JPH01204671A - 注射針の処理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （Ａ）産業上の利用分野 本発明は医療等に使用される注射針の安全な廃棄処理に
関するものである。

（Ｂ）従来の技術 注射針を原形のまま廃棄すると、刺傷の発生や病原菌に
よる感染等の危険を伴うなめ、粉砕し殺菌処理した上で
廃棄する大規模な装置があり、特開昭６０第５１５５号
の如く、注射針を電気的に熔融処理する装置がある。

（Ｃ）発明が解決しようとする課題 粉砕方式は構造複雑で大規模となるため据付面積とコス
ト高が問題とされ管Ｆｌ！費も無視出来ない６又、熔融
方式は放電を行うのでそれに伴う不快な雑音、危険な火
花や火炎が発生するばかりか、臭気と熔融体取扱上の安
全性に対し対策が必要となる。

（Ｄ）課題を解決するための手段 本発明は従来技術に於ける問題点を解決したものであっ
て、注射針の一部分のみに通電するので、瞬時に通電部
を針材の軟化点迄発熱させることが出来、針材の軟化状
態維持中に火花防止弾性電極（４）の端部半球形の型面
に注射針を押圧することによって、該軟化部先端を廃棄
処理上安全な形状に変形させるのが目的である。以下図
面により説明する。第１図は本発明の配置説明図であっ
て、弾性電極＜１）（１′）は接点（２〉に於いて注射
針を圧接保持する如く配置する。該接点（２）の下部に
は、半成形型面（３）を有する火花防止弾性電極（４）
を絶縁体（５）を介して設け、更に半成形型面（３）の
下部には固定電極（６）を絶縁体（７）を介して設置す
る。

注射針（８）は注射器（９）によって弾性電極（１）（
１’　）の接点（２）間に差し込まれ、更に火花防止弾
性電極（４）の半球彫型面（３）を下方に押圧しつつ固
定電極（６）に突当てる。斯くすることによって接点（
２）と固定電極（６）間を通電し瞬時に針材の軟化点温
度に達せしめる。注射器（９）を更に前進させれば注射
針先端部は半球彫型面に倣って変形し第２図に示す如く
取扱い処理上安全な形状となる。

（Ｅ）１ヤ用 本発明は注射針を発熱軟化させ取扱い処理上安全な形状
に変形させるのであるから、軟化中に注射針の滅菌も行
われることになる。

（Ｆ）実施例 第３図の電気回路図に於いて、電源電圧を約３ボルトに
し、１オームの抵抗を介して火花防止弾性電極（４）を
設け、注射針の変形を実施し、第２図に示す形状の変形
注射針を得た。

（Ｇ）発明の効果 １、注射針材の軟化点処理であり、軟化点以上に発熱さ
せないので、消費電力が僅少である。

２、不必要な加熱を行わないので臭気を発することがな
い。

３、放電しないので、危険な火花や火炎や不快な雑音を
発することがなく、従ってその対策も不要で、ある。

４、注射針を熔融や、粉砕処理をしないので取扱い処理
上極めて安全である。

５、軟化処理により滅菌されるから病原菌による汚染の
恐れがない。

６、取扱い上安全な形に変形させるため刺傷する恐れが
ない。

７、通常の廃棄物、単なる小金属片として廃棄処分する
ことが可能である。

８、機構が単純であるから容易に装置化が可能で、軽量
小形で安価な装置とすることが出来る。

９、低電圧なので作業上安全である。

【図面の簡単な説明】

第１図は配置説明図 第２図は処理後の注射針の形状 第３図は電気回路図 （１）（１′）　　弾性電極 （２）　　　接点 （３〉　　　半球彫型面 〈４）　　　火花防止弾性電極 （５）　　　絶縁体 （６）　　　固定電極 （７）　　　絶縁体 （８）　　　注射針 くっ）　　　注射器 （１０）　　　　抵抗 （１１）　　　　電源 （１２）　　　　スイッチ （１３）　　　　電源ランプ （１４）　　　　フレーム

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 注射針の先端尖鋭部から針体の中間附近に至る間に通電
   させることによって、通電部を該針材の軟化点まで発熱
   させると同時に、再使用不能で取扱い処理上安全な形状
   に注射針を変形することを特徴とする注射針の処理方法
   。