JP3495762B2 - 使用済み注射針の処理方法及びその装置 - Google Patents

使用済み注射針の処理方法及びその装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、病院等で使用された使
用済みの注射針を処理する、使用済み注射針の処理方法
及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、患者の体内に薬剤等を注射する際
に使用する注射器の注射針は、近年大きな問題となって
いるエイズやB型肝炎等の感染を防止するために、安全
かつ確実に処理する必要がある。そして、このような使
用済み注射針の処理装置は、例えば特開平3−2473
49号公報に開示されている。この処理装置は、注射針
を合成樹脂製のキャップ内に挿入し、注射針の合成樹脂
からなる装着部分に、ニクロム線等からなる発熱体を配
設し、この発熱体の熱により、注射針の装着部とキャッ
プとを一体的に融着させ、注射針をキャップ内に封じ込
めるようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この処
理装置にあっては、充分な安全性が得られにくく、大量
処理には不向きであってコスト高になると共に、汎用性
に欠けるいう問題点があった。即ち、使用済みの注射針
をキャップ内に封じ込める方式であるため、注射針の先
端は使用後の鋭利な状態のままになっており、患者の血
液等も付着していることになる。したがって、例えば処
理後に、キャップが破損したり、融着が充分でなくキャ
ップから注射針が外部に漏れたりすると、それを処理す
る際に、作業者が注射針の先端部に触れる恐れもあり、
安全性において充分とは言えない。
【0004】また、注射針の装着部とキャップとを一々
融着しなければならず、例えば大病院のように注射針を
大量に処理する必要がある場合には、融着に時間がかか
ると共に、キャップを使用するために、部品代がかさ
み、処理作業のコストがアップすることにもなる。さら
に、注射針全体が、例えばステンレススチール等の金属
で形成された注射針には適用できず、汎用性にも欠け
る。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、充分な安全性が得られ、コストダ
ウンが可能であると共に、汎用性の高い、使用済み注射
針の処理方法及びその装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、請求項1記載の使用済み注射針の処理方法は、使用
済みの注射針が針装着部に装着された合成樹脂製の注射
器を、注射針が下方に位置する如くケース内に略垂直状
態でセットし、注射針の先端部を加熱して溶融させて先
端部を鈍化、滅菌させた後に、注射針の装着部を加熱す
ることによって、注射針を注射器から脱落させ、その下
方に設けた容器内に落下収容させることを特徴とする。
【0007】また、請求項2記載の使用済み注射針の処
理装置は、使用済みの注射針が針装着部に装着された合
成樹脂製の注射器を、注射針が下方に位置する如く略垂
直状態でセットするケースと、ケース内の注射針の先端
部を鈍化、滅菌した所定時間後に装着部を加熱して注射
針を注射器から脱落させる加熱装置と、ケースの底面上
に配設されて注射針を収容する容器と、を具備すること
を特徴とする。
【0008】さらに、請求項3記載の処理装置は、加熱
装置が、ケース内の注射針の先端部と装着部の全周をそ
れぞれ包囲する如く配設された加熱コイルと、加熱コイ
ルに高周波電流を供給する電流発生装置と、電流発生装
置を制御する制御装置と、を具備することを特徴とし、
請求項4記載の処理装置は、加熱コイルが、注射針の先
端部側と装着部側とを別々のコイルで形成すると共に、
制御装置によって、先端部側のコイルに通電した後に、
装着部側のコイルに通電するようにしたことを特徴とす
る。また、請求項5記載の処理装置は、加熱装置が、光
ビームであることを特徴とする。
【0009】
【作用】まず、請求項1記載の使用済み注射針の処理方
法によれば、ケース内に略垂直状態でセットされた注射
針は、その先端部が加熱されて溶融し、鈍化、減菌され
る。この注射針は、装着部が加熱されて、注射器との装
着状態が解かれて脱落し、容器内に落下収容される。こ
の容器を適宜の方法で廃棄処分する。これにより、注射
針を注射器から一々抜き取る必要もなくなり、看護婦等
の作業者が注射針に触れる機会がほとんどなくなる等、
充分な安全性が得られる。
【0010】また、請求項2記載の使用済み注射針の処
理装置によれば、ケースに略垂直状態でセットされた注
射器の、注射針の先端部を加熱装置で加熱し、先端部を
鈍化、減菌させると共に、加熱装置で注射針の装着部を
加熱する。装着部の加熱により、合成樹脂製の注射器の
針装着部の表面が溶融し、注射針が注射器から脱落して
容器内に落下収容される。容器内に所定量の注射針が収
容されたら、例えば容器をシート等で覆って適宜の方法
で廃棄する。これにより、作業者が使用済みの注射針に
触れることなく廃棄処理できる。
【0011】さらに、請求項3記載の処理装置によれ
ば、注射針の先端部分と装着部分に配設した加熱コイル
に電流発生装置から高周波電流を供給して、金属製の注
射針を誘導加熱する。これにより、注射針の全周を均一
に加熱でき、注射針の鈍化及び減菌が確実に行われると
共に、注射針の注射器からの脱落が容易になる。また、
請求項4記載の処理装置によれば、注射針の先端部分と
装着部分に別々の加熱コイルを配設し、制御装置によっ
て先端部分の加熱後に装着部分を加熱する。これによ
り、注射針の先端部が確実に鈍化等された後に、注射針
が脱落して、容器内への収容が可能になる。また、請求
項5記載の処理装置は、注射針の加熱を光ビームによっ
て行う。これにより、保全が容易になる等、コストダウ
ンが図れる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は、本発明に係わる使用済み注射針
の処理装置を示している。図1において、処理装置1
は、ケース2と、このケース2内に配設された容器3
と、加熱装置4等からなる。ケース2は、上面2aに孔
5が形成され、この孔5には、孔6を有する円板状の支
持板7が配設されている。支持板7は矢印イ方向に移動
して、孔6の径が調整され得るように構成されている。
そして、支持板7及び上面2aの孔6、5に注射器8が
挿入される。
【0013】この注射器8は、患者の体内に薬剤を投入
するために使用されたもので、合成樹脂製の注射器本体
9と、この本体9の針装着部9aに装着されたステンレ
ススチール製の注射針10とを有している。注射器8
は、注射器本体9の鍔部9bが支持板7に支持されるこ
とにより、注射針10がケース2内の略中央部に位置す
る如く配設されている。注射針10の下方でケース2の
底面2b上に配設される容器3は、後述する如く落下し
てくる注射針10を、所定数収容し得る大きさに設定さ
れ、ケース2内から出し入れ可能に配設されている。
【0014】加熱装置4は、ケース2の側面2cに配設
され、光源11と、レンズ12と、光源11及びレンズ
12等を制御する制御装置13等を有している。光源1
1は、例えばハロゲンランプが使用され、このランプの
光が、例えば2個のレンズ12a、12bによって集束
される。この光源11及びレンズ12は、制御装置13
に接続され、この制御装置13の制御信号により、その
位置が可変されて、光ビームBの照射方向が変化する。
【0015】光源11から発する光ビームBは、ケース
2の側面2cに設けた孔14からケース2内に進入し、
注射針10の先端部10aを照射すると共に、制御装置
13の制御信号で照射方向が変化し、注射針10の装着
部10bに照射される。なお、光源11は、電源スイッ
チ15及び電源16に接続され、電源スイッチ15をオ
ンすることにより、点灯する。また、制御装置13は、
電源スイッチ15のオン信号により動作し、光源11及
びレンズ12等を制御する。
【0016】次に、この処理装置1を使用した使用済み
の注射針10の処理方法について説明する。まず、使用
した注射器8の鍔部9b側を、作業者が手で持って、注
射針10側を、上面2aからケース2内に挿入する。こ
の時、支持板7の孔6は、注射器本体9の外径に合わせ
て予め所定の大きさに設定されている。注射器本体9の
鍔部9bが、支持板7上に載置されたら、電源スイッチ
15をオンする。この電源スイッチ15により、光源1
1が点灯する。
【0017】光源11の点灯により、その光がレンズ1
2a、12bで集束されて光ビームBとなり、この光ビ
ームBが注射針10の先端部10aに照射され、先端部
10bが溶融して鈍化されると共に、先端部10aに付
着している菌が熱により殺菌等されて減菌される。制御
装置13は、所定時間経過したら、その制御信号によ
り、光源11及びレンズ12を「装着側」に設定し、光
ビームBの照射方向を、図1の二点鎖線で示す方向に変
化させる。この光ビームBにより、注射針10の装着部
10bが加熱され、その熱によって合成樹脂製の注射器
本体9の針装着部9aの表面が溶融状態になる。これに
より、注射針10の注射器本体9への装着状態が解かれ
て自重で落下、即ち注射針10が注射器本体9から脱落
し、容器3内に収容される。
【0018】制御装置13は、注射針10の装着部10
bを所定時間照射したら、光源11の点灯を停止させる
と共に、その制御信号により、光源11及びレンズ12
を元の位置、即ち「先端側」に戻す。注射針10が容器
3内に収容されたら、注射器本体9をケース2から抜き
出し、図示しない適宜の容器に収容する。1本の注射器
8が処理されたら、次の注射器8を上記と同様に処理す
る。そして、所定数の注射器8が処理され、容器3内に
所定数の注射針10が収容されたら、図1に示すよう
に、例えば容器3の上部をシート17等で、自動的もし
くは手動で覆い、容器3をケース2から取り出し、適宜
の方法により廃棄する。また、注射器本体9が収容され
た容器も、同様に廃棄する。なお、径の異なる注射器8
を処理したい場合は、支持板7の孔6の径を調整するこ
とによって行う。
【0019】このように、上記実施例によれば、使用済
みの注射器8をケース2にセットし、電源スイッチ15
をオンさせるだけで、注射針10の先端部10aの鈍化
及び減菌が行われ、その後、注射針10を注射器本体9
から自動的に脱落させて、容器内に落下収容させるた
め、看護婦等の作業者が注射針10の先端部10aに触
れることなく処理することができると共に、仮に作業者
等が誤って先端部10aに触れたとしても、体に刺さる
ことがない。
【0020】また、注射針10は、先端部10aを鈍化
等した後に、装着部10bを加熱して落下させるため、
先端部10aの処理忘れ等がなくなると共に、容器3内
に収容された注射針10は、シート17で覆われるた
め、運搬時等に注射針10が容器3外に漏出することも
なくなる。これらのことにより、注射針10の先端部1
0aに付着した病原菌の作業者への感染が確実に防止さ
れ、安全性の高い処理作業が可能になる。
【0021】また、加熱装置4の光源11としてハロゲ
ンランプを使用しているため、コストダウンが図れると
共に、その保全も、ハロゲンランプの寿命に合わせて定
期的に交換することにより行うことができ、その作業も
容易になる。さらに、支持板7の孔6を調整することに
より、種々の大きさの注射器8に使用することができる
と共に、注射針10の装着部10bが、従来例に示すよ
うに、合成樹脂製で形成される場合でも、装着部10b
にできるだけ近いステンレススチール部分を加熱するこ
とにより、注射針10を脱落させることができ、種々の
形態の注射針10に適用できる等、汎用性の高い処理装
置1が得られる。
【0022】なお、上記実施例においては、光源11と
してハロゲンランプを使用したが、例えば半導体レーサ
等を使用してもよい。また、上記実施例においては、制
御装置13で光源11とレンズ12の両方を制御して、
光ビームBの照射方向を変化させたが、予め別々の光源
及びレンズを容易して、注射針10の先端部10aと装
着部10bをそれぞれ照射するようにしてもよい。この
時、先端部10aを先に照射することは言うまでもな
い。
【0023】図2は本発明に係わる処理装置の他の実施
例を示している。この実施例の特徴は、加熱手段として
高周波の誘導加熱を利用した点にある。即ち、処理装置
21は、ケース22と、容器23と、加熱装置24から
なる。加熱装置24は、高周波の電流を発生する電流発
生装置25と、この電流発生装置25に接続された加熱
コイル26、27と、電流発生装置25を制御する制御
装置28等を有している。
【0024】電流発生装置25は、例えばトランジスタ
インバータで構成され、高周波の電流を出力する。加熱
コイル26、27は、例えば銅のパイプを円筒状に巻回
して形成され、ケース22内の所定位置、即ち、ケース
22内に注射器8をセットした際に、加熱コイル26が
注射針10の先端部10aの周囲を取り囲む位置に、ま
た、加熱コイル27が装着部10bの周囲を取り囲む位
置にそれぞれ配設されている。この加熱コイル26、2
7は、その巻数及び内径が、注射器8の大きさに応じて
予め設定されている。なお、加熱コイル26の内径は、
脱落した注射針10が容器23内に落下するように、注
射針10の装着部10bの外径より大きく設定される。
【0025】また、加熱コイル26、27の両端は、電
流発生装置25の出力端子に接続されると共に、電流発
生装置25と連動して動作する冷却水器装置(図示せ
ず)に接続され、加熱時に、コイル26、27内に冷却
水が循環供給されて、その発熱が抑えられる。制御装置
28は、スタートスイッチ29からのオン信号に基づい
て、電流発生装置25を制御し、所定の手順で加熱コイ
ル26、27に所定の電流を供給させる。
【0026】この処理装置21は、例えば次のように動
作する。即ち、ケース22に使用済みの注射器8がセッ
トされた状態で、スタートスイッチ29をオンすると、
制御装置28を介して電流発生装置25が作動し、ま
ず、加熱コイル26に所定の高周波電流を供給する。こ
の高周波電流により、ステンレススチール製の注射針1
0の先端部10aに渦電流が誘起され、該部分が誘導加
熱される。この誘導加熱により、先端部10aが溶融し
て、鈍化及び減菌される。
【0027】加熱コイル26に、予め定められた時間、
高周波電流が供給されると、制御装置28の制御信号に
より、加熱コイル26への電流の供給を停止すると共
に、加熱コイル27に所定の高周波電流を供給する。こ
の電流の供給により、注射針10の装着部10bにも渦
電流が誘起されて、誘導加熱される。これにより、注射
器本体9の針装着部9aの表面が溶融し、注射針10が
注射器本体9から脱落し、容器23内に落下収容され
る。
【0028】この実施例においても、上記実施例と同様
の作用効果が得られる他に、注射針10の先端部10a
及び装着部10bが、その周囲を取り囲むように配設さ
れた加熱コイル26、27によって誘導加熱されるた
め、円周方向全域において均一に加熱することができ、
先端部10aの鈍化及び注射器8からの脱落を素早く行
うことができる効果も得られる。
【0029】なお、この実施例における加熱コイル2
6、27の形状は、円筒状に限らず、楕円筒状、角筒状
に形成してもよいし、例えば注射針10の円周方向の特
定部分を加熱し得る形状にしてもよい。また、この実施
例において、加熱コイル26、27に同一の高周波電流
を同時に供給してもよく、この場合、例えば加熱コイル
26、27の巻数、形状等を適宜に設定することによ
り、注射針10の先端部10aの溶融後に、注射針10
が脱落するようにする。
【0030】さらに、加熱装置も、上記各実施例に限定
されるものではなく、種々の形態の加熱装置を使用でき
るものであり、ケース、容器の構成等も、本発明の要旨
を逸脱しない範囲において、種々変更可能であることは
言うまでもない。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の使用済み
注射針の処理方法及びその装置によれば、看護婦等の作
業者が注射針の先端部へ触れる機会がほとんどなくなる
等、充分な安全性が得られると共に、処理作業のコスト
ダウンが図れる。また、種々の形態の注射針に適用でき
て、汎用性を高めることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる使用済み注射針の処理装置の概
略構成図
【図2】本発明に係わる使用済み注射針の処理装置の他
の実施例を示す概略構成図
【符号の説明】
1、21 処理装置 2、22 ケース 3、23 容器 4、24 加熱装置 8 注射器 9 注射器本体 9a 針装着部 10 注射針 10a 先端部 10b 装着部 11 光源 12 レンズ 13、28 制御装置 25 電流発生装置 26、27 加熱コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−198989(JP,A) 特開 平1−107768(JP,A) 特開 平6−197930(JP,A) 特開 平3−247349(JP,A) 実開 平2−55942(JP,U) 実開 平2−20095(JP,U) 特公 昭63−3425(JP,B2) 実公 平4−38942(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61G 12/00 A61M 5/32

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】使用済みの注射針が針装着部に装着された
    合成樹脂製の注射器を、注射針が下方に位置する如くケ
    ース内に略垂直状態でセットし、前記注射針の先端部を
    加熱して溶融させて先端部を鈍化、滅菌させた後に、
    射針の装着部を加熱することによって、注射針を注射器
    から脱落させ、その下方に設けた容器内に落下収容させ
    ることを特徴とする使用済み注射針の処理方法。
  2. 【請求項2】使用済みの注射針が針装着部に装着された
    合成樹脂製の注射器を、注射針が下方に位置する如く略
    垂直状態でセットするケースと、該ケース内の注射針の
    先端部を鈍化、滅菌した所定時間後に装着部を加熱して
    注射針を注射器から脱落させる加熱装置と、前記ケース
    の底面上に配設されて注射針を収容する容器と、を具備
    することを特徴とする使用済み注射針の処理装置。
  3. 【請求項3】前記加熱装置が、注射針の先端部と装着部
    の全周を、それぞれ包囲する如く配設された加熱コイル
    と、該加熱コイルに高周波電流を供給する電流発生装置
    と、該電流発生装置を制御する制御装置と、を具備する
    ことを特徴とする、請求項2記載の使用済み注射針の処
    理装置。
  4. 【請求項4】前記加熱コイルが、注射針の先端部側と装
    着部側とを別々のコイルで形成すると共に、前記制御装
    置によって、先端部側のコイルに通電した後に、装着部
    側のコイルに通電するようにしたことを特徴とする、請
    求項3記載の使用済み注射針の処理装置。
  5. 【請求項5】前記加熱装置が、光ビームであることを特
    徴とする、請求項2記載の使用済み注射針の処理装置。
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