

などの方法が行われてい為。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、従来の廃棄方法によると、使用済注射針にキャ
ップを付ける時に、誤ってキャップを持つ手を針先端で
傷つけることがあり、また、キャップを付けた後も、操
作の途中でキャップがはずれ注射針先端部で怪我をする
危険がある。特に、（２）、（３）による廃棄方法は使
用済注射針が殺菌されていないため、危険は更に大きく
なる。

従って、本発明の目的は危険な作業を行っている作業者
の強い要望にこたえる安全性の高い使用済注射針の安全
化処理装置を提供することである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は以上述べた目的を実現するため、使用済注射針
の処理のうち危険性の高いキャップの取付けを行わず、
放電による先端部の鈍化と、通電加熱による殺菌を同時
に行うものである。このうよにして処理された使用済注
射針は、以後人手に触れても安全なものとなる。通電加
熱は注射針が赤熱するまで行うことが好ましい。

即ち、本発明の使用済注射針の安全化処理装置は以下の
手段を備えている。

（１１回路手段 使用済注射針を電流通過回路の１部とする。

具体的には、注射針の根元をクランプするクランプ電極
と、注射針の先端との間で放電を行う放電電極より構成
される。しかし、必ずしも放電電極である必要はなく、
注射針の先端と点接触する電極であっても良い。更に、
クランプ電極は必ずしも注射針をクランプする必要はな
く、放電電極と同じように、注射針と根元との間で放電
するようにしても良い。

（２）電源手段 前述した回路手段へ所定のレベルの電圧を印加するもの
であり、例えば、バッテリーより構成される。しかし、
交流電圧を所定のレベルに変圧して印加しても良い。

〔作用〕

回路手段へ電源手段から所定のレベルの電圧を印加する
と、放電電極と使用済注射針の先端の間で放電が発生し
、注射針に所定のレベルの電流が流れる。この電流によ
って注射針の先端が溶融して鈍化し、また、注射針が通
電加熱によって殺菌される。

前述した放電発生のために、所定の電圧下において、放
電電極を注射針の先端へ近ずけるが、これに限定される
ものではなく、例えば、放電電極と注射針の間隔を一定
にした状態で電圧レベルを少しずつ上げるようにしても
良い。また、放電電流、即ち、注射針の通電電流を制御
するために可変砥抗を直列に設けるようにしても良い。

〔実施例〕

以下、本発明の使用済注射針の安全化処理装置を詳細に
説明する。

図は本発明の一実施例を示し、Ｍ７を開けて使用済注射
針１を投入口２に投入すると、リング１０の保持部１０
ａに保持される。蓋７を閉じると、スイッチ８が入り、
電極３が使用済注射針１をクランプし、スイッチ１１が
入り、バッテリー電源１２よりの通電が可能となる。

もう一方の電極４は、リフト９により静かに使用済注射
針１の先端５に近すき、使用済注射針１の先端５は放電
融解し、尖鋭部は無くなる。使用済注射針１の中間部６
は通電のために赤熱し、使用済注射針１および付着物は
殺菌される。放電開始より数秒（２〜３秒）後、スイッ
チ１１が切れ同時にリフト９が下降する。リフト９が下
降端まで下がると、リング１０が１８０度回転して処理
済注射針１は容器１６に投下され、１サイクルが終了す
る。ガイド１４はリング１０の回転中に注射針が抜は落
ちるのを防止するものである。バッテリー電源１２はコ
ンセント１５より電源を受けている充電器１３より充電
される。ファン２０は装置内空気排気用のもので前段に
フィルター１７、脱臭剤充填槽１８、脱臭剤流出防止用
フィルター１９が設置されている。　　　− 以上の実施例では回転リング１０に２つの保持部１０ａ
を取り付けたが、保持部１０の個数を増やすことにより
複数の使用済注射針１を並列に処理するようにしても良
い。その場合、リング１０に集電用スリップリングを設
け、リング１０の回転中に通電できるようにすると、単
位時間当りの処理量が増えて好都合である。

〔発明の効果〕

以上説明した通り、本発明の使用済注射針の安全化処理
装置によると、使用済注射針の処理のうち危険性の高い
キャップの取付けを行わず、放電による先端部の鈍化と
、通電加熱による殺菌を同時に行うため、高い安全性を
得ることができる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示す説明図。 符号の説明 １−−−−−−−−−一使用済注射針　２−−−−−−
−〜廃棄投入口３−−−−−−−−−−クランプ電極　
４−−−〜−−−・−放電電極５−−−−−−一使用済
注射針の先端 ６−・−一一一一・・使用済注射針の中間部７−−−−
−−−−一廃棄投入口の蓋 ８−−−−−−−−−−−蓋を閉じると入るスイッチ９
−・−・−・−放電電極を上昇、下降させるリフト１０
−・−−−−−・一回転リング　　１ｔ−−−−−−−
−スイッチ１２−−−−・−・−・電源用バッテリー１
３〜〜−−−−一一一一・充電器　　　　１４−・−・
−・・−ガイド１５−−−−一−−−−−電源用コンセ
ント１６−−〜−−−−−−−一容器　　　　　１７−
・−・−−−−−−−フィルター１８−−−−−−一説
臭剤充填槽 １　り−−−−−−−〜−説臭剤流出防止用フイルター
２０−−−−−−−一排気フアン

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）使用済注射針を介して電流通過回路を構成する回
   路手段と、 前記回路手段へ所定の電源電圧を印加する電源手段より
   構成され、 前記使用済注射針に所定のレベルの電流を流してその先
   端を溶融して鈍化し、かつ、通電加熱によって殺菌する
   ことを特徴とする使用済注射針の安全化処理装置。
2. （２）前記回路手段は、前記使用済注射針の先端と所定
   の間隔を有する第１の電極と、前記使用済注射針の所定
   の位置に電気的に接触する第２の電極より構成され、 前記電源手段は、前記第１および第２の電極の間に所定
   の電圧を印加するバッテリーより構成される請求項第１
   項記載の使用済注射針の安全化処理装置。
3. （３）前記第１の電極は、前記所定の間隔を漸次減少さ
   せるように移動する構成である請求項第２項記載の使用
   済注射針の安全化処理装置。
4. （４）使用済注射針を保持するホルダーを有する回転リ
   ング部材と、 前記回転リング部材の前記ホルダーに保持された前記使
   用済注射針を介して電流通過回路を構成する回路手段と
   、 前記回路手段へ所定の電源電圧を印加する電源手段と、 前記回路手段から所定のレベルの電流を流して前記使用
   済注射針の先端を溶融して鈍化し、かつ、通電加熱によ
   って殺菌した前記使用済注射針を、前記回転リング部材
   を回転させて下方へ落下させることにより収納すること
   を特徴とする使用済注射針の安全化処理装置。